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森一族とそんな会話をしてから半月後に道三のおじさんから城に来るように指令が来たので来てみると奥の方で内密にしたいことを話すから来てくれと言われので向かってみるとそこは狭い場所であったが逆に言い換えるとほかの者が来る心配もないし来ても気づきやすいからここで内密の話ができるということかと思いながら見ていると
「よくぞ来てくれた、ここでこれから重要なことを言うから心して聞いてくれ。そしてもうわかるかもしれないがこれは内密にしておくのだ。万が一バレると大変なことになるからな」
そう道三のおじさんが真面目な顔でそう言ってきた。こんな時は大抵悪だくみであり今回はどんな悪だくみをするのかと思って待っているとその内容はある意味望んだものでもあったがいざ聞くとやはり動揺を隠せないでいた。それは将軍を暗殺、つまりは亡き者にするということだった。
確かに己からそうしたらどうですかと言ったけどまさか、ここまで早くも決断するとは思いもしなかった。せいぜい来年ぐらいかなと思っていたがこうなると忙しいなと思って聞いていると
「それで亮よ、どうするのが一番良い結果を残せると思うか。お主なりに考えを聞かせてくれると助かる。もちろんすぐにとは言うつもりはないが思いつたことでも良いから聞かせてほしい」
なるほどそれでここに連れてきたと言うわけか、ここならば聞かれる心配もないし二人だけの隠し事にできるからなと思いながら道三のおじさんに対して己の考えを伝えるのだった。
「そうですな、己なりに考えますに斎藤家で将軍家を倒すのはこれから天下を治めていくにはかなり代償が大きいことだと思います。名声を大きく落とすことにもなりますのでここは斎藤家ではなくほかの者にそれをやらせてみせるのはどうでしょうか。例えば松永家、松永久秀の行為に見せかけて将軍を殺すのはいかがでしょうか。その後にお館様は将軍を殺したということで松永久秀を討伐するのです。どちらにせよあの松永久秀と言う者は信用できませんからここはそれをうまく利用して殺すのはいかがでしょうか」
そう、実は降伏してきた中に松永久秀がいるのである、正直に言って歴史を教えてくれたおかげでどれだけ松永久秀と言う人物が信用できないのか知っているから謀反起こされてめんどくさいことが起きる前に利用して殺す。それに松永久秀という人物は実際に将軍を暗殺するから誰も疑われないからそんな意味ではこれ以上もない適任者。
そして周りがそれを信じて松永久秀に汚名を着させる、もちろん人としておかしな考えは承知している上に普通ならば採用されることはないがこのお館様、斎藤道三に限ってはそれはない。この人も己とかなり相性がいいと言われても美濃の蝮と呼ばれている人物だ。
それもその悪名は先ほど挙げた松永久秀に並ぶほどだ、だからこそこれから起こすことはすべて松永久秀にすべて汚名をかぶってもらわないと困るのだ。もし松永久秀がしていないとわかると次に疑われるのがうちのお館様だから、そうなると天下を統一しても謀反が起きる可能性があるから。
だから申し訳ないが松永久秀には死んで頂く、哀れと思うけどこれも戦国の世だからなと思っているとここで道三のおじさんが良いことを思いつたように話をした。
「そうじゃ、どうせならば北近江の浅井家、越前の朝倉家を京の都に招待して同時に滅ぼすのはどうだ。そうなれば完全に畿内から敵がいなくる。天下は一気にこの道三に来ると思うがどう思う、亮」
それは確かにいい考えかもしれない、どうせならばほかにも呼ぶことができる大名を参勤させて一気に滅ぼすと言うのはどうですかと言うと道三のおじさんが笑顔にそれはそうだなと言って更に他の大名を招待をすることにした。
そうなると京の都はもう一度焼け野原になってもらうしかない、真実を誰も教えないために京の都にいる者たちはすべて殺すのみ、もちろん出来る限り避難や民などは大きな大規模な工事をするからと言ってあらかじめに移動をさせる。
そして主要な人物たちを中心に殺す、そうすれば大きな被害を出さないで戦乱は無くなるだろう。頭がいなくなった国を道三のおじさんが見逃すとは思えないし、どちらにせよ大きく戦国の世は進歩をすることになる。
そう思いながら細かいことを話しあってその日はそので終えて家に戻ってきていた。今日も疲れたと思いながら詩乃ちゃんがいる部屋に入ってきた。すると中で本を読んでいた詩乃ちゃんに対して
「詩乃ちゃん、ただいま。道三のおじさんにいろいろと今後のことを話しあって疲れたわ。それでさ詩乃ちゃんは何の本を読んでいるの」
「そうですね、三国志演義を呼んでおります。一応、周りでは今孔明と呼ばれているのでせめて少しでもそう呼ばれも恥ずかしい目に遭わないようにするために勉強をしております」
本当に詩乃ちゃんは努力家だなと思いながら見ていると詩乃ちゃんが恥ずかしいので見ないでくれますかと言ってきたのでそれが可愛いので意地悪に更に温かい目で見守っていたらどんどん赤くなりもうと言って少し怒ってきたが可愛いから怒っても意味がないだよなと思いながら見ていた。
本当に美少女はそうなのか可愛いから怒っても全然怖くないだよな、本気で怖がらせたいのであれば怨霊みたいになって殺しに来ないと無理だよ。そこまでしないと怖くないから・・・でもそんな風にされたら普通の幽霊よりも怖いけどね。
そうも思っていると詩乃ちゃんがもう集中ができないので今日はここまでにしますと言って己の方に来て何か話したいこともであるのですかと聞かれてきたので己はそれはなと言ってから口では世間話をしながら紙には真実に伝えたいことを書いた。
それは道三のおじさんと相談して将軍を暗殺することに決めたことにそれと同時に周辺の大名たちを参勤させて同時に殺すことを伝えた。そうすると詩乃ちゃんも書いて己に対して返答をしたのである。
仕方がありません、これで戦乱が早くも終えるのならば、そして多くの命も救われます。亮さんがすることは正しいとは言い切れませんが間違いとも思えません。それで多くの命が救われるのですからだからその汚名は私もかぶります。亮さんのみで背負う必要はありませんからだって私たちは夫婦ですから。
そうも考えてくれて己は本当に良い女性に出会ったなと感謝をしていた、これで浮気などしたら間違いなく兄貴にボコボコ程度では済まされないなと思いながら詩乃ちゃんを悲しませないようにするように心で決めるのだった。
そうもして妻にも話した己は道三のおじさんが考えた計画の準備をしてそして半年後にその状況がついに訪れたのであった。多くの大名が将軍家にあいさつしに来ていたのである。道三のおじさんはついに天下をこの手でつかむ時が来たと言って天下に一番近い大名として軍隊の違いを見せつけると言う面目で大軍を起こして京の都に迫ってきていた。
己はその間にも相手が逃げないように監視と同時に宴会など開き斎藤家の力を示すと言う面目で動いていた。もちろん本心は今後のことを思うと最後の晩餐と言うべきところだろう、哀れにも思うからせめて最期のひと時ぐらいは楽しませてあげようと思いで動いていた。
これから己たちが死ぬことになるだろうとは夢に思っていないだろうな、それに道三のおじさんが謀反する行動しないと思わせるためにも己がこの場にいるのだ。道三の右腕と呼ばれている己がこの場にいればほかの者たちは信用できる、信用させられる。
これも道三のおじさんと考えたことである、己がこの場にいれば向こうは己が人質みたいであり下手に行動をしないと考えるでしょう。お館様は己を重く信用されています、それは世間のみんなは承知しておりますのでこれをうまく利用するのです。
更に道三率いる本隊は斎藤家の家紋ではなく松永家の家紋を出して京の都を襲撃する。そうすれば己は殺される心配もない上にここで必死に戦いをすれば誰もが己を疑わない。
そうなるためにも最初に来る部隊は正式な部隊ではなく囚人で作った部隊でありその部隊たちには一人でも討ち取れば家族一人を面倒を見ると言う約束をした。もちろん多くを殺したもには罪を免除した上で褒美も出すと言って無我夢中で殺しに来るだろう、もちろん己に対してもするだろうな。
そうさせるために顔を見せていないから己の正体がこれから来る最前線部隊にはわからない、つまり攻撃をされるということこの将軍様を始め多くの者たちが己を信用する。そう考えるだけでもこの場にいる価値はある。
後はうまく戦いながら己は将軍様を引き連れて逃走するのみ、そして状況に応じて将軍を殺すと言う手はずになっている。さあ、皆さん楽しんでください。現世で楽しめる最後の時間なのですからそうもいながらお酒を注いで回っていた。
そんな時に将軍様である公方様が己と話をしたいと言うので向かってみた。そこでは真面目な顔をして考え事をしている様子でありもしかしてバレたかと思っていると
「確かお主は井伊亮と言ったな、天から降りてきた天人と呼ばれていると言うので間違いはないのじゃな」
「そうですな、そう呼ばれております。何か聞きたいことがありましたら気軽に言っていただいても構いませんので」
そう伝えると一葉がこちらに対してお願いをするように話をしてきたそれは妹の双葉に関することである。己は将軍でありいつ命が亡くなってしまうかわからない身であるために妹がその後どうなるかを心配しているらしい。
そうか、妹思いの姉さんなのかと思いながら見ていると泣きそうな声で頼んできたのである、万が一余が死んだら妹を助けてほしいと己に頼んできた。
その一葉の姿を見てた時に己は昔のことを思い出していた。それは昔に可愛がっていた妹がいて治らないと言われている病にかかってしまっていろんな病院を回り医者に向かって泣きながら頭を下げていたことを思い出していた。
この一葉はその時の己と何の差があると思いながら見ていた、いやないと感じていた。己は天から降りてきただけでそこら辺の人間と同じだがこの子は身分が高いのに低い己に対して頼んできたのである。
そしてその己の妹は生死の境目になった時に助けてくれたのが今の兄貴でありそれに感謝をして兄貴の手伝いをするようにもなりながらいろんなことを教えてもらっていた。そしてその時に兄貴から言われた言葉があるのであるそれは
「もしお前が誰かに頼ってきたら絶対に助けよ。もしどうしようもない時は私が行くがそれ以外は己の命を懸けても助けて見せろ、それが極道からの私に対する落とし前だ」
それを思い出した、それにこの状況は己の過去にも似ていたためにこの子とその妹だけでも助けたいと思いが一気に沸き上がった。もう道三本隊がこの場所に来るまで時間がないと思い一葉に対して了解したと伝えたうえでどんな人物か知りたいから案内をしても良いですかとお願いしたら喜ぶように承諾してくれてその妹がいる場所に案内をしてもらった。
そこにはおとなしそうな子供がいてそしてこの子が双葉ちゃんらしい、なるほど可愛らしい妹さんだ。守りたくなる理由もわかる気がする、そんなことを思っている場合ではないと思いで持ってきていた睡眠薬をすぐに一葉にお酒と一緒に飲ませた。
かなり即効性なのですぐに寝たのである、妹はもうお姉さまたらと言っていたがここで己が双葉ちゃんにこれから怖いものが来るからこれを飲んでゆっくりとしてくださいとお願いをした。
するとどうしてですか聞かれたのでそれは説明する暇がないのであとで教えますからお願いしますと言うと信じて睡眠薬を飲んでくれて姉と同様に深い睡眠に入った。
後は万が一、生かしたい人が出てきたときのために大きな木箱を持ってきて良かった。二人をこの木箱に入れて安全になるまでこの中に隠れてもらおうと思って入れて完了したと思った瞬間に外で騒ぎが起き始めた。
ギリギリであるが間に合ったと思いながら外を見ると外には多くの旗がありどれもが松永久秀の家紋であり周りは松永久秀が襲撃してきたと勘違いを起こしていた。それで城門が破られて前線部隊が城の中になだれ込んできた。
さて、ここから本番だなと思いながら戦いの準備をして宴会していた場所に向かって走り出すのであった。そう、この謀反を松永久秀と信じてもらうために最後の演技を始めようとしていた。