Side サヨ
弓道場に神琳さんがいると二水さんとの会話でわかる。
どうしましょう、
バレる可能性大ですね。
今から逃げるのも不自然だし、雨嘉さんのマネをしないといけませんね
「おまたせ…二水。あ、神琳だ」
「ごきげんよう、雨嘉さん」
「雨嘉さん、着物姿やっぱり最高ですねっ!黒髪と和服姿は似合いますね!!!しゃ写真いいですか?!リリィ新聞に載せでもいいですか?!?!」
「えっ!い……」
「ふーみんさん、そこまでですよ、雨嘉さんが困ってます」
「あ、す…すみません、ついつい興奮してしまいました」
「ううん、大丈夫」
知っていたとはいえ、驚きますね
まぁヒナよりましですけど
「雨嘉さん、その格好は弓道着ですね、故郷でやっていました?」
「うん、前ちょっとやってた」
「私も少々やりました。せっかくですから、対決しましょう」
「対決?」
「ええ、負けたほうは罰ゲームで、勝った人の命令を聞くというのはどうでしょう、雨嘉さん?」
これは…神琳さんは気付いていますね
私が雨嘉さんではないことを
ここでのらないのもいいけど、残念ながら私は負けず嫌いなので
あえてのりましょう
「うん、いいよ」
「ありがとうございます、雨嘉さん。ではあそこのターゲットで誰が真ん中を一番多く当たっているのを...そうですね、ふーみんさん」
「は、はい、なんでしょうか」
「審判をお願いしていてもいいですか」
「はーい!二川二水、張り切って審判します!」
「では雨嘉さん、先にスタートしてもいいですか」
「うん」
「ありがとうございます、では参ります」
神琳さんが先攻で、私が後攻ですね。
どっちでもいいですが、おそらく雨嘉さんのことについて聞きたいでしょう。
「…準備できました。ふーみんさん、お願いしますね」
「はい!いつでもどうぞ!!」
神琳さん、あなたの腕、しっかりと目に焼き付けます。
「すーごいです!神琳さん、10矢中9矢が真ん中ですね」
「ありがとうございます。いいえ、それほどでも。」
「次は雨嘉さんの番ですね!」
「うん」
「雨嘉さん、がんばってください」
「うん、ありがとう、神琳」
ふーん
全国大会よりも、神琳さんの前でやる方が緊張しますね。
しかもバレないようにやるのは、難しいですね。
いつも通りにやるしかないんです。
『練習は本番のように、本番は練習のように』だから
距離はここからそこまで
風向きもそれほどなく
射撃に影響なし
標的位置確認
第一矢 まん中
第二矢 まんな
第三矢 まん
。。。
。。
。
第十矢まで全部まん中ですね。
最後はなかなか緊張します。
「サヨならできる」と雨嘉さんが言ってくれました。
あの子へのコンプレックスも今になってなくなっています。
的を狙って
風向きを確認して
放つー
3ヶ月ぶりです。
読んでいただき、ありがとうございます。
リアルが忙しくなって更新はできませんでした。
あとアイデアがありすぎて書けにくいでした。
次回も不定期で更新します。よろしくお願いします。