元東方不敗な転生者が自分の推しを見守りたいが為にアカデミアへ通うそうです 作:がまぐち財布
「あの、かっちゃ―――」
「!?」
あれからかっちゃんは俺へと近づかなくなった。待ってくれよかっちゃん……
アレだけボコボコに完膚なきまでに絞めちゃった為か恐怖でも植え付けちゃったんだろう、かっちゃんは俺を顔を見ると顔を真っ赤にして逃げて行く。あれは怒ってますな、間違いない。
無理矢理にでも会おうものなら―――
「ち、近づくんじゃねデクッ!」
って爆発で起こした煙幕を盾に逃げられる……これは完全にやらかしましたな。
幼稚園園内にて俺は、他の子を他所にお昼寝用の布団をクッションに仰向けで寝転がりながらと絶望の中をさまよっていた。
「い、出久くぅーん? お昼寝の時間には早いよぉ?」
「ぼ、僕が‥‥かっちゃんに‥‥避けられる……ッ!?」
だってあの爆豪勝己がだぞ、原作では最初みみっちくて主人公である出久をいじめにいじめるあの勝己がだぞ! 俺をいじめないのはおかしすぎるろッ!
「個性が無くて落ち込む気持ちは先生には分からないけど、寝てる状態のまま3時間過ごすのは流石の先生でもわかるよぉー?」
「何故、何故避けるのだかっちゃん」
確かに! 無個性である俺が黄金の回転エネルギーでぶちのめしたのは悪いと思っている。だがあの
「オカシイ、オカシイゾ、ドモォォォォォォォォンッ!」
「うん、どもんくん?ちゃん?ってのは先生分からないけど先生そろそろ怒っちゃうよ?」
あぁぁぁぁ、ってか今気づいたけどここでかっちゃんが立ち向かって来なければ色々と名場面へのフラグが消し去るぅぅぅぅぅぅう!ヤバイ、マジでヤバイッ。俺は何てことをしてしまったんだぁぁぁぁぁ! 東方不敗として生きてた頃もこんな失敗一度も――――……いや、よく考えたらめちゃくちゃあったわ。例えばちょっとコンビニに行く為にガンダム使ったら途中宇宙機雷に引っ掛かってぶっ壊したり、分身体にアイス買って来さために外へと放ったら遠くの町ぶっ壊しまくってたりと……あぁ、思い出したらキリがない。
「うおぉぉぉおおおお……俺はなんてことをぉぉぉぉおおおおお」
「はぁーい、お昼寝の時間はもうおしまい。出久君も皆と遊びましょうね」
色々と考えたけどやっぱり俺はやり直すべきなのか……俺には分からん。前世でもそんなに友達いなかったかね!(ヤケクソ)
「さ、行きましょうか出久君」
幼稚園の先生は俺をお米様抱っこで抱えると俺を外へと連れ出したのだった。
その後、俺は結局かっちゃんと話すことは叶わなかった。幼稚園でかっちゃんは俺を徹底して避け続け俺に話すチャンスをくれずにとうとう卒業の時を迎えてしまう。卒業式こそと爆豪家の元へと行こうとしたが既に帰宅していて見つける事が出来ない…くそッ、一体どうしたら……
謝る最後の機会を逃し頭を抱える俺、そんな時母さんは教えてくれた。同じ小学校に行くだろうからその時に謝ればいいと。
確かに!なんで気付かなったんだ俺は! ってそういえば前世では小学校なんて通ったことなかったからだった……うぅ、なんで6歳児に対して修行なんてするんだよ‥‥‥‥
前世の嫌な記憶を思い出しつつ小学校へと胸を膨らませる。恐らく小学校と言うのは幼稚園と同じで俺と同じ年ごろの子達を集めて勉学に励む学び舎、だったらもしかっちゃんが俺を攻め立てた時、皆も同調するだろうからこの結果恐らく自信喪失したかっちゃんを回復することが出来るはずだ!ルンルンな気持ちで小学校を楽しみに原作道理、オールマイトの初活躍シーンを鑑賞していた……確かにこれはカッコいいな。
そして―――俺は小学校へと入学を果たした。
「小学校よ、私はキタ!」
そして俺はオールマイトが好きになっていた……いや、あの人前世でも見る事の無かった善意の塊みたいな人じゃないですかヤダー。これは原作ロールプレイとか無しにファンにもなりま
すわ。
そして俺は等々かっちゃんに会い謝る事が出来てまたいじめられて原作道理に話を運べると楽しみな気持ちでクラスへと入り――――この世界の理不尽を味わった。
「あれ?」
そこには見たこともない子がいた。髪は白く、後ろ姿だけでも可愛い分かる女の子。これだけならただのわぁ~美少女だぁ~で終わるのだがそうではない、その子の名前が原因だった。
「かれんちゃん!」
「なぁ~に、○○ちゃん!」
……彼女の名札がばくごうかれん、つまりは爆豪火恋になっていることが原因だった。
はぁぁぁぁぁぁぁぁッ~? 爆豪火恋?ばくごうかれん??バクゴウカレン??? 君ハ一体ダレデスカ!?
頭がパニック、マジカルパレード、メリーゴーランド、いるはずの人物がおらず予想外の人間がそこにいる。
妹なのか!?それとも双子の兄弟!?お前は一体誰なんだぁぁああああ⁉
「えっとみどりや…いずく君……って言うんだねよろしく」
「よ、ヨロシク……」
混乱する俺へと握手するために手を差し出す彼女。俺はその動きに感化されてごくごく自然にその手を握る。
これが俺と彼女の初めての出会い。
「きみのなまえ、デクってよめるよね!」
「へ、へぇ、そうなんだ……」
これから彼女と
そして俺はかっちゃんと言う大事な主要人物がいないまま中学3年生の春、