ブラックすぎるのでホワイトを目指します(ただし自分はブラックぐらいを目指します)   作:人中の蝮

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遅れて申し訳ありません、実は・・・オンラインでリアル艦隊ゲームをしていましてそれに夢中で・・・書くことを少し放棄していました。



でも続けますのでどうかこれからもよろしくお願いします。


化け物

亮「それでは教えてください、雅也さん。己たちが何者になったのか」

 

 

慎吾「まあ、落ち着いてくれ亮君。兄貴が素直に放してくれるだからさ、それに何者でも今まで通りに暮らせるわけだし」

 

 

村雨「そうですね、それは言えるかもしれませんね、提督」

 

 

雅也「・・・それでは話すぞ、まずは最初にお前らと私の正体は・・・屍人で間違いではないが・・・普通の屍人ではない。私はそれをベースに更にそこにいろんなウイルスや細胞を実験みたいに作られた存在だ」

 

 

慎吾「その兄貴、そのウイルスや細胞はどんなものがあるのですか。教えてくれると助かるのですが」

 

 

雅也「そうだな、有名なところではバイオハザードにも出てくるウイルス、すべてを持っている。更には鬼の細胞、幻魔の細胞そしてお前たちの世界にいる深海棲艦の細胞も持っている。ほかにもあるが・・・」

 

 

村雨「!!、それではあなたは深海棲艦の味方なのですか」

 

 

雅也「ド阿保、それだったら深海棲艦の大軍を倒す意味がないだろうが。別に味方ではない、あいつらはあいつらで主がいるからな。だから心配しなくても深海棲艦のスパイではない・・・最も人間の味方かと言われるとはいとも言えないがな」

 

 

亮「それでは己たちもその力に・・・見た目になる可能性があると言うのですか」

 

 

雅也「いいや、そんなことはないだろう。少なくても己が嫌ならばすることはないだろう・・・でも私はこうしてできるだけどね」

 

 

慎吾「あ、あ、兄貴。バイオハザードに出てくる敵みたいに口から目など出さないでください」

 

 

雅也「驚いただろう、ビビっただろう。こんなことはしないから話に戻るね・・それで私はとある神にそうして作られた生命体で当時の私はすぐに死のうと自殺を繰り返したが死ぬことはできずに更に死ぬことに恐怖を覚えてな、食べ物を盗んで生活をしていたこともあった」

 

 

村雨「頼れる親戚とかはいなかったのですか。その力を隠せば苦労することは」

 

 

雅也「そうだったな、村雨ちゃんと亮君には教えていなかったな。実は親戚はすべていなくなってしまっただよ。正確に言うと私と同じ屍人になったと言う方が正しいかな」

 

 

亮「その時は兄貴はいくつだったのですか」

 

 

雅也「その時は七歳でまだ一人で生きるには厳しい年齢だったよ。でも食べ物を盗んでなんとか暮らしていた。でもなある日にとうとう捕まってな」

 

 

慎吾「そうして警察に連れていかれたのですか、兄貴」

 

 

雅也「いいや、警察に連れていかれることはなかったな。その代わりに叩かれて上でどうしてこんなことをした、そして親に会わせろと言われたけど親はすでにいないと答えるとならば俺がお前の親代わりになってやるでと言われたかな」

 

 

慎吾「!もしかしてそこが真島の兄貴だったのですか」

 

 

雅也「その通りだ、それが真島の兄貴である真島吾郎・・・私の父親代わりにでもある人だ。でもあの真島の兄貴は昔から凄くていろいろと苦労したけどそれ以上に楽しかった」

 

 

 

村雨「そうでしたか・・・聞いても良いですか。その真島の兄貴さんには雅也さんの正体を明かしているのですか」

 

 

雅也「それはもちろんだ、この世で最初に私の正体を明かした人物だ。もちろん最初は出ていくつもりで言ったがそれでも兄貴は止めてくれた。もちろん先ほどみたいな姿を見せたがそれでも私を必ず育てて見せると言ってくれた。その時は嬉しすぎて泣いたな・・・本当に育て親には恵まれたと思っているよ」

 

 

村雨「それは・・・うん、とてもいい話ですね。村雨もそうされたらきっと泣いてしまいます」

 

 

慎吾「兄貴にそんな過去があったなんて・・・それにしても真島の兄貴さんは本当に漢の中の漢ですよ。そんな人に育ててくれたから今の兄貴がいるのですな」

 

 

雅也「そうなんだよ、だからさ私も極道の道に歩み一応、真島組から独立してこの東海地方に来てこの辺で組を立ち上げたと言うわけだ。でも人数は少ないから小規模なだけどね」

 

 

亮「それは分かりましたから今はそれよりも己たちは元の人間になれるのですか。そして己から他人に感染させてしまうこともあるのか。それを教えてください」

 

 

雅也「・・・そうだな、まずは村雨ちゃん、君に他人を感染させる力はない。おそらく慎吾の血に触れてそうなったのであろう。ならば君に他人を感染させることはないからまずは安心してくれ。問題なのは亮君と慎吾だ、先ほどの会話を聞いていれば分かると思うが二人には感染させる力が残っている」

 

 

 

慎吾「その条件とは何でしょうか、一つは血に触れてしまうことは分かりました。ほかにもありましたら教えてください」

 

 

雅也「その・・・なんだ、その・・・ほかには・・男性と女性はする行為は感染することが確認済みであり、それぐらいだけど・・・」

 

 

亮「ふ、ふざけるなー。そんなことをするなと言うのかよ、好きな人と一緒にいるなと言いたいのかよ。何か言えよ」

 

 

雅也「・・・申し訳ない、今はそうするしかない。だから本当に申し訳ない・・」

 

 

亮「本当に申し訳ないと思うならばこの先に何をされても文句はないことですよね」

 

 

雅也「無論だ、好きにするがいい」

 

 

そう雅也が言った瞬間に井伊亮は持っていた刀で雅也を斬りだした。それを見た佐竹慎吾は止めようとしたが雅也がこれは私のけじめだ、手出しは無用と言ってそのまま無抵抗をしていた。

 

 

そしてしばらくしてから斬っているはずの井伊亮から涙が流れてきた。その涙を流している理由は

 

 

 

亮「なんでだよ、なんで抵抗してくれないだよ。あなたならば簡単に倒せるだろう、己ぐらい」

 

 

雅也「・・・私のけじめ、それ以上でもそれ以下でもない。お前たちを救うためとはいえそのような者にさせたことに対してのけじめだから」

 

 

亮「なんでだよ、どうしてだよ。どうして己はこんな化け物にならないといけないだよ。答えてくれよ、何でもいいから答えろよ」

 

 

慎吾「亮君、君の気持ちも分かるが兄貴はこうするしか助かる方法がなくて実行したまでであり別に俺たちに対して何か強制的にこうしろとかされたことはないだろう」

 

 

村雨「そうよ、現実に一方的に雅也さんは亮君に殴られているぐらいだし本当にしょうがない状況だったのよ。私も仲間入りしてしまったけど・・・そこまで感覚としては変わっていないことだし頑張りましょう」

 

 

亮「お前たちの何が分かるだよ、化け物にさせられて好きな人と過ごせない気持ち、そしてそうしてしまったら同じ化け物にしてしまう気持ちなどお前たちが分かるわけがない。誰にも己の気持ちなどわかるわけがないだよーー」

 

 

慎吾「亮君、凄い速さだな。もうあんなに遠くに行ってしまった・・・兄貴、亮君をお願いしても良いでしょうか。俺はこの化け物になったことを受け止めますから、そして兄貴が昔にどうしてあんな行動をしたのかようやくわかりましたよ。それはどうですよね、こんな化け物になってしまうのに本人の意思を聞かないでやったら・・・本当に心まで化け物と呼ばれてしまいますから」

 

 

雅也「・・・慎吾、済まない。私は亮君の後を追うから元の世界につながるゲートを出しておくからそこから帰ってくれ、本当に苦労させるな」

 

 

慎吾「気にしないでください、それよりも兄貴のほうが苦労していると思いますよ。まだいろんな実験内容を聞いていませんし何か言いたくない事でもあるのですね、兄貴」

 

 

雅也「・・・・・」

 

 

慎吾「そこに関しては何も聞きません。でも兄貴が話したい時が来ましたらどうかその時には教えてくれませんか。兄貴の身に何が起きたのかを」

 

 

村雨「雅也さんも言ってしまいましたね、提督」

 

 

慎吾「そうだな、俺たちも元の世界に帰ることにしよう。五月雨たちが心配だし」

 

 

村雨「ですよね、それと提督。このことはみんなに伝えた用が良いでしょうか。個人的にはまだ伝えるべきではないと思いますけど」

 

 

慎吾「それに関しては同感だ、このことは想像以上に問題が大きい。この後すぐに話すのは良いことだと思えない。もう少しみんなと仲良くなって更に戦局がこちらが完全に有利になってから伝えるのが良いだろうな。最もそれで殺されてしまうかもしれないが」

 

 

村雨「その時は地獄の果てまでお供いたします、提督」

 

 

慎吾「本当に苦労を掛けるな、村雨。お前までこんなことに巻き込んで」

 

 

村雨「気にしないでください、私自身が選んだ道ですから。それよりも私みたいに苦労する人が増えないことを祈りたいです」

 

 

慎吾「そうか、村雨は本当に優しいのだな。初対面では攻撃をされたからそんなイメージがあんまりなかったがこれが本来の君の姿なのであろうな」

 

 

村雨「提督、それはとても恥ずかしいですから言わないでください、(*ノωノ)」

 

 

慎吾「そうか、心からそう思ったから素直に言っただけなのにな。そこまで恥ずかしいことか」

 

 

村雨「提督は完全に女を泣かせますよ、この女たらし」

 

 

慎吾「別に俺は女性をたらそうとしたことは一度もない、それに素直にそう考えただけでありいやらしいことなどは考えてもいない」

 

 

村雨「分かっていますよ、だからこそ質が悪いとも言えます。無意識で女をたらすなんて女性から見れば恐ろしいと思います」

 

 

慎吾「うむ・・・女性とはなかなか難しいところだな。これからも頑張らないといけないな、それとみんなが元に戻っていたら何か祝い事でもするか」

 

 

村雨「そうですね、そのほうが良いと思いますよ。当分の間、これで危機は無くなりましたから」

 

 

慎吾「だと良いのだけどな、あの八咫烏、何か考えがありそうで引っ掛かる。でも考えすぎかな、今は祝い事の内容でも考えようかな。化け物とわかっても何も変わらないし、強いて言えば兄貴が言っていた二つのことを守れば良いだけだし」

 

 

村雨・・(もしかしてこれってチャンス、これで事実上ライバルがいなくなったと言っていい。そうなると私の恋は勝利したのと同じ・・・勝ったわ、この戦い私の勝利だ)

 

 

慎吾「どうした、急に笑みを出して何かいいことでも考えていたのか」

 

 

村雨「そうですね、祝い事にこれからの生活を考えていました」

 

 

慎吾「そうか、ならば鎮守府に帰って早速、みんなを確認して無事だっらら祝い事でもしますか」

 

 

村雨「はい、提督。どこまでもお供いたします」

 

 

こうして鎮守府に戻る慎吾と村雨・・・二人に待ち受ける運命とはそして確実に迫りつつである、すべての世界をかけた戦いが一刻また一刻へと近づくのだった。

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