ブラックすぎるのでホワイトを目指します(ただし自分はブラックぐらいを目指します) 作:人中の蝮
慎吾「さて、戻ってきたのは良いがみんなは無事かな、早速向かうことにしようか、村雨ちゃん」
村雨「はい、提督。すぐに行きましょう、五月雨の様子も気になりますので」
慎吾「確かに急に動けるようになってドジっ子属性にふさわしいことをしていそうだもんな。でも比叡、翔鶴がいるのだ大丈夫だろう」
村雨「それもそうですね、少し心配をしていましたけどそれよりも深海棲艦がこちらに向かって来ていないか心配です」
慎吾「それは確かにそうだな、好機だと思ってこちらに向かって来ても可笑しくない。先に俺はみんなの様子を見に行くから村雨はこちらに敵が来ていないか、センサーに反応がなかったのか調べて来てくれ」
村雨「分かりました、提督。すぐに調べますね」
慎吾「さて、みんなが無事でいれば良いのだが」
・・・・・
慎吾「みんな動けるようになっているか」
五月雨「はい、急に動けるようになって今ではいつも通りに動かせるようになっています」
卯月「うーちゃんも大丈夫ぴょん」
比叡「比叡も大丈夫です、如月も回復して元気になっております、司令」
鈴谷「それは良いけど翔鶴がとんでもない光景、飛行機に乗っている精霊から法覚が来たらしいけど・・・」
翔鶴「大変です、提督。こちらに向かって数えきれないぐらいの深海棲艦が迫ってきています。このままではこの鎮守府はもちろん街も壊滅状態になると思われます、どうしましょう」
慎吾「!!正確な数は分かるか、翔鶴」
翔鶴「それは・・・少なくても・・・三万近く、こちらに接近しております」
それを聞いた者たちすべて驚きで声を出せないでいた、それもそのはずだ。かつて数人で五千を超える深海棲艦を倒して伝説と呼ばれるぐらいなのに今度はいくら艦娘がいるとはいえ三万以上の大軍で攻めてきたらいくら何でも無理があると考えていた。
そして村雨も慌てた表情で入ってきてどうやら向こうも状況が理解したようでどうすれば良いのでしょうかと聞いてみたら
慎吾「正直に言って兄貴がいない以上は退却をしたいのだけどさ、でもここをやられたら東海地方は終わりと思って良いのだろう。ならば戦うしかない、どんなに不利な状況でも戦って活路を見出すしかない」
村雨「村雨も覚悟を決めて最後まで提督と戦います・・・でもみんなは住民たちを非難させて一緒に逃げてください。この戦い、戦ったら必ず死にます。ですから最小限の被害で済むためにも一緒に逃げてください」
五月雨「何を言っているの村雨姉さん、私も艦娘として最後まで戦います」
比叡「私も艦娘として金剛お姉さまの妹して逃げるわけにはいきません」
翔鶴「そうです、ここで逃げたら艦娘として恥です。最後まで戦わせてください」
鈴谷「鈴谷も、確かに戦いたくはないけど仲間を見捨てて生きるぐらいならば一緒に戦って死んだほうがマシだし」
卯月「うーちゃんも提督と最後まで戦うぴょん」
如月「如月も死ぬと思うけど最後まで付き従います。ですから共に司令官と一緒に行きます」
慎吾「お前たち・・・いやこれ以上何も言わない。最後まで共に戦うぞ、別れの言葉は言わない・・・必ず生きてこの鎮守府に帰るぞ」
比叡「当り前です、もし生きてこの鎮守府に戻った時には私がカレーを作ってあげますから」
慎吾「そうか、それは期待をしているぞ・・・あれ、みんなどうしてそんなに落ち込んでいるのか。元気を出せ敵が多くても希望を捨てなければきっと活路が見いだせるはずだ」
翔鶴「その・・・あの、ですね、出来れば提督が作ったカレーが食べたいかな。比叡もその悪い・・・とは言いませんけど」
鈴谷「鈴谷も今はカレーの気分ではないかな、ほかの料理にしない」
卯月「うーちゃんもそれに賛成だぴょん」
如月「私もそう思います、司令官」
五月雨「実は私もそれに賛成にしたいかな」
村雨「まあね、比叡のカレーは食べ物と言えるか怪しいからね」
五月雨「村雨姉さん、そこまでストレートに言わなくても良いでしょう」
比叡「ひえー、そんなにまずいですか。私のカレーは」
慎吾「そうなのか、ならば帰ってこれたら一緒に料理でも作るか比叡」
比叡「良いのですか、司令。おそらくこの戦いで一番疲れるのは司令なのに」
慎吾「良いだよ、比叡だってみんなから美味しいと言われたいだろ」
比叡「はい、ありがとうございます、司令」
鈴谷「・・・はい、そこ村雨、何が悔しいか分からないけど頭を壁にぶつけるのをやめてよね」
村雨「墓穴を掘った、墓穴を掘った、墓穴を掘った、墓穴を掘った。私の浅はかな考えで提督と一緒に食事を作るのを比叡に譲ってしまった」
五月雨「落ち着いてください、村雨姉さん。また機会がありますから」
翔鶴「本当にこれまでにない危機が迫ってきているのにいつも通りですよね。でも明日はこれが来るのかわからないですけど・・・みんなで頑張りましょう」
慎吾「当り前のことを言うな、必ずだ」
・・・・・
ヲ級「モウスグデテキジンエイニハイリマス、駆逐棲姫サマ」
深海棲艦、姫級
深海棲艦連合軍、三番隊長
駆逐棲姫
駆逐棲姫「フッフッフッフッフ、ヨウヤクコノトキガキタノネ。ナガイジカンヲカケタケドアノオトコガイナケレバモンダイハナイ」
ヲ級「・・・テキノハンノウアリ、シカシカズハスクナイデス」
駆逐棲姫「ドンナイノチシラズガキタノカシラ、タノシミネ」
ヲ級「・・・タイヘンデス、テキハフタリノミデスガコチラガオオクタオサレテイマス」
駆逐棲姫「ナンダト・・・ソレハレイノオトコカ」
ヲ級「チガイマスガソレイジョウニツヨイ・・・」
・・・・・・
慎吾「なあ、命を懸けてきたのにさ・・・何か倒されていない。こんなに多くの深海棲艦を倒せるなんて兄貴以外にいるのかよ。でも敵の残党がいるかもしれないからみんなで探すことにするか」
鈴谷「流石の鈴谷もこれには驚きよ、敵がすべて倒されているなんて」
翔鶴「しかし、これほどの大軍を相手にできる人物なんて存在するのですか」
慎吾「さあな、でも実際に倒されているから真実なのであろう。それとこの傷に見覚えがある。これは雅也の兄貴が戦うような傷をしている。つまりはこの場に雅也の兄貴がいた可能性があると言いたいが今は別の世界にいる以上それはあり得ない。更にもう一つはこれは虎落としと言う技で一部の者しか習得できていない技であり兄貴もまだ完全に習得できていないらしい」
比叡「では誰がこんなことができると言うのですか」
慎吾「・・・一人だけ後は出会ったことはないが出来ると思える人物を知っている」
如月「それは誰なのですか、司令官」
慎吾「それは雅也の兄貴がかつていた組、真島組の組長である、真島吾郎それと極道では伝説の龍と呼ばれている、桐生一馬。この二人がいた可能性が高い。もしそれが本当ならばこの三万以上の大軍が倒されてたのも納得がいく」
卯月「どんだけ強いぴょん」
慎吾「俺も出会ったことがないからわからないけど・・・兄貴の話だと自分以上に強いと数少なく認めている漢たちだ」
五月雨「それが本当ならばすごい話じゃないですか、これならば日本は確実に安全ですね」
慎吾「そうも言っていられない、二人も先ほどまで動けていたという保証がどこにもない。君たちみたいに固まっていた可能性があるしな、それではいざと言う時が危ない」
五月雨「提督さん、話を聞いても良いですか。私たちを動きを止めさせた敵は分かったのですか」
鈴谷「そうそう、鈴谷も気になっていただけど教えてくれるかな」
比叡「比叡も知りたいです、どんな相手だったのか。そしてその勢力は深海棲艦と繋がっているのか」
翔鶴「でも提督の表情を見るからにあんまりいい話ではなさそうね・・でも教えてください提督、自分たちを追いつめていた相手を」
慎吾「そうだな、教えることにしよう。今回の異変の黒幕は神様でもある八咫烏が犯人だったと言うべきかな。もちろん信じてくれとは言わないが実際にそうだったから伝えておく」
卯月「八咫烏ってあの神様であり足が三つある烏のこと」
慎吾「そうだ、それが今回の黒幕であり俺は何とか・・と言うより兄貴が何とかしてくれて終わらせたが・・・あの様子ではまた何か仕掛けてくるだろうな。それと深海棲艦とは繋がりはないが俺と敵対をしているから第三の勢力と呼ぶべきだろうな」
鈴谷「まさかの第三の勢力が介入ですか、ものすごくめんどくさいですけど。どうして深海棲艦だけでも大変なのに」
比叡「何か、またしても大変そうな相手ですね、でもみんながいれば負けることはありません」
慎吾「その通りだ、みんなで団結に立ち向かえば・・・な。でも今のところは問題ないから帰ることにしますか。でも俺と村雨は最終確認するから先に帰って食事の準備をしていてくれ」
比叡「分かりました、司令の帰りを待っています。では先に」
村雨「行ってしまいましたね、それでどうして二人だけなのでしょうか。もしかしてこれは・・・・」
慎吾「実はな、お前に聞きたいことがあるのだ。これはかなり重要なことだと思うから心して聞いてくれ・・・村雨、お前に五月雨ちゃん以外に妹が・・・誰か戦場で亡くしてしまった妹がいたりするか」
村雨「・・・・・一人だけいます、名前は春雨と言う妹でかつて戦場で亡くしてしまいました。それは今でも鮮明に覚えています。けれどどうしてそのようなことを聞いたのですか」
慎吾「実はな、深海棲艦の生き残りがこの先にいるのだけど。何か村雨ちゃんに誓うところを感じるからさ」
村雨「私に近い感じですか・・・それはなぜでしょうか」
慎吾「!!こちらに向かって来ている備えろ村雨ちゃん」
駆逐棲姫「ヨウヤクミツケタゾ、サアオマエモフカイヤミニオチルガイイ」
村雨「!!・・・・え・・・春・・・雨・・・」