ブラックすぎるのでホワイトを目指します(ただし自分はブラックぐらいを目指します) 作:人中の蝮
慎吾「それで町まで着いたのだけどせっかくだからさ、何かみんなにお見上げでも買って行かないか。もちろん五月雨ちゃんも分も買ってあげるからさ」
五月雨「本当ですか、それは嬉しいです。それでしたら大きなデパートと言う場所にでも行きましょう。私はその場所に行ったことはないのですが・・・」
慎吾「そうなのか、ならば手伝ってくれたからデパート全体的に見て回ることにしようか。何か危ないことなんてこの街ではないからさ」
五月雨「そうですか・・・でも艦娘だとバレたらと思うと」
慎吾「安心しろ、ここにこの町で一番怖い元極道の場所にいたからむしろ何かしてきたら喧嘩を売っているとみて買おうかな、買い物場所だけにあってね」
五月雨「もう提督なら本当に買いそうだから困ります。本当に勘弁してくださいよ」
慎吾「・・・相手次第かな、すぐに謝ってきたらやめるし・・・謝ることをしないときは・・・最悪、鎮守府にある空のドラム缶で・・・」
五月雨「提督さんーーダメですからね」
慎吾「はいはい、わかったからもう言わないでくれ」
五月雨「それでは中に入って行きましょう、提督さん」
慎吾「そうだな、中に入って買い物をしますか」
・・・・・・・
慎吾「さて、これぐらい買って行けば問題はないかな。それにしてもここは本当に賑やかな場所だな」
五月雨「はい、本当に活気があって良い場所ですね、また来たいです」
慎吾「そうだな、それにしてもみんなの贈り物を買っていたらこんなことになるとはね」
五月雨「はい、でも何か嬉しいです。こんな風に荷物があることに」
慎吾「そうだろうな、卯月ちゃんと如月ちゃんの部屋の中を見た時に余りにも殺風景だったからな。娯楽などないだろうと思ってな」
五月雨「はい、ですからみんな喜ぶと思います」
慎吾「そうだと良いな、それにしてもこの道は人が多いよな」
五月雨「本当です・・・・危ない、あの子」
そう五月雨が言った先に青信号であるが車がそのまま走ってきていることにいち早く気がついた五月雨はその子供を助けるべく走り出した。僅か一瞬でも遅れたら子供の命はなかっただろうが、五月雨の艦娘としての力があって何とかそれを救うことに成功したのである。
慎吾「五月雨ちゃん、君は凄いよ。あの一瞬で動きをするなんて流石だよ、それとそこの車、何か言うことはないのか」
男性「うるせぇー、こちらはもう少しで殺人罪で捕まるところだっただぞ。この餓鬼が悪いじゃねえか」
慎吾「お前、本気で言っているのか。五月雨ちゃんが助けなかったら殺人をしているスピードを出していた。悪いのはどちらだと聞いているだよ」
男性「なんだお前は、どこの組だ」
慎吾「俺はな、蝮組所属している佐竹慎吾だ」
遠江鎮守府所属
蝮組、組員
佐竹慎吾
男性「そうか、静岡、この遠江で本拠地をしている組か。良い度胸ではないか、俺様は愛知で活動している織田組の組員だぜ。馬鹿でもわかるよな織田組の大きさを、謝るのどちらだ」
慎吾「それで怯える蝮組だと思っているのか、喧嘩ならば買うぜ」
男性「良いのかよ、後悔をしても遅いぜ、野郎ども出てこいこいつの相手をしてやれ」
五月雨「あわわわ、提督さん」
慎吾「五月雨ちゃん、その子供を守ってくれ。こいつらは俺が片付ける、俺たちのシマで好きに出来ると思うなよ、織田組風情が」
そうして周りの男性たちは一気に慎吾を襲ってきたが慎吾は避けたと思った瞬間に反撃をして相手を吹き飛ばしていた。その威力の高さに五月雨は唖然としていた、もしかして提督さんって普通に深海棲艦と戦えれるのではないでしょうかと思いながら見ていた。
そして最後の一人となった男が慎吾に向かって言葉を話すのだった。
男性「良いのかよ、話を聞くとこの地の提督に就任したらしいではないか。暴力的なことをして軍の信用を落としても良いのかよ」
???「ならば私がこの喧嘩の続きをしようか」
男性「はあ、誰だお前は」
慎吾「あ、兄貴ー」
真島吾朗、元舎弟
蝮組組長
島袋雅也
雅也「ほう、織田組が良い気になっているようだな。私ならば問題ないよな、前から織田組と戦いをしたいと思っていたところだ。いい機会だ、お前らの上に伝えてこい、いつでもかかって来いとな。わかったならば私の視界から消えろー」
慎吾「すごい威力ですね、流石です兄貴」
雅也「おーい、忘れものだ、受け取れー」
五月雨「忘れものと言ってあの人車を投げましたよー、本当に人間なのですか。今、目の前に深海棲艦よりもやばい者がいるような気がするのですが」
慎吾「重さにもよるけどバイクならば投げ飛ばせるけど、俺も」
五月雨「提督さんもそうだし周りにはどんな人外魔境なのですか」
慎吾「そうかもな・・・それと兄貴、助太刀を感謝します。それとこちらが部下になっている五月雨と言います」
五月雨「五月雨と言います、先ほどはありがとうございました。それと・・」
雅也「私だな、私は知っているかもしれないがこの辺を本拠地をしている蝮組組長の島袋雅也だ。それと五月雨ちゃんと言ったな、あの子供を助けた時を見て良い子だなと思っていたがやはりそうだったか。これからもうちの舎弟を助けてやってくれ」
慎吾「言われなくてもこの子はそうしてくれます・・・それと兄貴、織田組に宣戦布告をしても良かったのですか。喧嘩をした俺が言うのもおかしな話だと思いますが」
雅也「気にするな、織田組とはどちらにせよ衝突は避けられない。それに・・・その織田組はお前が退治しようとしている深海棲艦と繋がりがあるかもしれないとみている。まだ確信はないが」
慎吾「それが本当であれば日本は大変危険な状態に置かれているのではないですか。兄貴、どうかお願いをします」
雅也「任しておけ、それとお前も頑張れよ。こちらも頑張るからさ」
慎吾「では兄貴、武運を祈ります。それでは失礼させていただきます」
雅也「行ったか、こちらも頑張ることにしようか。それにしても知らせでは井伊亮君は異なる日本に転移してそこが戦国時代とは・・・やはりと言うべきか。そこで頑張ってくれているみたいだけど・・・何かが気になるな」
・・・・・
五月雨「それにしても提督さんの兄貴さんは凄い人でしたね、本当に常識など通用しない人で負けたことはあるのですか」
慎吾「そこそこあるみたいだけど一番聞いているのは俺にとってみれば大兄貴に当たる真島吾郎と言う人物と戦って何回も負けたと言っていたかな。でもその人から極道と言う物を教えてもらって今の道を歩んでいる、今でも感謝をしているらしい」
五月雨「本当に世界は広いですね、あれよりも強い人がいるなんて信じられませんよ。もし敵と出てきたら私はどうしましょう」
慎吾「その時は出来る限りは助けてみるけどそこまで強いと俺でも勝てるかどうかだな」
五月雨「でも少しでも強くなって提督さんに役に立つように努力します」
慎吾「そう言ってくれると大変うれしい、ならば俺も少しでも優秀な提督になれるように努力をするから期待してくれよ」
五月雨「そうすればみんなからも認めてもらって良い感じになると信じています」
慎吾「そうだな、まずは仲間たちから信用を得ないといけない。本当にこれをしようと思うと組長である兄貴の気持ちが分かるような気がします」
五月雨「提督さん、私も手伝いますから頑張りましょう」
慎吾「そうだな、ではまずは仲良くなるためにもこの宴会を成功させないといけないな。良しここで料理を続けてきた俺の実力を見せる時が来たようだな」
五月雨「はい、私も提督さんの料理を期待しておりますのでどうかお願いします」
そう言いながら買い物を終えて俺たちは鎮守府に戻って早速料理の支度を始めるのだった。さて、宴会だからいつも以上に気合を入れるぞと思いながら慎吾は料理をするのだった。