おしながき
・「しあわせな少年」
・「ある案山子の話」
・「その名はマリオネット」
・「湖畔に沈む様に呑まれて
肺は柔らかな泥で満たされた
息を閉じる」
・「灰色のペーストの白昼夢」
「しあわせな少年」
窓も何もない真っ白な部屋で、食事も排泄も必要なく、死ぬまで安全に過ごせる。
その部屋の中に入れられた少年が、
「しようと思えるようなことが無い」
という。
それを人はしあわせな悩みといった。
その部屋の扉は外からしか開かない。
その部屋の外から、はじめの数日は声が聞こえた。
数日経つと、なんの音もしなくなった。
「しあわせな少年だなぁ」
誰もその扉を開かなかった。
「ある案山子の話」
案山子はふと、目を覚ましました。
「私はどうして、ここに立っているのでしょう?」
そして思います。
「それは、誰かがここに私を立たせたからです。」
それから、いろいろなことを案山子は思います。
「何故、私はここからそれから動いてないのですか?」
「案山子って、なんですか?」
「何故私は案山子なのですか?」
「そもそも私ってなんですか?」
悩みが悩みを呼び、目の前の田んぼは壊れて、遠くの家々は崩れ去ってしまいました。
案山子は悩むのをやめました。そして案山子は思いました。
「私は、案山子だからここにたっているんだね。」
案山子は、一つの真実を見つけました。
遠くの家々の、その一軒の屋根に悪魔はいました。悪魔は、案山子を眺めていました。
「ちぇっ、馬鹿馬鹿しい。つまんないの。」
「その名はマリオネット」
「何故この学校を受験したのですか?」
「この学校が優秀な学校だと聞いたからです!」
「何故ここまで勉強してきたのですか?」
「将来のためです!」
「将来の夢はなんですか?」
「両親の後を継ぎ、医者です!」
「あなたのなまえはなんですか?」
「〇〇〇〇です!」
「さて、ここで質問は終わりですが、ここでの質問に置いて、何故そう答えたのですか?」
「僕のお父さんお母さんがそう言ってたからです!」
「湖畔に沈む様に呑まれて
肺は柔らかな泥で満たされた
息を閉じる」
傀儡のままで 進むのは
友達殺した 少年兵
銃弾撃ち込み 流す血が
もぬけの中身を 満たすから
さながら縋った 仏ごと
寺燃やされた 赤子の様(よ)
瞳に映った その炎
ちっとも熱くも 寒くも無(ね)
我に帰った 奴隷ども
一体ここから 出れたとて
何を目指して 進むのか
捨てられた身にゃ 宿るまい
崇め奉る その仏
我にはちっとも ありゃしねぇ
人の空虚を 見下して
お前が一番 伽藍堂
湖畔に沈む様に呑まれて
肺は柔らかな泥で満たされた
息を閉じる
その息の二度と通らんを願って
また朝がくる
「灰色のペーストの白昼夢」
緩やかな泥濘に囚われたあくる日のこと
スケッチブックが陳腐な商品のスクラップで満たされたことに気がついた
そうで無い何かを描こうと足掻いて 鉛筆を走らせるも
がらくたがただふえただけである
曇天を仰いだ。
陰鬱な気持ちを催して吐き出すも
出るのは薄まった胃液だけで
差し迫ったようにのみこんだ
うぞうむぞうはでてこない
緩やかに息を呑まれるような
そんな息苦しさとも言えないような鎖が纏わりついて
今日もまた夢を見ない
めざめない。
短かったですかね?
次回作なんにしよう
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これでおなかいっぱいです(婉曲表現)
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ヤンデレとかの恋愛
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SCPモドキとかのホラー
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VRMMOとかの異世界ぽいやつ
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こんな感じの短編
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なんでもいいから出せ