…………
ヨーロッパ
ゴゴゴゴゴ…
昔のヨーロッパの真夜中、街を彷徨う魔女やお化けたち。
「きゃー。」
「グオオオ…!」
人を襲おうと追いかける化け物。人は逃げて、家の中に閉じこもる。
「このままじゃ、やられてしまう…!」
そう思った人間は、そこらにある布たちを手に取り、縫ったりして…。
ガチャリ…
「グオオ…オ?」
「……。」
化け物と同じ格好をした。すると、襲われなかった。そして…
「…『オバケ』ノ仮装ヲスルヨウニナッタッテコトダ。」
「オー。」
現在ここ『五島支部』で、レ級が紙芝居をしていた。北方棲姫はもとより、ほぼ全員が見ている。テレビも使えない五島支部では、逆に集まらないのが不思議というものだ。
「ナンデ『オバケ』ガイタノ?」
「『ヨーロッパ』デハ、ソノ日ガ一年ノ終ワリノ感覚ダッタラシクテ、魂ガ彷徨ウト考エラレタラシイ。」
「ヘーエ。フフフ…。」
「他ニモ、収穫祭ガ原点ダッタラシイゾ。」
「ソウナノ?」
「…マァ、今更ソンナ話ヲシテモ、日ニチガ過ギテイルガナ…。」
「ホントナノ!」
北方棲姫がカレンダーを確認して、何日も過ぎていることに気がつく。
「…ドウシテ今ソンナ話ヲシタノヨ…。」
「店長ガ今更クレタ。使イ道ガナイカラ、取リ敢エズヤッテミタ。」
「ホッポガガッカリシテルワ…。」
「ノン…。」
北方棲姫はガッカリしている。
「…マァ、遅クハナイガナ。」
「ホントナノ!?」
「心ガ『ハロウィン』ナラ、イツダッテ『ハロウィン』ダ!」
「自信満々ダケド、説得力ナイカラ!」
レ級が清々しいほど自信満々で言い、港湾棲姫がツッコム。
「…マァ、ミンナ良イ人ダカラ、大丈夫ヨ。キット。」
「ヤッタノ!」
港湾棲姫が町内会の人たちの顔を思い出して、優しい人たちなのを思い出した。
「デモ、仮装ヲ作ルナラ気ヲツケテ…。」
「ウッフフフ。手伝ウワヨ。」
「作ルカラナ。…マァ、既ニ仮装ノヨウナ形ダガ…。」
防空棲姫と戦艦棲姫も手伝うようだ。
「……。」
一方、階段の近くで顔をちょこっとしか出していない駆逐棲姫。
「…ドウシタ?駆逐棲姫。」
「ナ、ナンデモナイ。アッチ行ッテ…。」
「?怪シイゾ。」
「オ願イダカラ…。」
「…ワカッタ。」
レ級は声をかけたが、駆逐棲姫には余計らしい。
(…コッチハモウ仮装衣装着テイルカラ…。…ナンカ、一人ダケ本気デ張リ切ッテイルミタイデ…恥ズカシイ…。)
駆逐棲姫は暇だから作ったハロウィン仮装を、丁度良いからと着てきたのだ。あわよくば、この姿を見せて北方棲姫にあげようと思ったのだ。
「オイ、階段ノ近クダト邪魔ダゾ。」
「!」
集積地棲姫が現れた。きっとお腹が空いて降りてきたのだろう。
「アノ輪ノ中ニ入ラナイノカ?ソンナ本気デ張リ切ッテイルヨウナ格好ヲs…」
「チェストーーーー!!!」
「チェスト!?ギャーーー!」
ドガーン!
集積地棲姫は思わぬ馬鹿力を発揮した駆逐棲姫に吹っ飛ばされた。集積地棲姫は廊下で気絶している。
「?集積地棲姫、降リテキタノ?」
港湾棲姫が、集積地棲姫の声を聞いて、駆逐棲姫に聞く。
「イ、イヤ!来テイナイ!」
「ソウ?今声ガ聞コエタ気ガスルケド…。」
「気ノセイ!」
駆逐棲姫が必死に言う。そこに…。
「アラ、集積地棲姫。コンナトコロデ寝テイタラ風邪引クワヨ。」
「!」
ふと、後ろから戦艦棲姫の声が聞こえた。布を縫う道具を部屋から持ってくるつもりだったのだろう。まだ見られていないようだが、集積地棲姫を起こそうとしている。
「集積地棲姫イルジャナイ。…アレ?駆逐棲姫?」
駆逐棲姫が消えていた。
「ハァ…ハァ…。」
なんとか見られないように、隙をついて階段を駆け上がったのだ。
「ハ、早ク着替エナイト…。」
駆逐棲姫が自分の部屋に入ろうとしたが…。
「アッ、ココニイタ。」
「駆逐オネーチャン。」
「イルナ。」
「ウッフフフ。ソノ格好…。」
「イヤー!」
駆逐棲姫が部屋に入ろうとしたが、入る前に港湾棲姫たちに見つかった。
…………
「ソレニシテモ…。駆逐棲姫ガ1番本気ダッタナ。」
「…!」
レ級がこたつの中に入りながら言い、駆逐棲姫が顔を真っ赤にして俯く。
「ホ、本気ジャ…ナイ…!」
「ソンナ格好ヲシテ?」
「ゴ、誤解…。」
「ウッフフフ。ココハ一階ヨ。」
結局、見つかって一階に連れ戻され、晒し者…ごほん、北方棲姫たちが作っている仮装の見本となった。
「デモ、似合ッテルワネ。ソノ格好。」
「…モウ言ワナイデ…。」
駆逐棲姫の格好はキョンシーだった。
「出来タノ!」
北方棲姫が声を上げる。
「『オバケ』ナノ〜。ナノメシヤ〜。」
「……。」
港湾棲姫は布を被った北方棲姫の姿を見て、何かにときめく。そして、カメラを持ってきた。
「イカン!港湾棲姫!犯罪ノ域ニ達シテイル!」
「一枚ダケ…!一枚ダケ…!」
レ級に抑えられるが、港湾棲姫はシャッターを押そうとしている。実際は犯罪ではないが…。
「ソンナ息ヲ荒クシテ、無我夢中デヤルノガ問題ダ!」
港湾棲姫の目が犯罪者そのものに見えてしまうからであろう…。ここで止めなければもっとエスカレートすると思ってしまうほどだ。
「アァ〜!ホッポ〜!」
「……。」
北方棲姫はお化けの布を被ったまま何も言わない。
…………
「撮リタカッタ…。」
「ホッポ〜。コッチ向イテクレ〜。」
「ナノ。」
結局、レ級が撮ることになったようだ。港湾棲姫がガッカリする。しかし、写真を見せた途端に元気になるのだから、それで良かったのだろう。
「駆逐棲姫モダ。」
「ベ、別ニ…。」
「イイカラ。」
「……。」
駆逐棲姫も撮る。そして仮装した、北方棲姫と駆逐棲姫のツーショットもだ。
「ホラ、ホッポ。港湾棲姫ニ何テ言ウンダ?」
「エット…。トリックオアトリートナノ!」
北方棲姫が港湾棲姫に元気よく言う。
「トリック!」
「ハイ、オ菓子ダ。」
「ヤッタノ!」
もうこれ以上、友人として…親友として港湾棲姫の恥をさらさないようにレ級が港湾棲姫を無視してお菓子をだす。港湾棲姫はレ級を見ていたが…。
「港湾棲姫…。可愛イノハ分カルガ、限度ガアルダロウ…。チョット落チ着ケ。深呼吸シロ。」
「……。…チョット取リ乱シテイタワ。」
「全然チョットジャナカッタケドナ。」
港湾棲姫とレ級がコタツで話す。北方棲姫と駆逐棲姫は仮装したまま何か遊んでいる。
「サテト、ホッポ、駆逐棲姫。連絡シタシ、ソロソロ行キマショウ。アマリ遅クテモ、町内会ノ皆サンニ迷惑ダカラ…。」
「分カッタノ!」
「イ、行クノカ…!?」
ゾロゾロと、皆んなで仮想をして行こうとしたが…。
「ウーン…ウォッ!?百鬼夜行カ!?」
「失礼ネ。」
集積地棲姫が目を覚まし、第一声がこれだ。
「集積地棲姫ノモアルカラ。」
港湾棲姫が仮想服を渡す。
「エー…。メンドイ…。ソモソモ、『ハロウィン』ヤルホド子供デモ無ケレバ、メンドクサイシ。」
「オ菓子トカ貰エルケド…。」
「『オ菓子』ッテ…。」
集積地棲姫と港湾棲姫が話していると…。
「エッ…。集積地オネーチャン…嫌ナノ…?嫌イナノ…?『ハロウィン』ヤルホッポモ嫌イ…ナノ…?」
「ヤルゾー!『ハロウィン』ヤルゾー!」
北方棲姫の目が泣きそうに潤んだ途端に集積地棲姫が叫ぶ。その場にいた北方棲姫以外は、ちょろいと思ったそうだ。
「コンナニイッパイ貰ッチャッタ…。」
港湾棲姫たちの下げているエコバッグは既に、はちきれそうな菓子袋となっていた。集積地棲姫とて、微かに笑みがこぼれる重さ。
「皆ンナ、イイ人ダナ!」
「…ソウネ。」
レ級が満面の笑みをして、港湾棲姫も微笑む。
「アイツ以外ハ…。」
「我が愛おしの女神様…!もっと罵倒を…!」
「ノワー!来ルナァー!」
レ級に悲鳴を上げさせることができるのは酒屋の息子くらいだろうと、港湾棲姫が思う。
「いや〜。戦艦ちゃん元気だったか?」
「梨狩リヲサセテクレタ農家ノ…。エエ。アノ時ハ世話ニナッタワ。トテモ楽シカッタ。」
「それならこっちも本望だべや。来年も、袋がげしてくれるど嬉しんだが。」
「モチロン。手伝ウワ。」
「ウフフフ。私モネェ。」
「おっ、防空ちゃんも来てくれるん?ありがたいのぉ!」
「モチロン。フフフ。」
農家のおじさんと戦艦棲姫と防空棲姫が話す。戦艦棲姫は元気な笑顔をしていて、防空棲姫は優しそうな微笑みだ。農家のおじさんは年相応に笑っている。
「イツノ間ニカ、皆ンナ酒屋ニイルシ…。」
集積地棲姫は酒を頼んで、嗜む程度に飲んでいた。ハロウィンで家を回っているうちに、もう暗いくて危ないからと言う理由でいつの間にか、ゾロゾロと大所帯になったのだ。そしてもうどうせならと、飲み会になっている。
「こんばんは。あなたが噂の港湾棲姫さんのところのほっぽちゃん?」
「コンバンハ!ホッポナノ!」
「あら、元気な挨拶ね。」
北方棲姫がこのメンバーでは若い女性と話している。聞けば、文房具屋のおじさんとおばさんの娘さんだとか。今は夫と帰省しているとか。
「そして、そっちの可愛らしい子が駆逐棲姫さん?」
「カ、可愛ラシイッテ…。」
「あら、顔を赤くしちゃって可愛い〜。」
「……。」
駆逐棲姫は顔を隠す。北方棲姫はそんな駆逐棲姫を見て笑顔になる。そして、ふと気付いた。その女性の足元に、隠れるようにいる少女を。北方棲姫と同じくらいの身長だ。
ジー…
「コンバンハ!」
「こ、こんばんは…。」
「ほら、あかり。出てきて皆さんに挨拶。」
その女性の娘さんみたいだ。そのお母さんは優しそうな顔をして、促すように娘に言う。
「ホッポナノ!オ名前言エルノ?」
「わ、私…あかり…って言います…。よろしく…お願いします…。」
その少女は初めて北方棲姫を見たらしく、少し怖がっているように見える。というより、この場にいる全員を怖がっているようだ。
「ヨロシクナノ!」
「あ…。」
北方棲姫がミトンの手を出した。少女はその手を握る。すると、北方棲姫がニッコリと笑顔になる。その笑顔を見て、その少女も強ばった顔が少し緩んだ。
「アカリチャンナノ?」
「うん。私あかり。ほっぽちゃん?」
「ウン!ホッポナノ!」
北方棲姫が笑顔で答える。その少女も笑顔になる。
「おじちゃんたちばかりでちょっと怖かったけど、話せる相手がいて良かった!」
「イ、以外ト話スノ。」
「え…変…?」
「ソンナコトナイノ。逆ニ、話シヤスクテ、イイト思ウノ!ホッポハ好キナノ!」
「いつも人に変って言われてて…。でも、好きって言ってくれる人初めて!ありがとう!」
その少女はさらに笑顔になる。北方棲姫の偽りのない言葉で。
「髪白い…。目も赤い…。」
「ノ…。」
「白くてカッコいい!」
「ノ?」
北方棲姫は違うと言われると思ったが、逆に食いついてきて少し驚いた。
「プリ◯ュアみたい!」
「ノノ?」
五島支部ではテレビは見れないため、そう言うのが分からない。
「とにかく、カッコいい!目も赤いし、ツノもあって!」
「カッコ…イイノ…?」
「うん!」
それを聞いて、北方棲姫は嬉しくなる。子供ならではの無垢な心があるからだろう。
「ねぇ!友達になろう!」
「友達…ナノ?」
「うん!」
「友達…。ナルノ!」
北方棲姫はその提案を喜んで受け入れる。港湾棲姫とその少女の母親は微笑んでいた。
「ところで、なんでお化けの格好?」
「ハロウィンナノ!」
「ハロウィン?もう終わってるよー?」
「心ガハロウィンナラ、イツダッテハロウィンナノ!」
「ほっぽちゃん面白ーい。あかりもやるー。」
少女が北方棲姫と一緒の布の中に入る。
「見エナイノ!」
「あははは!見えなーい!」
「ホッポ、危ナイ。」
「あかりも、やめなさい。」
保護者二人が止めようとしたが…。
「ワプッ。」
「ぷはー。」
二人がおばけの布の目のところから顔を出す。お互いを見て笑い合う。その光景を見て和んだ町内会の人たちがやられる。それを酒のつまみにして飲んだり、遊んだり騒いだり…。そして、楽しい時は流れ…。
「疲レター…。」
こたつでだらしなくしているのはレ級。北方棲姫は港湾棲姫と風呂へ入っている。
「当分ハホッポノ、オヤツニ苦労シナイナ。」
入り切らず、はみ出ているお菓子棚を見る。北方棲姫がそれを見て、目を輝かせていたのは言うまでもない。
「…モウ冬カ…。」
レ級は風呂から上がってくる港湾棲姫たちのことを思って、こたつの電源をつける。北方棲姫が火傷をしないような、火元に当たっても火傷をしないコタツだ。
「…ホレ。」
レ級は尻尾に、むいたミカンのひとふさをあげる。
「冬…。…ホッポノ好キナ季節…。…ソウイヤ昔…。…イヤ、モウ戦ッテナインダ。思イ出スコトデモナイカ。」
レ級が独り言を呟いて、ブラウン管TVを眺めていると…。
「出タノ!」
「ホッポ、パジャマヲ着タ方ガイイゾ。」
「ワカッタノ!」
「ホッポ!マダ身体ヲ拭キ終ワッテナイカラ…。」
「港湾棲姫モマダ拭イテネージャネーカ!」
拭いていない北方棲姫が出てきて、拭いていない港湾棲姫が追う。もちろん、床はお察しの通り。
「ッタク。」
そこを、レ級が拭いてあげる。
「レ級!」
「オー、今度コソ出タナ。」
しっかりと、寝る準備をして来た北方棲姫。
「レ級!」
ぎゅー
「オォ、ナンダナンダ。パジャマガ汚レルゾ。」
北方棲姫がレ級をぎゅっと抱きしめる。
「今日、レ級ト寝タイミタイナノ。」
「ソウナノカ?」
出てきた港湾棲姫。
「ドウシテマタ…。」
「久シブリニ寝タイノ!」
「ソ、ソウナノカ?」
レ級は港湾棲姫を見る。港湾棲姫は少し妬ましそうな顔をしていたが、やれやれとする。
「マァ、イイカ。」
「ヤッタノ!」
レ級は北方棲姫の布団の横に、押し入れから布団を出して敷く。港湾棲姫は反対側の隣だ。そして、寝る時間までの間、北方棲姫と遊んであげる。港湾棲姫はやれやれと、怪我をしないように言っていた。いよいよ寝る時間となり、豆電球にして布団に横になる。
「レ級。」
「ドウシタ?」
「レ級。」
「ン?」
「…レ級…。」
「ドウシタンダ?」
北方棲姫がこちらを見ているのに気づき、レ級も向いてあげる。北方棲姫は笑顔だ。すると、港湾棲姫にバレないようにコソコソと話す。
「今日、オ友達ガ出来タノ。」
「ヘ〜。良イジャン。」
「ホッポヲ見テモ、怖ガラナイノ。」
「ソウナノカ。…デモ、『スーパー』トカデ、子供ト話シテナカッタカ?」
「…デモ、オ友達ニナレナカッタノ…。ホッポ、ナントナク考エテルコトガ分カルノ…。チョット怖ガッテイタノ…。ホッポト友達ニナレナソウナノ…。」
「ソウナノカ…。」
レ級は終わらそうとしたが、北方棲姫が真剣な目をしていることに気づく。
「…ホッポ…。別ニ、ホッポガ我慢スルコトナンテナインダ。友達ニナリタケレバ、ナロウトスレバイイサ。…最初ハ誰ダッテ、チョット違ウノヲ見レバ、怖イ。ホッポダッテ、『ピエロ』トカ、般若トカ怖イダロ?」
「…怖イノ…。」
「デモ、モシソレラガナ。」
「ウン…。」
「明ルイ声デ、コンニチハッテ挨拶シテキテ、笑ッテイルヨウナ笑顔ダッタラドウダ?」
「…チョット怖クナクナッタノ…。」
「サラニハ、本当ノコトヲ話シテ、ソイツニモ母親ヤ父親ガイテ、本当ハ友達100人作リタガッテイタルッテ、言ッタラドウダ?」
「ウーン…。」
「モシ、ホッポガ断リ切レズニ、友達ニナッテ、イイ奴ッテ分カッタラ、キットホッポハ友達ダト思ウハズダ。」
「…ソウナノ?」
「ウン。…マァ、初メテ会ッタ時ノ、オレト港湾モ、最初ハソンナ感ジダ。オ互イノコトヲ知ッテ、今デハ信頼デキル仲ニナッタ。」
レ級は、こっそり聞いている港湾棲姫を見た。港湾棲姫は反応せず、寝たふりをする。
「ダカラナ、ホッポ。」
「?」
「本当ニ叶エタイ夢ガアルナラ…友達ガ欲シイナラ…。遠慮シナイデ、友達ニナロウト、グイグイ行ッチャエ。例エ嫌ワレテモ、世ノ中ニハ数エキレナイホド、友達ノ候補ハイルンダカラ。ホッポニトッテノ、オレミタイニ。」
レ級が明るい笑顔で言う。
「レ級ハ友達ジャナイノ。」
「エ…。」
「レ級ハ、オネーチャント同ジクライ大好キナ家族ナノ…!」
北方棲姫も笑顔で言う。
「…ソウカ。アリガトウ。」
レ級は北方棲姫の頭を、寝るまで優しく撫でてあげる。しばらくしたら、可愛らしい笑顔で安らかな寝息を立てた。
「…コッチモ、ホッポノコト大好キダゾ。」
レ級はそう呟いた。港湾棲姫はそのことを聞いて、微笑んだ。そして、3人川の字となって眠る。ハロウィンは終わっていたが、結果的には十分に満喫して、北方棲姫の嬉しいこともあった充実した一日となった。
『深海棲艦 五島支部』は今日も平和です。
さまざまな深海棲艦を登場させようと考えていても、固定メンバーが出来てしまって中々書けない…。次の新キャラは空母棲姫と飛行場姫などを予定しております。
シリアスの法則が乱れる!
次回は、やはりプレゼントや年末の話となりそうです。
誰を登場させたいか
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集積地棲姫
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戦艦棲姫
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駆逐棲姫
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南方棲姫
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空母棲姫
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軽巡棲姫
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重巡棲姫
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水母棲姫
-
潜水棲姫
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離島棲姫
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船渠棲姫
-
護衛棲姫
-
防空棲姫
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泊地棲姫
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飛行場姫
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その他