深海棲艦のゆるい日常   作:とある組織の生体兵器

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めでたく三話目。だが検討中。


参話 買イ物ナノ!

「困ッタ…。」

 

昨晩のことを思い出した港湾棲姫。

 

「モナカ…。ウウン。健康ニ 良クナイ。」

 

港湾棲姫は乱雑にしまってあるモナカと羊羹をどかして、色々探すが無い。

 

「買イ物ネ…。」

 

「買イ物ナノ!」

 

「イツノマニ…。」

 

北方棲姫が嬉しそうに言い、港湾棲姫が驚く。

 

「買イ物 行クノ?」

 

「行ク。」

 

「ヤッタノ!」

 

「オ菓子ハ 100円マデ。」

 

「ワカッタノ!」

 

北方棲姫が笑顔になり、港湾棲姫も自然と笑顔になった。

 


 

「サンポ!サンポ!」

 

「コラ。走ラナイ…。」

 

少し遠いスーパーまで二人が歩く。太陽の光がポカポカしていて春の陽気だ。

 

「…クシュン!クシュン!」

 

「オネーチャン 風邪ナノ?」

 

「ウウン。花粉症…。辛イ…。クシュン!」

 

北方棲姫が心配そうに聞いて、港湾棲姫がクシャミをしながら言う。ポカポカ陽気で花粉が舞っている。

 

「オネーチャン、花粉、辛イ…。」

 

北方棲姫が頭の中で考えた結果…。

 

「…ツマリ、敵!アッチ行ケ!花粉!」

 

北方棲姫はぷんぷんしながら手を振ったりして、港湾棲姫に花粉を寄せ付けないようにする。逆に花粉が舞ってしまっているが…。

 

「アリガトウ ホッポ…。オネーチャン 楽ニ ナッタ…。」

 

「ホント!?」

 

「ウン。ダカラ モウ 大丈夫。」

 

港湾棲姫は北方棲姫の頭を撫でてあげる。北方棲姫は港湾棲姫を守ったと思い、少し誇らしい顔をした。すると…。

 

「あら?港湾ちゃんにほっぽちゃん?」

 

「隣ノ 山田サン。オハヨウゴザイマス。」

 

「オハヨウナノ!」

 

エコバッグを持った山田さん(隣人)に会った。

 

「おはよう。昨日はありがとね〜。とても美味しかったわ。」

 

「イエイエ、コチラモ 貰ッテクレテ 助カリマシタ。」

 

「モナカ!」

 

「あら、もなか食べたの〜?」

 

「マダナノ!」

 

「昨日ホッポハ 寝テシマッテ。」

 

「そうなの〜?あ、そうそう。大事なことを言い忘れちゃってね〜。」

 

「大事ナ コト?」

 

「昨日間違って、激辛のもなか混ざっちゃってたかもしれないから、気をつけてね。」

 

「ワカッタノ!」

 

「ワカリマシタ。」

 

「本当にごめんなさいね。それじゃあ。」

 

「サヨウナラ。」

 

「サヨウナラナノ!」

 

港湾棲姫と北方棲姫は、山田さんにお辞儀をした。

 

「…気ヲツケナイト…。」

 

「辛イノ。」

 

二人は歩きながら呟いた。そのうちに、段々と車通りの多い道を歩く。

 

「車ニ 気ヲツケナイト。」

 

「壊シチャウノ…。」

 

「車ハ 高イカラ…。」

 

二人が手を繋いで歩く。例え事故が起きても、怪我をするのは車側だ。そのうちにスーパーに入った。ここはそこまで大きなスーパーではなく、4階までしか無いスーパーだ。

 

「エレベーターナノ!」

 

「スミマセン。」

 

「アリガトウ!」

 

エレベーターの扉が閉まりそうだったが、中にいた人が待っていてくれた。

 


 

チーン

 

「一階ハ 食品売リ場。」

 

港湾棲姫らが降り、カートにカゴを入れて歩く。

 

「オ野菜ガ 沢山…。」

 

「ピーマン 安イカラ 買ワナイト…。」

 

「ピーマン…。苦手ナノ…。」

 

「好キ嫌イ スルト 強ク ナレナイワヨ?」

 

「ンー…。…食ベルノ。」

 

「偉イ。」

 

北方棲姫が港湾棲姫の目を見た後に言い、港湾棲姫が褒めてあげる。

 

「ツノ 格好イイノ…。」

 

「?」

 

しかし、実際は港湾製姫の額にあるツノを見ていて、自分にも“おでこ”に生えて欲しかったからだ。自分には生えないことを知るのは何年も後のことだが、それはまた別の話に…。

 


 

「オ菓子ナノ!」

 

「選ンデ。」

 

北方棲姫はお菓子コーナーで人間の子供と混じって見ている。

 

「ホント 馴染ンジャッテル…。」

 

港湾棲姫が仕方ないような顔をして呟いた。一応、深海棲艦は艦娘と休戦も和解もした覚えもないのだ。いつの間にか、北方棲姫は人間の子供と仲良く話して笑っている。

 

「…マァ、ホッポガ 幸セナラ ソレデイイカシラ。」

 

港湾棲姫は笑顔の北方棲姫を見て微笑みながら呟いた。すると…。

 

「お菓子は本当に100円までだぞ…?お前たち多いんだから…。」

 

「分かってますって。司令官。」

 

「「「あ(ア)…。」」」

 

艦娘と提督と鉢合わせた。

 

「こ、こんにちは。」

 

「コ、コンニチハ…。」

 

「こんにちは。」

 

まさか、こんなところで会うとは思っても見なかったのだろう。3人ともしどろもどろだ。

 

「港湾さんはほっぽちゃんと一緒に買い物ですか…?」

 

「エエ。」

 

提督と港湾棲姫が話す。

 

「やっぱり、お肉を買いにですか?」

 

「オ肉…?ドウシテ?」

 

「今日は鶏のもも肉の特売日で…。結構安いんですよ。あ、買ってないなら行ったほうが良いと思います。100g78円はお得ですよ。」

 

「へ〜。ソウナノ?買ワナクチャ…。」

 

「あっ、あと砂糖も1kg一人様100円なので、安いと思います。…まぁ、流石に鎮守府全員で来るのは出禁を喰らいそうなので、5人で来ていますが。あっ、あと卵もです。」

 

「200人以上 イルモノネ…。知ッテタラ レ級モ 連レテ来テタワ。」

 

艦娘と港湾棲姫が世間的な話をする。

 

「あっ、ほっぽちゃんがお菓子持って来ましたよ?」

 

「ア、本当…。」

 

「無駄話で時間を潰えるのも何ですから、我々はこれで…。」

 

「アリガトウ。」

 

提督と艦娘は、無駄に話をして港湾棲姫がセール品を買えないと言うオチを回避するため、まずは他の物を買いに立ち去った。

 

「提督ダッタノ?」

 

「ウン。ソレヨリ オ肉 買ワナクチャ…。」

 

「ワカッタノ!」

 

港湾棲姫と北方棲姫は急いでお肉コーナーに行った。幸いにもまだ残っていて、全部無事に買えることが出来た。

 


帰り道

 

「今日 沢山買ッタノ!」

 

「ウン。」

 

港湾棲姫と北方棲姫の両手にはエコバッグがぶら下がっている。色々買ったのだろう。

 

「オ腹 空イタノ!」

 

「イツノマニカ モウ 夕方…。」

 

港湾棲姫が空を見る。

 

グゥゥ〜…

 

すると、二人のお腹が鳴った。朝から何も食べていないのだから、お腹も鳴るであろう。

 

「…今日ノ 夜ゴ飯ハ ナンナノ?」

 

「今日ハ オ鍋。」

 

「ヤッタ!」

 

「スグニ 作ルカラ。」

 

北方棲姫が喜び、笑顔で港湾棲姫が言う。そして、玄関を開けた。

 

「タダイマ。……。」

 

「ドウシタノ?オネー…。レ級…。…死ンデル…。」

 

「死ンデナイ。」

 

カー…カー…

 

レ級が倒れていて、片手に一口食べたモナカを持っていた。勝手に食べたバチが当たったのだろう。ダイニングメッセージには『モナカハ キケン』と書いてあったそうだ。レ級 撃沈。

『深海棲艦 五島支部』は今日も平和です。




次回は検討中です。
残念だが、シリアスなど初めからない。騙して悪いが2次作なんでな。
次回があるとすれば、違う場所の支部の人が訪問するお話です。

誰を登場させたいか

  • 集積地棲姫
  • 戦艦棲姫
  • 駆逐棲姫
  • 南方棲姫
  • 空母棲姫
  • 軽巡棲姫
  • 重巡棲姫
  • 水母棲姫
  • 潜水棲姫
  • 離島棲姫
  • 船渠棲姫
  • 護衛棲姫
  • 防空棲姫
  • 泊地棲姫
  • 飛行場姫
  • その他
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