鉄血の旗の元に《完結》   作:kiakia

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After3話 ラスペツィアの二輪の花

 

 

 紅に金を混ぜた強烈な色彩を放つ夕焼けが地中海に浮かぶマルタ島を照らす中、旧ロイヤルネイビーの軍港であったマルタ基地の一室ではようやく思いが通じ合った指揮官とヴェネトが甘い時間を過ごしていた。

 

「ふふっ♪好きなだけお触りくださいませ指揮官様♡」

 

 2人の体臭が混じり合った匂いが立ち込める室内にて、ベッドの上で全裸になったヴェネトは指揮官に押し倒されており、普段は軍服に隠れているその豊満な乳房を夢中になって片手で揉みしだいている指揮官にヴェネトが妖艶な笑みを浮かべながらそう言った。

 

 

 彼女は指揮官の両手を掴んで自分の乳房に押し当て、指揮官の指先をゆっくりと動かして優しく愛撫させる。柔らかく、それでいて弾力のあるその感触はまさに至高の一言であり、つい数時間前まで処女であった彼女の乳房を征服する事で得られる充実感と獣欲の充足感が指揮官の心を満たしていく。

 

 

「もう何時間もおっぱいに夢中ですね?男の人は胸が大好きと風の噂で聞きましたが……指揮官様もその例に漏れないみたいですねぇ……♡」

 

「ヴェネト…ヴェネトぉ…」

 

 

 情けなく名前を呼んで、ひたすらに胸を弄る指揮官の姿にヴェネトは愛おしさを隠せなかった。愛おしい彼が、レッドアクシズの英雄であるヴァイスクレー・ヘルブストが何度も自身の身体を求めてくれているという事に。指揮官は一度大きく深呼吸をして、意を決した表情でヴェネトを見つめれば、ニッコリと彼女は自身の胸に彼の頭を埋めさせ、ヨシヨシと赤ん坊をあやすように頭や背中を撫でる。

 

 

「あぁ……本当に可愛い……♡そんなに必死にならなくても、私はずっと貴方のものですよ?だからもっと貴方のお好きになさって下さい♡またおっぱいおしゃぶりをなさいますか?それとも獣のように私の身体を貪りたいですか?なんなりとお申し付けくださいませ……♡私は貴方様の妻なのですから……遠慮は要らないんですよ?」

 

 

 そう言ってヴェネトは自身の豊満なバストに指揮官の顔を押し付けて、どこまでも優しく、そして情熱的に彼を抱き締める。むせかえるようなメスの香りに包まれながらも、その柔らかさと温もりに指揮官は更に興奮を覚えて彼女を力強く抱き寄せた。そして、彼の手は再び彼女の乳房へと伸びていき、今度は鷲掴みにして強く揉みしだくのであった。

 

 

 指揮官は決して女慣れしてない訳では無い。四人の妻のうちグラーフ、ヒッパーとは既に持続的な接触を行なっており、シュペーに関してもこの意を決したサディアまでの船旅にて肉体関係を持っており、彼女たちの前では比較的リードをしながらのSEXを行えていた。

 

 

 しかし、それでもなお、目の前の絶世の美女には敵わない。愛情に優劣をつける訳でもなく、彼が鉄血に残した妻達もまだ負けず劣らずの美女、美少女たちだ。だと言うのになぜ現在、大の大人である彼がヴェネトの胸に顔埋めて情けなく喘いでいるのかと言えば……端的に言ってヴェネトの夜の技能があまりにも上手すぎたのだ。

 

 

 まずはキスから始まって全身への愛撫、耳舐め、乳首責め、クンニ、パイズリ、素股、手コキ、尻コキ、授乳手コキ、甘やかし、騎乗位、正常位……ありとあらゆる性技を惜しげも無く披露され、まるで熟練の娼婦を相手にしているかのような錯覚を覚える程に指揮官の脳内はトロトロと快楽漬けになってしまう。

 

 

 リードをしなければと当初こそ意気込んでいた彼も最終的には全肯定をしながら艶かしい言葉を耳元で囁かれる度にヴェネトに骨抜きにされ、童顔ながらもバスト100超えの爆乳で包まれながら優しく抱きしめられて、愛されているという実感を味わう事によって完全にヴェネトに心を奪われてしまっていた。

 

 蜂がミツを求める様なルーチンの如く彼はヴェネトの乳房に吸い付きその母性を味わい尽くし、それが終われば彼女の膣内に挿入し、子宮の奥まで肉棒を突き入れて精液を吐き出した。

 

 

 それだけでは飽き足らず、彼女の口内を舌で蹂躙しながら濃厚なディープキスを行い、彼女の豊満な胸を揉みしだいてその感触を堪能する。既に彼の男性器は度重なる搾精により限界を迎えており、これ以上の行為を続ければ確実に壊れてしまうだろう。

 

 

 それ程までにヴェネトとの性行為は凄まじいものであり、彼女は自身の身体に溺れていく指揮官を見て妖しく微笑んだ。

 

 

「あぁ……本当に可愛い……♡もうすっかり私の虜になってしまいましたね?いいんですよ、もっと私に身を委ねてくださいな……♡」

 

 

「んっ、ちゅぷ、れろ、ちゅぱ、じゅる……」

 

 

 ヴェネトは指揮官の唇を奪い、唾液を送り込み、彼の喉奥にまで舌を差し込んでいく。その強烈な快感に指揮官はビクン!と身体を大きく震わせ、ヴェネトは彼の頭を撫でながら自身の胸に押しつけ、更に激しく愛撫を繰り返す。

 

 

「ふふ、可愛い♡可愛い♡ ほぉ〜ら、おっぱいで気持ちよくなりましょうねぇ♡ 赤ちゃんみたいにおっぱい吸ってもいいですから♡ Tu sei l'amore della mia vita♡またぎゅっと抱きしめてあげますからね♡」

 

「あぁ……あ、あぁぁ」

 

 

 正に淫魔、正に極上の天国。ヴェネトの豊満な乳房に包まれて、その温もりと柔らかさを感じているだけで彼の理性は溶け落ちていき、もはや彼女に逆らう気力すら湧かない。このままずっと彼女の胸に抱かれていたいとさえ思ってしまう。

 

 実は既に何人もの男達と肉体関係を結んでいたのではないかと思える程のヴェネトの快楽天国ではあるが、シーツに残った赤い染みが彼女が決して指揮官以外には穢されてない純潔の女性である事を証明していた。

 

 そんな彼女の純潔を奪い、例えどれだけ世界中の富豪達が金を積んでも手に入れられない至高の肉体と美貌を好き勝手に貪り尽くす。その背徳的な状況に指揮官の興奮と支配欲は完全に満たされていき、ヴェネトに対する愛情と執着心がより一層強くなっていく。

 

 

 この乳房は自分だけのものだ、誰にも渡さない、自分の子を産んでもらい、一生離さず愛し続ける。その想いがどんどん膨れ上がっていくのと同時に、『可愛い』『上手』『大好き』と耳元で囁き続けるヴェネトの声が脳内に響き渡り、まるで催眠術にかけられたかのように意識がぼんやりとしてくる。

 

 

(ああ、ダメだ、俺は……この人に勝てる気がしない)

 

 

 既に彼の心には敗北の二文字が刻まれており、今更ヴェネトに逆らう事など100%不可能であった。これがハニートラップであれば、彼はまんまとその罠に嵌っていただろうが、指揮官はヴェネトの愛情を疑っていない。

 

 

 つまりこれは純粋にヴェネトの性技の技量が高いだけなのだ。最早彼はヴェネトに甘い言葉を耳元で囁かれながら情けなく彼女の乳房に、全身で、体臭に、愛情に、そして女性器に溺れていくだけであった。

 

 

 二人の体臭が入り混じり、互いの汗と愛液の匂いが混ざった濃密な空気の中で二人は快楽に酔いしれる。朝から昼食すら取らずにまぐわい続けた為かシーツは体液で濡れており、その汚れを気にする事もなくひたすらに身体を求め合う。

 

「ヴェネト…キス、キスしたい…!」

 

 

 乳房を右手で揉み続けながら指揮官は熱にうかされたように呟く。自身の全てを肯定し、受け入れ、更には奉仕までしてくれる最高の女はクスリと母性的に微笑む。

 

 

「えぇ……いいですよ、私も貴方とのキスが好きですもの……♡」

 

 

 そう言ってヴェネトは指揮官に顔を近づけて唇を重ねる。舌と唾液を交換し合い、口内を蹂躙していく濃厚なキスに二人の快楽中枢はオーバーヒート寸前であり、最早二人だけの世界に溺れていく。

 

 

 

 

 

 

 だからこそだろうか?空気を止まずにドアのノックもせずに驚かせようと乱入した侵入者の存在に気がつかなかったのは。

 

 

 

 

 

 

 

 

「はははっ♪そろそろ夕食の時間だ初々しいカップルめ!さて、泣きながら私の部屋にヴェネトが来ていない以上既に思いは通じ合いキスくらいは既にしていると思った……が……」

 

 

 

 

 

 侵入者であるヴェネトの妹であるリットリオはそこまで言葉を紡いだ所で絶句する。

 

 

 

 むせかえるような男女の淫靡な香りに部屋の中は満たされており、ベッドの上には裸の指揮官が自身の姉の乳房を揉みしだいたまま、キスの状態で硬直しており、彼らが朝からこの時間までひたすらに愛欲に耽っていた事は容易に想像がついてしまう。

 

 確かに、リットリオは自身の姉と指揮官が結ばれるべく、二人きりの状態になるように仕向けたのは事実だが、まさかここまで激しい性行為をしているとは思わなかったのだ。

 

 

「あら、リットリオじゃないですか?どうしました?」

 

 

 一方の姉は妹が入ってきた事に動揺すらしておらず、むしろ当然といった様子で声をかけてきた。その余裕のある態度を見て彼女は確信してしまう。姉は『女』として完全に自身を上回ったのだと。

 

 

 

 もはや羞恥心を捨て去り、愛する男の為にその肢体を捧げる覚悟を決めたヴェネトは、もう妹の自分ですら太刀打ちできない程の大人の魅力を放っており、自信家である彼女でさえも生まれて初めて敗北を確信してしまった程に。

 

 

「……お、おっと。すまない、失礼したな。どうやらその様子では……私の予想を遥かに超える関係を構築していたようだ。いや、すまない、別に君達の関係を否定するつもりはないんだ。ただちょっと驚いただけだよ」

 

 

 

 そう言いつつリットリオは視線をチラリとベッドの方に移せばじっとシーツの上からでも分かるほどに膨れた股間があり、思わずそれをじっと凝視してしまうがコホンと咳払いをした後、部屋から出ていこうとする。

 

 

「まぁ……その、なんだ。ヴァイスクレー・ヘルブスト。いや、義兄さんと呼んだほうがいいかな?今後の事も含めて話したい事があるから、明日の昼辺りに少し時間を割いてくれ」

 

「……あぁ、分かった」

 

 先程までヴェネトの肉体に溺れていたと言うのに彼は一瞬で冷静になり、リットリオの言葉に素直に応じる。

 

「ふっ、それでこそ義兄さんだ」

 

「やめてくれ、今更アンタに義兄さんって言われるとむず痒いから」

 

「はっはっ、なら敢えてこれからと義兄さんと呼ばせてもらおうかな?嫌がらせも兼ねてね。私から今言える事は、無責任中出しをした責任はちゃんと取れよという事だけだ」

 

「……分かってる」

 

「まぁ、そう気を落とすな。私が言いたいことはそれだけだ。じゃあまた明日に会おう、今日は二人とも愛の巣でゆっくりと休むといい」

 

 

 リットリオとしても想定の数倍早い二人の男女関係の進展には驚かされたが、それ以上にあの指揮官が姉の事を真剣に想ってくれていることが嬉しかったのだろう。

 

 

 彼女の顔に浮かぶ表情はどこか晴れやかなものであり、邪魔者は馬になんとやらと言わんばかりにさっさと部屋から出ようとするのだが、そこにヴェネトが微笑みながらリットリオに声をかけた。

 

 

 

「ねぇリットリオ?少し待って下さい」

 

 

 

 

 怪訝な顔をするリットリオだったが、姉の顔を見た瞬間に理解してしまう。この姉は何かを企んでいるのだと。

 

「何だいヴェネト?流石に今ここにいるのは私でも気まずいのだが…」

 

 とは言え、恐らくは愛する指揮官に対するささやかなサプライズの打ち合わせか何かだろうと姉の問いを無視してカツンと靴を慣らして立ち去ろうとするのだが、ヴェネトは立ち上がると彼女の手をむんずと掴む。

 

 

 

 

 もしもこの時にリットリオが後にしてくれとそのまま立ち去る事が出来ていれば歴史はまだ別のものへと分岐しただろう。

 

 

 

 しかし、リットリオが姉の頼みはなにか?と興味本位でため息混じりを聞いてしまった結果……彼女の行く末は確定してしまった。

 

 

「大丈夫ですよリットリオ、少し慣れれば気にもならなくなりますから」

 

「はっはっ……ヴェネト?おいヴェネト?なんで私の腕を縛るんだ!?」

 

「だってリットリオは逃げちゃうでしょう?」

 

 

 ズルズルと自身の手を引くリットリオの頭の中で嫌な考えが一つ浮かぶ。あり得ない、あのヴェネトがそんな事をするはずが無いと必死に否定するが、自身の姉の思考パターンはある程度分かっているつもりだ。

 

 

 

(まさか、いやまて、ヴェネトはそこまで非道な人格じゃないはずだ!)

 

 

 

 そう思いつつもリットリオが自身の姉の恐ろしさを理解するのにそう時間はかからなかった。

 

 

「いやいやいや、少し待とうかヴェネト!?何をする気…」

 

「ナニですよ?」

 

「「はぁ!?」」

 

 

 リットリオと指揮官の言葉がシンクロする。なん世界聞き間違いで無ければヴェネトは……サディア帝国の総旗艦。多くの者達からその慈悲深さと物腰の柔らかさ故に温厚な性格だと思われているヴィットリオ・ヴェネトが……自身の妹を数時間前に処女を捧げた婚約者に捧げようとしているのだから。

 

 

「ちょっと待てこのバカ!?ヴェネト正気か!?私は…!」

 

「ふふっ♪リットリオ……朝からずっっと指揮官様に愛されましたが本当に産まれてきた事に感謝したくなる程に幸せな時間でした。だから思ったのですが……リットリオにもこの気持ちを味わって欲しいなと」

 

 

「あー…その、ヴェネト?まあうん、ほら、リットリオも嫌がってますし今回はやめときましょう?やるにしても…俺はヴェネトの方が好き……ですから」

 

 

「あら……嬉しい事を言ってくれますね指揮官様♡」

 

 

「いや、まぁ、はい」

 

 

「では指揮官様がこう言っていることですから……リットリオ?貴方も観念なさい」

 

 

「いや!?おい待て!話の前後が全く繋がらないぞヴェネト!!お前はいつもそうだが、物事には順序と言うものがだな……!」

 

 ジリジリと迫るヴェネトに冷や汗を流しつつ後退するリットリオだったが、残念なことにここは狭い自室でありすぐに背中が壁につく。

 

 

 ドアはいつのまにかヴェネトの手によって念入りにロックされており、逃げることは叶わない。なぜ私は姉に追い詰められている?何故私は姉の婚約者と性行為をしないか?と誘われているとごく当然疑問がリットリオの脳内でぐるぐると回るが答えは出ない。

 

 

「ヴェネト、おち、落ちつ…ひゃぅ…♡」

 

 必死にヴェネトを説得しようとするリットリオだったが、次の瞬間ヴェネトはリットリオのタイツ越しにねったりと手を這わせるとそのまま下着の中へと指を侵入させる。網目状のストッキングに包まれた彼女の足は白く、そしてムチムチとしている事から思わず指揮官もずっと女として見ていなかったリットリオの痴態に目を奪われる。

 

 

 そんな彼女の足を撫でながらヴェネトは妖艶な笑みを浮かべると、リットリオの耳元へ唇を近づける。まるでそれは悪魔の囁きのようだった。

 

 

「ほーら…♡指揮官様もあんなにリットリオの事を凝視していますよ?貴女はいわば指揮官様の目の前に差し出された据え膳というわけです」

 

 

「なっ!?ち、違う!これは……んぁ……♡こ、これぇは……あんっ♡」

 

 

「ふふっ……♡」

 

 

 普段のおっとりとした優しい姉の顔ではなく、女としての表情を見せるヴェネトの姿に指揮官はゴクリと唾を飲み込む。あれだけリットリオに対して優しかった彼女がここまで豹変すると誰が想像できただろうか?タイツに覆われた太ももがヴェネトの指の動きに合わせてビクビクと震えている。

 

 

「お、おいヴェネト……リットリオが嫌がって……」

 

「あら……指揮官様はリットリオの事が嫌いですか?抱きたいとは思わないのですか?」

 

「いや、そういう訳じゃなくてですね」

 

「なら問題ありませんよね?大丈夫です!いざとなれば総旗艦権限でどうにでもなりますから!と言うわけで……夕食は私達姉妹を二人揃ってご賞味下さいませ…♡」

 

「ヴェネト!?何を言って……!?おい!話を聞け!やめろぉ!?ひっ……♡」

 

「あぁリットリオ……私の可愛い妹……これからは一緒に指揮官様を愛しましょうね?」

 

 

 リットリオの声を無視してヴェネトは優しく語りかけるように言うと、その手はリットリオの秘部へと伸びていく。既にリットリオのそこは湿っており、指揮官の視線はそこから離れない。

 

 

「おい、指揮官……ヘルブスト!この姉を止めろ!君も私のような女と性行為を行いたい訳無いだろう!?」

 

 姉がダメなら指揮官だと言わんばかりに指揮官にこの状況を打開させようとするリットリオであるが、指揮官は首を横に振るとベッドにポイと投げ捨てられたリットリオの耳元で呟く。

 

 

「ヴェネトさんはこうなると止まらないし何としても3Pをするまで止まらないから諦めろ。何より……」

 

 

 リットリオの姿をじっくりと観察すれば、その胸はヴェネト程ではないが間違いなく爆乳と呼べる大きさであり、腰回りはヴェネトよりも肉付きが良い。尻に関してはタイツ越しから分かるほど安産型。脚はムチッとしており、引き締まった肢体はどこまでも魅力的であった。

 

 

「もうぶっちゃけるとなぁ!すっげー俺も興奮してるし、ここまでされると抱かない選択肢はないかなって」

 

「ははっ!そうかぁ!君は本当最低だなぁ!?んっ…ひゃぅ……♡」

 

「指揮官様は本当に欲望に忠実ですね……♡さすが私の旦那様♡リットリオはどうかしら?」

 

 

「や、止めて……お願いだから姉さん……あっ……そこだめぇ……♡待って脱がそうとするのはやめっ…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ……♡」

 

 

R-18が見たいか?見たけりゃみせてやるよ!!

 

 

 

 

https://syosetu.org/novel/274731/15.html

 

 

 

 

 

 

 

 

「……まさか、こんな事になるとは思っても見なかった」

 

 ふう、とため息を吐きながら…ベットからなんとか体を起こしたリットリオはそう呟く。既に時刻は深夜の2時を超えており、二人の処女を奪い何時間も混じり合った部屋の匂いは酷いもの。

 

 

 この部屋は本来クイーン・エリザベスが滞在した時用のゲストルームとして作られていた部屋なのだが、もしも仮に本人がこの部屋の惨状を知ってしまえば間違いなく卒倒するだろうとリットリオは短息する。

 

 

「あー…リットリオ?」

 

「おや?起きたか?婚約者の妹の処女を奪ったお義兄さ……おいやめろ土下座の姿勢にスムーズに移行するな、このリットリオに全裸土下座の趣味はない!!」

 

 

 

 余りにも自然な動作で全裸土下座に移行した指揮官に流石のリットリオも動揺する。しかし、すぐに冷静になると彼の肩を掴み立ち上がらせた。指揮官の表情は酷く暗く、まるで世界の終わりが訪れたかのような顔をしている。

 

 

 

(これは……相当に重症だな)

 

 

 元来、彼は浮気の可能性なんて皆無だと理解していたし、そもそもそんな事をするような人間でもないと知っていた。だからこそ今回の件については本当に予想外の出来事だったのだろう。

 

 

 全て悪いのは自身を抱く様に誘導した何処ぞの色ボケ姉だとリットリオは理解していたが、生憎ヴェネトは備え付けられた風呂にてシャワーを満喫中であり気まずい雰囲気の中、指揮官と二人きりになってしまった。

 

 部屋には鈍く響くシャワー音以外の音はなく、静寂に包まれている。その沈黙に耐えかねたのか、指揮官が先に口を開いた。

 

 

 

「すまない……」

 

 

 

 絞り出すような声で謝罪の言葉を口にするが、その声には力がない。当然であろう、一時の空気に酔ったとはいえ婚約者の妹の処女を強引に奪ったのだから。それもリットリオは他の妻達に告白すら為のきっかけを与えてくれた人物。もしも彼が既婚者でなければ重桜風に言うのなら腹を切って詫びると事を冗談抜きでやり兼ねない程の雰囲気を漂わせていた。

 

 

「……君には二つだけ怒っているさ。一つはヴェネトの婚約者である君がそんな無様な表情をする事。仮にも姉を幸せにすると言った君がそんな表情を浮かべていれば妹としては不安で仕方ないよ」

 

「それは…」

 

 

 

 口を開こうとする指揮官の口に人差し指を当て、言葉を遮ると、リットリオは指揮官の唇に自身の唇を重ねる。突然のキスに指揮官は目を見開き、抵抗しようとしたが、いつの間にか後頭部に回された腕によって頭を動かす事が出来ず、されるがままになってしまう。

 

 ただ重ねるだけであった唇は徐々に動き、互いの舌を絡め合うディープキスへと変化していく。互いの唾液を交換し合い、唇を離すと透明な糸が引かれた。

 

 

 

「ふふっ、どうだい?少しは元気が出たかな?」

 

「……あぁ、ありがとう。おかげで少しは落ち着いた」

 

「それでいい。今からはいつも通りに接してくれ。このリットリオに皮肉を言える人材は片手で数える程なんだ。だと言うのにひたすらウジウジされても反応に困る。いや寧ろ気持ち悪い、不快だ、二度としないでくれ」

 

「おい、辛辣過ぎないか?」

 

「この世で最も醜いものの一つは男の嫉妬だが、それに匹敵するものはウジウジとした男だ。シャキっとしろ。君はヴェネトの夫として今後生きていくんだろう?ならばもっと自信を持て、彼女を愛し続けると誓ったのだろう?ならばその誓いを果たす為に行動しろ、それが彼女の夫として生きる君の責務だよ」

 

 

 

 ニヤリと笑みを浮かべながらリットリオはそう言い放つと指揮官の頬を軽く叩く。叩かれた頬を抑えながら指揮官は彼女の言葉を聞き、小さく笑う。

 

 

「それでいい。さて二つ目は……まぁその、何だ。昨日の事は9割……いや7割くらいかな?今回の件は悪いのは大体ヴェネトだ。だから私に責任を感じるな。責任だの何だのは考えなくてもいいぞ」

 

 

 処女なんて捨てた所で別に構わないとリットリオはそう告げるが、指揮官は首を横に振る。視線だけで彼が嫌でも責任を取ろうとしている事に気がつくリットリオは昨夜の情事を振り返り、思わず子宮が疼く感覚を覚えた。

 

 

(まったく……本当にこの男は私の予想を超えてくるな。まさかこんなに相性が良いとは思わなかったよ)

 

 

 彼女自身同性へのナンパの経験は三桁を超えるが、決してリットリオはレズビアンでもバイセクシャルでもない。あくまで彼女のナンパは楽しくシニョリーナと話をしつつ、下手な男性寄りも整っている自身の美貌にうっとりとする女性達の反応を楽しむのが目的であった。

 

 故に昨夜の出来事はまさしく想定外であり、初めて異性に裸体を晒し、脳髄に響くほどに甘い言葉を囁かれ、リットリオ自身も理性を失う程に乱れてしまった。目を瞑れば肉棒の熱さと硬さが鮮明に浮かび上がり、耳元で甘く優しく、そして情熱的に愛の告白を行う指揮官の声が聞こえてくる。

 

 

「……ッ!……んぅ……」

 

 

 思い出す度に子宮が疼き、股から熱い液体が溢れ出す。既にリットリオは自身の身体が『女』である事を自覚させられてしまった。姉も屈服させたあの男の味を知ってしまった以上、この身体の疼きがそう簡単には収まらない事も理解しており、何よりもヴァイスクレー・ヘルブストという男を心の底から求めている事にも気がついてしまう。

 

 

 

「リットリオ?」

 

 

 

 だが、ダメだ。

 

 

 

 彼は愛するヴェネトの夫であり、自身の入り込む余地など存在しない。

 

 

 政治的にはどうする?外交的にはどうする?姉妹仲は?そもそもリットリオが指揮官に抱いている感情は恋愛なのか?昨夜の出来事は夢物語であり、だからこの気持ちはただの錯覚だ。そう、一時の迷いだとリットリオは自分自身に言い聞かせる。

 

 

 

 

「…… 流石にデキてる。なんて言葉がない限りはね。ヴェネトの事は知らないが、少なくとも私は安全日だ。妊娠するリスクも少ない以上必要以上に気にする必要もないよ」

 

 

 

 だと言うのにリットリオの口から出たのはそんな誤魔化しの言葉だった。その言葉を吐いた瞬間、リットリオの心の中に何かモヤモヤした物が渦巻いていく。

 

 

「まぁ…でも、な」

 

 

 そんな胸中が無意識に言葉に現れたのだろう。下手に所帯は持ちたくない。あれは事故の様なもの。自分を愛するだなんて言葉を口にする暇があるのならヴェネトを幸せにしてほしい。

 

 

 

 言うべき言葉や頭に浮かんだ言葉はいくらでもある。しかし、リットリオはやがてボソリと呟くように決定的な一言を口にする。

 

「……正直……本当に責任を取ると言われたらその、まぁ……うん」

 

 途中で自らが何を口にしているのか気がついたのだろう。リットリオの顔がみるみると赤く染まり、視線を逸らす。

 

 

 

「あー……いや、何でもない。忘れてくれ」

 

 

 

 乙女のような反応を見せる彼女に一瞬指揮官も固まってしまい、部屋の中には沈黙が流れる。シャワーの鈍い水音だけが部屋に響き渡り、リットリオは自らの発言を恥じたのかコホンと咳払いをする。

 

 

 

「まぁ、そういう訳で…故に、だ!私のことは置いておいてヴェネトに、その、向けてやってくれ」

 

 無理やりいつもの空気に戻しながらリットリオは昨夜のような乙女な表情を浮かべる事なく、普段通りのナルシストで傲岸不遜。自身を中心に世界が回っていると信じ込んでいるような自信に満ち溢れた態度をとり、さっさとヴェネトに見つからないまま立ち去ろうとする為にベッドから降りようとする。

 

 これで、物語は終わる。明日からは以前のような皮肉の応酬を行う日々に戻るのだ。リットリオにとってそれが一番正しい選択であり、何より彼女にとってはそれこそが幸せな結末であると納得しようとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが、現実は非情である。

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ、リットリオ」

 

 

 

 

 指揮官は少しだけイラっとした様に立ち上がると。

 

 

「ん、なん…えっ」

 

 

 無理やり手を強引に掴み、ベッドに押し倒して。

 

 

「ちょ、ちょっと待て指揮…あっ…んっ

!」

 

 

 そのまま覆いかぶさるように指揮官はリットリオの唇を奪う。

 

 

「んんぅ!?んちゅ、んんぅ……んふぅう……♡」

 

 

 

 突然の出来事にリットリオは抵抗しようとするが、指揮官の舌が彼女の歯茎をなぞりあげ、口腔内へと侵入してくる。逃げようとしても頭を抑えられており逃げる事が出来ない。

 

 

 

(キス……されてる。それもこんな濃厚な奴を……)

 

 

 

 思考能力を奪われていく。やがて彼女は観念したかのように指揮官の背中に腕を回し、自ら舌を絡め始める。

 

 

「ん、んちゅ、れろぉ……んむぅ……」

 

 

 

 

 互いの唾液を交換し合い、舌を絡ませあい、互いの体液を交換する。それは恋人同士の甘い行為ではなく、互いが互いに喰らい合うかのような激しい接吻であった。

 

 

 

「ぷはぁ、ハァ……ハァ……いきなり何を……ッ!?」

 

 

 

 ようやく解放されたリットリオは荒くなった息を整えながらも指揮官に対して文句を言うが、彼の顔は真剣そのものだ。

 

 

 

「お前が俺のことをどう思おうが勝手だ。だがな、俺はもうお前達を捨てたりはしないし、絶対に見捨てない。それにリットリオ、俺は言ったはずだぞ。責任は取るってな」

 

「あ、ああ……確かに言っていたが…」

 

「きっかけはヴェネトの誘導かも知れないけどな?俺は本気でお前を愛するって決めたんだ。なのに一人で納得してあれは夢だ、なんて言い訳をさせるかよ」

 

「き、君は……本当に馬鹿だな。いや、大馬鹿者だ」

 

 

 

 返答代わりに再び口づけを交わす。今度はリットリオの方からも積極的に求め始め、二人は何度もキスを交わし続ける。

 

「指輪は後で渡すからその時にプロポーズもする。だからもう少しだけ待っていてくれ。姉妹揃ってまとめて面倒見てやる。ずっとヴェネトと一緒に俺の側から離れないでくれ。愛してる、リットリオ」

 

 

 

 愛してるという言葉にリットリオの心臓が大きく跳ね上がる。

 

 

 

「……君がそう言うなら仕方がないな。私も……その、君の事を……その、あぁ!くそ、言わせないでくれたまえ!」

 

 

 

 恥ずかしさを誤魔化すように指揮官の胸板に顔を押し付け、ぐりぐりと押しつける。そんな彼女が可愛らしくて思わず笑みを浮かべてしまう。

 

 

 

「笑うな!全く……しかし、まぁ……その、なんだ。君にここまで言われては私も覚悟を決めるしかないだろう。言っておくがこれから苦労は山積みだぞ?サディア海軍の陣営代表とその妹を纏めて娶るんだ。外交的にも政治的にも困難が君を襲うがそれを分かってるのか?」

 

「上等だよ。好きになった女二人ぐらい背負える男になってみせるさ。真っ先にグラーフ達に謝罪しつつビスマルクさんに土下座してそれから………まぁ、なんとかなるさ」

 

 

 一瞬だけこれから待ち受ける謝罪行脚を思い浮かべ、胃が痛くなるがそれでも彼は前に進む事を決めた。

 

 

 

「そうだな。まぁ、頑張ると良い。私も応援して……いや、妻としてこのリットリオも全力でサポートしようじゃないか。それと……その、指揮官」

 

 

「ん、どうしたリットリ……おわっ!?」

 

 

 突然、首元に抱き着かれる。そのまま体重をかけられてベッドに押し倒されてしまう。

 

 

「もう一度だけ、キスをしてくれないか」

 

 

「……ああ、分かった。一度と言わず何度でも」

 

 

 

 彼女の要望に応え、優しく唇を重ね合い。そのまましばらくの間、互いの温もりを唇越しから感じあい手を絡めて情熱的なキスに酔いしれていたのだが。

 

 

 

 

「戻りましたよ、軽い食事と飲み物も用意して……ずるいですよリットリオ!放っておいたら直ぐに2人きりで始めるなんて!」

 

 

 

 

 なんてバスローブ姿の総旗艦が羨ましそうに乱入した結果、指揮官は痛む下半身にムチを打ちながら三回戦に赴くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「あっ、指揮官様♡そういえば他にもインペロとローマという妹がいるのですが是非──」

 

「「ダメに決まってるだろ!?」」

 

 

 

 

 愛に暴走する総旗艦の暴走はまだまだ続く様である。





Qヴェネトと指揮官が結ばれる事でリットリオが頭を抱えるのでは?

Aヴェネトが初夜を迎えたテンションで色々と覚醒してしまい空気を掌握してリットリオまで指揮官抱いちゃう流れになっちゃっとさ。


・原作のダイス判定

ヴェネトとの初夜の後に話しかける指揮官。ヴェネトの反応は


dice1d10=10 (10)
1~3.慌てた様子で大丈夫だと返してきた
4~6.割と落ち着いた様子でそちらこそ大丈夫でしたか?と聞いてきた
7~9.…昨夜のことを思い出したのか、顔が真っ赤だ
10.*おおっと*←ファンブル


dice1d3=3 (3)
1.ドアをノックする音と…えっシュペーの声?
2.え?朝から2回戦?ちょっと待ってこっちも体がっ…!?
3.おはよう二人とも!いい朝…失礼したようだな←リットリオ遭遇


リットリオと指揮官が気まずい空気となる中、ヴェネトは


dice1d10=10 (10)
1~3.…とりあえず着替えるから出て…着替え…俺の着替えとかお願い出来る?
4~6.責任は取るんだぞ?と一言だけ言って直ぐに出て行った…
7~9.…後で話はあるのでちゃんと逃げないように、と釘を刺された
10.リットリオも巻き込んでみるのもいいのでは?ヴェネトはそう考えた←3Pしようぜ!!!


ずるずると早くもベッドの近くまで引き寄せられたリットリオですが…
dice1d10=8 (8)
1~3.あー、流石にちょっとサディアのトップ二人とかは厳しいのでは…?
4~6.ほら、リットリオも嫌がってますし、ね?
7~9.……あー、うん…ちょっと待って←割と本気で頭を抱える指揮官
10.据え膳を食わないのは男の恥では?

ヴェネトの反応
dice1d10=9 (9)
1~3.…まあうん、ほら、今回はやめときましょう?流石に俺も体力がね?
4~6.やるにしても…俺はヴェネトさんの方がいいですよ、と色々と逸らしてみる
7~9.大丈夫です!いざとなれば総旗艦権限でどうにでもなります!←権力とお姉ちゃん権限でリットリオと指揮官を結ばせる様ににっこりと笑いもうどうにも止まらない。
10.そういうことを言っても、リットリオのここも期待してますよね?


つやつやになって風呂に入ってるヴェネトを尻目に二人きりになる指揮官とリットリオ

dice1d10=7 (7)
1~3.そっちがヴェネトを溜め込ませすぎたせいだぞ…
4~6.まあヴェネトの暴走だから許すが…
7~9.…私の方は責任とかは考えなくてもいいぞ←確定
10.それはそれとして体の相性良すぎて困る困らない

こうして一夜限りの関係で終わるはずが

dice1d10=10 (10)
1~3.まあ事故のようなものだし…
4~6.下手に世帯は持ちたくないのでな
7~9.私に向ける分をヴェネトに向けてやってくれ
10.…正直本気で取るって言われたら…その、うむ」←リットリオは満更でもなく姉の為に身をひこうとする


最後に指揮官は

dice1d1+3=1 (4)確定判定
1.起き上がって
2.+腕を掴んで
3.++押し倒して
4.+++キスした


 こうして、指揮官はヴェネトだけではなく義妹であったリットリオにも責任ではなく本気で愛していると口にして、リットリオもまた身を引くのではなく指揮官の妻となることを選ぶのでした。



 さて次回はアフターサディア編最終回。リットリオ、ヴェネト、指揮官を取り巻く関係に一つの決着がつくようで……


 コメント、感想、評価をお待ちしております。

指揮官の後世の評価はどうなる?

  • 戦争を終わらせた立役者
  • サディアを救った救国の英雄
  • ロイヤル最大の敵
  • 女の子に手を出しまくりの色を好む英雄
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