ホロライブラバーズ のんびり実況プレイ   作:としたん

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大遅刻だよHAHAHA

・・・いや、ほんとすいません。今後もこんな風になるかもしれませんが気長にお待ち下さいorz


エイプリルフール 難易度「ナイトメア」 その4おかころ

SIDE:黒川 光

『・・・いってぇ・・・。』

 

後頭部への痛みで目が覚めて手を頭に当てようとする。

しかしその手はギシッと何かが擦れる音がするだけで思うように動かない。

足も動かそうとしたが似たような感じだ。

『両手両足を縛ったのか・・・。』

 

手錠では無いだけまだマシだろうか。

とりあえず足の方を見てみるが縛ってあるものはタオルか何かのようだ。

・・・何故か首にはおかゆ達が付けてるような首輪?がつけられていて、なぜだか知らないが錠前で鍵がかかっている。

 

そして現状を把握するために周りを見渡してみるが、其処には見覚えが合った。

紫色をメインカラーにした家具やベッド、そして何処で見つけてきたのか謎なおにぎりの縫い包み。

・・・まぁ、おかゆの部屋だ。

正直殴られた時の記憶があるから拘束されてた時点で予想はしてた。

しっかし・・・完全に騙されたな、完全に信じてたんだが。

『色々と騙すことやイタズラに関してはやっぱりおかゆのほうが一枚上手だな・・・』

 

まぁ、足掻くことに関しては俺のほうが上手だと言わせてもらおう。

こんな簡単な拘束で縛ろうなんて甘い甘い・・・?

ッグ・・・ッグ!!

腕に力を入れて無理矢理拘束を千切ろうとしたが()()()()()()()()

『・・・狐火』

 

・・・覚えてる中で一番簡単な妖術である【狐火】を発動しようとしたが()()()()()

と言うよりかは発動に必要な妖力其の物への干渉が出来ない。

可笑しい・・・妖力切れはまずありえない、さっきまで気絶していたのだからその分回復しているはずだ。

妖力切れでないとすれば・・・使えなくされている。

どう考えても・・・この首輪のせいだろう。多分だが妖術の使用を封じるだけでなく身体能力まで下げている。

『・・・やっぱおかゆの方が上手かもしれない。』

 

そう呟くと同時に廊下の方から足音・・二人分なのでおかゆと・・・こっちの世界のおかゆか?

その足音は扉の前で止まりドアを開ける、其処に居たのは予想通り二人で一人はおかゆ・・・そしてころねだ。

『(不味い不味い不味い!!一番厄介な組み合わせじゃねーか!!)』

 

正直一番厄介なのはころねだ・・・正直言って正気でもあやめ達のようにおかしくなってしまっていても見分けがつかない。

それにどっちのころねでもおかゆの言うことだったらよほどのことがない限り聞いてくるだろう。

「あ、おはよーひかりん!!元気かぁ??頭強く殴っちゃったけど怪我とかしてない??」

 

・・・殴ったのころねか・・・。

『お、おはよう・・・ころね、おかゆ・・・体に力入らないからこの首輪外して欲しいんだけど?』

 

「うん、おはよー、光。首輪は外せないかな~?鍵なら僕が持ってるけどね。」

 

そう言っておかゆは小さな鍵を取り出す。

サイズ的にも合っているのでおそらく本当のこと・・・だろう。

正直さっき騙されたばっかりなので信じるのは難しい・・・。

「あ!ひかりん、こーねの耳になってる~!それに髪もコロネと同じ色・・・ひかり~いーこいーこ♪」

 

『は・・・?』

 

何のことだか分からず耳を動かそうとするが耳先が動く感覚がない、というより途中で折れてる気がする・・・。

ま、まさかと思っているとモサッと言う音と共に耳が触られた感覚がする

『って!おい!!あんま耳さわんな!??』

 

「え~??いいこいいこって撫でてるだけだよ??ころねと一緒になっていい子~って」

 

『いや、こしょばしい物はこしょばしいんだよっ!!』

 

『お、おかゆ!マジで鍵外してくれ!』

 

更に撫で回す気なのかころねは俺の頭を膝の上に乗せて更に撫でようとしてくる。

これ以上撫でられるのは正直ゴメンだ。だからおかゆに助けを求めるが・・・。

「イヤだよ?だって外したら君、逃げちゃうじゃん。」

 

そう言っておかゆは鍵を仕舞う・・・。

「やっと捕まえたんだから逃がす気は無いよ?ね、ころさん。」

 

「そーだよ~。ひかりんのことはおかゆところねの二人でずっと面倒見るもんねぇ~」

 

そう言いながらころねは又頭を触り始め、おかゆは俺の耳元でささやく。

「・・・キミは前の世界じゃあ、()()()()んだよ?自分は道具で、夢も自分らしさも・・・・何も持てないって言って。」

 

『は・・・?』

 

ねじれって・・・あのねじれか??

『その世界の俺はそうなったかもしれないが今の俺がそうなるとは限らないだろ。』

 

「けど、今のまま君が自分らしく有り続けられるとも限らないよね?」

 

「だからね、僕たちは君を閉じ込めることにしたんだ。そして僕たちで君を染めることにしたんだ。」

 

『染める・・・?』

 

「うん、染め上げるんだよ。君の価値観も自我も夢も、文字通り君の全てを。」

 

『洗脳するてことじゃねーかそれ。』

 

「そうだよ?だってそうでもしないと光はいつの間にか居なくなっちゃいそうだもん。」

 

「僕たちはもう嫌なんだよ。君を失うことが、君が居なくなるのが、好きになった人が壊れていくのを見るのが。だから僕たちは君を閉じ込めるんだ、自由を奪うんだよ。」

 

「それを恨んでもいいよ?怒って僕たちにぶつけてくれても構わないよ?君が居てくれるならそれぐらい簡単に受け止めるから。」

 

「だからね?もう居なくならないでね??」

 

そう言っておかゆところねは俺を抱きしめる。

・・・今までで最高にぶっ壊れてるんじゃないのかこれ??

他の世界の俺は一体何したんだよ・・・

愛が重いって言葉があるがここまで似合うのは居ないだろうな!

 

それから二人は俺を抱きしめて満足したのか、離れていく。

「それじゃあ僕たちしばらく部屋から居なくなるけど・・・逃げちゃだめだよ?逃げたら・・・どうしちゃおうかな~。」

 

「躾が良いんじゃないかな?おかゆ。ペットとか飼う時は最初の躾が大事って言うし」

 

「あ、いいね~ころさん。じゃあ、逃げたらたっぷりじっくりと躾けちゃおうか。今から作るアレを使ってね♪」

 

『・・・何を作るんだ?』

 

「ん~・・・まぁ、その状態ならまず逃げられないだろうし言っちゃっていいかな?簡単に言えばその首輪の強化版だよ~、今のと違って文字通り二度と外れなくなったり、首輪の所有者に逆らえなくなったり・・・まぁ色々とすごいんだ~。」

 

「じゃ、大人しく待っててね?」

 

そう言って俺の頭を撫でておかゆ達が出ていく。

・・・不味い不味い!!これの強化版だと??今のやつでさえ外すのが絶望的なのにそれの強化品を付けるとか文字通り絶望じゃねーか!

逃げるなって言われているが普通に逃げさせてもらう!・・・ただ問題はこの首輪の鍵をどうするかだな・・・。

外せなかったら一生弱体化した状態で過ごさなきゃ行けなくなる。

そうなったらもし逃げ出したとしてもすぐに誰かに捕まるだろう。

・・・なんだってこうも厄介というか絶望的状況で戦うことになるんだか・・・

『よいしょっと(コキャ)』

 

俺はとりあえず逃げ出す準備のために両手の関節を外して縛られた両手を拘束から外す。

ある程度力が付いてからは使ってはいなかったが覚えててよかった縄抜け・・・くっそ痛いのが難点だが。

痛む両手を押さえつつ足の拘束を外し部屋を見渡す。

とりあえず先ずは考えないと・・・策もなしに逃げ出そうものならすぐに捕まるだろう。

絶対にしないといけないことはおかゆから鍵を取り、この首輪を外すこと。

・・・この時点で無理ゲー感が半端ないな、事前に買ってきておいたアレ・・・は取られないで服のポケットに入っていた。

『卑怯な手を使って勝つしかねーよなぁ・・・なんでこうも正々堂々とした戦いが出来ないんだろうな・・・』

 

誰もいないのにそんな独り言を言いながら逃走手段や戦いの方法を考えていく。

窓は・・・空いているがすぐ、下の方でおかゆ達の声がする。

ここから逃げ出そうものなら絶対に気づかれるだろう。

『ふー・・・簡単に逃げれる訳ねーよなぁ・・・閉じ込める場所も計算済みってことか。』

 

ため息をつきながらそう呟いて俺は気づく。

・・・俺自身の匂いがこの部屋から浮いていることに。

いや、それは当たり前だろう、この部屋の主であるおかゆと違って俺はここに何日も居たわけじゃないからそう簡単に匂いが変わる訳がない。

だが、大事なのはそこではない、()()()()()()()()()()()()()()()()()

『・・・おかゆが使ってる化粧品は・・・よし、この部屋にあるな。』

 

思いついた事を実行に移すため、俺は部屋を探して鏡台に合った化粧品を見つけ出す。

変えるべき匂いはこの部屋中に溢れている、そして些細な匂いの変化にも今は気づくことが出来る。

やるしか無い・・・プライドとか色々なものが台無しになるがやるしか無い!!

そう覚悟を決めて俺は鏡台の前に座りおかゆの化粧品を手に取る。

『・・・罰ゲームでやった女装・・・やっててよかったかもしれん・・・不本意だが!!』

 

そして俺はそれを自分にかけた。

それからしばらくして、急におかゆの部屋からバリン!という音が響き渡る。

その音はおかゆところねの二人も聞き、二人は急いで部屋を調べに来た。

二人は割れた窓を見て俺が逃げたことに気付いたらしい。

急いでその窓から飛び出して()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

俺?俺が何処に居るかって??それは・・・

『ベッドの下というベターなところに隠れたのにバレない物だなぁ・・・。』

 

そう呟きながら俺は隠れた場所から這い出てくる。

クラスメイトが物を隠すならココ!と言ってるのを聞いておいたお陰だ。

『・・・あとはこれを使って奇襲をかければ・・・なんとかなる・・・かなぁ。??』

 

俺はそう言いながらアレ・・・マタタビの粉を取り出す。

おかゆの家に来る前に買っておいた物だ。猫はマタタビに酔う。

それは獣人も同じでこれを投げつけられれば猫の獣人は酔ってほぼ無力化される。

もっとも投げる前にコッチが倒される可能性があるが・・・。

『ま、待ち伏せとかは予想するかもしれないけど・・・後ろからの・・・自分たちが進んできた方向からの不意打ちは()()()()()()()()()()??』

 

そう言って俺は二人を追いかけて外へ飛び出る。

 

 

そして数分後、鍵が外れる音だけが響いた。

 

 




まぁ、普通は逃げずにそのまま隠れてるなんて思いませんね。
逃げた形跡(割れた窓)がそのまんま残ってるんですから。
ちなみにころさんはマタタビで奇襲かけた後真っ先に襲いかかって絞め落としました。
・・・弱体化の手段無いからね、仕方ない。
マタタビの粉のせいで視界不良にしてこうするしか勝ち筋思いつきませんでした。


しかし書いておいてなんだけど光君・・・仕切り直しと脱走だけは天才的だな君・・・Fateに出たらその2つだけEXあたりで持ってそうw
次はいよいよこのエイプリルフール編最後にして最も彼と長く付き合い、お互いによく知ってる相手・・・フブキちゃんが相手です。
勝てるかどうかは・・・お楽しみに( ◜◡^)

次のイベントは?

  • フブキちゃん!
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  • ころね
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