修正前と比べたら接点が少ないので中身は前のより薄めです。
3/6書いていなかった部分を追加。
フブキちゃんは人との関わりが本当に無かったのと自覚もしていなかった初恋で盲目になっていて普通なら気づけたかもしれない事に気付けませんでした。
・・・因みにこの後光君の実家は没落したらしいですよ?
何ででしょうねぇ・・・あえて言うなら人の人生を無茶苦茶にし続けたツケが一気に返す羽目になったんじゃないですかねぇ??
「私は何で助けられなかったのでしょうか。その苦しみを叫ぶ声を一番間近で聞くことが出来たのに何故その声を聞くことが出来なかったんでしょうか。」
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幼少期 「どうして皆そんな目で私を見るの??狐のお耳と尻尾があるから?ソレだけで仲間外れにされるの・・・?」
私が小さい頃のことで覚えてることは・・・差別でしょうか・・・?
大人も子供も皆私のことを蔑む目線で見てきて・・・後から知りましたけどこの場所は人間至上主義者の集まる街だったみたいです。
お父さん達から学校に行く前に「フブキ、これから沢山の嫌な目に遭うかもしれないけど・・・大きくなればここから抜け出せるから・・・我慢するんだよ?」
「そしてもし・・・もし、嫌なことをして来ない人が居たらその人を頼りにして・・・助けになってあげなさい。」
「この街じゃあそういう人は希少だから・・・。」
こんな事言われて最初は何のことだか分からなかったです。でも学校に行ってその言葉の意味が良く分かりました。
入学式から周りから向けられる嫌な視線・・・、ヒソヒソと囁かれる悪口。
耐えられなくてお耳を塞いでしゃがみ込みたくなって。
目も耳も塞いで何もかも聞きたくも見たくないって思ってたら
『気分悪そうだけど大丈夫?お医者さんに見てもらう??』
そんな声が聞こえてきて、顔を上げたら其処には悪意も何もなくて、只当たり前の様に私のことを心配してくれる人が居ました。
『わ~・・・お耳があるんだね!何の耳??猫??』
「き、狐です・・・。」
その時の私は周りからの視線が怖くて、彼もまた同じ様な視線を向けてくるんだろうなって思いながら答えました。
『狐か~・・・白い髪と合って可愛いね!』
「へ・・・?」
純粋な笑顔で言われる、その言葉が一瞬理解できませんでした。
『あ、気分悪いんだっけ??お医者さんがいる部屋なら確か・・・』
ガツンッ!
そう言って私の手を掴んで案内しようとしてくれた彼はそのお父さんらしき人に拳骨を落とされました。
『いったぁ!?父さん!いきなり痛いじゃん!!』
「この・・・バカ息子が!!」
そう言ってもう一度拳骨を落としてお父さんらしき人はお説教をしながら彼を引っ張って行きました。
「獣人と仲良くやろうなんて何を考えとるんだ・・・!」
『いや、だって。泣きそうだったんだもんあの子!!それに尻尾とか可愛かったし・・・。』
「そんなもん、猫と犬で十分だ!!・・・お前には他の種族が如何に愚かで汚らわしいかを確りと教え込むのを忘れていたようだ。」
『イテテテテ!!耳取れる!!後犬と猫とは絶対違う触り心地だよあれ!!』
「黙れ!家に帰ったら父さんと二人でじっくりと勉強だ!!・・・全く一流の子供だと言うのに前途多難だ・・・っ!」
そう言いながら耳を引っ張られていった彼は怒られながらもこっそりこっちを見てバイバイ。と手を降って挨拶をして人混みに消えていきました。
それが彼・・・光くんとの初めての出会いですね。
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小学期 「皆が仲間外れにしてくる中で唯一話しかけてくれたお友達。」
入学式から暫く立っても、やっぱり誰も話しかけてくれなくて、話しても無視されて。
避けられる毎日でした。
だけど光くんだけは余り人目につく場所では話してくれませんが私相手にもちゃんと対応してくれました。
学校でペアを組んだりする時も進んで一緒に組んでくれたりしてくれましたね。
放課後も家が近くだったので余り人目につかない秘密基地みたいな場所を見つけて其処で日が暮れるまでお話したりおままごとしたり・・・色々と遊んでましたね。
けどそんな光くんも悩みが有るみたいで100点のテストを取った次の日に話しかけようとしたら何だか悩んでるような顔をしてました。
話しかけようとしてた私に気付いて直ぐに悩み顔から笑顔で話しかけたので余り気にしてませんでしたが・・・。
それを気にしていれば少しは変わったのかな?
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中学期 「彼が本当の意味で悩み始めた時期。でも私は寂しさを紛らわすことに夢中で気付けなかった。」
中学生になると流石に学校でこっそりと会うのは難しいのでこの時期からはお手紙で色々とお話してましたね。
下駄箱に手紙を入れたり机にかけてあるカバンにこっそり入れたり。
今考えるとアニメとかでやってることですね。コレが本当にそういう物だったらどれだけ良かったんだろう・・・。
この頃になると少し彼が他の人と違うなってことが分かってきました。
周りと比べると明らかに姿勢や歩き方がキレイだし人と話す時も礼儀正しい話し方で話してました。
けどそういうのは私の前だけでは辞めてたんです。疑問に思って聞いてみたら少し悩んだ後『楽だから・・?』
そう言われて少しムッと来て「そ~ですか。白上の前ではそういうのやらなくても良いんですか~。」
ってからかったら焦りながら詳しく教えてくれましたね。
『違う違う!下に見てるとかそういうのじゃない!何だろ・・・学校で親に友達になりなさいって言われた人は・・・なんか本当の意味で自分を出せないんだよね。』
『そういうのは駄目だって言われるし・・・ただフブキはそういう学校での友達とは違って・・・なにか特別なんだよね。だからこんな風に話せるし・・・。』
私との関係は他と違って特別って言われて何故か嬉しくなって、「しょうがないですね~、そういうことなら許しますよ♪」
そう言って私は彼の隣りに座って何時ものように一杯話したりして過ごしてましたね。
ずっとこんな風に過ごせれば良いなって思ってました。
彼が夢とは一体なんだろうと悩んでるなんて全く思ってませんでした。
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受験期 「君がとても難しい高校に行くって聞いて私は目の前が真っ暗になった様な気がしました。」
受験の時期になって高校は個人個人で好きな所に行くって知って私は凄く不安になりました。
今までずっと光くんと居たから、彼が居ないという事を考えたことがなかったから。
だから受験のことを知らされた時はビックリして、離れ離れになっちゃうのかなって思って何処に受けるかを光くんに聞いたんです。
○×高校。
其処は此処らへんで一番難しい高校で、私なんかがとても行けるような場所じゃありませんでした。
もう。コレで会えなくなるのかなって思ったらとても心が苦しくなりましたけど、光君がより良い未来のためにそこに行くのなら止める権利は私にはありません。
だから私は笑顔で「でも其処に行こうと思うなんて凄いんですね!一体将来は何になりたいんですか??」って、聞いたんです。
そんな難しい所に行って何がしたいのか気になったから。
でも彼は、無言で長い間考え込んで、悩むようにしながら『一流になるには必要な事だから・・・そうしろって言われてるから・・・。』
と答えてくれました、けどその顔には【やりたいからやる】というやる気の様な物が見えませんでした。
その後、彼は無理やり話を切って話を終わらせようとしたので私は、自分が行こうと思っているホロライブ学園のパンフレットを彼にあげました。
もしかしたら興味を持ってくれるかもしれない、一緒に行ってくれるかもしれない。
そんな淡い期待を込めてそれを渡して別れました。
「受験会場で貴方の姿を見た時はとても嬉しかったです。そして出来るならこっちの高校に来てほしいって祈ってました。」
「そうなったら彼はどれだけ傷つくことになるかなんて考えもせずに・・・。」
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決別 「いつものようにあの場所で君を待って・・・どれだけ待っても君は来なくて・・・」
私はホロライブ学園からの合格書類を貰って、一先ず高校は決まった事に安心してました。
お父さん達も「コレでフブキはこんな場所から抜け出せる」って泣きながら喜んでくれました。
だけど、私は光君が結局何処に行くのかが気になって、ずっと何時もの場所で彼が話に来るのを待ってました。
でも何時までも待っていても彼が来ることが無くて、とうとう学園での生活のために引っ越す日が来ても彼は来なくて。
きっと志望してた○×高校に合格して、別れの挨拶が辛いから来ないんだと思ってました。
でも、それでも別れの挨拶はしたかったから来てくれなかったのはショックでした。
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それから引っ越した先で荷解きしながら少しずつ生活必需品を買いに街に行った時にふと見慣れた後ろ姿を見ました、前と違って
だから大急ぎで追いかけて声をかけました。
声に気付いて振り向いた光君の顔は見たこと無いくらい暗い顔で、今まで見たことが無い位酷い顔でした。
「ひ、光さん??」
余りの変わりように驚いていると彼はこういったんです。
『・・・白上・・・俺ってなんなんだろ??』
何時もフブキと言ってくれたのに名字で呼んで、自分が何なんだろうって言って。
『・・・俺は何のために努力してきたんだろう。何のために一流になろうとしたんだろう。何のために・・・何のために俺は頑張ってたんだ??俺は何のために父さんと母さんの言うとおりに生きてきたんだ??』
『教えてくれ・・・俺は・・・俺は・・・』
『物でしか・・・失敗作・・・ゴミでしか無いのか??』
今にも壊れそうなほど弱ってて、道に迷った子供のようにそんな事ばかり言い続けてました。
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それから私は彼を一度私の家に招いて事情を聞いて。彼がどんな事を強いられてきたのかを初めて知って。
その努力が報われることが無かった事が悲しくて。
そんな事になってるのに全然気づけなかった自分がとても嫌でした。
「結局私は助けて貰うことばかりで助けることを考えようともしていなかったんです。」
白上家が差別されてるのに引っ越ししなかった理由としては妖術等を扱う為の霊脈が近場では住んでる場所ぐらいにしか無かったので引っ越せなかったのと先祖代々の物等があるので簡単に移動できないと言う事情があります。
なので子育てに向いてない環境だと分かっていながらフブキちゃんを育てる必要が在りました。
・・・何気にこっちの方もハードモードになってるな。
これだけ親しいのにゲーム開始時での光君の独白で幼馴染らしいと言っているのは親しさの度合いが光の中では【他人、知人、友人】ぐらいでしか分けてないので幼馴染ってどういう立ち位置なんだ・・・?って本人が思ってるからです。
因みにこの受験期の時に渡した学校紹介のテキストとかでホロライブ学園に興味を持ったのである意味フブキちゃんファインプレー。(多種族受け入れ中と言う言葉と獣人の生徒とかが写ってる写真が決め手になったらしい)
・・・但し専願で本来の高校に行ってたら合格してました、光君。
ですがその先に有るのは結局両親の道具としての生き方しか無いので光君本人の意志で行ったホロライブ学園への入学志望は文字通り彼が初めて自分で考えて自分で道を選択するきっかけとなってます。
なのでホロライブ学園のこと紹介したのは結構正解。
偶然ですけど光くんもフブキちゃんも決別の時期にどちらも何かと決別してるんですよね。光君は【親の道具としての自分、レールの敷かれた人生を只々生きる人生】
フブキちゃんは【光くんに助けてもらうだけの今までの自分、周りが全部敵だから周りと距離をとって自分の殻に籠もるだけの生き方】
それぞれそれと決別して昔とは違う生き方をする必要になってます。
コレはガチで予想外です( ̄Д ̄;;
この世界だとフブキちゃんも何かしら成長をするかもしれないですねぇ。