ホロライブラバーズ のんびり実況プレイ   作:としたん

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ね、寝る前だからまだ18日!!

・・・正直リアルトラウマを刺激しながら書いたから自信ないです(
あところさん上手く喋れてるかなぁこれ。

・・・とりあえずFRIPニキ、約束通り鎮圧は任せたよ。

では、光君のさらなる絶望をお楽しみください・・・。

6/28 追記 ねじれの解説をガチで忘れてたので書いておきます・・・いや本当に済まないorz

ねじれとはこの小説の世界観の元ネタの一つであるゲーム、Library Of Ruinaに登場する存在でありそれを指す言葉です。

【ねじれ】ってなんぞ?→人がある条件で文字通りねじれて化け物になる現象、ほぼ例外なく厄介な存在で殆どの物は人に敵対的

ねじれる条件→当小説では自分が信じている物(信念)に対しての信頼が揺らぎその不信感が一定を超えるとねじれるとしています。
今回の光君の場合、自分自身の存在意義が揺らいだ。


エイプリルフールネタ おかころその3 ある人間の絶望。

>SIDE:黒川 光

「ねぇ。光はさ、どんな夢とか将来を考えてるの?」

 

おかゆが言った一言で俺の心は大きく揺らいだ。

3年間ホロライブ学園で過ごし、色々と学んだ。

だけど、その言葉で俺は気付いた。

・・・俺は(目標)を持っているだろうか?

『あー・・・特にないな。・・・そういうおかゆはなにか夢有るのか?』

 

俺は頬を掻いて誤魔化しながら聞き返した。

「ん~、僕はやっぱりおにぎり屋さんを続けて・・・大きくすることかなぁ?色々と思い出のある場所だから潰したくないしね。」

 

『・・・あの立地で続けられるのか?』

 

「続けるように頑張るんだよ。料理上手なひかりんが手伝ってくれたら良いんだけどな~?・・・今なら僕も付いてくるよ??」

 

そう言いながらおかゆは俺を見つめてくる。・・・本気で言ってるのか??

『いや、俺なんかが手伝っても意味が』「あー!おかゆ!抜け駆けしてるー!!」

 

おかゆに返事をしようとしたらちょっと席を離してたころねが駆け寄ってきて俺を抱え込んでおかゆから離す。

「ひかりんはころねのパン屋さんで働いてもらうから取っちゃダメ!!」

 

「え~・・・ころさんのところは立地僕より良いから良いじゃん~。光を僕のところにちょうだいよ~」

 

「いくらおかゆでも光は譲れないよ。」

 

そう言いながら俺を物理的に取り合って俺の腕で綱引きを二人は始める。

俺はものじゃないんだけどなぁ

『って、痛い痛い痛い!!俺で綱引きするな!ちょ、腕、腕が!?』

 

・・・そしてその後ボキッという音が教室に広がると同時に俺の叫び声が響いたのは言うまでもない。

放課後、俺は外れた腕を無理矢理戻し未だに痛む肩を撫でながら帰る準備をする。

『・・・あの二人はもう少し加減を知るべきだ。』

 

俺はそう呟いて違和感が有るような気がする肩を動かしながら家に帰る。

・・・しかしなんで二人は俺を雇おう?としたんだろうか。

『俺の料理ほど味気ない物*1なんて無いだろうに・・・。』

 

そう言いながら俺はなんとなくグラウンドを見る。

戦闘科等があるホロライブ学園でも部活は普通に在り、校庭では野球部やサッカー部が練習している。

・・・夢のためにアレだけ汗を流し努力している姿は、俺から見ればとても輝いていて。

『・・・眩しいな。』

 

無意識の内にそう言いながらしばらく眺めていると・・・何故か俺は嫌な感情を持っていた。

なんて言えば良いんだろうな、とても重くて・・・ドロドロとして・・・落ち着かない感情だった。

俺はそれ以上見ていたくなくてさっさと家に帰った。

次の日、俺は学園のクラスメイトに夢について聞いてみた。

俺も夢を持ってみたかったから、其のためには夢を既に持っている人達に聞くのが一番だと思っていたから。

皆それぞれ色々な夢を語っていた、いつか特色クラスの便利屋になるため、良い伴侶を見つけて幸せになりたいから、ここで身につけた力を使って家族を守るため。

皆、それぞれ違った夢を持っていて、其の夢を語る時は照れくさそうな顔をしていたけど・・・なんというかその表情は輝いていた。

・・・それを見るたびに俺の心は黒い何かが溜まっていった。・・・そしてそれは何時の日か俺に声をかけてきた。

【皆夢という輝きを持っているがお前にはそれに劣らない物があるのか?】

 

その声は何処からともなく聞こえてきて俺に囁いてきた。耳をふさいでも聞こえて、俺はそれを無視しようとしたけどその声は俺の心を揺さぶっていた。

・・・俺の夢、それは何なんだろうか、何のために俺は生きていくんだろうか。

人生という長い道をどうやって歩いていけば良いんだろう。

俺は一度自分について振り返ってみた、そうすれば夢を見つけれると聞いたから。

俺が本当の意味で生きている時期といえばやはりこの学園での3年間だろう。

親からの教えを強要されず、自分で考え、学び技術などを自分で身につける日々だったから。

・・・けども、俺は本当に自分の意志で力を付けてきたんだろうか?

今思い出せば俺は・・・ころねとおかゆに付いていくばかりだった。

便利屋も元は二人に誘われてなんとなく初めたことで、自分の意志で初めたわけじゃなかった。

居合いも自分の意志じゃなくて昔から続けてたからやり続けただけだった。

皆はよく褒めてくれるが俺の料理の腕は其処ら辺の人より劣る物だ。

・・・俺の持つ力は全部誰かから教えてもらったものか、平凡の域を超えない物ばかりだった。

俺は自分の意思で身につけた物があっただろうか?他人に誇れる何かがあるだろうか??

それに気付いた時、俺は目の前が真っ暗になった気がした。

・・・何も持ってない俺はどうやってこの先(未来を)歩いていけば良いんだろうか?

【ほら、やっぱり。お前には皆のような夢も輝きもないんだよ・・・あの人達(両親)からの指示で何かを学んでいた時と何も変わらない。】

 

・・・前よりもしっかりと、そして大きく聞こえてきた声に俺は反論できなかった。

ただ、聞きたくなかったから布団の中に閉じこもるように眠った。

朝、目が冷めて俺は呼吸がしにくかった。

俺の心の中にある黒い何かが俺に纏わり付いてるような気がして、溺れてるような感じだった。

とにかく嫌な気分で、俺は洗面台で吐いて、その日初めてズル休みをした。

・・・その日洗面台の鏡で見た物は俺は忘れることは出来ない。

俺にまとわりつく黒い影のような()()、そして俺にささやく言葉を。

【・・・お前に考える心は必要なのか?考えても只々傷付くだけなのに持ち続ける必要はあるのか?】

 

その言葉は、今まで聞こえた声の中で一番俺の心に響く言葉だった。

だけども俺はその言葉に従うのは危ない気がして必死で耳を塞いで眠った。

次の日の朝、俺は学校に行くことにした。

正直昨日のような息苦しさはあるけど、サボり続けることは良くないことだから。

それに少し癒やしが欲しかったから、皆と話して耳を触らせてもらえば少しは楽になると思った。

俺は皆が居るゲーマーズの部室に行って皆に声をかけようとして、ドアに手をかけた時中から皆の笑い声が聞こえた。

・・・普段だったらそうしなかっただろうにその時なんでそうしたのかは分からない。

けど気がついたらドアを少しだけ開けて皆のことを覗いてた。

・・・ころねが、おかゆが、フブキが、ミオが、あやめが・・・みんな笑っていた。

普段どおりの光景なのになぜかそれがとても心を揺さぶって、まるで・・・太陽のような輝きで。

暗闇しか無い自分が嫌になってきて、そして俺は

『・・・羨ましいな。そして・・・』

思っていたことを呟いたことに気付いた俺は走って家に帰った。

結局俺はその日も学校を休んだ。

あの時、部室前で思った事は気の迷いだ。そう思い込んで眠りたかった。

【妬ましい。そう思ったんだろう?隠すことはない、嫉妬なんか当たり前だ。】

 

・・・その声はそんな俺の努力をあざ笑うかのようにあの時感じた俺の心を話す。

黙ってくれよ・・・俺の心を勝手に暴かないでくれそして何より・・・俺があの人達(両親)のように嫉妬のような黒い感情を持ったことを気づかせないでくれ。

そう思っていてもその声は常に俺に話し続ける、無視しても一方的に喋り続ける。

俺を包み込む()()()()は俺にこびりついて右から、左から・・・そうなふうに工夫をこらして話す。

・・・耳を聞こえなく出来たらどれだけ楽だろうか。

 

次の日は・・・寝坊してた。

気がついたら昼頃で、スマホには皆からの心配の声が届いてた。

返事をしようと思ったけど、なんて返せば良いのか分からなくて俺はそのままスマホを枕元に投げて、少し外に出てみた。

人間も元は動物、日光を浴びて、自然を感じれば少しは良くなる。

そんな適当な理由で俺は公園に来た、近場で自然が多くて太陽を感じれて、何よりここは涼しい風が吹く。

昼寝には最適だと思った、適当な丘で横になって目を閉じる。

・・・家よりかはよく寝れそうだった。

 

次に目が冷めたのは夕方頃だろうか。

子どもたちの声で目が覚めて、起きて・・・その姿を見てしまった。

子どもたちはいわゆるヒーローごっこをしてたんだろうな。

「俺は〇〇になる!」「じゃあ俺は××!」

それは最近新しく特色になった人気の便利屋だったり、特撮とかのヒーローだったり、まぁまとまりがない物だった。

けど、子どもたちはそれになりきって遊んで笑って居る。

・・・その笑顔が俺には眩しすぎた、昼寝でいい気持ちになった心が一気に重く、黒く汚れる程に。

そして嫉妬して、この手で壊したくなるほどに

いつの間にか握っていたその拳を俺は急いで押さえて、家に走った。

その途中、俺は・・・すれ違う人々の中に輝きを見ていた。

すれ違う人々の一挙一動でその人だけの個性、夢・・・そういった輝きを見出していた。

・・・俺はそれを見なかったことにして家に帰って、テレビを見てみた。

何か、興味を反らせる物はないか、そんな思いでテレビを見て後悔した。

「夢のために諦めない人特集!!」

そんな特集の番組がやっていた、消そうとしたけど俺に巣食う影がそれを邪魔をした。

それで見た物は・・・人という物がどれだけ夢のために諦めず、そして自分らしく生きていけるか・・・。

自分らしく自分の人生を輝かせれるか、そういった物ばかり見てしまった。

俺には何一つ無いもの・・・。俺がほしいと思う物・・・。

 

気付いたらテレビは終わっていて、何時もなら毎回録画してる今日のワンコ、にゃんこの映像が流れてた。

けども俺はそれを見ずにリモコンをテレビに投げて、テレビを2度と映らなくした。

・・・開いた窓を見て、其処から見える隣の家の幸せそうな家庭が見えて、俺はカーテンも閉じた。

俺は・・・何も見たくなかった、今はただ安らかな平穏が欲しかった。

けど何を見ても人の輝きが目に入る・・・。

目が見えなかったらどれだけ楽だろうか。

【お前には何もない、自分だけの何かも、夢という輝きも、あるのはただ見にくい嫉妬するだけの心だけだ。】

 

・・・その声を否定することすら俺には出来なくなっていた。

俺に取り付く黒い影は俺の心を、首を締め付けながら俺に話す。

俺の心の醜さを、嫉妬心を、俺の無価値さを。

その声は今まで聞いたどんな声より響いて、何気ない一言呟くだけでも俺の心の中に入ってきて・・・そして何よりも俺の声そっくりだった。

次の日は・・・俺はおかゆところねの二人のチャイムで起きた。

朝起きれば何度も何度も・・・一秒にどれだけ連打してるんだ??って思う程の速さのチャイムが鳴っていた。

こういう風に鳴らすのはおかゆところねの二人しか居ない。

正直、どういう顔で合えば良いのか分からないけどとりあえず玄関に行って早くこのチャイムを止めてもらおう。

『おはよ・・・チャイム壊れそうだからその鳴らし方やめてもらっていいか??』

 

「おはよ~・・・?光、ひどい顔だけどどうしたの?」「ぉあよーひかりん!」

 

予想通り二人がいて、おかゆが心配そうに俺に声をかけてきたがそれに返事するまもなくころねが俺に飛びつく。

「(スーハー)・・・はぁ~・・・久しぶりのひかりんの匂い~・・・すー・・・。」

 

そう言って俺の体に顔を押し付けて匂いをころねは嗅いでいる。

・・・何がいいんだか。

「ころさんころさん、うらや・・う”う”ん!急に飛びついたら光も驚くからステイステイ。」

 

「やだ!しばらくこのままで居るの!」

 

そう言ってころねは俺に抱きつく・・・当然色々と柔らかい物が当たって、俺は反応に困る。

・・・こういう時はどう反応してもだいたい碌な目に合わないからだ。

「も~、子供みたいな事いわないでよころさん。ほら、光も少し迷惑そうだよ?」

 

そう言っておかゆはころねを剥がそうとするががっしりと力を込めて抱きつくころねはそう簡単には剥がれない。

「迷惑そうに見えるだけでひかりんは嫌がってないかも知れないじゃんおかゆ。あ、ひかりん!ころねパン作ってきたんだけど食べる?」

 

そう言いながらころねは作ってきたらしいパンを俺の顔に当てながら聞いてくる。

『・・・あーうん。ちょっと色々と当たってるから離れて欲しいかな?アトパンハクウ』

 

「??・・あ!え、えっちぃ!!」

 

俺が返事をすると少し考えてころねは顔を真っ赤にして俺のことを殴ってくる。

うん、知ってた。そう思いながら俺はころねのボクシングで鍛えられた拳を久しぶりにその身で受けることになった。

・・・所でおかゆの方からも拳が飛んできてたのは気のせいか??

 

 

 

『んで、何しに来たの??』

 

何故か2()()()()()()を押さえながらころねが作ってくれたパンを食べながら俺を挟む形で隣に座る二人に尋ねる。

「え、そりゃあ入学して以来遅刻も休みもしてなかった光が急に休んだら心配になるじゃん。大丈夫?熱とかあるの??」

 

「そーそー。もしかしたら元気ないのかなって思ってころね特製のパン持ってきたんだよ!どう?美味しい??」

 

そう言っておかゆは俺のオデコに自分のオデコを当ててきて、ころねはころねでまた俺に抱きついてパンの感想を聞いてくる。

『・・・ちょっと色々合っただけだよ。後パンは・・・普通にうまいよ・・・()()()()。』

 

「そう?ちょっとって感じじゃなさそうだけど・・・まあ、キミがそういうんだったらそうなんだろうね。」

 

俺の返事に少し疑問を持ちながらもおかゆは大人しく引き下がってくれる。

ころねは俺がパンを褒めたら文字通り手を上げて喜んでる。

『・・・用件はコレで終わり?だったらもう帰って欲しいんだけど。』

 

「…やっぱり光、ちょっとおかしくない??一人になりたがるなんてらしくないよ??」

 

『俺だって一人になりたい時ぐらいあるけど?』

 

「・・・」「・・・」

 

「(やっぱりなんだか様子が可笑しいねころさん)」「(うん、何か・・・暗いよね今日のひかりん。)」

 

「(そうなんだよねぇ・・・なんか今日は、顔が死んでるんだよねぇ。)」

 

俺が二人に帰って欲しいという事を伝えると二人は無言で部屋の隅の方で話し合っている。

二人が何を話してるかは、ここ毎日()()()()()()()()()のせいで聞こえやしない。

 

「(どうする?首輪つけて無理やり連れてく??ころねリード持ってるから何時でも出来るよ!!)」

 

「(なんで持ってるのころさん・・・。無理やり連れて行くのは難しそうだし・・・このお仕事の手伝いって名目で誘おうか。多分外に出かければ少しはマシになると思うし。)」

 

コソコソ二人で話しながらおかゆは何かを取り出す。アレは・・・依頼書か?見た感じ等級はそこまで高くない物だと思うが・・・

「(何処の仕事?あまり遠くだとひかりん付いてこないよね?)」

 

「(すぐ近くだよ。ピクニックとかに最適な場所だから開いた時間に皆でお散歩したりすればきっと元気になるよ)」

 

仕事の内容について詳しく見ようと動き出そうとした瞬間

「「ひかりん~、ちょっと手伝ってほしいことがあるんだけど?」」

 

二人はお互い頷きあって、俺に声をかけてきた。

『・・・いや、だから少し一人で。』

 

「ひかりん。食べたパンのお礼まだ貰ってないよね?」

 

「後玄関のカレンダー見たけど今日は予定入ってないよね?何時も光は予定あったらすぐにカレンダーに書いてるからわかりやすくて助かるよ~。」

 

・・・痛いところつくじゃないか、二人共。

そう言って俺は二人に連れ出されて一緒に依頼に出ることになった。

依頼者は・・・どっかの翼らしい。内容は指定された場所の調査。

何でも急に人が解けたような化け物や・・・人の出来損ないの様な物が出てくるようになったらしいからその調査をして欲しいそうだ。

・・・わざわざ翼がこんな内容で依頼を出すなんて何か嫌な予感がするが・・・俺が受けた仕事じゃないし別にいいか。

「え~とね、僕たち3人は一番最初に調査することになるね。しっかり依頼書を見たけど依頼の途中放棄に関する注意事項は無いから、危なくなったらすぐに逃げても大丈夫そうだよ。」

 

「おー!さすがおかゆ。抜け目ないねぇ~」

 

『・・・その割にはこの依頼の待機場所に特色クラスの便利屋が居るのが不思議なんだが・・・?』

 

「ん~、もし何かが合った時のために特色クラスを呼んでるらしいよ?大丈夫だよ、今回の依頼はしっかりと契約事務所挟んでるものだから僕たち3人が駆け出しの頃に起きたみたいな依頼詐欺みたいなのは起きないよ。」

 

『だと言いけどねぇ。』

 

そう言って俺は周りを見渡す。

俺と同じ様にバイト感覚で参加したらしい学園の生徒らしき便利屋、駆け出しなのかあまり上等な装備とは言えない物を持った便利屋・・・まぁ、たしかに一部実力者が居るが多くは新人。9級、8級クラス*2らしき便利屋だ。

ん・・・?あの手袋ってもしかして黒いt

「ひかりん!」

 

『おおう・・?』

 

人混みの中で見つけた珍しい奴に気づいたと思ったらころねに腕を揺らされその考えは止められる。

「ボーっとしてる場合じゃないよ?おかゆんもう、出発の報告とかしてるから早く行こ??」

 

『あ、うん・・・。』

 

もう一度その人物を探すが見つからない・・・人混みに混ざったか。

「どしたの?誰か知り合いでも居たの??」

 

『いや、気のせいだった。・・・早く行こうか、おかゆを待たせたら何か言われそうだし。』

 

「おー!ちゃちゃっとお仕事してピクニックしよー!!」

 

『・・・なにそれ聞いてない。』

その後は無事依頼をこなしてピクニック・・とは行かなかった。

依頼書の通り、人の出来損ないのような化け物がいくつか居て、そいつらの足跡を辿っていったら研究所らしき場所が見つかった。

其処には他にも似たような奴らが居たけど・・・まぁ、憂さ晴らしにはなったな。

「(・・・おかゆん・・・やっぱひかりん荒れてる?)」

 

「(アレは荒れてるね~・・・ちょっと、じゃなくてすっごくやなことが合ったんじゃないかなぁあれ。じゃなきゃ何時も相手だけを切ってる光が床とか地面とか巻き込んで派手に切ったり、()()()()()()()()()()()()()もん。)」

 

『・・・置いてくよ?』

 

「あ、待ってよひかりん!!」

 

なんか又二人で話してるな・・・今日はなんか多いな

【お前の無能っぷりについて話してるんじゃないか?】

その言葉を聞いた瞬間俺は右手を声が聞こえてきた場所に振りかぶり、()()()()()()()()()()()()()()()

ああくっそ。幻聴か何かに近いってのは分かってるのについ、手が出ちまった。

「ひ、光??」「ど、どしたの??何か気に入らないことでもした??こーね達悪い事した??」

 

そう言って二人は少し怯えながら俺に聞いてくる。

『・・・うるさい虫が居ただけ。・・・先行ってる。』

 

普段だったら、怯えさせたことを謝ってるだろうけど・・・その時はそんな事したくなかった。

と言うより、近くに居たくなかった。

このまま一緒に居たら何かの拍子に傷つけてしまうような気がしたから。

 

 

 

そして、俺は一人研究所の最深部に着いて・・・知りたくもない事を知った。

俺は人間じゃない・・・ただの道具だということを知った。

 

最深部にはある資料が保管されていた。

この研究所で研究されていた物、それに関する資料。

・・・簡単に言えば望んだ才能を持った子供を作る研究。

それがここ、日本■類研究所、○▲支部が行ってた研究。

そして最新の報告書こんな事が書いてあった。

「報告:黒河 誉氏への納品物不備のため急ぎ代替品を製造すること。今度こそ失敗はするなよ。」

 

 

その名前は・・・俺の親父で・・・注文されたものの納品日は俺の誕生日・・・

つまり・・・俺のことだったんだ。そして俺が今まで切ってきたものは・・・俺の弟達だった。

・・・なぁ、神様。これはあんまりじゃないのか?

 

俺が不良品だったからって・・・こんな生き地獄を用意するのかよ。

 

 

気がつけば俺は・・・、()()()()()()()()()()()を出しながらおかゆたちの前に立っていた。

「ひ、光・・・??どうしたの??なんだか怖いよ・・・その笑い顔。」

 

笑ってる・・・?どうなんだろうな。なぁ?お前はどう思う?俺。

【もう苦痛を感じる必要が無いからじゃないか?感じるだろう??体がねじれる毎に心が、痛みが、何もかもが感じなくなっていくことを。】

 

『・・・ああ、そうだなぁ。ねじれるたびに、心が楽になるな。・・・弟達を殺したという罪悪感も、嫉妬心も、消えて・・・』

『何もかも見えなくなっていって、何もかも聞こえなくなってくる。・・良いなぁ、これ。』

 

「ひ、光??弟たちってどういう事・・・?それにねじれるって・・・誰と話してるの??」

 

『・・・少なくともお前のように輝きを持ってる人間より遥かに話しやすくて・・・心が楽になる相手だよ。』

 

せっかく気持ちよく新しい体になって言ってたのに目の前の紫色の獣人(猫又おかゆ)が話しかけてくる。

「もしかして・・・ダメ!!その声にそれ以上耳を傾けちゃダメだよ!!・・・ころさん!!」

 

「と、とりあえず殴ってみる!大体は殴れば治るってばあちゃんが言ってたし!!」

 

そう言ってもうひとりの茶色の獣人(・・・誰だっただろうか?)が襲いかかるけど、俺は何処からか聞こえてくる、毎日聞こえてきていた声とは違う声に従って()()を振り払う。

 

【もう遅い】

 

声に従ってそのセリフを言うと同時に、何かがねじ切れるような音が聞こえると同時に俺の視界は・・・俺の心は何も見えなくなった・・・。

・・・ああ、ようやく安らかにいれる・・・。もう何も見ないで良い、何も聞かないで良い、傷付く心を持たなくていい、考えもしなくていい。

だって、心が無くても道具は指示があれば動けるから。俺はもう道具だから。だから俺という人格はもう起きなくてい。

 

最後にそう考えて・・・俺は眠った(心に閉じこもった。)

 

 

 

 

WARNING WARNING WARNING WARNING WARNING WARNING WARNING WARNING

ねじれが出現しました。

絶望と共に歩きこの世界を破壊していきます!

WARNING WARNING WARNING WARNING WARNING WARNING WARNING WARNING

 

 

 

考えることのない完璧な道具(黒川 光)

HP:300 精神抵抗値:100

全攻撃耐性

 

パッシブスキル

【揺らぎ】:全ての技のリキャストを0秒にする。通常技の使用コストを『無し』に変更する。

 

【絶望を知ると良い。】:戦闘開始時及び3幕毎に一定の好感度以上、若しくはトラウマなどの精神的な苦痛を乗り越えたことのある人間に絶望への克服を付与。

それ以外の人物に絶望を付与。

絶望を付与された場合、防御力低下2、速度低下2、攻撃力低下2、の効果を与える。

 

【絶望を知らない人間の言葉が響くとでも?】:絶望への克服を所持していない人物からの攻撃を全て0にする。

 

【さぁ、一緒に歩こう。心を閉じれば辛いもの(絶望)をもう見なくて済む。】:絶望が3付与された相手を行動不能にし、行動不能にした相手のステータスをコピーした眷属を召喚する。

召喚した眷属を破壊した場合行動不能になったキャラクターは復活する。

 

【もう動じることのない心】:感情レベルが上昇しない。

 

【本当にこれで良いんだよな】:絶望を所持した相手とマッチし、敗北した際相手に絶望への克服を付与、自身に疑う心を付与。

疑う心が3以上になった場合このキャラクターは混乱する。

 

【再び導いてください。】:指示者、導き手両方が死亡した場合自身のHPを50消費し、蘇生する。

 

指示者

HP100 精神抵抗値:75

【正しい指示】:このキャラが存在する場合、考えることのない完璧な道具の攻撃を全て強化する

 

【きちんと守りなさい、道具】:考えることのない完璧な道具が混乱していない場合、このキャラクターを攻撃できない。

 

【しっかりと使いこなしなさい】:このキャラクターが持つ速度ダイス全てを考えることのない完璧な道具に与える。対象が混乱していた場合移動されたダイスはもとに戻る。

 

 

 

導き手

 

HP100 精神抵抗値:75

【正しい導き】:このキャラが存在する場合、考えることのない完璧な道具の攻撃対象を変更することが出来ない。

考えることのない完璧な道具がマッチに勝利するたびに次のマッチ時全てのダイス威力+1(上限なし)

 

【きちんと守りなさい、道具】:考えることのない完璧な道具が混乱していない場合、このキャラクターを攻撃できない。

 

【しっかりと使いこなしなさい】:このキャラクターが持つ速度ダイス全てを考えることのない完璧な道具に与える。対象が混乱していた場合移動されたダイスはもとに戻る。

 

 

 

*1
愛が籠もってないゆえに其の料理は味気ない、彼は愛情を最も欲するが故に気付いてしまう。

*2
便利屋の階級は特色<1級~9級といった順番で分けられる、当然上の階級ほど強い者である。詳しくはFRIPニキの動画の解説を見よう!(説明を丸投げするクズ)




・・・ちなみに光くんに救いはないです。
頑張ればねじれた=化け物になった光くんを倒せますが、現実から目を背け、自分の中に閉じこもる選択をとった光君は一生その心を、自我を目覚めさせることは有りません。
ずっと、眠り続けます。

かとしょうニキのところのチョコセンセーとは絶対に相性が悪い…だってこの子立ち上がる力がもう無いもの。
二度目の絶望なのもあるしね…誰か助けてあげて。


ギリギリまで書いてたので頭動いてないのであとがきは今回ほぼおやすみ・・。後で書き足します
質問は感想などで投げたらキチンと答えます。

追記:おかゆん達が光がどう絶望したのか知っているのはねじれた光君との戦闘中に光君が自身の痛みについて語っていたからです。
あまり多くは語りませんでしたがその言葉をまとめて光君が最後に見た報告書を見てすべてを察しました。

次のイベントは?

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