グランドジオウのヒーローアカデミア 作:通りすがりのヒーロー
第40話 救助訓練レース
職場体験が終わり、通常授業に戻り最初のヒーロー基礎学は運動場γで行うことになった。
「はい、私が来たー」
しれっと始まったオールマイトの挨拶。
「今回は職場体験後なので、救助訓練レースを行おうと思うぞ!」
「救助訓練ならUSJではないんですか?」
飯田はコスチュームがボロボロになったので今回体操着で参加している。
「言ったろ、これは『レース』!まずは5人1組を作り、この入り組んだ中に私がSOSを出しているから各自スタート地点から探し出すんだ!」
「なるほど、だからここなのですね!」
「それと、建物への被害は…最小限に!」
オールマイトは勝己を指さした。
「指さすなよ」
最初は出久、飯田、瀬呂、芦戸、尾白の5人になった。残りはモニターの所で待機している。
「にしても機動力良い奴集まったなぁ」
「トップ予想な!俺は瀬呂!」
「あー、でも尾白もあるぜ?」
「オイラは芦戸、あいつ運動神経良いんだよな」
「デクが最下位」
「怪我のハンデがあっても飯田くんだと思うな」
「時乃はどう思うんだ?」
「俺は出久かな」
(あの時ちゃんと見れなかったけど、予想があってれば…)
『START!』
僕はスタート地点で意識を集中した。
「イズ、変身ってポーズ取らないと出来ない感じかな?」
「いえ、そんなことはありません。手順を間違えなければ大丈夫です」
「そっか、ありがとう!」
僕は意識を戻して準備した。
『START!』
ダッ!
(ワンフォーオール・フルカウル!そして…)
『ゼロワンドライバー』
「今最適なのはこれだ!」
『ウイング!』
『オーソライズ!』
「変身!」
『プログライズ!Fly to the sky!フライングファルコン!"Spread your wings and prepare for a force."』
「よーし、これで!」
ビューン!
「え!?嘘だろ!」
「緑谷!?」
(…なんかみんなビックリしてる。まぁそりゃそうだよね)
そのまま僕はオールマイトを見つけて1位になった。
「ありがとう、そしておめでとう!」
「ありがとうございます!」
「なんだよ、緑谷それ!」
「あはは」
「じゃあ次の組に行くぞ!」
「「はーい!」」
みんな戻っていく。
(僕も…)
その時…
「ビックリしたぜ、後で話したいことあるから!」
オールマイトは僕にしか分からないようにサインした。
次は俺、耳郎、切島、常闇、青山の5人になった。
(職場体験でウォズに教えてもらったこと、ここで生かすぞ!)
『我が魔王。』
『どうしたの、ウォズ?』
『グランドジオウはライダーの動きや特徴を再現することが出来ますよ』
(ここで実験してみるか!)
『START!』
ダッ!
俺は走りながら、新しい技を試してみた。
『ビルド』
俺はビルドのホークガトリングの特徴、つまり飛翔能力を自身に身に付けた。
バサッ!
(成功だ!)
俺の背中にオレンジ色の翼が生えた。
「よーし、このまま行くよ!」
ビューン!
俺は飛び、オールマイトを見つけゴールした。
(なんか、出久の二の舞になった気がするな…)
「ありがとう、そしておめでとう!」
「ありがとうございます。」
そのまま戻って他の人のレースを見て今日の授業は終わった。
授業は終わった俺達は更衣室で着替え始めた。
「俺は機動力が課題だな」
「にしても緑谷のあれ何だよ!?」
「確かに、あんなんビビったわ。絶対俺が勝てると思ったのにさぁ」
「あはは」
「なぁ、緑谷」
「どうしたの?轟くん」
「お前も個性2つ持ちだったのか。だとしたら体育祭の時、俺は少しショックなんだが…」
「いや、あれはなんて言うか…」
「俺と似た感じだろ?」
「え?」
「俺みたいに元は変身だけど、その派生的な感じで変身前は増強型みたいな個性なんじゃないのか?」
「まぁそんな感じ!ただね、変身はこの前の職場体験で出来るようになったんだ。それまでロックが掛かっていた感じなんだ」
「そういうことだったのか、悪ぃな」
「いやいや、そんなことないよ!」
「お前ら!そんなことよりこれ見ろよ!」
峰田は壁に貼られたポスターの少し剥がした。
「この穴!きっと先輩方が頑張って空けてくれたんだ!」
覗こうとする峰田。
「やめたまえ!覗きは立派な犯罪行為だ!!」
「オイラのリトル峰田は立派なバンザイ行為なんだよ!」
訳分からん理論で覗こうとする峰田。彼に対して物凄い怒りをあらわにしている者が2名居る。
(峰田くん、流石にそれはさせないよ!)
(あのぶどう、死ぬ覚悟があるようだな!)
その時…
ブスッ!
「ギャァァァ!!」
「耳郎さんのイヤホンジャック!」
「ナイス!!」
誰も峰田の心配はしなかったとさ。
今回はここまでにします!そして次回から期末テストの内容に入っていきます!