グランドジオウのヒーローアカデミア   作:通りすがりのヒーロー

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前回の絶望的な終わりからの続きです。ソウゴたちは無事に生還することは出来るのか?


第71話 平和の象徴

「・・・・・・」

 

(あれが、ラスボス!『オールフォーワン』!一瞬で全部消し飛ばした・・・あんなのといずれ戦えってことなのか!?)

 

この世界はアニメやマンガではなく、『現実』それを目の当たりにした。

 

「ぷっ、ゲホッ。なんじゃこりゃ・・・!」

 

(勝己!転送されて来たのか。何とかして助けないと・・・)

 

しかし体が言うことを聞かない。

 

(恐怖で動かないのか?でも動かないと・・・!)

 

「悪いね、爆豪くん」

 

そして次々と現れるヴィラン連合のメンバー。

 

「先生・・・」

 

「また失敗したね、弔。でも決してめげてはいけないよ?またやり直せばいい。こうして仲間も取り返した。・・・この子もね。君が大切な『コマ』だと考え、判断したからだ。いくらでもやり直せる。そのために僕が居るんだよ。全ては君のためにある」

 

(どうする?この状況、1つでもミスをすれば終わる!迂闊な行動は出来ない・・・)

 

俺がそう考えてると出久たちが助けようと動き出したが、飯田と百が止めた。

 

「・・・やはり、来てるな」

 

(気付いてる!?いや違う!確かこの後・・・)

 

月が綺麗な夜空から1人のヒーローが飛んできた。

 

「全てを返してもらうぞ!オールフォーワン!」

 

「また僕を殺すか?オールマイト!」

 

オールマイトの拳をオールフォーワンが受け止めた。ただそれだけなのに、すごい衝撃が生まれた。

 

「随分遅かったじゃないか。バーからここまで5km余り僕が脳無を送り、ゆうに30秒は経過してからの到着・・・衰えたね、オールマイト」

 

「貴様こそなんだ、その工業地帯のようなマスクは?だいぶ無理してるんじゃないか?6年前と同じ過ちは犯さん、オールフォーワン!爆豪少年を取り返す!そして貴様を今度こそ刑務所にぶち込む!!貴様が操るヴィラン連合諸共!」

 

そう言い放ち、突撃するオールマイト。

 

「それはやることが多くて大変だな。お互いに」

 

しかしオールフォーワンは意図も簡単に弾き飛ばした。

 

「空気を押し出す+筋骨バネ化、瞬発力×4、余力増強×3。この組み合わせは楽しいなぁ、増強系をもう少し足すか」

 

(壁で見えてないけど、オールマイトを弾き飛ばした上に個性の組み合わせを考えて楽しんでる!?流石はラスボス、やばすぎでしょ・・・)

 

「オールマイト!」

 

勝己が心配し、叫ぶ。

 

「心配しなくてもあの程度では死なないよ。だからここは逃げろ弔、その子を連れて」

 

そう言いながらオールフォーワンは黒霧に指先から出した物体を刺した。

 

「黒霧、みんなを逃がすんだ」

 

「ちょ、あなた!彼やられて気絶してるのよ!?よく分からないけどワープが使えるならあなたが逃がしてちょうだいよ!」

 

「僕のはまだ出来たてでね、マグネ。転送距離は酷く短い上、彼の座標移動と違い僕の元へ持ってくるか、僕の元から送り出すしか出来ないんだ。ついでに送り先は人、馴染み深い人物でないと機能しない。だから黒霧にやってもらう。『個性強制発動』!さぁ、行け。すぐに考えろ弔、君はまだまだ成長出来るんだ」

 

「逃がさん!」

 

オールマイトが戦線に復帰し、転送を防ごうとした。しかし、オールフォーワンがそれを妨害する。

 

「先生・・・」

 

「行こう、死柄木!あのパイプ管がオールマイトを食い止めてくれてる間にコマ持ってよ!」

 

「・・・めんどくっせぇ!」

 

(まずい、このままだと勝己がアイツらに連れて行かれる。自分は何をすれば良い?召喚して助けるか?いやそしたらおそらくここがバレる!仮に助けられたとしてもオールフォーワンがいる以上自由には出来ない・・・!虚を、隙を作るしかない!だけど時間も限られてる、どうする?)

 

「今行くぞぉぉ!」

 

「させないよ、その為に僕がいる」

 

オールマイトが助けようとするがオールフォーワンがそれを阻止する。

 

(早くしないと・・・!)

 

「飯田くん、みんな!」

 

「ダメだぞ、緑谷くん!」

 

「違うんだよ、あるんだよ!決して戦闘行為にはならない、僕らはこの場からされる。それでもかっちゃんを助け出せる方法が!」

 

「出久、その作戦を聞かせて」

 

「でもこれはかっちゃん次第でもあって、この策だと多分僕じゃ成功しない。だから切島くん、君が成功率を上げるカギだ!」

 

「詳しく説明しろ、緑谷」

 

「うん、作戦はこうだ。・・・」

 

「そんな方法で!?」

 

「オールマイトの状況、かっちゃんなら分かってるはず」

 

「・・・だろうな」

 

「かっちゃんは相手を警戒して距離を置いて戦ってる。タイミングはかっちゃんとヴィランが一定距離離れた瞬間!」

 

「飯田さん・・・」

 

「確かに博打ではあるが、状況を考えれば俺たちのリスクは少ない。何より成功すれば全てが好転する・・・やろう!」

 


 

「作戦はこうだ。僕の個性と飯田くんのレシプロで、まず推進力!そして切島くんの硬化で壁をぶち抜く!開けた瞬間すぐさま轟くんの氷結で道を形成して欲しい。なるべく高く飛べるよう、ヴィランは僕らに気付いてない!これまでヴィランに散々出し抜かれてきたけど、今僕らがそれを出来る立場にあるんだ!そして、手の届かない高さから戦場を横断する!ヴィランのボスはオールマイトを食い止めてる。これはつまり、逆もまた然り!そしたら切島くんだ!1番はソウゴくんなんだろうけど、作戦上どうしても定員オーバーになってしまうから君しか居ない!入学してから今までかっちゃんと対等な関係を築いてきた、『友達』の呼びかけなら!」

 

「来い!」

 

「きっと!」

 

その瞬間、戦場に大きな爆発が起きた。そのまま切島が出した手に向かって飛んで行った。

 

「バカかよ」

 

「なにぃ!?」

 

「爆豪くん!俺の合図に合わせて爆風で!」

 

「てめぇが俺に合わせろ!」

 

「張り合うな!こんな時に!」

 

「出久の予想通り、向こうに釘付けだ。2人とも今のうちに行こう」

 

「「あぁ/はい!」」

 

そして俺たちは急いでその場から逃げ出した。

 

(これで、俺たちの出来ることは終わった!)




今回はここで区切ります!遅くなってしまい、申し訳ありません!次回はオリジナル回になります!故にさらに時間かかる可能性大です!ごめんなさい!
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