ポケットモンスター Let’s Go! ピッピ   作:ディヴァ子

16 / 27
アオイ:「今日からオーレン入りだよ!」
シン&マツリカ「イェーイ!」


オーレンの始まりとレイドバトル

 後日、クチバシティにて。

 

「そんじゃ、行ってらっしゃい」「お土産待ってるぜ」『ニャーたちは一足先に最後のジムに挑んでくるにゃ』「いい旅を」

 

 私たちはムコニャとアポロさん、その他諸々の幹部候補生からの見送りを背に、オーレン諸島を目指して旅立った。サント・アンヌ号よりは小さいが、それでも充分に大きなフェリーに乗船し大海原へ。「栄光丸」という若干心配になる名前の船に身を任せた、楽しい楽しいクルージングの始まりである。

 オーレン諸島は現実で言う伊豆諸島や小笠原諸島に相当するので、割と時間が掛かる。さすがに船中箔こそ無いが、昼食はここで済ませる事になるだろう。どんな料理が出て来るか楽しみだ。

 

「いやぁ、強くなったよな、あいつら」

 

 甲板の船上レストランでシーフードパエリア(材料はシェルダーか?)を頬張りながら、シンくんが呟く。ほっぺにご飯粒を付けちゃって、可愛いんだ♪

 

「そうだね。……個人的には二度と戦いたくないくらいに強くなったよ、うん」

 

 私は口に含んだシーフードパスタをゴクリと呑み込んでから答えた。

 正直、ステロ撒きは無いと思う。あんなピンポイントな対策して来やがって。それをメガプテラにやらせるとか前衛的にも程がある。

 あと、ラッキーを見た時はマジで心が折れた。絶望しか無かったよ、本当に。

 ちなみに、今回は見送ったが、ステロ撒きをメインに据えた昆布戦術に特化した技構成にする案もあったらしい。覚えられる奴がいっぱいいるもんね。お願いだから止めろ下さい、死んでしまいます。

 うーん、旅パだからいいやと思ってなぁなぁにして来たけど、そろそろメンバー調整も必要なのかなぁ……?

 

「そうか? オレはもう一回やりたいけどな」

「シンくんには分からないよ、あの絶望感は……」

「でもさ、そこは事前情報の差だろ? 大丈夫だって」

「そうだけどさー」

 

 だけど、私対策でなくても普通に強いんだよね、ムサシの手持ち。後々ソーナンスが加わったり、ラッキーがハピナスになってたりしたらと思うと、ゾッとする。害悪過ぎんだろ。

 つーかさ、何であいつ、あんなにいわタイプの扱い上手いの?

 ひょっとしたら、本気でタケシより使いこなしてんじゃない?

 

「わたしももういっかいたたかいたい。こんどこそぼっこぼこにしてやるもん」『バウッ!』

 

 海老チャーハンがメインのお子様ランチをがっつきながら、マツリカちゃんがリベンジを誓う。バウワウも闘志が燃え滾っているようである。私程じゃないけど、結構遊ばれてたもんね。ニャースがあんなに強いトレーナーになるとはなぁ。びっくりポンや。

 

「まーまー、せっかくの旨い飯なんだし、もっと楽しもうぜ」

「そうだね」「りょーかい」

 

 まぁ、今更あーだこーだ言っても仕方ないし、切り替えていこう。ご飯が美味しいのは確かだし。

 

「気持ちイイなー」「そだねー」「ほわー」『ピッピィ~♪』『プリィ~♪』『ワウ……』

 

 昼食後はサマーベッドでお昼寝タイム。波の囁きを聞きながらの日光浴は最高に気持ちが良いな。トロピカルジュース美味しい。

 ちなみに今現在、全員が水着姿となっている。甲板の一角がプールになっており、誰もが自由に使う事が出来るのだ。とは言え、乗船者はそこまでいないので、実質貸し切りみたいなものだが。

 だが、そんな楽しいお昼タイムも、すぐに終わった。

 

「あーら、良い御身分ね。金持ちのボンボンは羽振りが違うわ」

 

 私たちを見下ろす、紺色のワンピースに蒼いサングラスが良く似合う、見目麗しい美少女。

 

「「ブルー!?」」

 

 ポケモンタワー以来となる、ブルーの登場であった。

 

「ポケモン?」『バウ?』

 

 そっちのブルーじゃないよ、マツリカちゃん。

 

「お、お前、何でここに?」

「バカンス以外の理由があるかしら?」

「…………」

「信用がないわねー」

 

 黙るシンくんと、あり得なーいなブルー。

 いや、普通に信用出来んわ。お前、あの時殺しに掛かって来ただろうが。

 

「……ま、本命はポケモンだけどね」

 

 ブルーがプールの縁に艶めかしく腰を下ろしながらニヤリと笑う。やっぱりか。

 

「オーレン諸島は島中にある輝石の影響で独自の進化を遂げたポケモンがわんさかいる。だけど(・・・)それだけ(・・・・)じゃないのよ(・・・・・・)

「どういう意味よ?」

「さーてね。それは自分で調べなさいな。フィールドワークはポケモントレーナーの基本よ。それじゃ、バイバイキ~ン♪」

 

 さらに、意味深な事を言うだけ言って、去って行った。何なんだあいつは。

 まぁ、一触発の事態にならなかっただけでも良しとするか。正直、面と向かって勝てる相手じゃないからな。前回も六人掛かりで袋叩きにしたのに、危うく負けそうになったし。マサラ組つえぇ……。

 

「お、見えて来たぞ」

 

 そんなこんなで、地平線にオーレン諸島が見えて来た。

 

「ほわぁ……!」

 

 思わず変な声が出てしまった。

 世界線が違えばナナシマやオレンジ諸島だったであろうそこは、大小三十の島が連なる孤島群であり、カントー本土と比べれば手狭ではある。

 しかし、起伏の激しさ故に手付かずな自然が多く残っているのに加えて、CV:竹中直人の帝王が居そうな結晶塔が樹木の如く無数に生えており、日の光を反射して島全体が虹色に輝いている。特に一番大きな島に生えている一際大きな結晶塔はもはや世界樹であり、空いっぱいにクリスタルの枝葉を広げている。

 なるほど、確かにこれは独自の進化を遂げるのも頷ける。本当にカントーとは環境がまるで違うんだな。すっごい楽しみ~♪

 

《オボン島ニドミ港に到着致しました。お忘れ物の無いよう、お降りください》

 

 そして、下船のアナウンスと同時に港へ到着し、私たちはオーレン諸島に足を踏み入れた。どうやらここはオボン島というらしい。現世で言う父島列島だろうか。

 

「閑散とした港だな」

 

 シンくんの言う通り、待合所はそこそこ立派だが人の数は少なかった。やはり離島だから住民自体が少ないのだろう。人集りの大半が観光客というのは人口の少ない場所では珍しくはない。

 ただ、物資の積み下ろしに関しては忙しいらしく、作業員の皆さんとポケモンたちがせっせと働いている。カイリキー系統は何処でも重労働してるなぁ。

 

「アローラナッシーがいるー」

 

 と、さっそくマツリカちゃんがポケモンを発見。道端にヤシの木よろしくアローラナッシーが点在している。もちろん本物のヤシもあるが、明らかにナッシーの方が目立っていた。

 それにしても、アローラナッシーがいるのか。さすがは小笠原諸島モチーフ、ホウエン地方以上の南国模様である。という事は、他にもアローラのポケモンが見られるのかな?

 いや、本当に見たいのは、既知であるアローラの物ではなく、オーレン独自のリージョンフォームだ。まだクリスタルなイワーク(はがね/こおり)しか見ていないし。

 

「なぁ、アオイ……あれって……!?」

「あっ!」

 

 よーく見ると、アローラナッシーたちの足元に、ピンク色のポケモンがいる。芝生の上でスースーと眠る、桜餅みたいな四足動物。何となくサイっぽいが……?

 よし、さっそく図鑑で調べよう!

 

◆サイホーン(オーレンのすがた)

 

・分類:まんまるポケモン

・タイプ:くさ/フェアリー

・レベル:38

・性別:♀

・種族値: HP:105 A:45 B:120 C:45 D:130 S:40 合計:485

・図鑑説明

 和やかな陽気に当てられる内にトゲトゲしさが失われ、身も心も丸くなった。くさタイプの根本で昼寝する事が大好き。日中は光合成でエネルギーを溜め夜に活動するのだが、それでも動きはゆっくりまったり。今日も明日も木の実を食んで過ごしたい。

 

「サイホーンなのアレ!?」

 

 言われてみると確かにサイホーンの要素は見受けられるが、外皮はプルプルで背中が葉っぱのようになっており、どちらかと言うとモンスターファームのモッチーに似ている。モッチー(ポケモンのすがた)ってか。

 いやー、でも可愛いな、あれ。寝ているだけで全く動かないし、遠目には桜餅にしか見えないから、凄くホッコリする。と言うか美味しそう。ユキハミとかナマコブシの色違いと並べたら、完全にお菓子である。

 

「わー、かわいいー。いっしょにねるー」『バウ』『…………? ……zzZZZ』

 

 さっそくマツリカちゃんが絡みに行き、その背中へ抱き着くように乗っかる。オーレンサイホーンは一瞬目を覚ましたが、気にする事なく再び寝入ってしまった。可愛いねキミら。平和だ。

 

「あっちのあれはラフレシアか!?」

「ベロリンガにバタフリーもいるわよ!」

 

 さらに、次々と見付かるオーレンの姿を持つポケモンたち。キレイハナのように等身の上がったラフレシア、疫病吐きっぽくなったベロリンガ、キョダイマックス形態に近い姿をしたバタフリー。全員基本色がピンク系なのが特徴だ。

 

◆ラフレシア(オーレンのすがた)

 

・分類:ようかポケモン

・タイプ:くさ/フェアリー

・レベル:45

・性別:♀

・種族値: HP:80 A:40 B:45 C:105 D:60 S:125 合計:490

・図鑑説明

 燦々と降り注ぐ陽光と、肥沃なオーレンの大地に育まれ、陽気な性格になった。歌と踊りに合わせて、甘い香りの花粉を鬼のようにばら撒く。花粉には強力な依存性と幻覚作用があり、吸ったが最後、二度と止められなくなり、やがて苗床にされてしまう。

 

◆ベロリンガ(オーレンのすがた)

 

・分類:まるのみポケモン

・タイプ:ノーマル/フェアリー

・レベル:41

・性別:♀

・種族値: HP:125 A:85 B:105 C:90 D:105 S:5 合計:515

・図鑑説明

 肥大化した身体を維持する為、目に付く獲物は何でも丸呑み。ベロの消化能力が格段に上がっており、呑んだ食べ物を次々と栄養に変えて、次の獲物を狙う。飛び出す巻き舌は、肉眼で捉えるのは不可能だ。

 

◆バタフリー(オーレンのすがた)

 

・分類:ようちょうポケモン

・タイプ:むし/フェアリー

・レベル:39

・性別:♀

・種族値: HP:120 A:15 B:50 C:150 D:80 S:80 合計:495

・図鑑説明

 オーレンの大地から溢れ出るエネルギーに当てられて巨大化した。鱗粉で特殊攻撃を無効化し、目や触角からビームを放って攻撃する。メガスピアーとは不倶戴天の関係。

 

 図鑑の解説を見るに、オボン島はフェアリータイプやくさタイプ、ノーマルタイプが多いらしい。だからピンクなのか。温暖な気候で育った為か、身体が大きく“見た目は”穏やかなポケモンばかりである。実際の生態は割と怖いようだけど。

 

「……シンくん、私、死ぬのかな?」

「お前は何を言ってるんだ。いや、気持ちは分かるけどな」

 

 だよねー。感動的だもん。

 アローラの姿やガラルの姿、先行登場していた一部のオーレンの姿を見ていた時から思っていたけど、リージョンフォームってこんなに変わる物なんだなぁ。全体的にファンシーなのがアレだけど、島によってはもっとカッコいい奴がいるかもしれないし、逆に禍々しい輩がいるかもしれない。

 くーっ、夢が広がるじゃないの!

 

「シンくん、さっそく捕まえに行こうかぁ!」

「おう! ……って、アレ? マツリカは?」

「ゑ?」

 

 いつの間にか、マツリカちゃんの姿が見えない。こういう場合、大抵子供はロクな事をやらかさないからな、早く見つけないと。

 

「あっ、あいつ山の方に!」

 

 シンくんが港近くの山を指差した。見ると、確かにオーレンサイドンに跨って森へ入って行くマツリカちゃんの姿が。

 おい、マジか。さっそくやりやがったよ、あの自由人。

 クソッ、でも子供ってそういう物だよな。好奇心旺盛で、危機管理能力がない。だから、それが命に関わるような事でも、そうなるまでは気にも留めず近付いてしまう。全国のお父さんやお母さんが背負う苦労が分かった気がした。

 つーか、バウワウに続いてオーレンサイドンをライドポケモンにしたのか。ある意味凄いな、あの子。

 ――――――って、感心してる場合じゃねぇ!

 

「れっつごー、ドンベェ!」『もしゅもしゅ~♪』

「Let’s Go! じゃねぇ!」「つーか、名前ェ!」

 

 止める間もなく入山してしまったマツリカちゃんを追う形で、私たちも鬱蒼とした森に足を踏み入れる。ここにも様々なオーレンの姿をしたポケモンがいたが、ゆったり見てる余裕はない。ポケモンより先に、あのお馬鹿を捕まえなければ。

 

「わー、なにあれー?」

 

 だが、子供というのは、こちらの思い通りに動かない物。山に入っただけでは飽き足らず、マツリカちゃんは更なるトラブルを巻き起こそうとしていた。

 マツリカちゃんが今まさしく触れようとしている物体。青白い光の柱を立てる、群青色の結晶体。

 

 それはガラル地方で言う、ワイルドエリアの“巣穴”だった。

 

 巣穴とは、エネルギーが凝り固まった異空間。そこには常にダイマックスする程に力を溜め込んだ主がいる。四人掛かりで挑まねば勝てない相手に、たった一人で近付いてしまえば、当然の事ながら命は無い。

 

「待っ――――――」

「待つんだ! 巣穴に近付いてはいけない!」

 

 と、何処からともなく、地元民と思われる黄土色のジャケットを着た青年が止めに入ってきた。誰だこいつ。どこぞの空気で裸になって異世界入りする決闘者に似ているが、気にしたら負けだろう。

 

「うひゃあっ!?」

 

 しかし、その大地を揺るがすような大声のせいでビックリしたマツリカちゃんが、結局巣穴に触れてしまった。

 

「………………!?」

 

 その瞬間、巣穴の光が一際強まり、同時に何かの記憶が雪崩れ込んで来る。

 

 ◆◆◆◆◆◆

 

 何時か、何処かの海岸で。

 

『パァアアアアルゥ!』『ダイグギャアアッ!』『ビショアアアヴヴッ!』

 

 空間を司るポケモン:パルキア、時間を司るポケモン:ディアルガ、反物質を司るポケモン:ギラティナ(アナザーフォルム)が、大海原へ向けて咆哮を上げていた。それは神と呼ばれしポケモンとは思えない、“威嚇”の雄叫びだった。

 

『来るぞ……!』

 

 その傍らに立つのは、彼らの創造主たる神:アルセウス。彼もまた、海から来る何かに警戒心を強めている。

 

『プァァグゥヴウウウウウン!』

 

 そして、その何かは現れた。

 水陸両用の空中神殿「エイル」に座す、オムスターの親玉みたいな深淵の邪神「ガタトゥルフ」。

 

『ボォフォフォフォフォォォ!』『ギャァハハハハァウフハハハッ!』『ゼオン……ピポポポポポッ!』

 

 さらに、祭壇から次々と現れる、三柱の邪神たち。

 一柱は黄ばんだ衣のような外殻を纏う触手生命体「スターバルド」。

 一柱は全身に宝石を輝かせ、世界を嗤う闇の巨人「ナイラーア」。

 一柱は頭に紅蓮の烈火の逆巻かせる、破壊の権化「グアクト」。

 

『ヒャッホッハッハッハッハッハッハッ!』

 

 そして、彼ら四柱を束ねる存在と思しき、白黒が反転したゲームのインベーダーを本体にして闇の衣をランクルスの如く纏わせた、奇怪で不気味な赤子のポケモン「アザスト」。傍らには、アザストを祀る踊りを舞う、完全に狂ってしまった人間たちもいる。イケニエニナリマショウ、と。

 そう、彼らは外宇宙より来たりし侵略者。ポケモンらしからぬ、明確な悪を持ったあくタイプの勢力だ。

 彼らは遥か南の大陸に隕石として飛来し、大陸の生態系を蹂躙した後、次の標的としてこの地を選んだ。忌まわしき創造神を駆逐する為に。

 

『アザスト……全てを虚無に呑み込むモノよ! これ以上の狼藉は許さん! 裁きを受けるがいい! デェアアアアアアアアアアアアアアッ!』

 

 もちろん、そんな事を許すアルセウスではない。迫り来る闇黒生命体へ向けて、フェアリータイプに変えた裁きの礫を撃つ。

 

『イヒヒャホホッハハハハハハッヒヒヒヒッ!』

 

 だが、アザストの放つ不気味なオーラが、裁きの礫のタイプを無くしてしまった。一応はダメージこそ入っているが、青い闇の力を蓄えた邪神たちは全くと言っていい程堪えていない。あの凄まじいステータスを破るには、相当な力がいるだろう。

 さらに、アザストが謎の力で狂気に囚われていた人々を一人残らずダークライに変えてしまい、大群となって押し寄せて来た。

 

『くっ、やはりか……奴らにタイプの有利不利は存在しない! お前たち、死ぬ気で挑め! 奴らは苦痛も恐怖も感じない――――――闇そのものなのだ!』

 

 レギオンも真っ青な、その悍ましい軍勢を前に、アルセウスは決死の覚悟を決め、自らの子供たちと共に前へ出た。

 そして!

 

 ◆◆◆◆◆◆

 

「……、…………!?」

 

 そして、私は正気に戻った。意識が飛んでいたのは、ほんの一瞬だったようで、目の前では今まさに巣穴の主が、カプセル怪獣の如く召喚されようとしていた。

 

「今のは……?」

 

 サイコメトリー、みたいなものか?

 私は何時からエスパー少女になったんだ。ナツメと戦ったせいか?

 

「アオイも見たのか?」

 

 私だけでなく、シンくんも見た様子。他の二人は特にそんな感じは見受けられない。この違いは一体何だろう。

 いや、それよりも今は眼前の主ポケモンへの対処を……って言うか、カントーのレイドバトルって、巣穴の外でやるの!?

 待って待って待って、心の準備どころか、何の用意もしてないんですけど!?

 

『ギィグヴァアアアアアヴッ!』

 

 しかし、時は待ってくれない。有翼怪獣のように叫喚しながら現れたのは、ピジョット(おーれんのすがた)。通常種とそこまで違いは無いが、頭に角が生え、尾羽がメガピジョットの飾り羽を思わせる尻尾に変わっている。

 

◆ピジョット(オーレンのすがた)

 

・分類:かいちょうポケモン

・タイプ:ドラゴン/ひこう

・レベル:75

・性別:♀

・種族値: HP:103 A:70 B:80 C:145 D:80 S:101 合計:579

・図鑑説明

 オーレンの姿となったピジョット。島の結晶を取り込む内に皮膚に硬い鱗が発生し、タイプもドラゴンに変化してしまった。竜の肉体は強靭で、口から吐く破壊光線は全ての文明を消し去ってしまう。

 

 ギャラドスかお前は。見た目が羽毛恐竜になっただけでなく、性格まで苛烈になってしまったらしい。確かにこの種族値で破壊光線をぶっ放されたらヤバそう。

 

「くっ、こうなれば仕方ない! 君たち、レイドバトルに参加してくれ!」

 

 すると、通りすがりの青年が、レイドバトルを申し込んできた。誰だか知らんが、願ったり叶ったりだ。

 

「行こう、シンくん!」「分かった! マツリカ、お前も早く来い!」「わかったー」

 

 ――――――マックスレイドバトル、開始ィッ!




◆マックスレイドバトル

 ポケモンの巣穴に潜む主ポケモンとの戦いにおける特別ルールの事。基本的に主VSトレーナー四人で成立し、ポケモンは一匹ずつしか使えない。一定時間経つか、ポケモンが四回程瀕死になると巣から追い出されてしまう。勝つと様々なアイテムや主だったポケモンを入手出来る。
 オーレン地方のレイドバトルは、主が巣穴の「外」に飛び出す事で始まる為、ガラル地方よりも周囲への被害が発生し易く、不意に始まってしまいがちなので、危険度は断然に高い。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。