Return : あの時の空はきっと、幻じゃない 作:Σφ【4月から失踪予定】
4月までにAZKi先生までは書きたいと思っています。
間に合うのか...
読者様は、タイトルの後にある、毎回違う3文字のアルファベットの意味はご存じでしょうか?
検索すれば分かりますが、こちらにもちゃんと意味があります。
(今のところ『さくらみこ』さんは例外でネタとなっておりますw)
今回はガチャに関するお話です。
もはや、雑学メインとなりつつある現状...
私は星街すいせい!
彗星のごとく現れたスターの原石!すいちゃんは~?
と自分で言っているものの、みんなからは
すいちゃんはアイドルなのに~!!!
すい「...」
私は今、とっても機嫌が悪い
もう、立ち直れそうにない
この先、どうしたらいいんだ...
榛翔「...世界の終焉を見ている表情をしていますが、如何されました?」
すい「...ガチャで爆死した。カードも止まった...」
そう、ガチャで爆死した
しょうがないじゃん!推しがピックアップで排出確率も2倍だったんだもん!
これはもう引くしかないじゃん!
天井近くまで回しても出なかったことが不機嫌の要因の一つだが、カードが止まったことは予想外だった
今までにカードが止まったことは何度もあるが(これでも一般的には異常だが)、天井手前で止まったことは初めてだった
あと少しで確実にゲットできたのに...
モウヤッテランネェ!(錯乱
榛翔「そうですか。因みに排出率はどれくらいだったんですか?」
すい「普通は0.5%なんだけど、イベント期間中だったから1.0%かな」
榛翔「私はガチャが絡むゲームはあまりしませんが、その確率で引いたんですか...」
すい「だって、排出率2倍だよ?それに、1.0%だから100回引けば当たると思うじゃん!」
榛翔「あぁ、ここにも愚かな人がいるとは...」
すい「何!?すいちゃんには最初から望みがないって言いたいの!?」
榛翔「望みがないとは言っていませんが、先ほどの解釈は理論的に間違っています」
すい「どこが間違ってるの?」
榛翔「そもそもです。通常表示されるスマホゲーのガチャ排出率はそのままの数字ではありません」
すい「詳しく説明して!!!」
榛翔「まぁ、落ち着いてください。1.0%というのは100回云々ではなく、
すい「100回引けば100%じゃないの?」
榛翔「違います。結論を先に提示しますが、1.0%の排出率で100回引いた場合はアタリ確率は約63.3%です」
すい「...ってことは100回引いても外れる確率が36%くらいあるの!?」
信じられない...
いままで、100回引けば確実にゲットできると思っていた
それって違うの!?
なんか、さっきより気力を失った気がする...
榛翔「えぇ、そうです。そのような不安定な状態であなたはガチャを引きまくって、爆死したことになります」
すい「追い打ちしないで!」
榛翔「これは失礼。しかし事実となりますので受け止めてください」
すい「...」
確かに、彼の言っていることは事実
何も反論できない...
すい「...でも、なんで36%なの」
榛翔「それではご説明します」
榛翔「この仮定は、すいせいさんの状況と同じです」
榛翔「すいせいさんは、数学の中でも『確率論』について学習したことはありますか?」
すい「すいちゃん数学きら~い」
榛翔「だからこのような状況になったのです。少しは勉強してください」
すい「は~い...」
数学は大の苦手だ
何を言っているのかさっぱり分からない
数学が将来役に立つとは思わなかったが、ここにきて関わってくるとは...
榛翔「話を戻しますが、数学嫌いなすいせいさんのために、簡単に話しましょう」
榛翔「先ほど私は、『1.0%』は1回引いたときに当たる確率と言いました。では1回引いたときに
すい「ん~...99%かな」
榛翔「そうです。そしてこのガチャを100回引きます」
榛翔「計算式では(0.99
すい「あぁ~、もうわからなくなってきた...」
すいちゃんにも、理解できる力が欲しい...!
榛翔「0.99という数字は、99%を少数に変換しただけです。この式は0.99という数字を100回掛けたことになります」
すい「いまいちピンとこないなぁ。特に100回掛けるところ。足すんじゃないの?」
数学は大の苦手なので、さっきから彼の言っていることがさっぱり分からない...
榛翔「こう考えればいいでしょう。ガチャを2回引いたときのハズレの確率を求めます」
すい「随分少なくなったね」
榛翔「分かりやすく確率も変えてしまいましょう。しかし、基礎的な部分なのでご注意を」
すい「OK!」
榛翔「1回目のアタリの確率は25%とします。仮にキャラが4パターンあったとして目的のキャラは1人。残り3パターンはハズレです」
榛翔「2回目も同様です。少し変換すると、ハズレの確率は各1回につき3/4という分数で表せます」
すい「ここまでは私でも分かる!」
榛翔「確率論ではここで『AかつB』と『AまたはB』というキーワードがカギとなります。AとBは今回で言う1回目と2回目の事象の確率です」
すい「『かつ』と『または』の違いって何?」
榛翔「『かつ』はAとBの事象が同時に発生しなければならないことです。どちらかが条件を満たさなければ成立しません」
榛翔「対して『または』というのは同時に発生しなくてもいいことです。どちらかの条件を満たせば成立します」
すい「なんとなくわかる気がしなくもない...」
榛翔「今回は『かつ』に該当します。理由は分かりますか?」
すい「...『または』の場合だと、1回目か2回目のどこかでアタリが出ることもあるからってこと?」
榛翔「その通りです。今回は2回ともハズレである必要がある。その為、『かつ』に該当します。樹形図を描けば分かりやすいでしょう」
榛翔「このように、『かつ』の場合それぞれの確率を掛け合わせます」
すい「それで求められた結果が、56.25%ってこと?」
榛翔「そうです。足した場合、数値がおかしくなってしまいます」
すい「だから、掛けてるんだね。それにしても、100回引いても36%の確率で爆死するんだ...」
榛翔「ですから、あなたは賭けをして負けたのです。そろそろ自重してください」
すい「それでも私はやめられない!なぜなら、推しが私を呼んでいるから!」
榛翔「
すい「...」
すいちゃんと言えば『ガチャによる爆死』だったので、書かせていただきました。
(個人的な偏見過多)
すいちゃんって、数学得意なんですかね?
実際得意であれば、無謀な賭けはしないはずですが...
当方は学校教育の中で、数学が一番得意かつ好きな教科でした。
それでも、数値や考え方が間違っている可能性もあります。
ご承知おきください。
AZKi先生は書けるかどうか分かりませんが、今しばらくお待ちください。
今後の作品を、どう展開していってほしいですか?
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ほのぼの / ハッピー / 日常系
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純愛系
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シリアス系
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【ホロオルタMV】に準拠
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そもそも書かないでほしい