そして████になった転生者   作:にわかネット文化ファン

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魔法少女が淫夢語録を喋るけど、多少はね?
あと、淫夢語録は人を優しくするという作者のイデオロギーが詰まってるよ。
それなのに、語録を使うのが下手です。
すみません許してください!何でもしますんで!(何でもとは言ってない)


浸透していく文化

ワルプルギスの夜が襲撃してきた日、ヒノカミは現れた。

魔法少女たちが満身創痍のなか、彼は絶望に立ち向かった。

彼が与えられたのはかすり傷、でも、それは魔法少女たちにとって希望の光。

さらに、天から降ってきた羽から彼女たちは力をもらった。

ワルプルギスの夜を倒した彼女たちはヒノカミに感謝した。

まあ、阿見莉愛はヒノカミこと唯華を説教したが。

それからしばらくして・・・

 

「反省会よ・・・」

 

「・・・」

 

「・・・」

 

「・・・」

 

PROMISED BLOOD、略してミスドはひどい目に遭った。

いつものように神浜に一発かましてやろうと思ったら、こっちがかまされたのだ。

 

「・・アイツら、自分たちを別作品の住人だと思い込んでる異常者になりやがった」

 

体中に傷を負った大庭樹里はそう吐き捨てた。

 

「ごめんなさいっす、ごめんなさいっす、殺さないでほしいっす・・・」

 

ひかるは隅でぶるぶると震えていた。

ここ最近、神浜マギアユニオンの魔法少女が急に強くなったのだ。

ベッドには包帯でぐるぐる巻きになった智珠らんかが横たわっていた。

可哀想に。彼女は水波レナと秋野かえでと戦ってしまったのだ。

 

「ミズカミ神楽!」

 

「は、ハナガミ神楽!・・・ふゆう、やっぱり大変だよお」

 

当然の結果であった。生きているのが奇跡なくらいだ。

 

「見て、うららさん!私、ツキカミ神楽っていうの思いついたんだ!」

 

「す、すごいんよ・・・だから、その包丁をしまっ・・・なんよおおおおお!」

 

色々とカオスと化していた。文化侵略の賜物だ。

そんなことも露知らず、唯華はパンフルートを吹いていた。

満月が南凪の海を照らしている。

その隣に、春名このみが座ってきた。

 

「お久しぶりですね、唯華さん。今日は月が綺麗ですね」

 

「・・・久しぶり、このみ」

 

練習を再開した。

演奏している曲は”海の見える街”。

吹き終わると、このみは拍手してくれた。

 

「そういえば唯華さん、華道はまだ再開しないんですか?」

 

「俺を破門した本人が蘇ってくれたらあるかもな」

 

「・・・寂しいです、唯華さんが来てくれなくなったから」

 

「それはないんじゃないか?かことか来てくれるようになったじゃん」

 

「そうですけど・・・あれ、どうして知ってるんですか?」

 

「かこの元カレ」

 

「そうだったんですか・・・何年間付き合ってたんですか?」

 

このみの目が鋭くなる。

 

「確か・・・かこが小4のときから小6までの二年間だったはずだ」

 

「親方に・・・じゃなくて、阿見莉愛さんに電話させてもらうね」

 

「阿見莉愛はそのこと知ってるし、もし電話したらお前がホモガキだって言いふらすぞ」

 

「なっ、私はホモガキなんかじゃなくて正統な淫夢廚で・・・あっ」

 

「本性現したね」

 

彼は嬉しかった。文化侵略が着々と進んでたからだ。

これは前世での経験だが、淫夢語録はいくらか人を穏やかにしてくれるのだ。

事実、暴言しか飛び交わないニュースアプリでは淫夢語録を目にしたことはない。

淫夢語録が使われるようになった場所では暴言が減ったのに。

この理不尽な世界は、少しずつ寛容になっているようだ。

 

「・・・唯華さん、本当は華道やるのが怖いんじゃないんですか?」

 

「だろうな・・・また、あんな目に遭うんじゃないかと思うとな」

 

「勇気を出してください。ちょうど、唯華さんにぴったりの花があります」

 

彼女はポケットから白い押し花を取り出して、唯華に渡してくれた。

 

「今日作ってみたんです。エーデルワイス、花言葉は・・・」

 

「勇気、だろ」

 

彼はそれを大事に懐にしまった。

 

「ただの勇気じゃありません。高潔な勇気です」

 

「一番俺に似合わない花じゃないか・・・たまげたな。

俺に合う花はシャクヤクとカサブランカぐらいだよ」

 

「羞恥心と自尊心・・・妻子捨てて虎になったコミュ障下級官吏じゃあるまいし・・・」

 

「お前は李徴になんか恨みでもあるの?」

 

「あまりにも李徴の性格が酷すぎて文句がで、でますよ」

 

二人は笑い合った。これが淫夢語録の力なのだ。

日常のなんでもないささやかな幸せが、さらに幸せになる魔法。

だが、月が黒い雲に隠されてしまった。

唯華は不安に襲われた。これはまるで自分の人生そのものだ。

幸せな時間が訪れたと思ったら、それは瞬く間に黒い闇に覆われる。

 

「唯華さん?汗かいているようですが、大丈夫ですか?」

 

「・・・大丈夫だ」

 

呼吸を整える。大丈夫だ、落ち着け。

それでも、嫌な記憶が蘇ってくる。

 

「みたまは水名女学園に通えた!俺は絵を描けて、ピアノも弾けて、フルートも吹ける!

優勝トロフィーや賞状なんて飽きるくらいにたくさんもらった!賞金だって一生遊べるくらい!

何も成したことがないお前らのようなミジンコが、みたまを非難する資格なんてないんだよ!」

 

友情を失いました

 

「それはそうと、お前は破門だ。二度と華心流に入るな」

 

勝利する術を失いました

 

「・・・さん!・・華さん!唯華さん!」

 

このみはついうっかり唯華を殴り飛ばしてしまった。

そして、そのまま海にざぶんと波しぶきを上げながら着水した。

 

「ごめんなさい!唯華さん!」

 

「いや、いいんだ。おかげで意識が戻ったというか・・・」

 

パンフルートはしっかりと掴んでいたので無事だった。

空を仰ぎ見る。星空は、都会の光のせいでぼやけてはいるが、綺麗だった。

彼はゆっくりと砂浜に這い上がった。

 

努力だけが俺の忠実なる僕でした

 

次の日、彼は風邪を引いた。




大東学園生徒A「アイツ、風邪引いたってよ」

大東学園生徒B「はえー、天才は風邪を引くってはっきりわかんだね」

大東学園生徒C「じゃけん、お見舞い行きましょうねー」

A&B「おっ、そうだな」

十七夜(いつもは唯華を嫌ってるはずなのに・・・これが語録の力か)

淫夢語録は人を優しくするから感動で涙がで、でますよ

ACジャパンはこの活動を応援していないってはっきりわかんだね
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