ドラえもん~のびたの逆襲のシャア~   作:Gunninja

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第12話 死闘(バーチャル)の果て

「あれってアムロ大尉のガンダムじゃ?でもなんかちょっと違うような……。」

 

 

目の前から向かい来る白いモビルスーツ。のび太は反射的にビームライフルを構えてトリガーを引いた。しかし、簡単にビームは回避されてしまった。

 

 

「外れた!?」

 

 

予想に反するかのような結果にのび太は驚いた。

 

しかしのび太はすぐに我に返り、間髪を入れずにライフルを連射した。だがその攻撃に相手は全く動じない様子だ。のび太はのび太でがむしゃらに連射しているわけではなく、正確に狙って当てようとしているが、相手のガンダムはまるでこちらの攻撃を予測しているかのように避けていく。

 

 

「これだけやっても当たらないなんて!!」

 

 

のび太は焦り始めた。すると、白いガンダムはゆっくりと腕を伸ばしてきた。そして次の瞬間には、いつの間にか持っていたビームライフルの銃口が光っていた。一瞬の出来事である。

 

ガンダムの放った一筋の閃光は見事にジェガンの横っ腹に命中していた。腹に受けた衝撃により、コックピット内は大きく揺れ動いた。それが大きな隙となり、白いガンダムは一気に距離を詰めてきて、再び腕を伸ばすと今度は腰部に装備していたビームサーベルを抜き取り、そのままのび太のジェガンへと斬りかかった。

 

 

「やられる!?」

 

 

そう思ったのび太は条件反射からか瞬時にジェガンを後ろへ飛び退かせた。直撃は免れたものの、右足を斬られてしまう。

 

 

「あーっ、右足が!!」

 

 

足をばたつかせながらも必死にガンダムから距離を取ろうとするのび太だったが、逃がさんとばかりにさらに距離を詰めようとガンダムが迫ってくる。

 

 

「わーっ来るな来るなー!!」

 

 

のび太のジェガンは迫りくるガンダムを追い払おうとビームライフルやバルカンといった手に持つすべての武器を乱射し弾幕を作った。もはやこの時ののび太は正確な射撃をするほどの余裕がないことを相手のガンダムに悟られたかのようにすべての攻撃を見切られてしまう。

 

そしてもう一度ガンダムに距離を詰められてしまい、ガンダムの一太刀が見事にジェガンに直撃した。

 

ジェガンのコックピットはそんな衝撃を再現するように激しく振動し、次にモニターの画面には”GAME OVER”の文字が表示された。

 

 

「あ……あ~あ。負けちゃった。」

 

 

戦闘の緊張から解放されたのび太は一気に肩の力が抜けた。

 

 

「お疲れ!だいぶ善戦したな!!」

 

 

コックピットハッチが開き、アストナージが顔を見せ、気が抜けているのび太に手を差し伸べた。のび太はアストナージの手に引かれ、よろよろとコックピットから外に出た。

 

 

「すごいじゃないのび太さん!!」

 

「おめぇもなかなかやるじゃねぇーか!!」

 

 

へとへとになったのび太を外にいた仲間たちが出迎えた。

 

 

「ガンダム相手にあそこまでやるなんて!!」

 

「……ふ~ん。やるじゃない。」

 

そういうのは、ガンダムと戦うというドリームマッチを見れたことに驚愕及び感激するハサウェイと、自分ではそうならなかったため少し不機嫌なクェスだった。

 

 

「でも……あんなに強いのが出てくるなんて……聞いてないよ~。」

 

「のび太さんは十分やったわよ。」

 

「のび太くん、ゲームでもヘトヘトになってどうすんの。」

 

 

ドラえもんは、疲労で倒れそうになるのび太を支えた。

 

 

「……でも、本当によく動く敵だったなぁ。このゲームに出てくる敵って、過去の戦闘データから作ったコンピュータでしょ?」

 

「何言ってんだスネ夫?コンピュータでも難易度上がればよく動く敵なんているんじゃねぇの?」

 

「そういう意味じゃないよジャイアン。なんていうか、コンピュータの動きにしてはワンパターンさがないっていうか生々しいっていうか、格ゲーの対人戦でもしてるように……そう!人が乗ってる……誰かが動かしてるような感じだったんだ!!僕たちが動かしたのと同じように!」

 

 

スネ夫はジェガンのシミュレータを指さしながら言った。

 

 

「だとしたら、いったいどこで誰が……?」

 

 

ドラえもんはモビルスーツデッキのあたりを見回して、同じくシミュレーションが行われていそうなジェガンがどれかを探した。

 

 

「それは僕だよ、スネ夫君。」

 

 

一同が声の方へ振り向くと、そのにはアムロがいた。

 

 

「ええっ!?アムロ大尉が直々に相手してくれてたってこと!?」

 

 

強敵の意外な正体にのび太は驚いた。

 

 

「のび太君の動きが、なかなか面白い動きをしていたものだから、アストナージに無理を言って、ちょっと乱入させてもらったんだよ。」

 

 

後ろにいたアストナージがアムロに親指で指されると、いたずらでもした後かのようなしてやったりな顔、”ドッキリ大成功”みたいな顔をしていた。

 

 

「そんなぁ~……本職の人相手じゃ勝てるわけないじゃんかー!!」

 

「だが、のび太君の腕も捨てたもんじゃないさ。確かに君の射撃を避けたけど、その内何発かはきわどかった。」

 

「それにしては余裕で避けていたような気がしますけど……。」

 

「それに僕が接近戦を仕掛けた時、本当は胴体を斬るつもりだったんだけど、のび太君があそこで避けたことで、右足しか斬れなかった。あそこで決めるところだったんだが、本当に予想外だよ。」

 

 

ほめ倒してくるアムロにのび太は照れた。

 

 

「それで、アムロさんよォ。そこまでのび太をほめ倒すっていうんなら、ひょっとしてロンド・ベルにスカウト……な~んて話もあったりすんのか?」

 

「そうそう。その辺どうなんでしょうかね~アムロセンセ。」

 

 

ジャイアン(と彼に便乗したベルトーチカ)の質問にアムロは楽しい空間から現実に引き戻されたかのように一瞬固まった。

 

 

「ああ、それなんだが……。」

 

「ジャイアンそりゃないよ。」

 

 

スネ夫は無意識ではあったもののアムロを遮った。

 

 

「ロンド・ベルのお手伝いするっていうことはつまり、宇宙に関する仕事をするってことでしょ?本で読んだことあるけど、宇宙飛行士になるには、勉強もスポーツもできなきゃいけないって話だよ。ですよねアムロさん?」

 

「あ、ああ。そうだな……体力と学力に問題がなければ。」

 

「するてーとのび太は……あっ。」

 

 

ジャイアンは日ごろののび太を思い出し、察した。

 

 

「……しずちゃん、のびくんってそこまでひどいの?」

 

「え、ええ……お世辞にもいいとは……。」

 

 

ベルトーチカとしずかはのび太に聞こえないように小声でやり取りした。

 

 

「……ふん!どうせ射撃とあやとりはうまくても、勉強も運動もできませんよーだ!!この間のテストも0点だったし!!」

 

 

皆まで言われないことが逆に腹が立ったのかのび太はむくれた。

 

 

「無理に参戦できなくてもいいと思うわのび太さん。ロンド・ベルの人たちのお手伝いができるのは誇らしいことだけど、その分危険が伴うのよ。宇宙には空気もないこととかいろんな問題があるし、その中で重たい機械動かして戦争なんてするんだから、命がいくつあっても足りないわ。そんなところに無理に行くなんて……。」

 

「それは僕が勉強運動が全然だめだから生き残れないってこと?」

 

「それは違うよのび太君。」

 

 

アムロが割って入る。

 

 

「戦場とはどこで何が起こるかわからない。確かに能力はあるに越したことはないが、どれだけの能力を有していても、死ぬときは死ぬんだ。」

 

 

この時のアムロの言い方はどことなく冷徹で容赦ない雰囲気だった。

 

 

「僕も過去に”一年戦争”を経験してきたけど、僕より強い人たちなんていくらでもいたさ。敵でも味方でも。でも、僕より上だったのにも関わらず、みんな死んでしまったよ。その様子なんて、そりゃあもうあっけなかったさ。戦いの行く末なんて、誰にもわからない。それを考えればしずか君の言うとおり、義務もなければ戦いには参加するもんじゃないよ。生きているだけでも儲けものさ。」

 

「そうよのび太さん!生きてるだけでも素晴らしいことなのよ。私が言いたいのは、無理に命を、自分の命を粗末にするようなことをしてほしくないのよ。」

 

 

しずかはアムロの言葉を借りるかのように続けて言った。

 

 

「今まで一緒に仲良くしてきた人がいきなり死んでいなくなるなんて、私はいやよ……!!」

 

「しずかちゃん……泣かないでよ……。じゃあ、宇宙じゃない危なくないところで頑張ればいいんでしょ。」

 

 

のび太は泣きそうなしずかを慰めるように言った。

 

 

「そうなるには、まず0点の成績をどうにかしないとなのび太君。」

 

「そうだな。野球でもジャイアンズでもっと活躍してもらわないとな。球拾いばっかやってんじゃねぇぞ!」

 

「ついでに、僕の道具に頼るのも控えてもらわないとね。」

 

「もう!ドラえもんまで~!!」

 

 

のび太がムキになると、一同はどっと笑った。小粒の涙が少し残るも泣きそうになっていたしずかも笑った。

 

 

「……ロンド・ベルに誘い辛くなっちゃったわね。」

 

「ああ、このシミュレータで何かきっかけになると思ったけど、しずか君のおかげで、目を覚まさせられた気分だよ。」

 

 

“やれやれ自分で用意しておいて…”といいながら、アムロはベルトーチカをそばにシミュレータ状態のジェガンを見る。

 

 

「でものびくんもなかなかやるもんでしょ。」

 

「ああ。並みのパイロットでは相手にならないくらいだよ。」

 

「じゃあどうするの?」

 

 

ベルトーチカのセリフを聞いて、アムロは談笑しているドラえもん一向に目を向けた。

 

 

「……僕がνガンダムで頑張るしかないな。のび太君たちも今を頑張ろうとしているように。」

 

 

アムロとベルトーチカがνガンダムのほうに向かうと、ハンガーにはドラえもんたちの空気を読んだのか、いつの間にかその場を退場していたアストナージがすでに基礎部分の整備を行っていた。アストナージが向かってくるアムロと目が合うと、「お先に」な感じで手を挙げて合図した。

 

 

「……サイコミュ調整、仕上げないと!(汗)」

 

「あとで”フィン・ファンネル”来るんだったっけね!!(汗)」

 

 

アムロとベルトーチカはそんな彼に申し訳ないと思い、そそくさと持ち場に戻った。

 

 

「……あれがアムロ・レイ……普通じゃないっていうあの人かぁ。」

 

 

そんな彼らを……特にアムロを注視していた人物が一人、クェスだった。

 

 

 

・・・

 

 

「みんな!見てみなよ!!」

 

 

ハサウェイが声を上げると、のび太やドラえもん含めた一同はラー・カイラムの窓に集まった。

 

 

「コロニーだよ!!サイド1のロンデニオンだ!!」

 

 

ラー・カイラムの窓には、ここからでは捉えきれないくらい巨大な筒に、三枚の長大な太陽光反射用のミラーが傘のようにくっついたスペースコロニーが見えた。

 

 

「で、でけぇっ……!!!」

 

「間近で見ると本当に壮観だね。」

 

 

ジャイアンとスネ夫はコロニーのあまりのスケールの大きさに圧倒されていた。

 

 

「シリンダーの中に街がある。湖も……!!」

 

「まあ、きれい!こんなにも緑が……この中に何千万……何億人と住んでるのね!!」

 

 

筒の一部の面は透き通っており、そこから見える街として建物や施設、その合間合間にバランスよく緑が生い茂ったコロニーの中の様子に、クェスとしずかは感激した。

 

 

「こんなのを見れば、人が革新できるって信じられる。」

 

「そうだね。ザビ家がジオン公国として、地球に独立宣言したくなったって気分がわかるよな。」

 

「知ってる!”一年戦争”でしょ!!」

 

 

興奮気味の声で発したクェスの”一年戦争”というキーワードに、のび太とドラえもんは感づいた。スネ夫とジャイアンはというと、話に興味がないのかロンデニオンのコロニーに夢中だ。

 

 

「ああ、あの時だぜ?赤い彗星のシャアがジオン軍にいてさ。それが今度のネオ・ジオンの総帥やっている人ね?」

 

(ドラえもんが言ってたことと一緒だ。)

 

 

のび太は割り込もうとせず、じっとハサウェイの話に耳を傾けた。

 

 

「へぇ……?でもシャアって”一度は連邦軍で”仕事してなかった?」

 

(確かアムロ大尉と共闘したことがあったって、ベルトーチカさんが言ってたな……。)

 

 

ドラえもんはクェスのセリフに集中した。

 

 

「ティターンズの反乱の時かい?一年戦争でジオン公国が負けた時に、シャアはアステロイド・ベルトに逃げてたんだよな。それでなんでか知らないけど、アステロイド・ベルトから帰ってきて、エゥーゴってところでアムロさんとか父さんとで、ティターンズと元ジオンの悪い女と戦ったんだってさ。」

 

「グリプス戦役っていうんでしょ?」

 

「でも、わからないわ……どうして一緒に戦ってくれた人が、地球に隕石なんか落とすのかしら?」

 

「しずかちゃんの言うとおりだよ。何にも地球まで……未来まで壊すことないだろうに!」

 

 

のび太は少し声を荒げた。

 

 

「そう?……私は分かる気がするけど。」

 

 

分からない空気の中でそれを打ち破るかのように、理解しているクェスの言葉が出て、のび太としずかはきょとんとした。

 

 

「シャアって哲学やってるのよ。」

 

「……ドラえもん、哲学やってる人はみんな隕石落とそうとするの?」

 

「いや、その理屈はおかしい。」

 

 

ドラえもんの切り返しも尤もなものだった。

 

 

「シャアの父親ってスペースノイドの独立を宣言したジオン・ダイクンでしょ?でも、ザビ家に暗殺されちゃって……。」

 

「暗殺?どうしてさ。」

 

 

のび太はクェスに質問した。

 

 

「利用するためよ。ジオンの名前を使って、自分たちが成り上がろうとしたんだよ。」

 

「ひどいことするなぁ!」

 

「ひどい話だけど、戦争とか苛烈な歴史には、そういった裏話もよく聞くわね。」

 

 

再び声を荒げるのび太のそばで、しずかは冷静に解説する。

 

 

「それで、息子にあたるシャアがザビ家の人たちに復讐しようとして、ザビ家率いるジオン軍に入ったのよ。」

 

「それが、シャアが戦争に関与することになったきっかけなのか……。」

 

 

ドラえもんはこの宇宙のどこかに潜んでいるであろうというシャアの姿を想像しながら、展望窓から移る宇宙の景色を見た。

 

 

「それに、今でもジオン・ダイクンの宣言って支持されているんだから、シャアが地球に心を引かれっぱなしの人を何とかしようっていうのも分かるわ。だから地球を寒冷化させるのよ。頭冷やして、分かれって!」

 

「寒冷化って……地球を永遠の冬にしようってこと?」

 

 

のび太はフィフス・ルナ爆破・脱出時にした、アムロとの話を思い出した。

 

もしもフィフス・ルナが地球に衝突するか、大気圏内で爆発した場合フィフスの破片と粉塵がオゾン層で永遠に漂い続け、太陽の光が今後地表に到達することがなく、気温が永遠に下がり続ける核の冬が来るといったものだ。

 

そのフィフス・ルナを地球に落とそうとしたのは他ならぬシャアなのだから、今の話でのび太はまた一つシャアの地球つぶしの話が一つ繋がった気がした。

 

 

「それにしたって、地球に隕石落とすだなんて、乱暴だわ。」

 

 

しずかはクェスの話の内容の過激さを訴えた。

 

 

「そんなこと言ったって……どしたのハサウェイ?」

 

 

クェスは無言で怪しそうにじっと自分を見つめるハサウェイに気が付いた。

 

 

「……ほんとは何でも知ってるんじゃないのか?」

 

「何でもってまさか……今言ったことって全部、新聞とかテレビで言ってたことばっかしよ?」

 

「でも、そこまで纏められるのはすごいよ。」

 

「ほんと。ハサウェイさんの言うとおり、まるでシャアの身内か関係者みたいに話してたわクェスさん。」

 

「……でも、本当に地球の寒冷化なんてしていいのかな?しずかちゃんの言う通り乱暴だよ。他にもやり方はあるだろうに。」

 

「のび太君にしてはまともな意見だね。」

 

 

“のび太にしては”というドラえもんの言葉にムッとしたのび太だった。

 

 

「俺、シャアはニュータイプだって思っていたんだよな。そんな人が何で地球つぶしなんかって考えちゃうんだよ。」

 

「ニュータイプだって言われてるアムロにもあったけど、あの人は優しいとは思う。でそれだけじゃないのかなとも思ったな。」

 

 

クェスは展望台の無重力空間を利用して、流れに身を任せたちょっとした宇宙遊泳をしながら言った。

 

 

「それだけじゃないって?」

 

「優しいだけで、あとは他の大人とおんなじみたい。」

 

 

そんなハサウェイとクェスの会話にのび太は気になっていた単語があった。

 

 

「ニュータイプって?」

 

「あんた知らないの?」

 

「コロニーとか宇宙に住むようになった人たちはさ、無重力や上下感覚に馴れたように、新しい能力が発揮できるんだ。それがもっと発揮されて、エスパーみたいな超能力者にもなれることから、ニュータイプって言われているのさ。」

 

(ああ、だからアムロさんはあの時声に出していない僕たちの助けの声が聞こえたりしたのか。それなのにエスパーとは違うのはニュータイプってやつだから……。)

 

 

ハサウェイのニュータイプについての説明を聞いたとき、のび太はまたフィフス・ルナ脱出時のアムロとのやり取りを思い出した。

 

 

「アムロさんだって、あの人が初めてモビルスーツ……初期のガンダムのコックピットに座った途端に操縦できて、ジオン軍のザクを倒したんだぜ。コンソールパネル見ただけで配線とか駆動系の配置が分かったとかなんとか……それもニュータイプだからっていうのも、専らの噂さ。」

 

「じゃあ、アムロさんがあんなに強いのって、その……ニュータイプだから?」

 

 

のび太の脳裏には、先ほどのジェガンのシミュレータでアムロと戦った時に、自分の攻撃がことごとく避けられ、隙を突かれてあっけなく撃墜された苦い光景がよみがえった。

 

 

「それものび太君があんな形で体験することになったんだから、ファンからすればドリームマッチだよ。」

 

「ニュータイプの恐ろしさってやつをその本人から直々に思い知らされたんだから、いい経験になったんじゃない?」

 

 

クェスは皮肉たっぷりにのび太に言った。

 

 

「おーい、みんな。そろそろロンデニオンに着くころじゃない?コロニー港のハッチが近くなってきた。」

 

 

スネ夫の呼びかけに一同はもう一度展望窓に集まり、目と鼻の先のロンデニオンコロニーの光景に改めて圧巻されていた。

 

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