ソード・ワールド2.5(sw2.5)エピックトレジャリー リプレイ風オリ主小説「レプラカーンの冒険」 作:すー2018
魔動死骸区にある酒場でチェルシー、トット、そしてアッシュが冒険の成功を祝して乾杯をしながら待っていると、テディが遺跡ギルドから戻ってきた。
「ほら、最初に約束した1000ガメルに、おばさんの幽霊がくれた宝箱に入っていた宝石を換金して、ひとり200ガメル追加な。剣のかけら5個も処理しておいたぞ。それから、もうひとつ手に入れたアイテムは『気になる案山子』っつって、敵の攻撃を引き受ける効果があるみたいだぞ。前回にチェルシー、お前はスマルティエの叡智の腕輪をもらってるから、今回はトットかアッシュに分けてやってくれ」
「はーい」
「……それならトットにあげてくれないか」とアッシュ。
「いいんですか、アッシュさん?」
トットが驚く。
「これからユーシズの学校へ旅立つ身の上だ、荷物は軽い方がいい」
アッシュは優しくトットに笑った。
「ありがとうございます。大切にしますね」
小さな案山子の人形を、トットはそっと仕舞う。
「……そっか。アッシュも魔動死骸区の外へ行っちゃうんだ」
チェルシーはひどく寂しげな顔になった。
「ますたー! このトットはいつでもますたーの側を離れません!」
「うん、ありがとう。マスター認定する前のときに嫌がって『こんな子いらない』なんて言ってごめんね?」
「ふふふ、ますたーの言葉なら、どんなことを言われたって平気です! ますたーがほんとは優しくて、それでもつい口が悪くなるのをこのトットはわかってるです。でもそんなひどいことを言ってもいいのはこのトットだけですよ? ますたーはわたしのものなのです」
「ん、んん? そこはなんか主従関係が逆転してるような気もするけど、トット、これからもよろしくねっ」
「おまかせください、ますたー!」
チェルシーとトットは楽しそうに笑い合った。
「あー。そうやってふたりでアッシュを見送るモードになっちまったとこに悪いんだけどな」
テディがぽりぽりと頭をかいて口をはさむ。
「なんですか、テディさん」
チェルシーが首をかしげた。
「次の仕事をもう紹介しておく。このアッシュと、もうひとりの若いやつをユーシズまで無事届けてやってほしいんだわ」
「えっ、じゃあここでお別れじゃないんだ!」
チェルシーはそれを聞いて元気さを取り戻す。
「またよろしくな、チェルシー。トット」
アッシュもかすかに微笑んだ。
「分かった、次の仕事もボク頑張るよテディさん! そうと聞いたら出発前に、このもらったお金でいろいろと準備しなくっちゃ!」
そうして、チェルシーとトットのふたりは買い物と能力値などのレベルアップとを済ませたのだった。
「おお! 筋力が上がったよ! 二桁にやっと突入だよ。そのうち強い武器が持てるようになるといいなぁ」
「わたしも一番弱かった精神力が上がったです! うれしいです」
冒険者レベルはまだまだ2のままだが、それぞれすこしづつ強くなっていっていることを実感する冒険となったようだ。
キャラクター
チェルシー レプラカーン 女 15才 冒険者技能:ファイター2 アルケミスト2 レンジャー2 いちばんの一般技能:インベンター3(発明家)
取得戦闘特技: 武器習熟A(ウォーハンマー)
器用度19 敏捷度13 筋力10 生命力14 知力14(スマルティエの叡智の腕輪+知力2で実質16) 精神力16
トット ルーンフォーク 0才 冒険者技能:マギテック2 シューター2 セージ2 いちばんの一般技能:ハウスキーパー5(家政婦)
取得戦闘特技: ターゲッティング
器用度19 敏捷度15 筋力13 生命力17 知力15 精神力9