黒腕INオラリオ   作:雪兎ですが?

7 / 17
7.黒腕とダンジョン

 ~ゼファー~

 

ロキファミリアに入団した翌日俺はフィンとアイズ、荷物持ちでラウルの四人でバベルに来ていた

ここで冒険者登録をしないとダンジョンにはいれないらしい

 

「さて、ゼファーの登録が終わったらその足でダンジョンに行こう」

 

そう言うフィンの後に続いて受付に行くとフィンは受付嬢に話しかけた

 

「やあ、エレン元気かい?」

 

「あっ、フィンくんいらしゃい!何か用?」

 

「僕たちの新しい仲間の冒険者登録をお願いしたくてね!」

 

そう言ってフィンは俺のことを前にだす

 

「冒険者ギルドへようこそ!こちたに必要事項を記入してください」

 

俺は言われたとうりに書いていく

 

「これでいいか?」

 

「はい、確認しますね。名前はゼファーさん、Lv1でお間違えないですか?」

 

「ああ」

 

「かしこまりました。登録をしてきますので少々おまちください」

 

受付嬢が奥にいったのでしばらく待つ

 

「お待たせいたしました。登録の方は完了いたしました」

 

「ありがとうエレン」

 

「それで新人のための講義は受けられますか?」

 

「いや、それはうちのリヴェリアが教えているから大丈夫だよ」

 

そう俺は昨日飯を食い終わった後リヴェリアからダンジョンについての知識を叩き込まれた

あれはすげぇ辛かった!何も一気にあんなに覚えさせなくてもいいだろってくらい叩き込まれた

受けた後ロキが皆逃げ出すとか言ってたがたしかにあれは逃げ出すなぁ

 

「わかりました講義は大丈夫ですね!何かわからないことがありましたら聞きに来てくださいね?」

 

「わかった、ありがとよ!」

 

「さあ、登録もすんだしダンジョンに行こうか!」

 

フィンの後に続き俺たちはダンジョンに入った

 

「まずは1,2階層でモンスターとの戦闘と恩恵(ファルナ)を刻んだばかりの体を慣らしてもらうよ?」

 

恩恵(ファルナ)を刻むと身体能力が上がるそうで体のズレがあるらしいからまずはそれを慣らす

 

”ビキ” ”ビキ”

 

ダンジョンの壁が割れゴブリンが2体あらをれた

 

「ちょうどゴブリンが出てきたね」

 

「グギャッ」「グギャギャ」

 

ゴブリンは鳴きながら俺たちのほうに向かってくる

俺は拳を構えてゴブリンを殴る

 

「グゲェ」

 

ゴブリンは灰になり魔石だけが残った

もう一匹を探すとすでにアイズがたおしていた

 

「はぁ、アイズ今回はゼファーの訓練で来ているんだ君が倒したら意味がない!」

 

フィンの言葉を聞いてアイズはしまったという顔をした

 

「ごめ、んな、さい」

 

「今度からは気を付けるんだよ?」

 

それからもゴブリンをたおし魔石を回収して進み2階層へとやってきた

俺が戦っている間アイズは戦いたくてウズウズソワソワしていた

このままだとアイズの我慢の限界がいつきてもおかしくないどうしたもんかと考える

そうだ!暇ならフィンとアイズにあれを教えるか!!

 

「おい、フィン、アイズ!」

 

「どうがしたかいゼファー?」

 

「戦っていいの?」

 

「どうせ暇してんだろ?なら俺が使う体術を一つ教えるからそれを練習してろよ!」

 

俺の言葉を聞いてアイズは目をキラキラさせフィンは興味津々な顔、ラウルは首を傾げていた

 

「それはどんなものなのかな?」

 

「俺の使う体術の中に六式つうのがあってなその中にある高速移動術(ソル)を教える!これはフィンとの模擬戦で使ったやつだ」

 

「あの技はスキルではなく身体的技術だったのかい?」

 

「おう、いいか?(ソル)ってのは地面を瞬間的に十数回蹴ることで生まれた瞬発力で移動すんだ」

 

俺はフィンたちに(ソル)のやり方を教えた

アイズはがむしゃらに足を動かしていた

 

「そんな足の動かし方じゃダメだ!!いいかアイズ、人ってのはちゃんとした体の動かし方をしないと力をはっきすることができねぇんだ!」

 

「なっなるほど?」

 

「よぉしいまいちよくわかってねぇな!ってかこんな基本的なことも教えてねぇのかよ!どうなってんだフィン!!」

 

「あははは、実は僕たちもちゃんとした戦闘訓練を受けた訳じゃないんだ。だから下の子たちに教えられるのは僕たちが経験した事や我流で身につけた事しかないんだよ」

 

フィンの事はを聞いて俺は驚きを隠せなかった

こんないつ命を落としてしまいかねない事をしているというのにちゃんとした訓練も受けられないなんて思ってもみなかった

こいつは急いでランクアップして指導してやらんとな!!

俺がそんなことを考えている間もアイズは(ソル)の練習をしていた

うまくいかず首をかしげるいる姿を見るとほほえましく思う

俺はアイズたちに足の動かし方やコツを教えモンスターの討伐に戻る

あれから順調い進み俺たちは十階層に来ていた

フィンとアイズは(ソル)ができるようになっていた。まぁ俺からすればまだまだ甘いがな!ラウルはもう少しってとこだな

なんにしても覚えるのが早いな!恩恵(ファルナ)のおかげかセンスがあるのかは今はまだわからねぇが

 

「これはこれで鍛えがえがありそうだなぁ」

 

ニヤリと笑いながら呟き俺はオークとか言う豚のモンスターを殴り飛ばしていく

しばらく進むと前から三人の冒険者がこちらに走ってきた何かに追われているようだな?

 

「おい!そこの冒険者逃げろ!!青鬼が出たぞ!!」

 

「青鬼?おいフィン、何のことだ?」

 

「オーガの強化種のことだよ」

 

たしか強化種ってのはダンジョンでたまに生まれる強い個体だったか?

リヴェリアから教わったことを思い出していたら肌の青いオーガが現れた

 

「ヴォォォォォォォォ!!」

 

「フィン、たおしていいのか?」

 

「一人で大丈夫かい?」

 

「はっ!こんぐれぇ余裕だ!今まで弱い奴しかいなくて退屈してたとこだ!丁度いい肩慣らしになんだろうよ!」

 

俺は青鬼と呼ばれるオーガに向かい走る

オーガは俺を殴り潰そうと手に持っている棍棒を振るってきた

俺はそれを見聞色の覇気で先読みしてかわす

 

「ヴォオオオオオオ!」

 

攻撃が当たらないか怒ったか?さっきよりも大振りになってきたなぁ

 

「そんな大振りじゃあ隙だらけだぞ、ソラッ!!」

 

 ”バキッ”

 

「グガァ!」

 

オーガの腹を殴ったがオーガは2,3歩下がっただけだった

 

「ほぉ、覇気を纏わせてないが俺の拳をくらってそのていどか、やるじゃねぇか?」

 

「ヴォオオ!」

 

オーガの目つきが変わりやがった!さっきまでは餌を見る目だったが今は敵を見る目になりやがった

こいつがモンスターじゃなかったらきっと教えがいのある生徒になっただろうなぁ

 

「次できめようじゃねぇか青鬼さんよ!!」

 

「ヴォオオオオオオオオ!!」

 

俺は武装色の覇気を腕に纏わせ黒く染める

オーガは棍棒を上段にかまえる

 

「いくぞ!!ウォラッ!!!」

 

「ヴぉおおおお!!」

 

 ”ドガアアアアアアン”

 

俺の拳と棍棒が衝突したが棍棒はすぐに折れ拳はそのままオーガをつらぬいた

オーガは灰になりその場には魔石と青い角が落ちていた

 

「おめでとうゼファー」

 

「おう、ありがとよフィン」

 

「そろそろ戻ろうか」

 

「そうだな、よし!帰りは(ソル)使って帰るか!練習になって早く帰れるし!」

 

「うぇ!自分まだできないっすよ!!」

 

「だから練習になんだろうが!見ろ、アイズはとっくに行っちまったぞ!」

 

ごねるラウルをよそにアイズはさっさと(ソル)を使って先に行ってしまったそれを見てフィンがアイズを追う

俺はいつまでもごねているラウルに拳骨を落としてやらせる

ダンジョンをでる頃にはラウルも(ソル)ができるようになっていた

 

 

白ひげ以外のキャラも出そうと思います

  • エース
  • ロジャー
  • ボンちゃん
  • バレット
  • シキ
  • おでん

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。