世にも奇妙で怖い話(リニューアル版)   作:イシオカ セイジ

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こんばんは、いらっしゃいませ、お待ちしていましたよ

今回は当店の自慢の一皿をお出しいたします。

さぁ、料理が運ばれてきましたよ


2皿目 8日目の鏡

〜このお話は僕の親友から聞いた話である〜

 

僕の友達のAちゃんが通っている高校はごく普通の高校だ、ただ一つだけ、他と違う点がある、それは…

 

〜高校の校舎内〜

 

私の高校で最近変わったことがあるそれは…

 

「ねぇ、聞いた?体育教師の佐藤先生の話」

 

「聞いた、聞いた、あの話本当だったんだね」

 

女子が話している事と同じことなんだが、皆んなが知っている学校の七不

思議、トイレの花子さんやベートーヴェンが歌いだすことなど、だが、うちの高校では”学校の八不思議”と言われている

 

では、もう一つは何か、それは”呪いの鏡”だ、女子トイレのどこかの鏡

それを見ると”8日目に必ず死ぬ”と言われている

 

話を戻すと体育教師の佐藤先生は3日前から体調不良で休んでいる、それで、皆んながさわでいると言うことだ

 

「ねぇ、Aちゃん、佐藤先生大丈夫かな?」

 

私のお友達のBちゃんがやってきて聞いて来た

 

呪いの鏡のせいで生徒が1人亡くなっているのだ、このままだと皆んなも危ない

 

「大丈夫だよって言えないよね、呪いの鏡を壊せばみんな解決するんだけど」

 

私は考え込んでいると、Bちゃんが私の手を取って

 

「じゃ、今夜、学校に忍び込んで鏡を壊しに行こうよ」

 

Bちゃんの目は輝いていた

 

「待って、壊すって言ったって何階のどの鏡が分からないのよ」

 

「大丈夫♪私に考えがあるから…じゃ、今夜学校でね♪」

 

Bちゃんはそう言って走って教室のに行ってしまった

 

(しっ、心配だよ〜、でもBちゃんを信用するしかないよね〜)

 

〜夜の学校〜

 

私達は学校の門の所で、落ち合い、無事、校舎に入る事に成功した

 

「で、Bちゃん、作戦でもあるの?…本当に大丈夫なの?」

 

「大丈夫だって!いい、呪いの鏡には鏡を守る幽霊が居るって言われているのだから、その幽霊が居る鏡が呪いの鏡よ」

 

Bちゃんは胸を張って言った

 

「って、どこでそんな情報を得てきたのよ!」

 

「まぁ、いいから…さぁ、行きましょう」

 

こうして呪いの鏡を探し始めました、私は一階からBちゃんは三階から女子トイレに入り一枚ずつ探していきました

 

「どうあった?」

「ダメ!みつからないわ」

 

(そんな!どこにもないなんて…変ね)

 

私達は暫く考え込んでいました、薄暗い廊下で、そうしてある事に気がつきました

 

「ねぇ、佐藤先生って、あの時、どこのトイレに入ったっけ」

「えっ、どう言う事?」

 

「だ.か.ら.佐藤先生が休む前日、体育か最後の授業だったじゃない

と言うことは」

 

するとBちゃんも私と同じ事に気づいたようで

 

「佐藤と同じ行動を取れば、呪いの鏡にたどり着くことが出来る」

 

〜校舎外のトイレ〜

 

公園のトイレと同じ形式で学校の外にもトイレがある、外で授業がある時は、このトイレを使用することがある

 

「佐藤先生、体育の後、このトイレを使ってた」

 

私達は恐る恐る女子トイレに入った

 

「どう、幽霊いる?」

「いないみたいね」

 

私達はハッと胸を撫で下ろす、念には念でもう片方を確認した、が幽霊はいなかった

 

「じゃあ、出よっか」

「そうね」

私達が振り向く直前、鏡に髪の長く、白い服を着た女性が私達の間に立っていた

 

「ねぇ、Aちゃん…これって」

「うん、ここだったね」

 

私達は恐怖で動けずにいた、幽霊は私達の肩に手をそーっと置いた、しかもその手は骨だけだった

 

(もう限界)

 

私は恐怖の限界で持っていた懐中電灯を鏡に投げつけた

 

パリーン

 

「Aちゃん…すごーい」

 

「あっ、ごめんなさい鏡割っちゃった」

 

「それでいいのよ…それが目的なんだから」

 

こうして私達と呪いの鏡の物語は幕を閉じた

 

暫くして、体育の佐藤先生も無事に職場復帰して万事終了した

 

〜後から聞いた話だとあの鏡は昔、ある職人が恨みを込めて作り内の学校に送られて来た

呪いの鏡とは知らずに

 

もしかしたらまだどこかに残っているのかも知れません

…もしかしたら貴方のお家かも…

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 




如何でしたか今回のお話は、恐怖の味でしたでしょ

またいらして下さい

いつでもお待ちしていますよ

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