「……またか…」
現在、士郎は食堂で食事をしている。だが、あまり良い気分ではない。なぜなら隣のテーブルから複数の視線を浴び続けているからである。
しかし、その視線は今、始まった事ではなく実は昨日の朝、美遊と藤丸、マシュ、イリヤ、クロエと食事した時から始まっている。因みにイリヤとクロエは美遊に紹介してもらい、六人で雑談しながら食事をした。士郎以外の五人は直ぐに食べ終えたが、士郎の今後の事について話し合っていた。その中に自分の世話がどうとかが聞こえたが聞こえないフリをし黙々と食べ続けた。。暫くして、話し終えたのか藤丸とマシュはダ・ヴィンチの工房、美遊、イリヤ、クロエはそれぞれの部屋に戻って行った。士郎はそれを見送り、食事を再開しようとした時だった。
「…………」
「「「「「……………」」」」」
「(見られてるのか?)」
初めは自分が食べている料理に興味があり、それを見ているのだと思い気にせず食べていたが、その視線が料理では無く自分に向けられている事に気付き始めた。物は試しだと思い、此方を見ている方に視線を向けると何事も無かったかの様に食事をしていた。自意識過剰だったかと再び視線を戻し食べようとすると
「「「「「……………」」」」」
「(…食べづらい…)」
場所を替えようと席を立ち辺りを見回すも、何処の席もサーヴァント達に埋め尽くされており、士郎が使っているテーブルの席しか空いていなかった。仕方無く座るも視線は向けられており、先程の士郎の行動に「どうしたのですか?」ぐらいの言葉がくれば、それを機に会話が出来たのだが、何も言わず此方を見ているだけ。士郎は気にしてたら負けだと残った食べ物を口の中に入れ、席を立ち、使った食器等を厨房に返しに行く。その際も背中に視線を浴び続けた。
「……はぁ……」
「どうしたのかね?」
「何か…視線を凄く感じる……」
溜め息を吐きながら、食器を洗っているとエミヤに話しかけられた。エミヤは士郎に視線を向けている彼女達に少し見やると
「アルトリア達か…」
「アルトリア?、あぁ確か藤丸が騎士王だとか言ってたな。」
実は先程の食事でどんなサーヴァントがいるかをある程度教えてもらった。その時に隣のテーブルで物凄い量の料理を食べているのが騎士王ことアルトリア・ペンドラゴンだと聞いた。同じ顔が何人もいるがクラスが異なるらしい。もう少し詳しく聞こうと思ったが、頭の中がパンクしそうになりそうなので、また後で教えてくれと藤丸にお願いした。
「
「だけど、俺は彼女と接点は無いんだけど…」
「恐らく、それは彼女も分かっているのだろうが、割りきれないのだろう。」
しかし、士郎からしたらずっと見られるのは良い気分ではない。
「まぁ、彼女にも思うことがあるのだろう。すまないが、君から話しかけてやってはくれないかね…そうすれば、彼女も向き合ってくれる筈だ。」
エミヤに促され、昼食と夕食の時にいざ話し掛けようも出来ず、時間だけが過ぎていき夜になり、士郎は部屋のベッドで横になっていた。
「どうやって話し掛ければ良いんだ…」
士郎自身、あまり女性と会話した事がなく、強いて言えば美遊と後輩の桜としか話した事がないので会話に入る為の初めの一言が思いつかない。そう悩んでいると、突然部屋に扉を叩く音が響く。誰かと思い、扉を開けると
「よ、夜遅くにすみません…。」
「あ、あぁ…君か…」
アルトリアが扉の外で立っていた。
「………」
「………」
「あ、あの…」
「…ぁぁ…取り敢えず、入るか?」
「そ、その…失礼します…。」
士郎はベッドに腰掛けるようにとアルトリアに促し、彼女を座らせると士郎は彼女よりも少し離れた位置に座った。互いに座ったのは良いがそこに会話は無く、部屋には無音の状態が続いたが、
「すみません。」
それを破ったのは彼女の謝罪だった。
「俺の方こそ声掛けれなくて…だが俺と君は…」
「分かっています。
「だけど君以外の者は……」
「
「分かった。だが、アルトリアの知っている衛宮士郎と俺のような悪では無い筈だろう。」
「はい。私の知る衛宮士郎は正義の味方を理想としている。貴方の事は
エミヤから聞いたのなら尚更アルトリアの知る衛宮士郎とは真逆だと分かった筈だ。それでも気になるのは余程彼に思い入れがあるのかチラチラと士郎を見ている。
「………」
「………」
「そ、そんな事よりこんな時間に来たのは士郎に今回の事について謝罪をしに来たのです。」
「謝罪なら最初に聞いたけど。」
「う――と、兎に角私はもう士郎の事は気にしないという事を伝えに来たのです!」
ですのでこれからはカルデアに居る者同士宜しくお願いしますとそう言いたかったらしい。
「あぁ、此方こそ宜しく頼むよ。」
と確かに昨日アルトリアと交わした士郎だったが
「(昨日のは何だったんだ…)」
溜め息を吐きながら横目でアルトリアを見るも、それに気付いたのか申し訳なさそうに顔を俯かせる。心なしか彼女のアホ毛が垂れ下がっているように見える。因みに彼女のアホ毛はアルトニウムと呼ばれるものであるらしい。居心地が悪いので士郎は早急に食事を済ませ席を立ち、食堂を後にした。
それから時間は過ぎていき昼食の時間帯になったが彼女達が食べ終えるまで部屋で休んで待つことにし、一、ニ時間経った頃に部屋を出た。
「(流石にもういないだろう…)」
いくら健啖家といえど数時間食べ続けるのは無理だろうと廊下を歩いていると後から
「シロウ」
アルトリアに似た声が士郎を呼んだ。昨日彼女が自分の名前を呼んだ時とは発音が少し異なるのは気のせいかと思い振り返ると
「…アルト…リア…?」
彼女の雰囲気とは真逆である少女が立っていた。肌の色は白く、瞳の色は金色。格好はキャミソールの上にパーカー、大胆に太腿を露出した短パンそして膝まで覆うブーツ。さらにはこれらすべて黒で一色されている。因みに後程聞いた話には他にはゴスロリやドレス等の服もあるらしい。
「どうしましたシロウ?」
言葉遣いは彼女と同じく丁寧だが彼女ではない。
「昼食にはいませんでしたが何かありましたか?」
「いや…特に無かっ「分かりました。では私の部屋に行きましょう。」ぇ…いや…」
何が分かったのか知らないが全然話が通じない。抵抗するも腕を絡められ抜け出せない。しかし、彼女はそんな士郎を気にすることなくズンズンと歩き進んでいく。途中他のサーヴァントに助けを求めてみたが、目すら合わしてくれない。何故だ。そうこうしている内に彼女の部屋の前に着いてしまった。
「さぁ着きましたよシロウ。」
「頼む、少し待ってくれ。俺は昼食をまだ摂ってないんだ。だか「実は私もまだなのです。ですから共に昼食を摂りましょう。」…話を聞いてくれ…」
「さぁ…シロウ入りましょ「待ちなさいオルタ!」ッチ…良い所に…」
もう駄目だと諦めかけた所にアルトリアがオルタを呼び止めた。それと先程オルタと呼ばれたこの少女の口調がガラリと変わったのは気のせいか。
「何だ青い私。これからシロウと楽しい食事をしようという時に邪魔をしよって…」
「何が楽しい食事ですか!それに何故彼をシロウと呼んでいるのですか⁉」
「何故と言われても私にはこの発音が好ましい。それにシロウが彼でなくても私には関係ない。シロウは私のものだ、貴様は引っ込んでろ。」
「なっ⁉誰が貴方のものと言いましたか!彼はわ・た・しのものです!貴方こそ引っ込んでて下さい!」
「俺の意思は無いのか…」
本人そっちのけで言い争いをする二人。
「(何でこんな事に…)」
「此方に来てください。」
どうやってこの場を切り抜けようか考えていると突如右腕を掴まれ引っ張られる士郎。そのまま二人が見えなくなる所まで引っ張られ続けようやく解放された。
「此処まで来れば大丈夫でしょう。」
「誰だか分からないが助かった。」
「貴公が私を知らないのは当然でしょう。
「まぁ…何となく…」
そう名乗った女性は格好は異なるがアルトリアを成長させたような容姿で彼女よりも大人っぽくかつ冷静さが見える。
「それにしても…
「…それは俺が知りたい位なんだけど…」
「強いて言えば貴公の
増々分からないと士郎を観察する。分からないのはこっちなんだけどと苦悩する士郎。だか彼女達からは解放されたのは確かで、此処で何時までも時間を割くわけにもいかない。まぁ部屋で数時間休んでいただけの士郎もそんな事は言えないが、流石に空腹でどうにかなりそうなので食堂に足を進めるべく、彼女には悪いが無視して足を進めたが
「…ッ待ちなさい」
「まだ…何かあるのか…」
流石に疲れてきた士郎。少々面倒くさいという事もあるがここで無視してしまうと余計面倒くさくなりそうだと思い振り返る。
「何故避けるのです?」
「(もう勘弁してくれ…)俺昼食がまだなんだよ…」
答えになってないが、もう振り回されるのは御免だと適当に返す士郎だか彼女は納得出来ないと言わんばかりの目で見てくる。
「それは理由になってません。それに何故でしょう…貴公に避けられるのはあまり良い気がしない…」
「…悪い、話ならまたにしてくれ…」
もう空腹で限界だとお腹が空いたとまるで何処かの腹ペコ王みたいな台詞が士郎の脳内に訴えている。しかし、サーヴァントとは空腹にならないものだと聞いたが、これは士郎がサーヴァントとしてまだ不完全故かそれとも単なる生理現象かそんな事は士郎には分からないが、今は考えてる暇など無い。一刻も速く食堂に行かなければと。これは決して空腹だけということではなく、何か面倒くさそうな事がまた起こりそうだという謎の勘が働いている。
「…そんなに…私の事は嫌いですか…」
「は?」
急に何を言いだしたかと思えば、先程までの会話でそんな要素は無かった筈だが。しかし彼女はかなり落ち込んでいる様に見え、表情も悲しそうだ。
「…俺もアンタも初対面なんだから…好きも嫌いもないんだけど…」
「で、ですが…貴方は頑なに私を避ける…これは嫌いということではないでしょうか?」
「避けるというか、また今度にして欲しいだけで…」
というか口調変わってないか?それにずっと貴公って言ってなかったけ?と疑問に思った士郎だがそんな些細なことどうでも良いと切り捨てる。
「で、では私の事は嫌いではないと?」
「…そうなるかな…」
すると彼女の顔がパアァと明るくなり、両手で士郎の右手をガシリと掴むと
「そうですか!そういえば貴方の名前をまだ聞いてませんでしたね。」
「え、衛宮…士郎です…」
そうですかの続き方がおかしい気がするがあまりの彼女の迫力にそんな考えも無くなり、ついには丁寧な口調になってしまった。
「士郎…シ朗…シロウ。あぁ、私にはこの発音が好ましいですね。ではシロウ行きましょう。」
「⁉ちょっ」
急な展開に頭が追いつかない。というかさっきまでの態度は何処いったんだ⁉と困惑するがそんなことよりも彼女の腕から逃れようとするも腕力に差があり過ぎる。それ故か士郎が必死に抵抗している事すら気付かなぬまま歩き進んでいく。しかし
「待て
鋭い声が二人を止めた。声の主はアルトリアではなくオルタの方を成長させた様な容姿であった。後にランサー・アルトリアに聞いた所彼女はランサー・アルトリアが聖杯の呪いを受け黒化した存在らしい。
「槍とは失礼な貴公もそうだろう。
「今はそんな事どうでも良い。」
「では何ですか?見て分かる通り私は忙しい。」
「(否…忙しいのは俺なんだけど…)」
どうやらあの時の勘は当たっていたようだ。もうどうにでもなれと諦めた士郎。
「単刀直入に言う、貴様が持っている其奴を私に寄越せ。」
「本当に急ですね…ですが彼と貴公は全く接点がないでしょう。」
「接点がない?壮大なブーメランだな。貴様も其奴とは全く関係が無いだろう。」
「(それを言うなら、あの二人とも接点無いんだけど…)」
「確かに貴公の言う通りです。だからといって貴公の様な暴君にシロウを渡す事は出来ません。それに貴公はシロウに興味など微塵も無かった筈では?」
「貴様…言っている事がメチャクチャだな。私は別に其奴に興味は無い。ただ、貴様にやるぐらいなら私が貰うと言っているだけだ。」
「(…アンタもメチャクチャだけど…。)」
先程から二人に特大ブーメランが刺さり続けているが本人達は気付かない。被害者の士郎だけは気付いてるが残念ながら言葉にするだけ無駄であり、というか素直に聞いてくれるかどうかさえ怪しい。
「…仕方ありません。こうなれば力づくで通るしかないですね。シロウ先に行っていて下さい。」
「…名案だな。そこのシロウといったな…先に待っていろ。直ぐそちらに向かう。」
臨戦態勢をとっているが此処は廊下である。士郎は指摘しても無駄だと思い食堂に向かうことにした。途中何かしらの破壊音が聞こえたが考えては駄目だと自分に言い聞かせた。
そしてやっとの思いで食堂に着いた士郎。ただ食堂に行くだけなのに謎の達成感があった。やっと空腹から解放されると思われたがそんな願いも虚しく
「あ!目標発見!」
と今日何度も聞いたであろう声が士郎の耳に入った。正直嘘だと思いたいが体が反射的に声のした方に向いてしまう。そこに居たのは八人。その内五人はアルトリア似、三人はそのオルタに似ている。その数で士郎は考える事を放棄し立ち尽くす。そんな士郎を八人のアルトリアは興味深そうに見ている。
「この人が王になった私の……」
そのひと多分俺じゃないから
「「さぁ!共に他のセイバー達を抹殺しに行きましょう。」」
うわ…この子、怖い
「スイミングの時間ですよ!」
今、夏じゃないですよね?
「村正さんに少し似てますね…」
ハハ…人違いです
「ほぉ…コイツは良いトナカイになりそうだ…」
クリスマスはとっくに過ぎましたよー
「私の世話が必要のようだな。」
いえ、結構です
「……お菓子ください…」
すみません、持ってないです
大量の情報を脳が処理しきれず、口調までもおかしくなり始めた。だが不幸なことにさらに状況は悪くなっていく。
「アナタ達今すぐ士郎から離れなさい!」
アルトリア、オルタ、ランサー・アルトリア、ランサー・オルタがこちらにやってきた。
「全く…貴様が邪魔をしなければ今頃シロウと楽しい食事をしていたものの…」
「その割には私には士郎に媚を売っているようにしか見えませんでしたが!?」
「ッチ…我ながら嫉妬深いことだな…」
やけにオルタに噛みつくアルトリア。
「あの二人は置いておいて、ランサー・オルタあの時貴公が邪魔をしなければここまで事態が悪化することはなかったのでは?」
「貴様こそ大人しく其奴を渡していれば…否、そもそも其奴が昼食の時間帯に来なかったのが原因だ。」
「(俺!?)」
「彼の所為にするのは間違って…ん?ランサー・オルタもしかして彼の事が心配だったのですか?」
「そ、そんな訳なかろう!?だ、誰が心配などするものか!
ただ少し気になっただけであって心配など断じて無い!!」
「其処まで動揺しては認めた様なものでしょう…しかし何故でしょうか少し腹立たしいですね…」
「(あぁ…これがカルデアか…)」
思考か放棄し遂には現実逃避をし始めた士郎。現実逃避というか単に諦めただけである。
「貴方達何をやっているのですか?」
そこに現れた女性に希望を抱いたのも束の間彼女達と同じ顔をしてるのが分かった瞬間打ち砕かれた。だが士郎の予想に反して彼女のとった行動は意外なものだった。
「不毛な争いは止めなさい。先程から彼が困っているのが分からないのですか?」
「何だ…ルーラーの
「言ったでしょう?不毛だと。こんな争いに意味はありません。他のサーヴァントにも彼がにも迷惑が掛かっているのが分かりませんか?」
「確かに貴公の言う通りです。では何か策があると?」
「勿論。その前に……大丈夫ですか?」
ルーラーと呼ばれた女性が士郎に声を掛ける。彼女の振る舞いは士郎にとってこの状況を何とかしてくれる神の様だった。
「有り難う。助かったよ。」
「いえ、お気になさらず。」
「おい、ルーラーよ策があるのなら疾くしろ。」
「そうですね、では。…ふふ…そんな顔されなくても大丈夫ですよ。私に任せて下さい。」
士郎の顔が余程不安そうだったのか、大丈夫と言ってくれた。これが神かと感動を覚えたが、別に彼女は神でも何でもなく、士郎の脳が負の連鎖によっておかしくなってしまっただけなのだ。だから士郎はとても大事なことを忘れていた彼女も同じく
「私からの提案は……」
「(頼む!)」
そう、
「じゃんけんで勝ち残った方が彼を一日好きにするということで。」
「は?」
今何て言ったこのバニーガールは?
「ちょっと待ってくれ!?おr
「成程。それは良いですね。」……ぁ」
終わったと崩れる士郎にルーラーはさらなる追い撃ちを掛ける。
「すみません。実は昨日聞いてしまったのです。」
いきなり何を言い出したかと思えば、直ぐ理解した。
「昨日って…アルトリアと話したことか?」
「はい。まぁその前から彼女の様子が明らかに変だったのですが、最初は誰もがどうでも良いと思っていたのです。しかし、貴方と彼女が会話しているのを見て何故か面白くないと感じたのです。そこから全員同じ行動をとりました。マスターから貴方の部屋を無理矢r…聞き彼女の後をつけました。あんな多人数でいけば確実にばれると思ったのですが彼女は全く気づきませんでした。流石にあの時は全員驚きましたよ。かの騎士王が尾行にも気付かないということに。だから興味が湧いたのです…彼女にそこまでさせる貴方に。
ですが貴方は彼女の思う人物では無い。それでも彼女は貴方を気に掛けていた。それで今日貴方が昼食に居なかった時、
彼女に声を掛けられた時、気付かなかったがあれは士郎が部屋を出て直ぐのことだった。確か彼女は士郎と昼食を摂る為に部屋に招こうとしていた。考えてみれば士郎が部屋を出るまで待っていたのかもしれない。
「…もしかして…そこにアルトリアが来たのも…」
「気付きましたか…えぇ、あれは私が彼女に言ったのです。私達の中で何も知らないのは彼女だけでしたので流石に可哀相だということで教えたら、颯爽と出ていきましたよ。それから少しして
「だけど…アルトリアにも言ったけど俺は…」
「貴方の言いたいことは分かります。恐らくまだ見切りがつかないのでしょう。それに貴方の
「ふ、不快…」
「えぇ…こんな気持ちを抱いたことなど無かったので貴方には責任を取ってもらいます。」
「責任!?」
「別にそこまで重い事は言いません。ただこの勝負に勝ったら私と夕食を共に摂りましょう。」
「あ、あぁ…それぐらいなら…」
「ふふ…約束ですよ?では彼女達も待ちくたびれているのでここで……最後に一つだけ良いですか?」
「何だ?」
「 」
「!?」
「ではまた」
そう言ってルーラーのアルトリアは彼女達の所に戻っていった。
結果ルーラーがじゃんけんに勝利し士郎は彼女と夕食を共にした。その時、他のアルトリア達からジト目で見られ続けたが士郎はそれを気にする余裕も無く、彼女に言われた言葉だけが士郎の脳内を支配していた。
「私達はかなり負けず嫌いなので
覚悟して下さいね
シロウ。」
アルトリア達との話どうだったでしょうか
このキャラとの絡み見たいという意見がございましたら活動報告にて募集中ですのでそちらにリクエストをお願いします。