仮面ライダーディガルム   作:LEGION ONE

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お待たせしました!第二章始まります!
今回は新たなエインの登場!


四章 士郎が戦う理由

白金 マリアを狙う栗原 誠が変身した『ジャガー・エイン』を倒した仮面ライダーディガルムこと黒道 士郎はマリアの厚意によりマリアとマリアの叔父が住む事になった。

ジャガー・エインを倒した翌日、雲一つのない晴天の青空……士郎は用意された部屋で目を覚ました。

 

「……あ〜そうか……もう外じゃないんだったな……」

 

欠伸をしながらそう呟いた士郎はいつもの服に着替えながら白金 マリアと雪村 藤次郎について考えていた。

 

「にしてもあの女もそうだが……おっさんも大概お人好しだよな。一日あった俺を教会に居候させるなんて」

 

二人のお人好しに若干呆れながら自室から出た士郎はリビングに向かい出した。

 

「……うぃーす」

 

「あ!おはようございます!士郎さん!」

 

リビングについた士郎が目にしたのはエプロン姿のマリアだった。そのマリアの姿に士郎は不意に見とれているとマリアは首を傾げ士郎に話しかけてきた。

 

「どうしました?」

 

「ッ!なんでもない……気にするな」

 

「そうですか……もう少しで朝食が出来ますので待っててください!」

 

そういうとマリアは再びキッチンに戻り朝食の準備を再開した。そんなマリアを見ながら士郎は彼女について考え始めた。

 

「(一瞬見とれてしまった……前までは顔をよく見ていなかったからわからなかったけど……マリアって結構整っているよな)」

 

「坊主〜……」

 

「ッ!おっさん!?」

 

自身がマリアに見とれていたことに驚いていると士郎の背後から恨めしそうな声が聞こえてきたことにビクリッとし振り向くとそこに居たのは凄い形相をした雪村 藤次郎が立っていた。

 

「今、マリアのことをいやらしい目で見ていただろ!」

 

「はぁ?見てねぇよ……ただ綺麗だなって思っただけだ」

 

「それがいやらしい目で見ているって言っているんだよ!」

 

「叔父さん……朝から騒がないでください。近所迷惑ですよ」

 

叔父の親バカの発言に対し準備を終えたマリアは呆れた表情で藤次郎を見ながらそう言った。

 

「だけど〜マリア〜!」

 

「あまり言うと叔父さんだけ朝食抜きですよ」

 

「うっ……ごめんなさい」

 

「(あの坊ちゃんの時もそうだけど……マリアって言うと時は言うんだな)」

 

マリアの言葉に藤次郎はシュンっとしながら折れる所を見た士郎はマリアに対してそう考えながら藤次郎が開いていただろう新聞に目を移した。テレビにはニュースがやっており、殺人事件やお偉いさんが起こした不祥事等がやっている中で一つ気になるものを見つけた。

 

「『奇妙な殺人事件!殺人犯の正体は謎の飛蝗怪人!?』ね……」

 

一面を見た士郎はポケットからカリバーのスピリオを取り出し見つめると静かに呟いた。

 

「また厄介なことが起きそうだな……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある路地裏……そこには20代前半の男性がスマホの画面を見つめながらニヤニヤと笑っていた。

 

「いいね〜結構話題になっているな……もっと!もっと!殺して!」

 

「頑張っているようだね〜」

 

男が高らかに宣言をしようとした時、緑色の髪に軍服を着た少女『ガブリエル』がキャンディを舐めながら闇の中から現れた。

 

「あぁ……君か……」

 

「ハロハロ〜!調子が良くて助かるよ〜やっぱり君に渡して正解だったよ♪」

 

「そうだな……君からもらったこの力で俺はこの世界から悪人を減らすことが出来る!」

 

そういいながら次の標的である存在を見つけた男は狂ったように笑いだした。

 

「いいよ……そのまま君の力でソイツらを殺してよ……正義の味方さん♪」

 

笑っている男を小馬鹿にするようにガブリエルは笑うと男が持つ注射器『エインハート』を見つめるとその場から去っていた……。

 

 

 

 

 

 

 

「たく、おっさんのお前に対する過保護……どうにかできないか?」

 

「無理ですね……叔父さんに引き取られた時からあぁなんで……いい人なんですけど私関連になるとダメになるんですよね」

 

「不思議だな」

 

朝食を食べ終えた士郎は教会の椅子に座りながらシスターの仕事をしているマリアを見ながら藤次郎について話していた。暫くマリアと共にくだらない話をしていると突然マリアが士郎に対して質問してきた。

 

「あの……気になったんですけど……」

 

「なんだ?」

 

「士郎さんがその……エイン?と戦う理由ってなんですか?」

 

「戦う理由……だと?」

 

いきなりの質問に対し士郎は首を傾げているとマリアが少し焦りながら再び口を開いた。

 

「いやあの……あんな怖い怪人とずっと前から戦っていたんですよね?どうして戦えるのかって思いまして……すみません……今のは忘れてください」

 

「いや、いいよ。戦う理由……そうだな。俺の戦う理由はーー」

 

顔を赤くなっているマリアにそう言い士郎はマリアのた質問に答えようとしたとき教会の外から爆発音と悲鳴が聞こえ士郎の声を遮った。

 

「な、なんですか……!?」

 

「エインか……悪いなマリア。この質問の答えについてはまた今度だ」

 

「あ、ま、待ってください!」

 

そう言うと士郎は教会の椅子から飛び上がるとマリアの静止を無視しそのまま急いで外に飛び出して行った。

 

 

爆発音がした場所……聖宮市のとあるゴルフ練習場では抹茶色のバッタを思わせる怪人『ホッパーエイン』が一人の男性を襲っていた。

 

「なんでだよ!なんで俺を襲うんだよ!」

 

『お前が悪事を働いたからだ……だから正義の味方である俺がお前を殺してやるのさ!』

 

そう言うとホッパーエインは男の首を掴むとそのまま首を折ろうと力を強めた。

 

「グッ!ガッ……助す……けて……」

 

『お前なんかを助けようとする奴はいないさ!大人しく殺され『ハァッ!』グガッ!?』

 

助けを求める男を嘲笑いホッパーエインは力を更に入れようとした時、駆けつけた士郎の飛び蹴りによって吹き飛んでしまった。

 

「早く逃げろ……」

 

「あ、ありがとう!」

 

ホッパーエインを睨みつけながら解放された男に逃げるように促すと男は士郎にお礼をいいそのまま練習場から逃げ去っていた。

 

「虫系統のエイン……やっぱりお前が謎の殺人事件の犯人だったか」

 

『クソ……!なんで俺の正義執行を邪魔するのかよ!』

 

逃げ去って行くのを確認した士郎は新聞の1面になっていた殺人事件の犯人の正体がわかったと同時に蹴り飛ばされたホッパーエインが起き上がり叫びながら士郎を睨みつけた。

 

「人が殺されそうになっているんだぞ?助けるのは当たり前だ」

 

『ッ!俺の正義を邪魔するのはみんな悪なんだ!悪はこの俺が殺さないとダメなんだ!』

 

「そうかい……お前が正義を騙るなら……俺は悪だ」

 

士郎はガルムドライバーを取り出し、腰に装着するとカリバーとリュウガのスピリオを左右の装填口にセットした。

 

リュウガ! カリバー!

 

DARK・REALIZE!

 

「変身……!」

 

CROOSS FUSION!

 

暗黒龍を従えし裏切りの剣士!ダークドラゴン!

 

『ッ!お前骸骨男だったのか!』

 

「そうだけど?それがどうしたんだよ!」

 

士郎は仮面ライダーディガルムに変身すると驚いているとホッパーエインに向かって飛び掛かりストレートをホッパーエインに叩き込んだ。

 

『グゥ!舐めるなぁ!』

 

ストレートを叩き込まれたホッパーエインは少し後退するが素早い動きでディガルムの懐に飛び込み、蹴りを入れた。

 

「ッ!」

 

『まだまだァ!』

 

蹴りを入れられたディガルムは一瞬よろめいてしまうが体制を立て直し、カウンターを叩き込もうとしたが今度は高い跳躍で攻撃を回避するとそのまま飛び蹴りを何度もディガルムに叩き込んだ。

 

「グハッ!」

 

これにはディガルムも後退してしまう。ホッパーエインは更に跳び跳ねまわりながらディガルムに攻撃を加えようとする。

 

『くらいな!』

 

「……うぜぇよ!バッタ野郎!」

 

GUARD VENT!

 

ホッパーエインの攻撃が当たる直前、ディガルムは手から黒い炎を生み出し、そこから1枚のカードを生成するとドラゴバイザーに装填し、読みこませドラグシールドを装備するとホッパーエインの攻撃を防いだ。

 

『何!?』

 

「オラよッ!」

 

攻撃が防がれたことに驚くホッパーエインの隙を突きディガルムはホッパーエインの足を掴むと、そのまま投げ飛ばした。

 

『グワァァァァッ!』

 

投げ飛ばされたホッパーエインは大きく吹き飛び地面に倒れ伏せた。ディガルムはその隙に再び黒い炎からカードを生成しバイザーに読み込ませ黒龍剣ドラゴブレードを装備した。

 

SWORD VENT!

 

「これでチェックメイ……ッ!」

 

必殺技を発動しようとした時、いきなりディガルムの上空から緑色の落雷が降り注いできた。ディガルムはギリギリのところで落雷を回避するが目の前は煙で覆われてしまった。

 

「クソ!新手のエインか!」

 

警戒するディガルムだったが煙が晴れると、そこには地面に倒れ伏せていたホッパーエインの姿が消えていた。

 

「……やられた……あの落雷はあのバッタ野郎を回収するための囮だったのかよ」

 

ディガルムはそう呟くと変身を解除し、警察が来る前に練習場から去っていた。

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