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あとディガルムの怪人『エイン』の募集をしているので是非応募してください!
聖宮市にあるとある高校……『天ノ星学園』生徒の個性を尊重する教訓を掲げており、この学園には様々な部活動やクラブが存在している。
そんな学園に白金 マリアは通っているが……何やら起こっているらしい。
「好きです!僕と付き合ってください!」
「ごめんなさい……」
とある男子生徒に告白されたマリアだったが、即答するかのように告白を断った。告白を断られた生徒は顔面を蒼白させるとそのままその場から立ち去っていた。
「はぁ〜……最近また多くなったな〜……」
「マリマリ〜!」
「あ、アミさん」
告白される回数が増えたことに頭を悩ませていたマリアに紫色の髪をしたポニーテールの小柄な少女が駆け寄ってきた。
彼女の名は『櫻宮 アミ』マリアの中学からの同級生であり、マリアの親友の一人でもある。
「また告白されたの?」
「はい……今週に入って三回程」
「三回も凄い!凄い!」
親友が今週に入って三回も告白されていることにアミははしゃぐがマリアは逆に疲れていた。栗原 誠という自分に言い寄ってくる存在が居なくなったと思ったら今度は同級生、先輩、後輩関係なく様々な男子生徒に告白されるようになった。
「(そういえば……栗原さんはあの後どうなったんでしょうか?)」
「あ!そういえばマリマリはあのネットニュース見た?」
「ネットニュースですか?何かあったんですか?」
自分に言い寄ってきて怪人ジャガー・エインに変身しディガルムである士郎に倒された栗原 誠がどうなったか考えているとアミにネットニュースについて聞かれた。
「これだよ!これ!昨日からずっと話題になっているネットニュースだよ!」
「こ、こ、これって……」
アミが見せてくれたネットニュースの記事を見たマリアは笑顔が固まりそのネットニュースを凝視してしまった。
ネットニュースの記事にはこう書かれていた……
【その顔をマスクで隠し、赤と紫のラインが入ったバイクに跨り一瞬の内に町を駆け廻る神出鬼没の謎の仮面の戦士!''仮面ライダー''!その正体は正義か悪かっ!?】
そうドデカイタイトルの後にケルベロストライカーに乗りホッパーエインを追うディガルムの写真だった。しかも目撃例が多いためかコメント欄では……
『やべ、カッケエwww』
『これ見たことある!めちゃくちゃかっこよかった!』
『さすがに自演だろ?』
『いやいや、この怪物を追う姿を大勢の人が見たって言っているぞ?』
『しかもこの仮面の戦士って結構前から目撃されていたらしいよ?』
『マジで!?』
『ほら、骸骨男の正体はこの仮面ライダーとか言われているし』
『全然骸骨男ではないのですがwwww』
と様々な憶測がコメント欄に流れていた。幸いなことにディガルムに変身する前の写真はなかったことにマリアはひとまず安心した。
「かっこいいよね〜!仮面ライダーの正体は誰なんだろうねマリマリ!」
「え、えぇ……そうですね。誰なんでしょうかね〜」
アミに対し冷や汗をかきながらマリアはこの場に居ない士郎を心配するのだった。
「あ?なんだこれ」
お昼時、士郎は机の上に花柄の可愛らしい包みを発見した。持ち上げてみると何か入ってるらしく少々重みを感じた。
「……弁当を忘れたなマリア」
弁当を忘れたまま高校に向かったマリアを若干呆れながら士郎は弁当箱を持って昼ご飯を食べている藤次郎の元に向かった。
「おっさん、マリアの通っている高校の場所って知っているか?」
「ん〜何かあったのか?」
「……」
士郎の言葉に不思議そうに首を傾げる藤次郎に士郎は持っている弁当箱を藤次郎に見せるように掲げた。士郎が掲げた弁当箱を見た藤次郎は何があったのか瞬時に察した。
「……なるほどな。天ノ星学園ってところだが地図はいるか?」
「ああ頼む」
「あいよ。少し待っていろ」
そう言うと藤次郎はマリアが通っている高校までの地図を書くと士郎に手渡した。
「ほらよ。頼んだぞ〜坊主」
「あぁ……俺の昼の分も残しておけよ?」
「わかってるって」
藤次郎から受け取った地図をロングコートのポケットにしまうと士郎は教会を出て外に止めてあるXR230に跨るとヘルメットを被り、そのままマリアのいる学園に向かって走りだした。
「あ……お弁当忘れちゃった」
四時間目が終わり待望の昼休みになってすぐに、マリアは弁当箱がない事に気が付いた。購買に買いに行くにも今は混んでるだろうし……どうすればいいのか。
「あれ?マリマリどうしたの?」
「えっと……お弁当を忘れちゃいまして」
一緒にお弁当を食べようとしたアミは肩を落としているマリアを不思議がりどうしたか聞いた。
「え〜!大変じゃん!私の分けてあげるよ!」
「ありがとうございます……アミさん」
アミのお弁当を分けてもらい食べようとした時、同級生の少女が何やら興奮した様子でマリアの下にやってきた。
「白金さん!白金さん!今、黒色のロングコートを着た男性が白金さんを探しているらしいんだけどどういう関係なの!?」
「黒色のロングコート?あぁ……士郎さんか」
女子生徒は興奮気味にそう伝えるとマリアのいる教室はざわめきだした。そんな中、女子生徒の情報から自分を探している男性は士郎だということにいち早く気づいた。
すると先程までザワついていた教室が何故か静かになった。マリアは首を傾げ、みんなが見ている教室の入り口の方を向いた。
「よぉ、マリア」
其処には非常に見覚えのある人物が自分の弁当箱片手に教室の入り口に気だるそうに立っていた。
「士郎さん!」
士郎が驚くが士郎の片手にお弁当箱があることに気づき彼の元に駆け寄った。
「もしかして届けに来たのですか?」
「まぁな……」
「ありがとうございます!自分のために届けに来てくれ!」
マリアが見知らぬ男性と楽しげに話していることに周りから悲鳴とも怒声ともとれる大声の嵐が響き渡ったが、マリア達はそれが聞こえていなかった。
「たく、今度は気をつけろよな……」
「はい!」
士郎の言葉に返事をしながらマリアはお弁当箱を受け取った。士郎はお弁当箱を渡すとそのまま教室から去っていた。
「昼休みも終わりそうですし、食べましょうか」
「待って待って!」
士郎を見送ったマリアは自身の席に座りお弁当箱を広げようとしたがアミによって止められてしまった。
「なんですか?」
「今の人誰!?仲良く話していたけど!」
「ああ、はい。士郎さんって言って私の教会で居候しているんですよ」
それを聞いたマリア以外の生徒たちはまたもやざわめき始めた。
「え〜!?男女が屋根の下で一緒に暮らしているの!?」
「そうですけど……早く食べませんか?そろそろ昼休みが……」
「もっと聞かせて!マリマリとその士郎さんという人の関係を!」
アミだけではなくクラスメイトや果てには違うクラスや違う学年からも人が押し寄せ、結局マリアはお昼ご飯を食べる事が出来なかった。
「…………」
一人の男子生徒が先程までいた士郎のことを恨めしそうに見てることに気づかず……
「もうこれで全部だな」
その日の夕方……士郎は夕飯の買い出しを終え、マリアたちが待つ教会に向かっていた。
「ッ!」
その直後、無数の斬撃が士郎目掛けて襲いかかって来たことに気づいた士郎はギリギリで全ての斬撃を避けた。
「何者だ……いきなり攻撃しやがって」
そう言いながら目の前を睨みつけると現れたのはカマキリの見た目をし両腕には二本の鎌を持つ怪物『マンティスエイン』が立っていた。
「カマキリのエイン……マンティスエインか」
『あの子に……』
「は?」
『手を出すなぁぁぁぁぁ!』
そう叫ぶとマンティスエインは武器である鎌から無数の斬撃を放った。士郎は横に回避し斬撃を躱すが、斬撃が足を掠ってしまった。
「ッ〜!」
足を痛める士郎だが、次なる攻撃が来る前にドライバーを取り出し、腰に装着した。
「巫山戯んなよ……」
ヨロヨロと立ち上がり、カリバーとリュウガのスピリオを左右の装填口にセットしドライバーを展開した。
リュウガ! カリバー!
DARK・REALIZE!
「変身……!」
CROOSS FUSION!
暗黒龍を従えし裏切りの剣士!ダークドラゴン!
ディガルムに変身した士郎はマンティスエインに向かって飛びかかり拳を叩きつける後退させた。更に回転蹴りを追撃で叩き込み更に後退させた。
『グゥゥゥッ!ラァ!』
後退したマンティスエインはディガルムに向かって駆け出し、鎌を振りかざしてディガルムを斬り裂こうと攻撃するがディガルムのサマーソルトキックを叩き込みマンティスエインとの距離を離した。
「セヤァ!」
『グラァァァ!』
距離を離したディガルムは再び蹴りを入れようとするが、マンティスエインは鎌をブーメランのように投げディガルムを攻撃した。
「ガッ!」
いきなりの攻撃に怯でしまいマンティスエインに更なる攻撃を与えてしまった。
「この野郎……!」
鎌を振り回すマンティスエインに対象するためにディガルムは黒い炎からカードを生成しバイザーに読み込ませ黒龍剣ドラゴブレードを装備した。
SWORD VENT!
「ハァッ!」
『グギャァ!?』
横一閃にドラゴブレードを振りマンティスエインから後退させ更に上段から振るいマンティスエインを吹き飛ばした。この隙にディガルムはドラゴブレードを捨て、リュウガのスピリオをスロットに装填し、必殺技を放とうするが……
「ッ!?マジかよ!」
しかし、変身前に怪我をした足のダメージによりディガルムはよろけてしまい必殺技が放てなかった。
地面に倒れ伏せていたマンティスエインはこれを好機と考え斬撃を放ち煙で覆うとその場から逃げ去っていた。
「やられた……」
足を引きずりながらマンティスエインを逃がしたことに悔しがり、ディガルムの変身を解いた。
「クソ……一体誰なんだよ……あの子とか知らねぇよ」
そう言いながら足を引きずりながら士郎は教会に向かって歩いて行った。
とある廃墟……そこにはご機嫌な様子のガブリエルが鼻歌を歌っていた。
「なんだぁ?ご機嫌だな。なんかあったのか?」
そこにロック系の服を着たミカエルが現れなぜご機嫌か聞いた。
「ふふーん!今回のボクが渡した人間は一味違うから楽しみなんだよねー!」
「はぁ?あんなヘナチョコの何処が一味違うんだ?」
「違うな〜……今回はアレが出せるかもしないかもね」
それを聞いたミカエルは驚くが、すぐなはニヤリと笑みを浮かべ口を開いた。
「アレを出せるってことは相当力を欲しっているんだな……おもしれぇ、今回は見ていてやるよ」
「任せてよ!ミカエルに目にもの見せてあげるよ!」
そう言うと二人は一瞬だが怪人の姿に変わると再び元の姿に戻り、廃墟から出て行った。