ロックマンゼロ -episode leviathan-   作:プレイズ

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今作はロックマンゼロの二次創作SSになります。
執筆中の前作【四天王の重要任務】の外伝となり、四天王の1人である妖将レヴィアタンがメインのお話となります。
ロックマンゼロ3で四天王達は全滅しましたが、その後実は復活していたという設定で執筆しています。4までのストーリーは原作準拠という設定で、その後のお話をオリジナルで書いています。オリキャラが出てきます。
途中ちょっとエッチな描写も出てくるかもしれませんので、苦手な方はご注意ください。


任務開始

ここはネオアルカディア本部の最上階にある会議室。

現在、中央の円卓を囲んで四天王達が会合を開いていた。

議題は“新たに見つかった特殊エネルギー源の確保”についてだ。

彼らは今、ギラテアイトという特殊なエネルギー源を勢力を上げて探していた。

このエネルギー源は通常のエネルギーとは違い、様々な型式のレプリロイドに供給可能な互換性能を持っている。

ネオアルカディアには、エネルゲン水晶などの普通のエネルギーではエネルギー変換が適合出来ず、エネルギーを享受出来ないレプリロイド達が一定数存在していた。

彼らはマイノリティではあるものの、ネオアルカディアに住む大事な市民である。

ハルピュイア達四天王は都市を統べる存在として、彼らを苦境のまま放っておく事はしなかった。

エネルギー適合に苦しむ者達を救うため、彼らは手分けして希少資源ギラテアイトを探しているのであった。

 

「さて、今回の議題だが。既に個別に連絡した通り、また新たなギラテアイトが見つかった。現在郊外の南西15kmほどのパール地区に存在が疑われている」

四天王のハルピュイアが指し棒を持って画面上の1地区を指し示す。

彼は賢将であり参謀役、四天王のリーダーを務めるまとめ役だ。

「おし、次のギラテアイト確保のメドが立ったってわけだ」

「ああ。ネオアルカディアから派遣していたエネルギー探索部隊から報告があってな。高出力のエネルギー反応がレーダーにかかったそうだ」

彼らは各地に諜報員を派遣しており、希少資源の情報を調べさせている。

既に解析済みのギラテアイトのエネルギーデータをレーダーに実装し、それと一致するエネルギー反応を探査する事が可能になっていた。

反応の各種数値が合致すれば、同質の物と言える。

「それでギラテアイトのデータと一致していたってわけね?」

「多少の誤差はあるが、ベースとなる基礎値は概ね類似していた。ギラテアイトとみてまず間違いない」

妖将レヴィアタンの問いにハルピュイアが頷く。

「おっしゃあ、んじゃ早速取りに行こうぜ。俺に行かせてくれよ」

開口一番、がたいのいい男が乗り気で申し出た。

彼は闘将ファーブニル。赤い体躯を持つパワフルで熱い漢である。

「待てファーブニル。生憎と今回の場所はお主と相性が悪いようだ」

「あん?どういう事だよ」

意気込む闘将に落ち着いた声で男が諭した。

忍びのような格好をした青年、隠将ファントムだ。

「パール地区は辺境にある海底エリアでござる」

「何い?海の中だってか」

「左様」

今回反応があったパール地区は海の中に位置する。

海底にある洞窟の中を潜った先の場所にそのエネルギーはあるようだ。

「俺は別に海でも平気だぜ?炎属性だからって水が苦手なわけじゃねえ。普通に泳げるしよ」

「それはわかっておる。お主の体力なら長時間の遊泳も潜水も問題ないだろう。だが、戦闘においては仮に水中で戦う事になった場合いくらか不利が生じる」

ファーブニルは戦いにおいて炎の銃撃を多用する。故に水中でのバトルとなれば、炎はいつものように燃やす事は難しい事が予想された。

むろん彼は類稀な運動能力を持っており、水中といえど高出力のパワーを活かした機動力で問題なく動けはするだろう。

「だが万全をきした方がいい、というのが我々の見解だ」

「我々ってーと、お前と……」

「もちろん俺だ」

ファントムの意見に"参謀"ハルピュイアが首肯する。

両者の同意は彼らの指揮において少々重要と言えた。

四天王の中でもこの2人がブレインと言えるからだ。

「けっ、俺は別に問題ねーのによぉ。んじゃ誰に行かせるってんだよ」

「海の中と言えば私に決まってるじゃない」

妖将が微笑んで申し出た。

「うむ、舞台が水中というならレヴィが行くのが適任だろう」

「ああ、水の中での探索や戦闘となれば、特化したレヴィアタンが最も上手く立ち回れる。だからお前が行くのがいいだろう」

「フフ、そういう事」

「へっ、まー聞くまでもなくわかってたけどよ」

合理的な判断にファーブニルは不満気ながらも納得した。

彼は3人の意見を聞く前にもう理解はしていたようだ。

だが気持ち的には自分が行きたかったようである。

 

「じゃ、早速私が行ってくるわね」

「ちぇ、ずりーぞ」

「いいじゃない。次の機会はあんたに譲ってあげるから」

「けっ」

「まあお主のやる気は今度また活かせばよかろう。レヴィ、ミッションの遂行任せたでござるよ」

「そうだな、ギラテアイトの確保を頼んだぞ」

「オッケー、私に任せときなさい」

後ろ手を振ってレヴィアタンは転送ゲートから目的地へ転送されていった。

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