以後お見知りおきを。
では、本編です。
どうぞ
突然だが、この世界には思春期というものがある。
思春期とは、心身共に大人へと成長する時期のことだ。
子供はとても未熟である。
思春期の未熟な子供が、ある病にかかるという噂がまことしやかに囁かれていたのは僕でも知っている。
当時の中学2年の僕は信じていなかった。
こんなうさんくさいことを。
けど、僕の目の前にある人物が現れたのだ。
僕の目の前に突然現れた、黒色のパーカーを着ていてフードを被っている同い年とおもわれる小柄の男はこう言った、
「やあ、ようやく見つけたよ。『
ん?
僕には彼が何を言っているのかがわからなかった。
『
そんな疑問を口に出すより早く彼が口を開き、
「あー、ゴメンゴメン。急にそんなこと言われても困るよな。順を追って話をしよう」
そう言うと彼は、ある病のことを話し始めた。
彼が言うには、
思春期の子供が発症する、『未熟病』なるものがあるらしい。
それは、いきなり発症するわけではなく、心が不安定になると発病するらしい。
具体的な例として彼は、恋に落ちる、身近なひとを亡くす等と言っていた。
その病の症状を簡単に言うと「中二病が具現化したもの」だと彼は言う。
発病した子供には、もれなく『
けど、能力が弱くて、それに気づかないまんま思春期を過ぎるということもあるらしい。
彼は、『
そして彼は、続けてこう言った。
「今、この国では、『青』というギフトを使って犯罪を犯すもの達がいる。そいつらは無意識もしくは故意的にそういうことをする。そう俺は視た。だから、『
僕はその話がまるで他人事のように思えた。
だから、
「ごめん。ちょっと意味わからないです。そんな嘘ついて何がしたいんですか」
そう言って、その場から離れていった。
離れていくとき、後ろの方で男が、
「明後日の雨には気を付けろよ」
と、大声で言っているのが聞こえた。
明後日は、晴れなのに何を言っているんだ?
そんな疑問をおもいながら家へ帰った。
あの意味のわからない男に話しかけられてから、48時間ほど経った僕は、コンビニから動けないでいる。
何故かというと、ゲリラ豪雨にあい帰ろうにも帰れない状況でコンビニによってはみたものの、もう傘は全て売れてしまっていたからだ。
「だから言っただろ。気を付けろよって」
彼は僕の隣に音もなく現れた。いや、多分僕の死角になるであろうところで待ち伏せていたのだろう。
「おお! 正解! なかなか筋がいいね~。で、俺と手を組んでくれるかい? これで、嘘じゃないって証明できるだろ?」
たしかに、ゲリラ豪雨を当てるなんて常人に出来ることではないだろう。
なら、信じても良いのだろうか。
いや、普通こんなに簡単に。
でも、なんだか彼と一緒にいると僕にも春が来るんじゃないか。
そう思ったら、言葉は考えるよりも先に口から溢れていた。
「協力してあげるよ」
その言葉を聴いた彼は安堵の声を漏らしていた。
「はー、よかったー。マジで予知が外れたかと思ったわー。俺は、蒼井 零。よろしくな、あい」
「おい、わかってるかもしれないけど、僕に自己紹介させてくれよ。僕は相澤 真。よろしくね、零」
「あはは。よろしく。じゃあ能力に目覚めてもらうために、痛い思いしてもらうよ」
彼は、そんな悪魔的な言葉を笑顔で僕に言いはなった。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
次の話は近日公開です(多分)
もしかしたら、諸事情でかなり更新が遅い場合がありますが、どうか首を長くして待ってくださると嬉しいです。