仮面ライダー鎧武vsGE2 ~神を喰らう者と禁断の果実~ 作:ジュンチェ
そして、なんか本編みてると段々ね…この小説を続けられるか不安になってくるの。うん…
後ね……
【ゴッド・イーター2 ~レイジ バースト~】だと!?
た、楽しみだけど本当に大丈夫かねこの小説…
「あれ~?ライダー組と全然、通信がつながらないよ?」
最初に異変に気がついたのはナナだった…。そろそろ作戦の開始だというに、全く応答が無いライダーたちに首を傾げていた。気がついたミコノも腕輪を操作して試みるがやはり、反応は無い。
「あれ?どうしたんだろう…?」
【こちらフラン、ブラッド1…聴こえますか?】
「あ…フラン!どうしたの?」
【先程、レーダーにアーマードライダーたちがアラガミとの接触した反応を確認しました。恐らく、交戦状態に入ったかと推測されます。】
「成る程、じゃあ…あっちはもう始まっているわけか…」
突然、入ったフランの通信。つまり、ミコノは彼らは激しい戦闘ということなのだろうと誤解…。まあ、それならば仕方ないと呼び掛けを止めてメンバーに告げる。
「さあ、皆!私達負けてられないよ!ブラッド…出撃!!」
「「「「了解!」」」」
この時、本当は何が起こっているかは誰も知る由もない。
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ドッガオォ!!!!
「ぐあああ!!!!」
「戒斗!」
シユウ堕天の体当たりをまともに受けたバロンは氷がこびりついた崖に叩きつけられ、口から空気を洩らした…。鎧武も彼を助けたいのは山々だがこちらにもシユウ堕天がいるため思うように動けない。
『『グゥオオオオ!!!!』』
「くそ……!」
【バナナ・オーレ!!】
苦し紛れにバナスピアーを突き出すバロン…しかし、ヴァジュラの時のように効果は薄い。ゴッ!!と表面を削るような音はしたものの、軽く怯むような素振りをするのみ。
決定打には至らない……
さあ、どうすれば良い?
……キィィン…キィィン……
『『『?』』』
「!…この音……」
その時、なんとも耳障りな音が響き渡りシユウ堕天たちと戒斗は辺りを見回す……
すると、崖の鏡のようになった氷に映る影……直後……
『グゥオオオオォォ!!!!!!!!』
『『『!』』』
「あれは!?」
そこから飛び出してきたのは元々の大きさに戻った無双龍・ドラグレッダー。腹を空かせた竜はすぐにシユウ堕天のうちの1体にかじりつくと刃のような尾で回転しながら残りの2体斬りつけ、蹴散らすとくわえる獲物の羽を喰いちぎり捕食を開始する。
(まてよ…たしか、コイツ……)
ここで、戒斗はあることを思いついた。自分の所有するロックシードはほぼ全てが植物に由来する故に火や水といった属性つきの力は無い。されど、このドラグレッダーは火を扱えるモンスター…そして、その主たる龍騎ロックシードは自分の手の中に……
ならば…
「ドラグレッダー!俺に従え!!」
【龍騎!!】
バロンは龍騎ロックシードを起動し、ドラグレッダーに叫ぶ!すると、ドラグレッダーは主に呼ばれた犬のように首をもたげる。よし……いける…
【ロックオン!!】
「さあ……焼鳥の時間だ。」
反撃の狼煙をあげよう。龍騎ロックシードをバナナロックシードから付け替え、バロンはこちらのターンといわんばかりにカッティングブレードを降ろす……!
【カモーン!龍騎・アームズ!!戦わなければ生き残れない!】
同時に頭上にクラックが現れ、仮面ライダー龍騎の頭を模した龍騎アームズが出現。バロンに装着・展開されてバロンはどことなく龍騎と似通った姿となる。
勿論、同じなのは姿だけではない……同じ無双龍の力を宿し者…………
……『仮面ライダーバロン 龍騎アームズ』…
その登場は新たな主の登場を意味し、ドラグレッダーは紅き騎士の周りを飛び回り祝福の咆哮をあげた。
「ふん……『戦わなければ生き残れない』か…」
バロンはベルトから出た音声に笑みを浮かべる。『戦わなければ生き残れない』とはまさに、自分にピッタリ…いや、求めるものではないか。この際、龍騎ロックシードに愛着が沸いたが、今はそれどころではない。
『『グルルォォ!!!!』』
バチチチチチ!!!!
残るシユウ堕天たちも躍起になって雷のブレスを翼の掌からとばすが、バロンはあわてない。使うべき技は頭の中に浮かんでくる……
【カモーン!アドベント!】
『ギャオオオオ!!!!!!』
カッティングブレードを2回弾くとドラグレッダーが反応し、口から火球を放ってブレスを打ち消して圧しきるとシユウ堕天をふっとばす。
「よっしゃあ!今のうちに……」
【クロガネオレンジ!!】
【ロックオン!!…ソイヤッ!クロガネオレンジ・アームズ!!血ノ道・オンステージ!!】
この隙を逃さずクロガネオレンジアームズへとアームズチェンジした鎧武。オレンジアームズを上回る素早さで跳躍し、シユウ堕天の頭を無双セイバーで斬り裂くとバロンの隣に着地。カッティングブレードを2回弾き、鐵丸と無双セイバーを構える…
【クロガネオレンジ・オーレ!】
「いくぜ、戒斗!」
【カモーン!ファイナルベント!!】
「…仕留める!」
『ギャオオオオォォ!!!!』
同時にバロンもカッティングブレードを再び弾いて必殺技を発動。低い構えからドラグレッダーと共に勢いよくジャンプしてライダーキックの体勢へシフトし、鎧武は2振りの剣を勢いよく振るって紅い剣閃を発生させてシユウ堕天たちの動きを封じてバロンに続く形でジャンプ……
「「はあああああァァ…!!!!」」
『グゥオオオオ!!!!』
ーーーゴオオオオォォウ!!!!
そのまま、バロンは龍の業火を纏いし『ドラゴンライダーキック』を……
鎧武は鮮血のようなエネルギーが迸る『鐵・牙血』を発動。
2つのオーバーキルクラス…加えて火に脆弱なシユウ堕天には為す統べなく……
ドゴゴォォ!!!!
ライダーキックに貫かれ、灰になるが如く黒い塵となり爆発してしまった…。
「よっしゃあ!やったぜ…!ありがとな、ドラグレッダー!」
『グルル……』
「え?」
「どうやら、ドラグレッダーは……葛葉、貴様を気に入らないようだ。」
「えぇ!?」
窮地を脱し、このキッカケとなったドラグレッダーに礼をいう鎧武だったが何故かドラグレッダーの反応は良くない。低く唸られ、噛みつかれたらたまったものじゃないと思わず後退りしてしまった…。
「まあ、良い……。あれを見ろ。」
「ん?」
そんなことをしていると、バロンは空を指さして鎧武に見るように促す…。何だよ、と思いつつ視線をあげてみる鎧武だったが、瞬間……言葉を失った。
「なんだよ………あの『赤い雲』…?」
空を……まるで、血のような雲が覆いはじめていた……。夕焼けにしては時間が早い。見ているだけで嫌な予感が背筋を伝う。
【やあ、きこえるかい?葛葉紘汰、駆紋戒斗…?】
「「!」」
突如、無線に入る忌々しい声…。不意をつかれたが、この声だけで警戒心が沸いてくる……
そんな奴は1人しかいない。
「…戦極凌馬!?なんで、お前が!?」
【おやおや、そんなにカッカしないでくれたまえ…。私は君たちにちょっとしたことを伝えたくてねぇ。】
戦極凌馬……何を考えているかはわからない謎のマッドサイエンティスト。このタイミングで無線を繋げてくるとは何かしらの意図があるはずなのだが…
「…戦極凌馬………いったい、何の用だ?」
【ま、落ち着いて訊きたまえ…。そこそこ大事な事だからね。君たちのところから『赤乱雲』は確認できるだろう?赤い雲の事さ……】
「「!」」
【あれが、ヘルヘイムに降っている赤い雨をこの世界にもたらしているものだ。あぁ、赤い雨については知っているかな?あれに触れたら『黒蛛病』になるから変身は解かないことをオススメするよ…。で、ここで本題……君らのブラッドという部隊の…ええっと…………シエルちゃんだったかなぁ~?たった1人で赤い雨の中に取り残されている…】
「何!?」
鎧武は耳を疑った。シエルがたった1人で取り残されている?他のメンバーはどうしたというのだ?
【ああ、他のメンバーは無事でこそあるが……どうやら、局長殿が救援を許さないらしい…。】
「な、なんだと!?」
【訊いてみるかい?今のフライアの状況……】
信じたくはないが…
そんなように戸惑っているうちに凌馬はフライア内へと通信を繋いだ。すると、最初に聴こえてきたのはジュリウスの声……
【馬鹿な!人命軽視も甚だしい!!あの雨の恐ろしさはアナタもよく知っているはずだ!】
珍しい…いつも、クールで優しい彼がここまで怒りを露に声を荒げるなんて……
続いてはあのグレム局長が話している…
【黙れ!ここの最高責任者は俺だ!!神機兵を守れ!】
成る程、そういうことか……
今回は神機兵の護衛が任務でグレム局長は神機兵の出資者……ともなれば神機兵の損害は出資者の損害。だから、意地でも守らせようとしているのか…
「……許さねぇ、絶対に許さねえ!!だけど……!」
つまりは、神機兵のほうがシエルより重要と判断した文字通りの人命軽視である。怒りを沸々とさせながらも、まった!…と心にブレーキをいれて鎧武は凌馬にあることを訊ねる……
「おい、フライアに通信を繋げるか!?」
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【おい、フライア!聴こえるか!?】
「「「「!」」」」
フライアのロビー……ミッション受注カウンターを中心に響く鎧武の声。皆が驚いていたが、すぐにフランが我にかえって彼に答える。
「葛葉さん、無事でしたか!今まで通信も繋がらないから、どうしたものかと……」
【そんなことはどうでも良い!今、シエルが取り残されてんだろ!俺たちが救助に行く!!】
「な、何故それを……」
【良いから!場所は…?】
「……そこから、東の地点です。急いで…アラガミの反応があります!」
「待て、お前は持ち場を……!!」
【サンキュー!!!いくぜ…『スイカ・アームズ!!大玉ビッグb…】
鎧武は彼女からシエルの場所をききだすとグレム局長が止めるのを訊かず、どうやらシエルの場所に向かったようだ…。
なんてことだ…とグレム局長は溜め息をつくとジュリウスに向けてやれやれと言い放った…。
「ふむ……ジュリウス君…君の部下の不始末はしっかりと処理するように。君自身の懲罰はそれからだ……」
「…はい、慎んでお受けします。」
ジュリウスは異論など無かった…。なーに…アーマードライダーたちが行くなら問題は無い。
グレム局長が立ち去っていくのを見計らって彼はフランにあることを頼む。
「フラン、アイツらに通信を繋いでくれ。シエルのことは心配無い…とな……。」
「はい。」
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「はい、はーい!こちら了解しました!ロミオ先輩!!ギル!!もう、副隊長離していいよ!シエルちゃんは葛葉さんたちが向かったって…!」
通信を受けたナナは後ろで暴れるミコノを取り抑えるギルとロミオに合図を送った。
「は、離してってば!シエルを助けないと!!」
「…話きけよ!アイツらがいったから大丈夫だって!」
「…ここはアイツらに任せよう。だから、神機兵に乗るな!」
まあ、シエルの危機だと理解したミコノが赤い雨を防いで動ける神機兵に乗ろうとしたため男組が阻止にかかったのである。
ただ、当のミコノが興奮してしばらく止まりそうにないが……
「葛葉さん…戒斗さん……はやくぅぅ~……」
ナナは切実に事態の終息を願うのであった……。
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一方のシエル……
彼女は鉄の巨人の下で、ぽつりと………体育座りをしていた…。周りはすでに赤い雨が降り始め、その水滴を浴びないように身体を小さくする。
(1人でいることは……慣れていたはずなのに………)
今の彼女は……自分でも驚くことに、孤独を感じていた。何でだろう?昔から訓練してきて、やっとここまできたのに……
(…出逢えたから?触れあう暖かさを知ってしまったから……?)
よぎるブラッドの面々の顔……そして、紘汰のあの安心感がある眼差し…
きっと、自分は優しい人たちに出逢ってきてその優しさに触れすぎてしまった。
(……いけませんね。任務に私的な感情を持ち込むなんて…)
そうだ……自分は兵士。任務を……無心に遂行するのみ。今は自分が雨避けにしているこの鉄の巨人…神機兵を守らねば……
…この『命』にかえても………
「あれ…?」
ふと……頬を何かが伝うのを感じた……。
暖かい滴が目からこぼれ落ちて、地面へと吸い込まれていく……。
「……これは…『涙』?」
…何故?悲しくなんかないのに……
胸の奥で、何かの感情が叫びをあげる。
『グゥオオオオ!!!!』
「!」
その時、血のように赤く染まった空を切り裂くように突如として舞い降りるシユウ…。紫色の翼からして通常種で普段なら堕天種に比べれば脅威ではない相手だが、この赤い雨で動けないタイミングでは絶望に等しい…
「…くっ!」
ーーチャキ!!
それでも、シエルは神機を握る……例え、命尽きようと任務は全うしなくてはならない。昔からそうやって教えられてきた…
だけど……
(……もう一度…)
もう一度だけ……
………皆に会いたかった…。
ドッガァァン!!!!
『グゥオオオオ!?』
「!」
しかし、シユウが襲いかかる直前に青い光の矢がシユウを攻撃して動きを止めた。何事かと光がとんできた方向をみれば……
「…」
「あれは……」
鎧武かと思ったが2つに別れた複眼を持つ青いアームズのアーマードライダーらしき者の姿。角はU字型でベルトはゲネシスドライバー……
行動からみて、自分を助けたようだが……
『グルルル……』
【ブルーエナジー・チャージ!!】
「…滅せよ。」
バシュウウウウ!!!!!!
最後にソニックアローにロックシードを接続して謎のアーマードライダーは攻撃しようとしたシユウの頭をぶち抜いてみせた……
だが、奴はまだ動き…オロオロと翼を動かす。
「シエル!!!!」
ーーズダダダダダダダダダダ!!!!!!
されど、そこに飛来した鎧武・スイカアームズ ジャイロモードが両腕のバルカンで蜂の巣にしてシユウを撃退する。やがて、シユウが去ったのを確認すると鎧武は向き直り、シエルの目の前に着地するとクロガネオレンジアームズとなって降り立つ。
そんな彼の行動は彼女には理解し得ないものであった…。
「な、何で……」
「……助けにきたぜ、シエル!」
「きたぜ、じゃありません!不十分な装備での救援は高確率で赤い雨の二次被害を……」
「説教なら、後でゆっくり聴いてやるよ…。だから、ここは俺に任せろ…戒斗が防護服とりに行ってるから。」
「…」
全く……彼という人間は……
…そうだ!あの青いアーマードライダーのことを彼に……
「え……」
……いない。さっきまでいたはずなのに影も形も無い。まるで、煙のように消えてしまっている。
(あのアーマードライダーは…いったい……)
「ん?おい、シエル…泣いてるのか…?」
「!…い、いえ別に…」
いけない。涙を拭うのを忘れていた…。あわてて頬と目のまわりの滴を祓うシエルだったが……
「……あ、あれ…涙が…………止まりません。」
涙が止まらない。もう、独りぼっちじゃないのに涙が止めどなく溢れてくる……
「葛葉さん……私、いったい…」
…わからない。何故、自分が泣いているのか……
その答は鎧武が知っていた。
「きっと、安心したんだろ?今まで独りぼっちで怖かっただろうしな…。大丈夫、ここからは独りじゃねぇ……俺がついてるぜ。」
「!」
安心……やっと理解できた。そうか、この涙とさっきの涙は違う……
(私は……私は………)
赤い雨が降りしきる中……シエルの気持ちはゆっくりと、動きはじめていた…。
To be continued……
個人的にドライブは全編とおして車では無いと予想しています。多分、フォームチェンジとかして白バイに乗ったりとかするのでは…?
あと、もしくは車の中からバイクとか←(オイ、待て
まず、ドライブは関わらせる気は無いっすこの小説。
ただね……ザックを出してあげようか迷ってます。
あらら、なんか長くなっちゃった…感想まってます。