仮面ライダー鎧武vsGE2 ~神を喰らう者と禁断の果実~ 作:ジュンチェ
唐突で、申し訳ない。もう終わってしばらくたってしまったけどハロウィンネタです。
時系列無視でネタ…作者の勢いで作られています。クオリティは低い、下らない極みです。
それでも良ければどうぞ。
極東支部 支部長室…
「君達はハロウィンというものを知っているかい?」
いきなり、脈絡がない話で申し訳ない。だが、今はそこは気にしないで頂きたい。
支部長室に呼び出されたアーマードライダーにブラッドの面々は唐突に出されたペイラーからの話に『え?』と面食らっていた。ブラッドのほとんどのメンバーはなにそれ……?アーマードライダーたちは…まあ、知ってますけど……といったリアクション具合だった。
「ハロウィン…ですか?」
「そうだよ。時期的には明日が丁度だね。」
紘汰は意外だった。ハロウィンは彼の世界にもあった文化だが、この世界にもあるとは思わなかった…。まあ、元々は紘汰の世界と変わらない世界だとしたら不思議ではないだろう。
ただ、ブラッドの面々はミコノやナナは本当に何も知らないといった雰囲気でペイラーに訊ねる。
「あの……何なんですか、ハロウィンって?」
「……私もよくわからないなぁ。」
「ふむ……じゃあ、かいつまんで言おう。ハロウィンというのは子供たちが仮装をして、大人たちに『トリック・オア・トリート』!お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ!!と言うんだ。で、お菓子をくれなかったら軽くイタズラしてもOKというイベントさ。つい最近、この極東支部でもはじめてね……好評なんだよ。」
間違ってはいない……確かに間違ってはいない…………
「お菓子貰えるの!?」
ナナが反応した『お菓子』が貰えるという点。目をキラキラさせる彼女に、紘汰と戒斗は脂汗をかく……
(おい、葛葉……もし、コイツが仮装する側にまわったら……)
(ああ……極東支部に食糧難が発生するぜ。お菓子方面で……)
戦慄を覚えずにはいられない。ブラッド1の大喰らいで、底なし胃袋の彼女が仮装側にまわったらと思うと悪寒がはしる……
仕方ない、ここはナナの制止役を副隊長のミコノに……
「そんな………この世にそんな素敵なイベントがあったなんて……///…私、ゴッドイーターになって良かった…//////」
あ、コイツも何か駄目っぽい。というか、お前は何があったんだ?
ロミオすら退く幸せそうな顔をしていた。
そんなことを構わず、ペイラーは話を進める。
「で、ブラッドの皆は仮装する側になってほしい。」
おいおい、支部長自らが極東支部を危機にたたせるつもりなのか?というか、ナナとミコノがもう止められそうにない。
ここで、ギルが一応にと釘をうっておく。
「あのな、お前ら……タダで貰えるんじゃなくて…仮装しないと駄目なんだぞ。」
「…大丈夫、ちゃんと元はとれるやつにするから!」
「…よぉーし、気合い入れるぞぉ!!あ、何か今からお腹減ってきた……」
おい、元ってなんだよ?ハロウィンはそんなイベントじゃねぇよ!
「あぁ、あとそれと……アーマードライダー組はお菓子組にまわってくれ。祭りは明日……買って用意するも良し。手作りするも良し。楽しみにしているよ。」
「さあ、そうと決まればパティシエの腕が鳴るわ!いくわよ、坊やたち!!」
「お、俺たちもやるのかジュリウス?俺たち結構、歳だぜ?」
「まあ、そう言うなギル。楽しもうじゃないか……」
その後、凰蓮から次々と支部長室を後にするメンバー……。皆、なんだかんだで楽しそうだが…
「フフッ……さあ、楽しい楽しい、ハロウィンだ。」
背後で、ペイラーの狐目が鋭い笑みを浮かべていたことを誰も知らない。
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極東支部・役員区画廊下……
早速、仮装にとりかかるブラッドチームと別れたアーマードライダー組……。そこに、ふらりと見慣れた黄色いバンダナの青年が現れた。
「あ、いたいた!おーい!!」
「あ、コウタ隊長!」
彼は藤木コウタ。本編ではまだ登場していないが、紘汰と名前が同じだけに紛らわしいこのうえない彼。まあ、下の名前で呼ぶのは今は光実くらいしかいないのだが……案外、皆が気を使う。
今はそれは置いておいて、一体なんの用だろう?
「いやぁ、捜したよ。ハロウィンのことは支部長に訊いたよな?これから、ハロウィンのミーティングをラウンジでやるからすぐに来てくれ。」
「ミーティング……そこまで、本格的にやるのか?」
「ああ……でないと、大変なことになる。」
「…?」
紘汰はこの極東支部のハロウィンへの本腰の入れ具合に驚いた。元々、極東の文化ではないこの行事……そこまで熱意を入れるものなのかと思っていたが……
……数分後、アーマードライダーたちはその真意を、知ることになる。
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ラウンジ……
「それでは、皆…ハロウィン対策会議を始めたいと思う。」
対策会議…?ラウンジのテレビの前に立つコウタに首を傾げる紘汰たち。だが、周りに集結したゴッドイーターをはじめたとしたモブからあまつさえ、エミールですら真剣な顔をしているではないか。いや、あの騎士道・オンステージがこうなるって余程の事態である。
「えぇ、諸君……君達に集まってもらったのは他でもない。今年もこの時期が来たからだ…。そう、ハロウィンだ。去年、出席した者は言うまでもないがこれは俺達と支部長との『戦争』である!」
また、随分な……というより、去年に何があった。
「およそ、2年前により開かれることになったこのハロウィンのイベント。ただの楽しいお祭りと侮ることなかれ…。その気の緩みが、去年の支部長の凶行を許してしまった…。そう……」
……初恋ジュース テロ…
「初恋ジュース?次見た瞬間に一目惚れするとか……」
「お黙り。」
【タライ・アームズ!!】
ーーカァァン!!!!
「あふん!?」
《Never give up!!》
城乃内が下らないことをいったために、凰蓮が特製ロックシードでタライ制裁。そして、ドングリ気絶……ネバーギブアップ。
それはどうでもいい。コウタは続ける……
「初恋ジュース……その原材料は未だに不明の支部長が開発した超ゲテモノ飲料。あらゆる刺激物を凌駕したあの甘酸っぱいなんてものじゃない、吐き気を催すほどのあの味は化学兵器といっても他言ではない。生産停止となっているはずの今でも、新人ゴッドイーターを中心に被害が絶えない……そうだろ、ムツキ!エミール!エリナ!」
「そうです、あんなもの人の食するものじゃない!」
「ぼ、僕もあの時は…駄目だ、思い出しただけでも………ウエェェッ…プ……」
「ノー・モア!!初恋ジュース!この世から消えてなくなれ!!」
ずげぇ、言われよう……
ちょっと、肝試し感覚で飲んでみたくなる気がしてきた紘汰だったが死に急ぐことはないと自らを制した。
にしても、やはりあのオッサン(ペイラー)…爆弾系の人だったのかと納得。
とにかく、映像に映し出される初恋ジュースと呼ばれる缶に注意しておこうと決めたが……
「あ、そういえばアリサさんがいませんね?」
「ん?言われてみれば……そうだな、ミッチ。」
よくみれば、アリサが見当たらない。また仕事で忙しいのだろうか……
と思っていたら……
「そして、諸君!もう1つ気をつけてほしいのは我らがアリサについてだ!」
「「へ?」」
「アイツの料理は初恋ジュースと同等の闇物質だ!そして、本人も今回は多くの男性陣の要望をおしきってお菓子組にまわったのである!去年もアリサの笑顔みたさに死に急ぐ野郎が続出した……そんな悲劇を繰り返してはならない!」
神は人を平等には作らなかった……
完全無欠に容姿端麗なアリサでも致命的に駄目なのが料理。菓子作りも勿論、例外ではない。コウタが涙を流して熱弁する辺り、相当の阿呆がいたようだ。
「改めて、諸君!我ら極東支部の力を一致団結してハロウィンを平和に終わらせようじゃないか!またその次の明日のために…!」
「「「「「おおおぉぉ!!!!!!!!」」」」」
やがて、コウタが集会を締めくくり歓声があがったところで紘汰は思う……
(やっぱり、ここって皆…愉快な人達だな…)
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その頃、アリサの部屋……
コトコトコトコト……
何かが煮える音がする。
ゴポゴポゴポゴポゴポゴポ……
明らかにお菓子つくりではあり得ない音がする。
『おい、それ……なんだ?』
恐る恐る紅い右腕は訊ねる……
もう、その黒々とした食べ物ではなくなった鍋の中で泡をたてる存在について……
「なにって、O★KA★SHIですよ?見てのとおり……」
絶対、おかしい…
アリサが笑顔で作っているそれは暗黒面の何かである。原材料は食べ物だったのであろうが最早、原形は留めていない。
「フフッ♪今年は自信作です♪」
『なぁ…黙って仕事してたほうがよかったんじゃねぇか?』
ごもっともである。
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ラウンジ…
いや、ハロウィン対策本部……となったこの場所で今は凰蓮たちがお菓子づくりに忙しくしていた。本業・パティシエ…流石にここぞとばかりに働くが……
「どうした、城乃内……修行しているわりには手際が悪いな。」
(こ、コイツ……なんで、出来る!?)
何故か、戒斗までカウンターに立ち調理を担当している。おまけに、パティシエ見習いの城乃内より腕が良い。綺麗にフルーツをカットしたり、生地をこねたり……なんで、アーマードライダーなんてやってんの?
「……バナナだからさ。」
「バロンだ!そして、つまみ食いをするな、葛葉!」
因みに、もっと信じられないのが………
『( 0w0)ウエェェッイ!!!!!!』
何故か、戒斗に負けず劣らずの勢いで作業するブレイド。変身したあのゴツい身体で器用に作業をこなす……
しかし……
『 0M0)コレクッテモイイカナ?ムシャムシャ……』
『 Σ(0w0;)ダディナザン!?ナゼ、イルンデェス!!!?』
『 0M0)コレモクッテモイイカナ?ムシャムシャ……』
『 Σ(0w0;)ダディナザン!?オンドゥルギッタンデェスカ!?!?』
まあ、はかどってるかは別にしよう。そのうち、鬱陶しくなったドリアンがタライ・アームズで(0M0)を強制退場させた…。
『;0M0)ウワアアアアァァァァァァ!!!!!!』
「プロの仕事の邪魔をするもんじゃなくってよ?」
一方……
テーブルでは…
「こちら、コウタ……ムツキ、様子は?」
コウタがエリナを助手に無線で支部中に散らばった仲間と連携をとっていた。今はムツキと連絡をとっていて、彼は何も知らないブラッドのところへ向かっていた。
「さて、ここです…よね……?」
部屋の前に立ったムツキはゴクリと唾を飲んだ。もしかしたら、手遅れかもしれないとミコノの部屋に……
「あら?ムツキさんじゃないですか…」
「ひっ!?あ、アカギさん?」
その時、背後から気配を消していたのかアカギが現れた。いつものにこやかフェイスに内心、驚きドキドキしながらもムツキは本題を出そうとするが……
「あ、ミコノさんたちでしたら大丈夫ですよ?さ、さ、部屋へ……」
「あ、どうも……」
成り行きで先に部屋に案内されてしまった…。別に構わないか……
「し、失礼しま……」
これが『罠』と知るのは直後であった。
「へ?」
「…え?」
部屋の中にはブラッドの女子面々がいた……。それぞれ、ハロウィンに向けての衣装制作のために…
……服を脱いだ状態で…
「あ、あの……その………!」
次の瞬間、ムツキの悲鳴が極東支部中に響き渡った……。
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「おい、ムツキ!?どうした、ムツキ!?くそ、やられたか……」
「そんな…ムツキ……」
ムツキからの通信が途絶え、項垂れるコウタにエリナ。何か無性にツッコミたくなる光実だったが、どうしたらいいかわからない。
続いて、コウタはエミールと連絡をとる。
「おい、エミール……そっちはどうだ?」
その頃、エミールは暗い倉庫の中にいた…。
「コウタ隊長、こちらは今…対象の確保に順調だ。そろそろ、目標の位置に……」
彼の任務は例のブツ『初恋ジュース』の回収。恐らく、ここに大量に保管されといるであろうという情報を得てきたのだが……
「な、無い!?」
何故か、倉庫の中は初恋ジュースなんて影も形も無く……空であった。
「…ば、バカな……」
「ふふふ……♪」
その背後からゆらりと現れる戦極凌馬……
不吉な桃色の缶をプシッと開けて…………
「ナナリーィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!」
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「エミール!?てか、ナナリーって誰!!?」
「くそ、エミールまで……駄目か…」
エリナがエミールの謎の断末魔にツッコミをいれ、これで第1部隊の殆どのメンバーが壊滅した。なんということだ……
「エリナ、葛葉さん……エミールとムツキを回収してきてくれ。もう、これ以上は犠牲は出せない……」
「隊長……」
「これしかない……当日決戦だ!」
「「「隊長!!」」」
とうとう、ハロウィン当日への決戦へと踏み切ったコウタ。どうやら、相手が上手な今…戦力をこれ以上、削られるのは得策ではない。
「皆…支部長とアリサを、絶対に止めるぞ!」
「「「「おー!」」」」
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一方……
ペイラー・榊の研究室…
「さてさて、コウタくんたちも本気のようだ……」
ペイラーはニヤリと笑う。その前には面白がって彼に協力するアカギと凌馬の姿があった…。
「君たちの協力には感謝するよ…。」
「いやはや、こんな面白そうなイベント…放っておけませんから♪」
「まあ、たまには良いだろう?こういのも……」
すでに、敵は身内にあり……ハロウィン決戦は翌日へと近づいていた。
★後編につづく…
こ れ は ひ ど い ww
我ながら…ww
そういえば、ユノも料理駄目でしたよね。果たして、ゴッドイーターで料理ができる女子は……
あ…ムツミちゃんだけか…
では、感想待ってます。