仮面ライダー鎧武vsGE2 ~神を喰らう者と禁断の果実~   作:ジュンチェ

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ホワイトデー話です、はい。

シエルがメインだった前回に反して今回の主役は紘汰!


就活の合間を縫って書いたのでクオリティはあまり高くないかもです。



EP Special四・葛葉紘汰のホワイトデー

☆前回のバレンタインデー……

 

 

紘汰「バレンタイン、絶対に許せねぇ!!!!倒すしかねぇぇ!!!!!!」

 

 

シエル(病んだ覇王の目)「君という人は絶対に許しません。」

 

 

 

戒斗「クソ……アリサの奴め、毒じゃないか!?」

 

???【逆に考えるんだ、あげちゃっても良いさと……】

 

 

 

アリサ「だいたいこんなかんじ……」

 

ナナ「なんか色々まちがってない?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

EP special・四『野郎たちのバレンタインデー』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「駄目だ、バレンタインデー倒すしかねぇぇ……はっ!?夢か…」

 

「いやいや、どんな夢だよ……」

 

フライアのロビーのソファーで昼寝をしていた紘汰。何かとんでもない寝言にロミオは若干退いていたが、今回は大事な話があるのだ。

 

「ヅラッちさぁ…わかってる?あと少しでホワイトデーだよ?」

 

「ヅラじゃない、葛葉……へ?」

 

「ホワイトデーでしょ?ナナとか副隊長とかからバレンタインデーにチョコを貰ったんだからお返しつくらないと駄目でしょ?」

 

「ああ……」

 

ホワイトデー…やっぱり、この習慣もあったのか。納得する紘汰……そういえばシエルから……

 

 

 

 

 

【DAN☆KUu☆KEEEEEN!!!!】

 

 

【ぎゃああああ!!!!!!】

 

 

 

 

《拳》を貰いましたね、はい。

 

 

「おい待て、チョコもらったろアンタ。」

 

「あー…うん。まあ、そうだけど…」

 

あのあと、シエルがチョコを即席のバレットにして紘汰は貰った…というか口にぶちこまれた?のは確か…… ま、怒らせた女の子を放置というのも良くはあるまい。

 

「…だよなぁ。でも、料理とか俺できないし……」

 

されど、紘汰は調理といったスキルは正直…残念、この上ないレベルだ。具体的な例を出すなら戒斗が行程に触ろうとした紘汰を途端に調理場から叩き出すくらい。それくらい酷い。

 

「おいおい、ヅラッち諦めんなって!俺だってなんとか頑張ってチョコじゃないけど遠くからわざわざ贈ってくれた女の子にお返しの物を……」

 

因みにロミオはチョコではないが、遠くからわざわざ贈ってきてくれた赤フードの彼女(残念ながら、今作は登場しませんが…) にお返しするために手作りの缶バッチを……

 

 

まてよ?

 

 

「そうだ!お菓子じゃなくても物を贈れば良いじゃない!?」

 

「物?あ、そうか!」

 

そうだ。別にチョコに拘ることはない。できることをやれば良いじゃないか!

 

「…でも、シエルが気に入りそうな物って……」

 

 

 

「あるじゃないですか☆」

 

 

 

「「うお!?」」

 

そんな時、ぬぅ…と現れたアカギ。何時もの笑顔で紘汰の前に立つと一言。

 

「シエルさんが大好きな物といえば……ズバリ、」

 

「ズバリ?」

 

 

 

 

「『バレット』です☆」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ふぅ……これで全部ですね。」

 

フライアに置いてきたバレットのサンプルやらレポートを回収しにきたシエル。一通りの作業を終えて、極東支部のロビーに戻ってきたのだが……

 

「…うおおおお!!!!!!さっぱり、わけがわからねぇ!!!?」

 

「…?」

 

思わず、円盤のコンピューター画面とにらめっこして叫びをあげる紘汰に歩を止めてしまった。この人、いったい何をしているのだろうか?

 

「あの葛葉さん…何をなさって……?」

 

「おお、シエル!バレットエディットさっぱり、わけがわからねぇ!!!モジュールスロットとか交差消滅したとかもうさっぱりだ!!バレットエディット倒すしかねぇ!!!」

 

「とにかく、落ち着いて下さい。」

 

 

 

とにかく、錯乱して破壊活動をしそうな紘汰を宥めて何を血迷ったのかバレットエディット…要は神機の弾薬造りをはじめた彼に事情を訊く。

 

「あの葛葉さん、何故…バレットエディットを?アーマードライダーのシステムでは運用が困難のはずでは…?」

 

「あ、いや……シエルならどんなバレットが良いかなと思って……」

 

「?…よくわかりませんが、一度みせてください。」

 

詳しい事情はわからないがバレットに関してのことを先に片付けることにしたシエル。バレットのことなら彼女が格段に扱いに長けている…。それで、どれどれと見てみた感想……

 

 

「こ、これは……交差消滅が重複しているせいで最早、バレットとして成立していない。おまけに、ブラストのバレットですからスナイパーの銃身を主に使う私では……それに、オラクルの消費量も考えると………とてもじゃないですが、運用は厳しいかと。」

 

「orz」

 

 

 

 

 

 

 

すでに、シエルどころか兵器としてすら運用できない代物と判明。仕方ない、人には向き不向きがあるのだから。

 

 

 

 

 

 

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「うわああああ!!!?どうすりゃ、良いんだ!?」

 

また、フライアのロビーでのたうちまわる紘汰。フランがカウンターで迷惑そうな顔をしているが、完全にスルーされていた。

 

「まあまあ、紘汰さん。人には向き不向きが………」

 

「…月●蝶であーるッ!」

 

「ぎゃああああ!?!?俺のクオ○タが!?」

 

「この機体すごいYO!流石、タ○ンAのO☆NI☆I☆CHAN!!」

 

ロミオはなんとか励まそうとしていたが携帯ゲーム機で対戦していたアカギに一本とられてしまったらしい。なんたることか……

ま、バレットエディットなんてことを素人にやらせるあたりアカギの悪意を感じるが……

 

 

「まあまあ、落ち込むな。」

 

「ジュリウス!」

 

ここで、肩にポンと手を置いたのはジュリウス。流石、隊長にしてブラッド隊員の誰よりも女子力が高いこともあって気遣いも素晴らしい。

 

「物が決して全てではない…何事も気持ちが大事だ。それをシエルもわかってくれるさ。」

 

「……気持ち?」

 

気持ちねぇ……

 

いや、まてよ?

 

 

 

「そうだ!」

 

「…?」

 

 

何を思いついたのか威勢を取り戻して去っていった紘汰。ジュリウスはわけがわからず、ただ見送っていたがロミオはどうしてもまたやからしそうな予感しかしなかったという……

 

 

 

 

 

 

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極東支部・ブラッド区画……

 

 

 

 

「くそ、これはどういうことだ?」

 

戒斗は大量に押しつけられたお返しのチョコに眉をよせていた。 いや、ただのチョコならまだ良かったがどういうわけかバナナにチョコを絡めたものばかりで、バナナのライダーのくせにバナナが嫌いなのでたまったものではない。

 

「いらないなら、貰ってあげようか?」

 

「ふん、欲しいならくれてやる。」

 

「ひゃっふーい!これで当面の生活費が浮く!」

 

「…」

 

とにかく、通りすがりのミコノにチョコの山を引き取って……

いや、まずミコノは生活費浮くとか何があったんだお前………

 

 

 

 

 

「セイハァー!」

 

ドガーン!!!!!

 

 

 

「ぎゃああああ!?!?」

 

「…葛葉!?」

 

その時、ミコノを弾きとばして現れた紘汰。戒斗がまず目を見張ったのは彼の姿……三角バンダナにエプロンに背中には装着式掃除機…右手には塵取り、左手には雑巾とまさに……

 

 

 

 

【お掃除・アームズ!!汚物は消毒ッ!エイ、エイ、オォー!!!!!】

 

 

 

 

 

「なにそれ!?てか、それ死亡フラグじゃない!?」

 

思わず、ツッコミを頭にチョコを乗せた状態でしたミコノ。汚物は消毒とか明らかに数コマで消えるザコが言う死亡フラグの台詞だ。

 

「おお、戒斗、副隊長!物が無ければ行動で示せばいいんだ!」

 

「何を言っている葛葉?」

 

何故だろう…響きが心無しか『パンが無ければお菓子を食べれば良いじゃない。』に似た雰囲気があるのは気のせいか……。とにかく、大急ぎでシエルの部屋の方向へまたミコノを弾きとばして向かって去っていってしまった。

 

「……奴はいったいどうしたんだ?」

 

「う……バレンタインに引き続き………げふっ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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極東支部・シエルの部屋……

 

 

 

 

 

「シエル!部屋、掃除しに来たぜ!!」

 

 

 

早速、部屋に飛びこんできた紘汰……

 

「!」

 

 

しかし、シエルは服を脱いで着替えている最中………

 

 

 

 

 

……このあとの展開はお察し下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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またまた戻って、フライアロビー……

 

 

「…」

 

あのあと、鉛弾を受けて更にはDAN☆KU☆KENをくらった紘汰が半ば死んだような顔をしているが……多分、生きてる…多分。

 

「いやいや、まずシエルの部屋汚いとかまずあり得ないでしょ?それに、女の子の部屋に勢いのままあがるとか……」

 

「う……姉ちゃんの部屋の勢いでつい…」

 

ロミオも流石に呆れて声も出ない様子。一方、ジュリウスとアカギはまた別の仕事の件があるためいなくなっていた。

 

「だけど、まいったね~…。シエルって他の女の子と違う趣向が多いし、今からまともなお菓子ってのも……」

 

「…うぅ……」

 

さてさて、行き詰まりになってしまった。お菓子もバレットエディットも掃除も駄目なら残念なことに紘汰が出来そうなことはない。しかも、散々マイナスなイメージを与えているからそれを拭うくらいのものとなるとあまりにもレベルが高すぎる。

 

 

そんな時だった……

 

「おい、ロミオ…それに、葛葉さん……何してんだ?」

 

偶然、通りかかったギルにムツキ。ギルはともかく、ムツキも一緒とは珍しい。

 

「お?ギル、実はかくかくしかじか……」

 

「ほお、だいたいわかった。」

 

「わかったの!?」

 

「感応現象だ。」

 

「…便利な設定だなそれ。」

 

このやりとり、バレンタインでも見たような……まあ、良いか。事情がわかったところでクイッとギルは親指をあげた。

 

「なら、俺たちと一緒にミッションに来いよ。丁度、一緒に行く奴を捜してたんだ。」

 

「…エリナに実はバレンタインのお返しで新しい神機のパーツを造って贈ろうと思ってギルさんと整備班のリッカさんにお願いして特別にミッションを発行してもらったんです。でも、メンバーがこれだけでは心細くて……」

 

成る程、確かに彼女なら神機のパーツのほうが嬉しいに違いない。

 

あれ?

 

 

(そうだ!これなら挽回できるぜ!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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それから数日後……

 

 

贖罪の街……廃ビル群の合間にシエルとエリナの姿があった。

 

 

(葛葉さん……いったい、どうしたのでしょう。最近、行動がおかしいと思ったら、何時からかあまり見かけなくなりましたが……)

 

物思いにふけながら、機械的にオウガテイルやドレッドパイクといったザコを撃ち抜き、先攻するエリナを援護する彼女。パァン!パァン!と銃声が響く度にアラガミたちの命の灯火が消え、肉体に風穴が開く。やがて、エリナがチャージスピアで纏めて貫き、群れが一掃されふぅ…と一息ついた。

 

「まずは、上場…ですかね。」

 

「援護ありがとう、シエルさん。おかげで楽させてもらっちゃった!」

 

「いえいえ……」

 

エリナは相棒の神機・オスカーを担ぎ上げシエルに駆け寄ると礼を述べ、シエルは悟られないように笑みで返した。そんな時、エリナが何気なく口にする……

 

 

 

 

 

 

 

「あ、そういえば今日…『ホワイトデー』ですよね?」

 

 

 

 

 

 

 

「…」

 

あまり聞きたくなかった単語が飛び出してきたものだ。バレンタインの嫌な記憶を反射的に追憶しながら内心、顔をしかめるシエル…勿論、エリナが知る由もない。

 

「あー、これは帰ったらエミールがうるさいだろうな…。ま、いっか……て、シエルさんどうしたの?」

 

「いえ……なんでもありません。」

 

いけない、顔に出てしまったか?慌て、気を取り直してミッションに戻ろうと……

 

 

『グオオォッ!』

 

「「!」」

 

突如、頭上を遮る影にサッと飛び退いた2人。現れたのは青い女性型の鳥人のようなアラガミ……

 

「…感応種!」

 

シユウ系感応種『イェン・ツィー』……エリナやシエルにとっては先輩であるアリサに重傷を負わせた因縁の相手でもある。

 

「くっ…よりにもよって、今でてこなくても!」

 

「…援護しますッ!」

 

ここは、愚痴るより対応。再び戦闘態勢に入る……しかし…

 

 

 

『ガウッ!!』

 

「なっ!?」

 

不意をつき、死角から飛び出してきたオウガテイルに反応が遅れ…バリッとスナイパー銃身を喰いちぎられてしまうシエル。

 

「!…シエルさ……」

 

『…オォ!!』

 

 

ガッ!!!

 

「きゃ!?」

 

これに気をとられたエリナ…イェン・ツィーはこの機を逃さず、翼の攻撃でチャージスピア刀身をへし折って壁に彼女を叩きつけた。

 

「…お、オスカーが……」

 

「エリナさん!」

 

まずい、相棒が壊されたことで戦意に動揺をきたすエリナだったが、シエルは援護しようにも肝心の銃身が封じられている。おまけにイェン・ツィーが周りの小型アラガミたちを呼び寄せ始めたので動こうにも難しい…万事休す……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ソイヤッ!クロガネオレンジ・チャージ!!】

 

 

「セイハァー!!!!」

 

 

ドドドドドドド!!!!!!!!

 

 

…なんてことはこの男が来たからにはあり得ない。

 

「か、葛葉さん!!」

 

「無事かシエル?」

 

黒金に輝くアームズを纏い、仲間の危機にアラガミたちを蹴散らし…鎧武見参。ただ、背中にはやたらと鉄骨を包帯でグルグルにしたような物体があるではないか……

 

「…あの、背中のそれは?」

 

「あ、これ?コイツは俺たちのホワイトデーのお返しだぜ!」

 

え?と思った瞬間には包帯が解かれそれは素顔を現していた……。

 

「これは…!」

 

シエルがいつも使うスナイパー銃身に似ていたが、色が絹のように純白。一瞬、見とれてしまうぐらいに……

 

「どうだ!シロガネ神機だ!!」

 

シロガネ神機…成る程、名からしてクロガネの派生強化タイプだと予測はするシエル。そうか……これを造るために紘汰を見かけなかったのかと納得。

 

『…ゥウウ!!』

 

一方で、怯みから復帰したイェン・ツィー…奴は予期せぬ敵に翼を拡げて逃走をはかる。が……

 

 

【クロスッ!パイン・アームズ!!粉砕・デストロイ!!】

 

 

ギュルル!!

 

『!』

 

 

「逃がすもんか!!」

 

脚に巻ついたパインアイアン。見れば、パインアームズをライダー少女化したようなアーマード・パインアームズを纏うエリナの姿があった。握るオスカーの刀身は折れたソレではなく、シロガネに輝く紘汰たちからの贈り物。新な牙を手に入れたオスカーは刀身を展開すると、連結されたパインアイアンが巻きつく獲物へと主を弾丸のように飛ばす!

 

 

ドズッ!!!!

 

『ギャァァ!!!?』

 

「シエルさん、トドメ任せました!」

 

 

 

 

「はい、お任せ下さい。」

 

翼を貫かれたイェン・ツィーはバランスを崩し、トドメにシエルの構えた白銀に輝く銃身から閃光が如くコアを撃ち抜き、おぞましき妖婦の息の根を止めた。

ドサァッ!!と巨体が地面に落ちるのを確認するとふぅ…と溜め息をつき改めて銃身に目を向ける。

 

「どうだ、シエル?気に入ったか…?」

 

「…はい。」

 

全く………君という人は…

心の中で静かに笑うシエル。気がつけば、ギルやムツキたちも駆け寄ってきて、一行は暮れていく夕焼けに照らされていた………。

 

 

…その帰路にて紘汰とシエルは仲直りして、シロガネに輝く贈り物を傍らにホワイトデーは終わっていくのであった………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Special episode 4 THE END…




☆おまけ

グレム局長(電話越し)「な、なあ………パパがホワイトデーに贈ったぬいぐるみ気に入ってくれたなかな…?」

???【はぁ?あんなもの父親からもらって喜ぶ歳じゃないでしょ!?歳を考えなさい、歳!それに、バレンタインだってあげてないでしょ!!】

グレム局長「だ、だがな………」

???【ウザイ、くさい、痩せろ!暫く、電話かけてくんな!こっちも忙しいんだから!!《ガチャッ》】

グレム局長「………(放心)」



貴虎「あの人も大変なんだなぁ…」

シド「流石にありゃ、同情するぜ…」

凌馬(シド、なんか久しぶりだなぁ………)








はい、ホワイトデー話でした。本編更新は次回かな?

感想お待ちしてます。




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