仮面ライダー鎧武vsGE2 ~神を喰らう者と禁断の果実~   作:ジュンチェ

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お気に入り100件突破、ありがとう!!!!!!

素晴らしい、ハッピーバースデェーィィ!!(某・社長感



正直、記念話とかやろうと思ったけどやっぱり本編だよね!?
だって、ギル回だもん!多分、エピソードの中で一番、需要があ…(シエル?あの娘は別腹

とにかく、お付き合いありがとうございます。

では、少し短いですが最新話をどうぞ。



EP25 再会のH・上官殺しの男 前編

 

これまでの鎧武GE2。

 

ラウンジの主の座を狙い、現れた男『ミドリヤ』。一時はその手に落ちた極東支部のラウンジだが、ナナとアカギの奇策…更に、新な力『カブトアームズ』で貴虎がこれを退けた。

しかし、鎧武やゴッドイーターたちの裏で謎の行動をするアーマードライダー…『仮面ライダールーラー』の謎は未だに分からないままであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うんにゃあ!」

 

廃工場の一角で今日も元気いっぱいにアラガミをハンマーでスタンプするナナ。オウガテイル数匹を纏めて粉砕し、勢いでとんできた骸をロミオがあわててガードする。

 

「ナナ!ちょっとは周り見ろよ!?」

 

「あー、ごめんロミオ先輩~。」

 

最近、後輩たちの自分に対する扱いが酷い気がする。そんなロミオを同期であるジュリウスが遠目でにこやかに見ていた…。

 

「…まるで、ピクニックだな。」

 

『『グギャァァ!』』

 

それでも、仕事はそつなくこなす。踊り舞うような鮮やかな剣閃が背後から迫ってきたザイゴードを捌き、黒い刃がサッと血をはらう。

 

「…凄い。」

 

また近くにいた龍玄も射撃で援護しながら彼の技量に舌を巻く。自分のアラガミを形成するオラクル由来ではないアーマードライダーの力では牽制くらいにしかならないが、こうして仲間と戦える今に充実感を感じていた。

 

(ここが……この世界での僕の居場所…)

 

最初、この世界に来てしまった時は孤独で絶望しそうだった。でも、アリサをはじめとしたクレイドルに極東支部の皆に出逢い…それから、ブラッドと行動を共にする紘汰とも再会できた。そして、アラガミとの戦い……

インベスやアーマードライダーの時より厳しく感じる時があるのは事実だが、頼もしい仲間がいる。笑いあえる仲間がいる……それだけで、死を隣あわせにする戦いでも怖いものではない。

 

「…光実、先に行こう。副隊長のチームが待っている。」

 

「はい!」

 

さあ、ここら辺のアラガミは片付いた。後は他のメンバーが他の場所で討伐の任に当たっているはずなのだが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

EP25『再会のH・上官殺しの男』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルヘイムの森……

 

 

 

その遺跡がある場所では外に降りしきる血のような雨を気にも留めず、ただひたすらに石の棺を眺める鈍重な白い人型の異形があった。インベスの上位種・オーバーロードにしてその頂点『ロシュオ』。ただ、嘆くように棺によりそう彼に付き従う臣下は今はいない…。

 

「全く……相も変わらず王の役を担う身にしてただ愛する者の死を嘆くのみか。」

 

『…』

 

そんなタイミングを見計らってか『彼』は現れた。フードで顔は隠れて見えないが腹にあるのは戦極ドライバー…声は男。ゆっくりと彼はロシュオに近づいていき、手を伸ばす……

 

「貴方のような者が『黄金の果実』を持っていても、文字通り宝の持ち腐れだ。」

『…』

 

だが、ロシュオは見向きもしない。彼にとっては男などどうでもよかった……だから、ただ一言。

 

『失せるがいい。』

 

興味は無いと突き放す。コイツにかまっていた所で何か獲られるものなど無い。一方、男は不気味に笑う……

 

「ククク…やはり、その態度から見るに…あの愚かな人間どもの世界に繋がる狭間を塞いでいるのは貴方ではないか?だが、宝は価値を見出だしている者に渡ってこそ……虚な王の手にそんなものはいらぬ!」

 

…名ばかりの虚無に覇者への鍵は不要と。一方でロシュオは男にあきれる……

 

『…彼の星の使い魔と手を組んだ程度で随分と強気だな。』

 

…まだ途方の無い夢と理想を追いかけて手段を選ばぬ、哀れな存在に。どうやら、部屋にはいった煩い蝿は叩き出せねば……

 

『だが、貴様の相手は…あちらのようだ。』

 

「!」

 

まあ、自分がわざわざ相手にしなくてもよさそうだということはわかった。赤い雨の中……纏う装甲を紅く濡らして滴らして…堕武者のように現れた新たなる存在に…

 

『また、随分と懐かしい顔ぶれだ……ルーラー。』

 

来訪者……アーマードライダー・ルーラー。ソニックアローを片手に、仮面の下から睨むのは男。彼の声は微かに怒気を含む。

 

「ロシュオ、久しぶりですね。そして、やはり今回の件は貴方の仕業でしたか『オルタ』。」

 

「オルタ……また随分と懐かしい呼ばれ方だ。ククク…」

 

『…ふん、こんな日に敗者が2人か……』

 

その様子はまるで、異様。ルーラーをロシュオと男・オルタが嘲笑しているかのよう。しかし、ルーラーは怒りを静かに潜ませてソニックアローのレバーに手をかける。

 

「オルタ……今すぐ、荒ぶる神々の世界から手を引きなさい。貴方の戦はとうに終わっている!」

 

「…黙れ、負け犬が。私の戦も奴らへの復讐もまだだ…まだ、何も終わっていない!世界が変わろうと決して……!」

 

「ッッ……何故だ、何故あんたたちは新しい道を捜そうとしないんだ!!!」

 

そして、怒りと共に放たれる蒼き光の矢。これをオルタは無双セイバーを懐から抜き放ち、弾くとソニックアローと刃を火花を散らして交えた。だが、ロシュオは未だに無関心と見向きすらしない。

されど、『臣下』たちは別であった……

 

 

『動くな、ふたりとも。 』

 

オルタの背後には緑に斧のような杖を持つオーバーロード『レデュエ』が……

 

『王の御前であるぞ!』

 

ルーラーの背後には赤き一角の西洋的なオーバーロード『デムシュ』の姿があった。

 

共に、不粋な侵入者にそれぞれの武器を首筋に突きつける。

 

「これはなんとも懐かしい…レデュエ?」

 

『ふむ、またオモチャになりたいのか…』

 

「デェムシュ……!」

 

『貴様ごときと語る口は持たん。王に対する無礼、死をもって償え。』

 

臣下もやはり、王と同じ話が通じる様子は無い。ただ、明瞭な方向にあるレデュエがロシュオに提案する。

 

 

 

『王よ、ここは貴方の大事なお方が眠る場所。客人のもてなしは他所でやりたいのですが……よろしいですか?』

 

紅い目が怪しく光ったレデュエ。心なしか斧の握る力も強くなったような気がした…。この様子にロシュオは溜め息をつくと一言。

 

 

 

 

 

 

 

 

『デュシェフェデェバリャ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガッ!!!!!!

 

 

 

直後、武器を持つ4人の影が消えた。同時に激しい死を呼ぶ音が響き、遅れて戦士たちと臣下の残像が現れる。

 

『敗北者が!ここで始末してくれる!!』

 

「ふん!」

 

レデュエの斧がオルタを襲うが、オルタはこれを無双セイバーで斬り払い…逆に突きを放つ。レデュエは顔をそらしたが刃がかすめて、頬に摩擦による蒸気が上がる…。

 

『ほう?』

 

…成る程、これは案外と楽しめそうだ。クスッと笑い、命の奪い合いという暇潰しは続く。

 

『ヌガァァ!』

 

「ぐ!?」

 

一方、ルーラーはデェムシュの力任せな戦法に圧されていた…。動きが荒々しいのに加えて、一撃一撃が重い。さらに、空中を時に自在に移動しながら攻めてくるのでたまったものではない。

 

【ブルーエナジー・スカッシュ!!】

 

「せやッ!」

 

『むぅん!!』

 

 

―ゴォォ!!!!

 

必殺のソニックアローによる蒼いエネルギー斬撃もデェムシュの剣閃により、相殺。だが、これはデェムシュの側にもダメージはあったらしく肩には火傷のような跡ができていた。

 

 

 

 

「…」

 

埒があかない…。ルーラーは焦る。周りは皆、敵で不意を突かれたら一瞬で終わる。どうする?デェムシュならあしらいようがあるが、他はそう簡単にはいかないだろう。

 

『くたばれぇぇ!』

 

 

 

 

 

 

……仕方ない…。

 

 

 

 

【ブルーエナジー・スパーキング!!】

 

『!』

 

 

その時、一斉にヘルヘイムの果実が変異をはじめた。ある物は無双セイバー……ある物はバナスピアー……と次々とアーマードライダーたちの武器へと変化していくではないか。その数は視界を覆い尽くすほど……デェムシュは愚か、レデュエさえもこの技の前に驚いて刃を止めた。

 

「消えろ、哀れな果実の亡者!」

 

 

月の瞬間、一斉に武器群が大挙してオーバーロードたちを襲い…同時に爆発で視界を封じた。

 

『ぐぬぬ、おのれ!!』

 

しかし、これだけの技であってもデェムシュとレデュエは倒れていない。デェムシュは完全に頭に血が昇り、ルーラーを捜すがオルタと共にその姿は無い。どうやら、逃走したようだ……

 

『デェムシュ…フォンウゴボリャ フェシンボリャビリェジョガウファンフォ。』

 

『う……ウガァァァァ!!!!!!!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、予想外の客だったな。」

 

その頃、紅く染まるヘルヘイムの森を駆け抜けるオルタ。表情は見えないが、声色から苦渋が窺える……

 

「…まさか、あの最中に私が集めていた武神の力を奪うとは……やってくれる…。だが、せめてもの一撃はくれてやった。これで当分は動けまい。」

 

 

 

 

 

…まあ、デェムシュも『例の病』におかされていることも幸いした。故にレデュエもあまり近寄らないし、何よりあちらはこちらを観察対象<オモチャ>としているため逆に良いとも言える。最大の障害ももう暫くはなにも出来まい。

 

「…痛みわけだな。」

 

 

 

 

 

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「ぐああっ!」

 

贖罪の街の一角…廃墟の中に現れたクラックから飛び出したルーラー。ボディには生々しい一閃の傷跡がついており、激痛に悶えながらロックシードをゲネシスドライバーから外すと変身者の姿に戻る。

 

「……いけませんね。少々、調子に乗りすぎました。これは中々の痛手ですよ……」

 

ブラッドの制服姿になっても尚、見るに耐えない傷。これでは、回復に時間がかかるだろう。

 

「…やれやれ、あんまりこういうことはしたくないのですが……」

 

すると、彼は新たなクラックを出現させた。そこは、ヘルヘイムの森ではなく全く別の場所へ繋がっている。

 

 

……その景色は風車が幾つも回る何処か、懐かしい街並み…『風都』と呼ばれる場所だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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時を同じく、極東支部……

 

光実とジュリウスらブラッドは帰還しており、任務の成功による達成感を味わっていた。

 

「んん~~、達成感!」

 

「完全、勝利!中々のもんでしょ!!」

 

ナナとロミオが元気よくはしゃぐ中、光実はあることに気がつきジュリウスに問う。

 

「そう言えば、β隊はもう先に帰還してたんですっけ?」

 

「ああ。すでに、副隊長以下、全員が帰投はしているはずだ。」

 

今回のミッションはミコノとギル、シエルに紘汰は別動体として動いていた。彼等は自分たちより早めに任務を済ませたらしく……

ミッションカウンターの前にはシエルを抜いた3人がいた。すぐに、光実は声をかけようとしたが……

 

「……副隊長、葛葉。どうしてあんな無茶をした?」

 

(…?)

 

ギルの低い声色にブレーキをかけてしまった。そこからは、つい癖のためか階段の影に隠れて気がつかれないように様子を窺う光実。

 

「…シエルの件だってそうだ。上手く助けられたから良いものの、失敗したらどうするつもりだった?」

 

「ギル……」

 

「ま、待ってくれよ。結果、助かったんだし……」

 

どうやら、ギルが2人に怒っているようである。怒鳴りちらすような勢いではないが、その瞳は厳しくミコノと紘汰を見据えている……

 

「…だが、結果論重視じゃいずれ死ぬ。アンタたちの代わりは早々いやしないんだ……もし、死んじまったら仲間はその『命』をずっと背負っていくんだぞ。」

 

「「!」」

 

「……すまない、口下手でな。説教臭くなっちまった。だが、忘れないでくれ…それだけだ。」

 

そうして、ギルは去っていく…。光実は彼の後ろ姿が誰かに似ている気がした。だけど、うまく照らしあわせることが出来ない……

 

 

 

……一難去り、また一難…不穏な影が再びブラッドにかかりだした。

 

 

 

 

 

To be continued……

 

 





ルーラーの能力のイメージ……Fateのアーチャーです。あ、紅茶のほうです。ほら、極がキンピカのアーチャーみたいじゃないですかww

ここで、ちょっとした思いつきなんですがお気に入り100件突破は記念して…


出張コラボ企画☆ 皆さんの作品でガイムGE2のキャラクターを出してみませんか…?

いや、もう私自身のコラボ企画は立て込んでるし流石にこれ以上は……ww

紘汰やシエルといったキャラクターを是非ともウチで使わせてくれやぁ!という方はメッセージor感想に。設定集おくります故……

では、感想おまちしてます。割りと切実に…

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