仮面ライダー鎧武vsGE2 ~神を喰らう者と禁断の果実~ 作:ジュンチェ
おのれ就活……
本来なら、ガロを更新する順番ですがギル編が思いの他、長くなりそうなので連続更新です。
あとね、前回の企画…あれ無しで。なんか凄くお気に入りの数が変動して最終的に減ったし…。それに、参加者が全くいなかったこともあってやめさせて頂きます。思いつきで適当な企画たてるもんじゃねぇな。
)ギュイイィィィイイインンン!!!!
「虫が食べ物に触るんじゃねェェ!」
『(0w0;)ウウェェェェェェェェェェェェェエイ!!?!?』
極東支部ラウンジは相変わらず騒がしい。ミドリヤの事件の後も凰蓮がなんやかんやで懐柔された武神ブレイドを投げ飛ばして強制ログアウトなど日常風景であり、ムツミと城乃内も普通にスルーして皿洗いをしていた。
「賑やかですね。」
「うん……というか、血の気がありすぎじゃね。」
『(0M0)ナンカクッテモイイカナ?』
「「だーめ。」」
一見、凄くカオスな光景だとはじめは思うが慣れというのは恐ろしいものだ。しかし、凰蓮はとある気にかかることがあった…。
(そう言えばあのブラッドのギル坊は大丈夫かしら?何だか様子が変だったけど……)
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贖罪の街付近の道……といっても、整備されたそれではないが2台のジープが疾駆していた。運転は前方がアリサ……後方はコウタが運転し、それぞれブラッドの隊員を乗せていた。アリサのジープにはギルにアカギ…ロミオが乗っていた。
(クソッ……どうも、らしくねぇな。)
「ぎ、ギル……どうした?」
ギルはとても、落ち着かない様子で普段は小競り合いするロミオでさえ彼の様子を心配していた。すると、アリサが気をつかってか運転席から声をかける。
「自由に話してて良いですよ。口外はしませんから!」
「…」
ならばと……彼はアカギに改まって声をかけた。
「なあ、アカギ…。」
「?……なんでしょう?」
「お前、確か昔は副隊長と……その……」
「恋人同士でした。それが何か?いや、むしろあまり皆様気にして無いのかと思いましたが……」
いやいや、気をつかって誰も触れなかっただけである。だが、その点にあえて触れるギルにロミオは何の話をするつもりなのかと息を呑む。いくら、ミコノに問うよりかはまだマシかもしれないが昼ドラ展開など御免こうむるのだが…
「……もし、お前が副隊長が無茶するようなことをしたらどうしてた?下手したら命を落とすような…」
「…」
「……ぎ、ギル?」
奇妙な問いに戸惑いを隠せないロミオ……逆に落ち着いて、少し考えるアカギ。やがて、回答はゆっくりと語られた。
「無論、止めますね。勿論、今でも『大切な人』ですから。」
「……どういう方法で止める?」
「それを訊いてどうするおつもりで?」
今度はアカギが問う。されど、ギルは黙ってしまう……
アカギはこれに事情を察し、やれやれと笑顔で答える。
「ギルさん、多分…ミコノさんと何かあったのでしょうが……私の答えは私のやり方。貴方の答えは貴方のやり方…それでは駄目ですか?」
「俺のやり方はアイツを傷つけちまう……それじゃ駄目なんだ。」
「…私のやり方を真似したって、貴方の気持ちは素直に伝わりませんよ。もう少し、落ち着いて時間をかけてみけたらどうですか?」
あくまで、ギルは自らのやり方を模索するべきと告げるアカギ。その後、ギルは項垂れて…吊られて誰も口を開くことはなかった。
一方、後方のコウタのジープでは……
「…前日のミッションでのこと…ですか?」
「はい、教えて下さいシエルさん。何があったんです?」
シエルに問う光実……。先日の出来事がどうしても気になるのだが、やはり理由はあのミッションの別行動時に何かがあったのではと察するのは容易であった……のだが、直に紘汰とミコノに訊ねるのも気まずいので同行していたシエルが質問対象になったのだ。
勿論、隊長としてジュリウスも同じである。
「そうだな。あれ以来、副隊長や葛葉…ギルの人間関係に異常が生じているのは明白だ。隊長としての責任もある……訊かせてもらえないか、シエル?」
「…」
シエルは渋る……任務に忠実な彼女がこのような行動をするのは余程の事だ。だからこそ、真実は知らなければならない……やがて、彼女は重い口を開く。
「…先のミッションは、私と副隊長はそれぞれ新しい力を試していました。副隊長は『ブラッドアーツ』を使用し、私は『ブラッドバレット』…とでも呼ぶべき試作品を……」
「…ブラッド…アーツ?」
光実は首を傾げる。この世界の知識については神機についてもまた吸収してきたつもりだが、聞きなれない単語だ。血の技……と呼ぶからには恐らくはゴッドイーターの中でも、ブラッドのみの用語であるのだろう。
そんな、光実を察してシエルはブラッドアーツに対して説明を開始する。
「ブラッドアーツというのは私達、ブラッドが『血の力』に覚醒した同時に扱えるようになる神機の刀身からオラクルを圧縮して『技』として運用する……いわば、アーマードライダーでいう必殺技にあたるものです。ブラッドバレットについては……まだ研究中ですので詳しくは説明できませんが……」
「……それで、何があったんです?もしかして、ギルさんにその運用について話していなかった…とか……?」
「いえ…ギルには事前に話をしていましたし、彼も万一に備えたフォローもぬかりありませんでした。ですが……」
そこからはとても、シエルは苦々しげだった…
「あのミッションの時、そのブラッドアーツとブラッドバレットの運用で予想外の成果をあげられました。ノルマも達成して、本来なら問題はなかった…しかし……」
……この予想外の成果が後に良からぬ意味の予想外へ繋がってしまう。
「…その後、新なアラガミの群れを発見した私達は対応をどうすれば良いか迫られました。試作装備での強行は危険だと、ギルは撤退を提案したのですが……副隊長は強引に押しきり、群れの討伐にあたりました。その時……予想外の大型種が乱入してきたんです。」
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『グゥオオオォ!!!!!!』
鉄塔の森……オウガテイルたちを弾きとばして現れた白い巨体。オレンジのラインが入った流れるような竜人がごとき、ボディ。その時のブラッドβ隊に立ち塞がったのは『ハンニバル』と呼ばれるアラガミであった。
双角を持つ肉食恐竜のような頭は見るからに生まれ持つ狂暴さを表しているかのようであり、鎧武・クロガネオレンジとシエルたちは怯んでしまう。
「マジかよ……こんなのもアラガミなのか!?」
鎧武は無双セイバーによる射撃を繰り出すが、ハンニバルには効かない。ミコノも負けじと、斬りかかるが振り降ろされた刃は弾かれる…!
「固い…!」
「どけ、副隊長!」
そこへ、ギルがチャージスピアーの刀身を展開してジェットよろしく突進する一撃、チャージグライドでフォロー。ハンニバルはこの強烈な一突きを頭に受け、怯む。同時にギルが叫ぶ!!
「シエル、援護射撃!!撤退だ!」
「はい!」
彼女はすぐに、スナイパーの銃口をハンニバルに向けた。恐らく、今の自分たちでは敵う道理は無い……故、足止めになればと巨体を支える後ろ足を狙うが……
パァァウ!!
「あぅ!?」
だが……シエルのスロットしていたバレットは試作のもので、製作者である彼女すら驚くほどの大きな挙動になってしまう。無論、そうすれば射線はズレる……そして、弾丸は足には当たらず……
バアアァン!!!!
『!』
(…しまった!?)
ハンニバルの背中の…隆起した部分に当たってしまった。その部位は確かに、ハンニバルの身体で一番に結合崩壊を起こしやすい場所……また、竜に例えるなら……
『グルルル……』
……即ち、『逆鱗』と呼ばれる部位はである。
『…グゥオオオォオオオ!!!!!!!!』
「きゃ!?何…!?」
竜とは逆鱗に触れられれば怒り狂うもの……さながら、これにあたるようにハンニバルは背中から炎の翼を生やして咆哮をあげると腕のような前肢に業火の槍を形成して戸惑うミコノに襲いかかる…!
「……やば…」
「ミコノ!!!」
素早く、鎧武が庇いにはいるが炎の槍はあまりにも勢いが強すぎ……両者ともまとめて凪ぎ払い、鎧武は変身解除されて彼女と共に地面に叩きつけられた。
「ぐは…ぐっぅ……」
「…な、何なのよ……」
『……グルルル…』
命の危機……されど、無慈悲に近づく炎の竜。王者に挑んだ愚かな獲物を焼き尽くすために……
ミコノは神機を向けたまま後退りするもこれでは時間稼ぎにもならない。
「副隊長!……!?」
この危機に、なんとか援護射撃でハンニバルの気を反らそうとしたシエル。が、銃身が反応しない……どうやら、さっきの暴発でなんらかのトラブルが起きたらしい。さらに、オウガテイルなどの小型アラガミが周りを囲む。
「…ミコノさん、葛葉さんっ…逃げて!」
最早、声しか届けられない。されど、その声に耳をかさずミコノは立ち上がって神機を構える。
その時……
パァン!!!!
「!?」
「馬鹿野郎ッ、撤退だ!!」
突然、目の前で炸裂した閃光にギルの叫び声。次の瞬間にミコノは彼がスタングレネードを放ったのだと理解し……自分を片腕で抱いて、猛スピードでその場から離脱していくということであった。続くシエルも紘汰を回収してアラガミの群れを突っきった。
『…グルルル……』
その後、ハンニバルは獲物の逃走を回復した視界で理解。そのまま、怒りのまま小型アラガミたちに惨殺という八つ当たりをするのであった…。
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「…私もその時は、正直に言えば浮かれていました。あの時、私も神機使いとしてキャリアが長いギルに従うべきでした。そして、副隊長を止めていれば……」
シエルは項垂れる…。ミコノとギルの関係悪化は自分にもまた責任の一端がある。そして、紘汰もまた怪我をしてしまった……叱責を覚悟していたが……
「……シエル、よく話してくれた。すまなかったな、お前に背負わせてしまって…」
「ジュリウス!」
……ジュリウスは穏やかに笑ってかえした。
「俺も隊長として、指導が甘かったと反省しなくてはな。それにしても、ギルもミコノもそんなことを俺に報告してはいなかったが……それに、フランも…」
「あの、それはギルが気を遣ったのではないでしょうか?あのあと、ギルはこっぴどく怒りましたし……そこから、ジュリウスとはまた別にお説教となるとあまりにもと考えたのでは…」
「…確かにな。アイツは見かけによらず気遣いがよくまわるからな。もし、局長の耳に入ったら面倒なことになりそうだ……」
フムフム、と頷くジュリウス。事態は概ね把握はできた…
ならば……後はミコノとギルの関係改善だが…
「……ねぇ!そういう話ならさ、もう少し本人たちに任せてみたらどうかな?」
ここで、話に割り込んできたのはコウタ。
「…過去のことを『たら』『れば』って言ってもどうしようもないし、下手なお節介は逆に良くないと思うよ。もう少し頃合いを見て、それでも駄目だったら手を貸してあげよう。仲間だからって、そう何も考えないで引っ掻きまわすのは良くないって。」
多分、軽く耳に挟むくらいの程度に聴いていたのだろう。そのアドバイスは神機使いとしても、人付き合いでも先輩であるコウタのソレは適確である。
一方、光実は考えにふけていた……
(ギルさんが怒る……ってことは……でも、あの人はそこまで気性が実際は荒くなかったような…)
彼もギルとは何度かミッションに同行したことはある。最初は槍と長身から戒斗と同様の人間かと警戒したが、実際は思いの外に落ち着いている人物なのだ。独自のぶっとんだ価値観があるわけでもなく、戦い方も経験に裏打ちされた冷静なもの。正直、アリサと肩を並べるくらいの実力者だと思っていたのだが……
(まぁ、クレイドルにも似たような人がいましたっけ?あのぶっきらぼうなかんじ……)
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極東支部・ラウンジ……
「へくっしょん……誰か噂してやがるな…」
「ソーマ、どうした?風邪か?」
「…問題ない。そうだ、リーダー…例の件なんだが……」
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そこから、2台のジープは巨大な壁の前に止まった…。外観は極東支部の街を囲む装甲壁とよく似ているが、規模はそこまで大きくはない。
「……着いたぞ。ここが、サテライト拠点だ。」
ジュリウスがジープを降りると、続いて他のメンバーも彼の後を追う。すると、装甲壁のゲートが開いて…中へと入る一行。そして、中の景色に息を呑む……
極東支部の住民たちが住む外部居住区に似ているが、明らかにそれよりも粗末な家々に中央組織らしき建築物にみすぼらしい人々。一角にはフェンリルマークがついたテントが建ち並んでおり、ジュリウスはそこを目指す……
「…ここが、サテライト拠点か……テレビとかで聞いたことはあったけど、実際に見るのは初めてだな。」
「ロミオさん、あまり騒がないほうが良いですよ。ここも、フェンリルをよく思ってない人は多いですから……」
思わず、キョロキョロするロミオをたしなめる光実。彼はこのサテライト拠点の事情にはクレイドルに所属していたためよく解る……という話だが、それについての詳しい話は後々。確かに、ブラッドのメンバーの服装はこのサテライト拠点と呼ばれる場所では小綺麗過ぎて目立つ。
「……ああ、そっか。ここに住んでるのって…フェンリルから追い出された人たちが殆どなんだもんな。」
そう……この『サテライト拠点』はフェンリルの支部に入れなかった人間たちの集まり。アラガミが闊歩する世界で人間は壁の内側で生きることを余儀なくされたが、決して全ての人間が世界の社会を統べるフェンリルの支部に入れたわけではない。つまり、支部という鳥籠の杯から『溢れた者』たちが独自に身を守るために形成されたフェンリル支部モドキなのだ。身分・境遇はそれぞれなれど通じているのは自分たちを排除したフェンリルへの恨み……別に、皆がそうではないが並々ならぬものも散見できるのがこの場所である。
故、フェンリルを象徴する神機使い<ゴッドイーター>ともなれば風当たりは尚、強い。
「ゴメン…俺、ちょっと空気読めてなかったかも……」
落ち込むロミオ……そんな彼にコウタは笑って声をかける。
「大丈夫だよ。ここは俺ら極東支部・クレイドルが支援を行ってる場所だから、その傾向もだいぶ薄くなってきてるし……意外と気さくな人も多いよ。そういえば、ミッチもサテライト拠点で俺達とはじめてあったんだよな?」
「ああ、そういえば…。ここでしたね、藤木さんやアリサさんにあったのって……」
「あの時はお前のこと、新種のアラガミか何かかと勘違いで大騒ぎになったっけ?」
そして、何故に光実が事情に詳しいかといえばヘルヘイムの森から転移する際に紘汰と戒斗とは別のクラックから出たため、このサテライト拠点に不時着したのだ。無論、ゴタゴタこそはあったが結果としてこのサテライト拠点を支援する部隊『クレイドル』…そのメンバーであるアリサとコウタに出逢えたわけだが……
「あ、皆さん!ユノさんがきてますよ!」
アリサのこの発言でコウタとロミオの目の色が変わる。
「ユノさ~ん!」
「あ!アリサさ……」
「「ユノさぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!!!!!!」」
「!?」
その時、アリサの両サイドを疾風を駆け抜けていった。2つの風は一行を待っていた少女の手を握っていた。
「ユノさん、いつ極東に戻ってたんですか!?いやぁ、それなら一報くれれば……」
「ゆ、ゆゆゆユノさん、俺…ロミオって言います!フライアであったの覚えていませんか!?」
「え……あの、ちょっと……」
あれ?コウタがふたりいる…?なんて、錯覚を覚えてしまったアリサ。ただ、勢いに呑まれているユノが戸惑っているのでため息をつきながらもコウタを引き剥がそうと……
「マネージャー抜きで、勝手に握手会してんじゃねえぞバカチンがァ!」
ドゴッ!!!!
「「ふぶらァ!?」」
「「「「!?」」」」
する直前、華麗なライダーキックがしつこいバカ2人に直撃してゴロゴロと退場させた。蹴ったのは茶色いボブの髪型に眼鏡をしたキリッとした印象の女性……見るからにジャーナリストといったところか?いや、マネージャーにも見える。
「さ、サツキ……やり過ぎだってば!?」
「駄目よ、ユノ。こういうのはひとつ例外つくるとね、大変なるのよ。気をつけないと…。あ!すみません……ユノのマネージャーとフリーのジャーナリストをやらせてもらってます『高峰サツキ』と申します。以後、お見知りおきを…。」
このエキセントリックでヒールをはいた彼女は『高峰サツキ』と名乗り、自らの職について話す。ジュリウスは彼女と会う予定だったのか自らも自己紹介に入り、形式ばった堅苦しい話に入る……。最中、ギルはひっそりと一歩退いていたが…ナナは気がつかずコウタとロミオを回収に向かう。すると、彼女は新たな人影を認識した。
「あ、葛葉さ~ん!副隊長~!」
その時、ギルはビクッと挙動不審になったのを光実は見逃さない。明らかに予想外で戸惑っているのだが、その内にミコノと紘汰がブラッド一行に合流していく。
「おう、ミッチ…来てたのか!」
「紘汰さん……どうしてここに?」
「ああ、ユノさんからのご指名で護衛の任務でさ。戒斗も一緒だったんだけど……アイツ、何処いったんだ?」
光実は気をつかって紘汰に話しかける。やれやれ、どうやらフランが距離を離すためにタイミングよく来た歌姫からのオーダーを利用したらしいが、はからずも再会になってしまったようだ。チラリとミコノとギルのやりとりはぎこちない…
「あの……ギル、今日はユノさんの護衛で…。というか、偶然ってすごいよね!?ねぇ……」
「…む。そうだな…」
「いや、その……何言ったら良いかな?あはは、変だね…思いつかないや。」
「そうか。」
……もう、見てるこっちが歯がゆくなるのだが…同じ当事者であるシエルも手をこまねている状況だ。見かねたジュリウスがサツキに次の話を促す。
「…サツキさん、例の……」
「そうですね。あんまりスケジュールおすとユノのこのあとにも関わりますからね。葛葉紘汰くん、のびてる君の仲間を起こしてくれる?」
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その頃……サテライト拠点の遥か彼方にて…。とある白い異形がサテライト拠点を睨みつけていた。頭には傷痕……怒れる竜、あのミコノたちがしとめ損なったハンニバルであった。
『……グルルル…』
背中の逆鱗の修復は完全ではないが、進んでいる。少々、炎が漏れているがさしたることではない……
ただ、彼は知る由もなかった………この漏れる炎のオラクルが……
ドズンッ!!!!
『グゥオオ!!!!』
『!』
…新たなアラガミを誘き寄せていたことに……
その姿は自らに似ていた…明らかに自らと同じハンニバル神属であることは間違いない。ただ、滑らかなボディラインのハンニバルに対し、両腕の傷ついたブレードに左右であわさって円を描くような角…金の装飾が入った深紅のボディと翼……なによりも、己と対極の属性である『冷気』を纏う雄々しき竜の姿は決して相容れる存在ではない。
『…』
恐らく、この紅の竜は自らの炎に寄ってきたのだろう。アラガミに基本、同じ神属だからといって仲間意識がたかいわけではない…。ヴァジュラ神属といった一部の大型種と小型のアラガミくらいしか群れを為すことはまず無い。ましてや、ハンニバルは荒々しい気性のため単体でいることが常…。アラガミの中で王者故の気質なのだが、無論…同属といえど鉢合わせすればどうなるか?
『……グゥオオ!』
『…グルォォ!!』
…熾烈な殺しあいがはじまるのである。ハンニバルと紅い竜は取っ組み合いから殴りあい…オラクルの血飛沫を巻き上げながら戦いを繰り広げていく…
……やがて、その場所はサテライト拠点へと向かいつつあった。
To be continued…
昨日、ゴジラやってたんで見たんですが面白かったですww よし、次はガメラか…!?(世迷い言)
さて、今更ながらドライブの感想ですが、ロイミュードって悲しい怪人でしたね。人の手により創られて弄ばれ、地球の新たな種として生きる命として認めてもらおうとした種族。たら、れば、は無いのはわかるけど蛮野ではない別の良識のある人物に産み落とされていればあるいは共存という未来があったかもしれない………
ハートはまさに、ロイミュードの本来の意志と悲しさを物語る存在でしたね。幹部クラスは実は良い奴ばかり………
001…?誰だソイツは?
あと、そんな種族の争い…ということもあってか幹部怪人たちには仮面ライダーキバのオマージュがあったような気がします。ハートはシルエットがなんとくバッドファンガイアに似てるし、メディックは変身する時に薔薇の意匠…(確かクイーンにそんな特徴があったはず。あと処刑担当)…ブレンの王を心酔する様子(ビショップ)…パワー系のチェイス(ルーク)…といった具合で。何処かで別の方が同じ話をしていたら申し訳ないですが…
そして、次はゴースト…オバケということはやはりキバの渡の没設定であるおばけの子を彷彿させます。やはり、一度は避けて伏せた設定を再起用する動きが高いような気がします。それにしても、ゴーストの能力がFate…というかプリズマ☆イリヤな感じがするのは私だけ?まあ、小さい子供たちは深夜アニメとか見ないから関係ないよね!?
次回作も期待です。
…では、ガイムGE2感想をおまちしてます。