ホロライブラバーズ トロフィー「夢覚めぬ者」獲得RTA   作:うろ底のトースター

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遅すぎた初投稿
本当に申し訳ない


第2回バトルロワイヤル-仕舞い-

マリンが消えるのを確認した。

 

魔力残量は、十分。そしてコンディションは、完全ではないけども、万全だ。

 

振り向くと、案の定1人で立っていた玲香の紅い瞳が私を射抜いた。失せない戦意に、右手に焔を燻らせる。

 

玲香、別に私はあんたを倒したいわけじゃ、殺したいわけじゃないの。強くなったんだって証が欲しい、弱い自分を否定したい、ただそれだけ。

 

「だからさ、本気でいくよ」

 

対玲香用、対獣用に調節した魔法が山ほどある。もちろん威力は、対人のそれより遥かに高い。

 

玲香の強さは、一重にあの一瞬消えて見える独特のステップ。どういう原理か、あれは1部の攻撃をすり抜けるらしい。とはいえ消えるのは1ステップにつき一瞬。要は断続的なのだ。継続的な魔法には、弱いはず。

 

そこで目をつけたのが、爆破と熱。

 

瞬間火力の爆破を囮に、副次的に発生する熱でじわじわと体力を削る作戦だ。性質上、大量に魔力を消費するが、後のことは考えなくていいのだから、関係はない。

 

「────行くよ」

 

浮遊する5つの炎を飛ばす。例え避けられようと、これは第1波。避けた先に次を放てば、少なからずダメージ与えられる。

 

肝心の玲香の初動は、接近。予想通りだ。

 

おそらく玲香は、爆破と熱の2段構えに勘づいているだろう。故に、爆破を回避した上で最も熱源から早く離れられる方法を選んだ。それが、直進による熱源とのすれ違い。

 

接触から爆破までの一瞬で加速し、爆破を回避。そのまま前方に加速すれば、すぐに逃れられる。加えて距離も詰められて一石二鳥だ。玲香らしい効率的な動き。

 

だから、罠が張りやすい。既に私の前方数メートルは、地雷原だ。そのまま突っ込んで来てよ、玲香。そうすれば、私の勝ちだから。

 

これが私の、三段構えの完璧な玲香攻略法だ。

 

「でもま、突破してくるだろうなぁ」

 

確信に近い予感を抱きつつ、炎の行先を眺めていた。

 

そして、ああ、やっぱり、と。

 

2発の銃声が鳴り響き、炎が爆ぜた。ただし、玲香の()()()()()()

 

魔法の中心点を撃ち抜いたんだ。

 

「いよいよもって人じゃないなぁ」

 

さてと、持ってきた秘策が早速破られたわけだし、当初の予定通りに罠に嵌めますか。

 

さすがの玲香も、()()()()()()囮とか、気づかないよね。

 

 


 

 

負けるわけにはいかなくなった。無論、私の自業自得である。フレアを話題に出してノエルを煽る、なんて非道な手段を選んだのだ。これで負けるなんてこと、認められない。

 

「だから、今だけ黙ってなさいよ・・・」

 

血を求めて疼く右腕を鎮める。ノエルの腸がそんなに欲しかったか。

 

やっと右腕が落ち着いた頃、フレアは既に炎を5つ展開し、放っていた。おそらくは私用に調節された特性の魔法。であれば、私の強みを殺す特徴を持っているはず。ぱっと思いついたのは、所謂スリップダメージというもの。私の回避性能を継続的にダメージを与えて潰そうとしてくるだろう。

 

爆発で回避を切らせて次手で狩る。なるほど効率的だ。

 

でもそういう魔法って、ちょっとした外力で瓦解するくらい繊細なんじゃないの?

 

「例えば、銃弾とか」

 

距離を詰めつつ、[エヴェリン]を構える。そのまま5回の発砲。全て炎の中心に命中、予想通り爆発と熱放射が起こる。

 

「それで、次の魔法は?」

 

────地雷。

 

()()()()が私に啓蒙する。

 

「足から仕留める、か。アリね」

 

走る勢いそのままに、地雷を飛び越えた。数秒後に、爆鳴が響く。

 

「バレてるかぁ」

 

術士であるフレアは困ったように笑うけど、焦りがないということはまだ先があるということ。

 

そして予想通り、猛攻が始まった。

 

────上、大量の火矢。

 

これは囮。本命は避けた先の地雷。だから必要最低限以外は無視でいい。

 

────横、爆風と熱波。

 

全力で走り抜ける。

 

────前方、大規模な炎。

 

[加速]。

 

残り、あと5m。

 

ここまで来ればあとは近づいて殺すだけ。この距離の爆発は自分自身にもダメージを与えかねないから。

 

残り3m。

 

あと1歩で、射程圏内。

 

残り0m。

 

 

 

────危険。

 

「もーらい」

 

右手には、火炎。

 

「てことでさ、玲香」

 

燻りが爆ぜ、

 

「我慢比べしよ?」

 

熱量が辺りに撒き散らされる、その前に、

 

「いやよ」

 

「え?」

 

1度だけバックステップを挟み込み()()()()で切り裂いた。

 

「これで、私の勝ち」

 

 


 

 

あっぶねぇーーーーーーー!!!

 

お嬢戦からずっと危ない橋渡スギィ!安定してたのフレア戦だけだゾ。え、フレア?このチャートで何百何千とプレイしてきたんですから、相方の戦い方くらい把握済みです。

 

自爆なんて何回喰らったかも覚えてないわ。

 

というか、今はそれどころじゃないんですよね。あのさぁレズちゃん、1回死んでるよね君?これが、[血の歓び]の効果ですか、はぇー。

 

10%あそこで引き当てたの?

 

しかもその後のあのパワー、心当たりがあるけども、まさかね?ま、結果的にその後のモツ抜きで助かったんですけども。不穏だなぁ。

 

さて、とはいえこれで2度目の優勝になります。いろいろ気になるところはありますが、悲しきかなこれはRTA。サブストーリーは無視したまえの精神が大事です。

 

さてさて貰えた経験値が美味しーので、そろそろ体力に注いでも、いいよね?・・・やっぱやーめた、技量特化で。

 

要は死ななきゃいいんすよ。(慢心)

 

あ、あと一瞬リザルト画面を確認して起きましょう。ここではホロメンの順位と倒された相手、技が確認できます。ザコ運の上振れで狂気的なビルドのホロメンがいないか確認するために一か八か0.2秒の画面展開です。

 

今回確認したいのはロボ子さんを倒した相手です。え、会長?この時期はまだ竜化しないので危険度は低いです。

 

それではチラチラ見ていきましょう。

 

 

──ロボ子さん 11位

  兎田ぺこら・潤羽るしあに敗北

 

 

えぇー・・・。(困惑)ロボ子さんの装甲ぶち破るって2人とも何者なんですか?

 

その後相打ちになってるあたり、多分即興のコンビだったんでしょうけど。即興コンビで倒せるのか、たまげたなぁ。

 

いやはやこれは困りましたよ。予定ではあと1回バトロワに出場しなきゃいけないのに強敵が増えるとか、頭に来ますよ。

 

ともかく、今回はここまでです。

ご視聴ありがとうございました。

 

次回はー、団長に会いに行きます。





ヤーナム民の皆様に注意喚起
ここから先、Bloodborneに対する作者の婉曲解釈、独自考察が含まれていきます。ご注意ください。
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