ホロライブラバーズ トロフィー「夢覚めぬ者」獲得RTA   作:うろ底のトースター

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少々グロ描写があります。ご注意を。


昏い悪夢の聖杯教会【蒼い三日月】

はい、[血に渇いた獣]戦です。

 

皮が背中からくぱっと開いてだらんと垂らしてるこのグロデザインよ。これがBloodborneクオリティ。

 

さてこのかわけもくんですが、非常に強い獣です。広い空間を縦横無尽に駆け回り、鋭い爪で斬り裂いてきます。また、HPが6割を切ると攻撃に遅効毒が付与されているのも厄介な点の1つです。

 

そして何より厄介なのが、攻撃の判定が縦に長いこと。下手にバックステップで避けようものならバクステ狩りに合います。注意しましょう。

 

こいつの攻撃の避け方は、1つ。それは意外にも前ステです。かわけもくんの攻撃を避けるための前ステを”勇気の前ステ”と言います。これさえできれば、攻撃後の隙を狙うこともできるので、皆さんも頑張ってくださいね?

 

 

──「アレは獣、私は狩人。なら、狩る」

 

 

開幕飛び込みに前ステ、振り返ってきた顔面を2回ぶった斬ります。

 

ここで重要なのは、ヘイトを常にレズちゃんに向けることです。マリンもフレアも解毒薬や状態異常回復の魔法を持っていないので、必然的に被毒→死になります。あと単純にこのメンバーだとレズちゃんのDPSが高いので、攻撃をしやすくする意図もあります。

 

かわけもくんの右側に移動して二撃。

 

そうするとステップを踏んで逃げるので、追撃をフレたんに任せます。獣なので、弱点は炎。あの魔法はさぞ痛いでしょう。

 

む、もう6割を切りそうですね。ではそろそろフレたんにアレを頼みます。

 

 

──「フレア、頼める?」

 

  フレアに目配せをしながら、千景を掲げた。

 

  「ん、りょーかい」

 

  私に向かって放たれる炎を、斬り裂く。

  すると、裂かれた炎が刀にまとわりつき、

  [千景]に火が猛った。

 

  「ありがとう」

 

  さすがの技術だと心の中で賞賛しながら、

  燃える刀を手に、獣を狩るために突貫する。

 

 

いい炎だ。

 

これが、アシストにフレアを置いた理由になります。本来エンチャント魔法を記憶するか、アイテムを使用しなければ扱えない炎エンチャントもフレアに頼めばちょちょいのちょいです。(死語)

 

ただし発動時間はそこまで長くないので、通常プレイで同様の動きをする際には、MP回復アイテムをフレアに持たせることをオヌヌメします。

 

ま、私は1回のエンチャントで終わらせますがね。

 

 

──「逃がさない・・・!」

 

 

余りにも殺意が高い。

 

前線を抑えていたマリンに代わり、強気に出ます。さてと、ダメージは、うっそさっきの1.5倍ってマジでぇ?想像以上の火力ですね。

 

と、かわけもくんのHPが6割を切ったので第2段階に入りましたね。第2段階突入モーション(咆哮)中にできる限り殴っておきます。

 

以降の動きは少し考えなければなりません。というのも、HPが3割を切ると余計厄介になるからです。常時毒散布しだして近づくだけで感染とか、こんなの絶対おかしいよ!

 

なので、3割直前で1度止め、一気に残りHPを削っていきたいと思います。

 

顔面横に位置して斬りまくればすぐですねぇ。攻撃は全て[加速]で避けきれるので問題ありません。

 

おっと、もうHP3割ちょっとか。炎入るとこんな火力になるんすねぇ。

 

では、いい感じにヘイト値も稼げているので、血刀を解除しつつかわけもくんの顔面手前に立ちます。前方連撃の誘発のためですね。

 

まぁ、銃持って攻撃誘発って言ったら、あれですよ。

 

合図は、腕を振りかぶって上体を起こし、下ろした瞬間。はいドーン。(パリィ)

 

最後の一撃くれてやるよホラ!

 

 

You Hunted

 

 

これにて、狩猟完了です。

 

 


 

 

引き抜いた腕に血が絡まる。腐りながら、焦げながら、それでも薫る獣の血。ゆっくりと愉しみたいところではあるが、今の私にそんな余裕はなかった。

 

「通路が、消えてる?」

 

目の前の異常現象に、戸惑いよりも怒りが上回る。

 

逃げられた、逃げられた、逃げられた。目の前にあった秘密が、霞のように消えてなくなった。

 

それが堪らなく不快だった。

 

『貴女が何者かを思い出してもらわないと』

 

私が何者か?思い出す?

 

狩人以前の私は、ただの孤児だ。なら、彼女の言う”貴方”は、誰?

 

私は、一体誰なの?

 

「───玲香たん?」

 

その一言で、私の思考は終わった。

 

「大丈夫?怖い顔してたよ?」

 

「えぇ、大丈夫よ」

 

努めて、平然と。往く道がない今、私がするべきことは黙って考えることじゃない。これ以上被害が拡大しないよう、報告することだ。

 

普通の人ならそうするだろうから。

 

「戻りましょう」

 

獣のいないこの聖堂では、私の声はよく響く。我ながら、随分と平坦な声音だと思った。

 

 


 

 

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ!」

 

深夜の林道を、1人の男が走っていた。時折脚を縺れさせながら、一心不乱に駆けていく。玉のような汗の流れるその頬には、つい先程まで友人()()()肉塊がこびれついていた。

 

「なんだよ、なんなんだよアイツ!!」

 

男は、数人の仲間と共に立ち入り禁止の林道を通り、健全とは言い難い遊戯に興じていた。

 

悪行を働いていないわけではない。不法侵入に未成年ながらの飲酒喫煙、さらには違法薬物等、挙げ始めればきりはない。だが、殺されるようなことはしていないはずだ。

 

それでも、アイツは追ってくる。

 

白衣を纏い、金の三角錐を被った大男。その手に持っていたのは、2枚の巨大な車輪が重なったような、異形の武器。車輪の内からは赤黒い怨霊が覗いている。

 

あのおぞましい車輪が、仲間を轢き殺したんだ。

 

振り下ろす度に血と肉と内臓が飛び散る光景は、一生脳裏から離れることはないだろう。

 

最も、生き残ることができればだが。

 

ドンッと、重い銃声が鳴った。同時に、男が姿勢を崩し無様に転がる。

 

「ぐがぁっ!?」

 

脚を撃たれた痛みに喘ぎながら、それでも寝っ転がっている時間はない。男は立ち上がろうと右脚に力を入れて、()()()()()

 

大男に撃たれたわけでも、何かに引っかかったわけでもなく、立ち上がれない。

 

「あ・・・」

 

そもそも、()()()()()()()()()

 

「ああああああああぁぁぁっ!!!!」

 

喉から悲鳴が溢れ出す。車輪の怨念が手を差し伸べる。

 

 

深夜の森に、グチャリと、湿った音が響いた。





殺されるために登場したMOB男くん可哀想で大好き。
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