家の都合やスケジュール調整が間に合わず、土曜日に投稿出来ませんでした。
大変申し訳ございません。
(私が、頑張らないと……。みんなのために……。私がもっと頑張らないと………。もっと……もっと………………)
コン。コン。コン。
控えめなノックの音が、仮設執務室の中に響く。
「こんな時間に、どなたですか?」
「あ、あの……む、睦月……です。」
怯えや恐怖などの様々な思いの混ざった声が聞こえる。
「睦月さんでしたか。入っても問題ないですよ?」
「外で……許してください………。命令なら、入りますけど……。」
さすがに、恐怖心が圧倒的なようで、それを踏み出すことが出来なかったようだ。
「……………わかりました。それで、どうしたんですか?」
「ふ、吹雪ちゃんのことで………。」
「吹雪さんのことですね。どうしましたか?」
「あ、あの……解体処分だけは…やめてください……。代わりの処分は……私が受けますから……。」
「安心してください、解体になんて、させませんから。」
「…ほんと……なんですか…?」
「今嘘を着いたところで、私にはメリットが無いので、ね。」
「……………り…とう………ます。」
「…………………感謝される筋合いはないです。現にあなた達も吹雪さんも、助けられていませんから…。」
「わかりました…。」
吹雪が干渉しないでくれ、と言ってから数日。川原整備士に明石、それに雪風や時津風、朝潮に満潮が全員集合して、話し合っていた。
「ということがありました。」
「うっそ!?あの睦月が!?」
満潮が大きく声をあげ、それにビクッと雪風と時津風が反応する。
「え、先日話した時は、普通でしたし、驚くようなことでしょうか…?」
「コミュニケーションを取るように、「命令」しても、会話をしてるところを見たことなかったからよ……。」
「とにかく、睦月さん達も協力してくれるようですので、連絡役は、業務の一環として、朝潮さんと……そうですね、雪風さんにお願いしてみましょうか。」
「ゆ、雪風ですか!?」
会議には呼んだものの、何をするのか事前に伝えていなかったため、雪風は大きく驚いた。
「えぇ、あなたの人懐っこい笑い方は、吹雪さんも少なからず癒されるはずですから。時津風さんも、手伝ってあげてください。」
「頑張ろうね!ゆっきー!」
「はい、頑張りましょう!」
雪風と時津風が笑顔で向かい合って、そう宣言する。誰がどう見ても、微笑ましい絵面だ。
「……え、あたしは?」
数瞬の間を置いて、満潮が素っ頓狂な声を上げる。
「満潮さんには、極秘任務をお願いしたいです。」
「ご、極秘……。」
ゴクリ、という擬音が着いてもおかしくないような反応と共に、即座に理解する。
「詳細は私、明石の方から後でお伝えしますね。」
「わかったわ。」
「それでは、話を戻します。現状、吹雪型の皆さんと、睦月型の皆さん。特に睦月さんは、非常に辛い状況にあるはずです。」
「なぜ、睦月さんが、なのでしょう?」
「睦月さんの声が、恐怖ともなんとも取れない、悲痛な雰囲気を纏っていたので。」
「しれぇはそんなこともわかるんですね!」
「何となく、ですけどね。」
「ええっとそれで、具体的にはどうすればいいのよ。」
「おそらくこれから、睦月さんが睦月型の皆さんを庇ったりすることが多発する可能性が予測されます。それを皆さんには、カバーしてもらいたいのです。」
「でもそれって、どうすればいいの?」
「睦月型の皆さんに積極的に接してあげてください。」
「えーと、それだけでよろしいのですか?」
「はい。それだけで構いません。睦月さんの負担を減らすこと。それを第1目標としてください。」
「了解しました。」
「私はその間に、白露さんや不知火さん、陽炎さん。村雨さん、お二人の許可が降りれば、大潮さんとも、カウンセリングをしていきたいです。」
状態がさらに変化するまで、吹雪たちの件には干渉できないと川原は判断したため、他の駆逐艦のカウンセリングを優先することを決めたのだった。
「えーと、期間はいつまでにするのよ?」
「それは明石さんと妖精さんに判断してもらいます。」
「抜かりなくやらせてもらいますよー。」
「ということで皆さん、吹雪型の皆さんと、睦月型の皆さんのため、頑張りましょう!」
「「「了解!!」」」
6人での会議からさらに数日後、その日は朝潮が睦月達に会いに来ていた。
「睦月さん、皆さん、大丈夫ですか?」
「お腹がすいたのはもう慣れたし、出撃もないから全然大丈夫にゃし。」
「ボクは1日1日が、ヒマかなぁ。本当のことを言うと、ボクはあの人とお話してみたいかなぁ……。」
「あたしはまだちょっぴり、怖いかなぁ〜…。」
「…弥生も、やっぱり、怖い……。でも、皆と一緒なら、大丈夫かも……。」
「一応元気そうで安心しました。吹雪さん達は?」
「ここ数日、顔を見せてくれてないにゃし……。とっても心配にゃし……。」
「……わかりました。あとで様子を見に行っておきます。」
「…………。」
「ん?睦月おねーちゃん?」
「睦月ちゃん……?」
「んにゃっ!?あっ、ちょ、ちょっとボーッとしてただけにゃし。大丈夫にゃし!」
「睦月さん、司令もとい、川原整備士からこれをと。」
「……これは?」
「寝る前に飲むように、と。」
「………わかったにゃし。」
「…そろそろ時間なんで、私は行きますね。」
「えー?遊んでいこうよ〜!」
「あたしも遊びたいかなぁ〜?」
「明日は雪風さんが、面白い遊びを考えたと言っていたので、明日まで待って貰えますか。」
「でもぉ〜。」
「ダメにゃし。朝潮ちゃんは、睦月たちのために、色々頑張ってくれてるにゃし。邪魔しちゃダメにゃし。」
「そうだよ…皐月ちゃん、文月ちゃん。」
「はぁ〜い。」
「わかったよぉ〜。」
「それでは。」
「川原司令官、言われた通り、渡してきました。」
「ありがとうございます。これで少し、改善してくれればいいのですが……。」
そう言いながら、書類へと向かった顔は、沈痛な面持ちをしていた。
来週に関しても、スケジュール調整が上手くいくか分からないので、投稿が遅れる可能性があります。
誠に申し訳ございません。
本文に関して
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もっと説明文的な構成。
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今よりも説明的な文が欲しい。
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今よりもさらに会話文を増やす。
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本文構成は全て、作者に委ねる。