では、どうぞ。
玉狛支部のボーダー隊員との邂逅をした紘太。
そして、A級アタッカー小南の癇に障る発言をしたため模擬戦をする事になった。*1
「正直、アンタがアンノウンとかそう言うのはどうでもいいの」
そう言いながら指をパチンッ!とならした。
すると、地面からトリガーが出てきた。
「好きなの選びなさい。ボコボコにしてあげるから」
その様子をモニターで見ていた一同。
「コナミ先輩、大人気ないな」
「だがいい機会だ。アンノウンかどうか迅の証言だけじゃ納得できないからな」
「酷いな。レイジさん」
などと話していた時だった。
紘太も戦闘体に換装し、弧月を構えた。
そして、開始のブザーがなったその時。
ザシュ!!
既に小南の胴体が切り裂かれていた。
「「「!?」」」
迅以外の皆が驚いた。あの小南が瞬殺されたのだ・・・。
訓練室から出てきた小南が壊れたロボットのような動きで出てきた。
「あ、ありえないわ・・・。この私が一瞬で・・・」
そして、崩れ落ち四つん這いになった。
「小南。紘太は、
小南が勝ったら太刀川さんの立場ないって」
「「「はあ!?」」」
小南は、ショックのあまり聞こえてなかったが他の玉狛第一と宇佐美が驚いた。
それもそのはず。太刀川を倒したと言うことだけでなく生身と付け加えたのだ。
驚かない方が可笑しい。
「マジもんの化け物じゃないっすか・・・」
「烏丸先輩酷いですよ。俺は、人間を越えていない」
「「「それはない」」」
「酷い!!」
今度は、三雲や空閑も加わり否定された。
この話についていけない雨取だけは苦笑いを浮かべていた。
そんな中、小南がゆらゆらと立ち上がった。
「もう一回よ・・・」
「え?」
「もう一回勝負よ!さっきのはまぐれだからね!!」
「えぇ〜・・・」
そう言い首根っこを掴まれまたしても訓練室に連れて行かれた。
そして最終的には、30本近く模擬戦をしたその結果・・・。
「ゼェ・・・ゼェ・・・ゼェ・・・」
「・・・・・・」チーン
息を整える紘太と真っ白に燃え尽きた小南がいた。
「まさか、最初の1本だけ落として、残り全て勝ち越すとは・・・」
「小南先輩がここまで負け越したの初めて見たかもしれません」
トータル29勝1敗。
最初の一戦は、彼女が速攻を仕掛けて倒したが紘太が透き通る世界で呼吸と筋肉の繊維を見てフェイントを仕掛けて全てカウンターを仕掛けて倒した。
「迅さん・・・。もしかして、視えました?」
不意に三雲が迅に聞いてきた。
「アハハ・・・。小南が紘太を訓練室に引っ張って行った時にね・・・。
大惨事だったよ」
苦笑い気味に答えた迅。
流石のこれは、言った方がいいかと思ったがものの見事に予知通りになりポリポリと頬を掻くのだった。
「しかし、綾瀬。修が言っていたが本当に中学生か?
それ位の歳で動けるのは些か年齢を疑うぞ」
「烏丸さん。人の年齢疑ないで下さい・・・。
まあ、小さい頃から爺ちゃんに剣術を習っていたってのもありますからね」
「剣術を?」
「それは、実戦向きの?」
「えぇ。実際に出たこともあります」
「実際にって・・・。戦ってたのか!?」
「トリオン兵ではないけどね。人間相手に戦ってた」
思いがけない情報が入り小南もガバリと起き上がった。
「・・・お前、いつから戦地に赴いていた?」
「9歳の頃から少しづつ。2年前からはバリバリ戦っていました」
「・・・でも、腑に落ちないわね。だとしたらトリオン兵を斬れる理由が分からないわよ。
その刀に仕組でもあるの?」
「調べてみます?ただの刀だと思いますけど」
そう言い宇佐美に解析を頼み調べてみた。
その結果、なんの変哲もない普通の刀・・・ではなかった。
「この刀。何か変」
「どう言うことだ?」
「所々、色が変色する要素があるの」
「色が?」
「その刀は日輪刀。別名、色変わりの刀と言われています」
「「「色変わりの刀?」」」
「持ち手が握ると刀身の色が変わるんです」
皆が疑問に思う中、空閑が紘太の発言に興味を示した。
「ふむ。一回見てみたいな」
「なら、百聞は一見にしかず。見てみようか」
紘太は、刀を抜き柄の部分に力を込めた。
すると、刀身が黒くなり真っ赤に染まった。
「わあ!?」
「赫くなった!」
「これが日輪刀です」
これを見た皆は、リアクションはそれぞれだが驚きの表情をしていた。
「驚いたな・・・。刀身の色が変わる刀なんて初めて見た」
「この日輪刀の原材料は、
「へぇ〜・・・」
「ここまで色を変わるの見たことないですね」
すると、今度はレプリカがある疑問を投げかけた。
『アヤセ。その刀のことは理解した。しかし、未だに君がトリオン兵を斬れる理由が分からない。
それを教えて貰いたい』
「理由ねぇ〜・・・・。正直、全集中の呼吸を使ったとしか心当たりがねぇんだよな・・・」
「「「全集中の呼吸?」」」
「アンタね・・・。息吸って吐いていたら誰でも強くなれたら苦労しないわよ」
「あの、小南先輩。綾瀬の言っている事、多分それだと思います」
ここで話に入ってきたのは三雲だった。
「修、アンタ、こいつの話を信じてるの?」
「コナミ先輩。アヤセは、
「はあ!?遊真まで?」
「そんなに信用できないなら実際にやってみます?」
普通のトーンで聞いてきた紘太に対してカチンときたのか小南はやれるならやってみなさいと言うことで動かないトリオン兵を用意した。
『いつでも良いよ』
「分かりました」
宇佐美のアナウンスで了承の確認を取り紘太は、攻撃準備に入る。
スゥゥゥゥゥゥ!!!
大量の息を吸い込み・・・。
全集中 水の呼吸
壱ノ型 水面斬り
トリオン兵の首の部分を的確に狙い切り込んだ。
そして、ゆっくりと斜めに擦り落ちていきトリオン兵は、一刀両断された。
ズドン!!と落ちた事を確認し紘太は、刀を納刀した。
因みに、この様子を見ていた玉狛第一はというと・・・。
( ゚д゚)
ご覧の表情だった。
しかも、普段からポーカーフェイスの木崎と烏丸でさえご覧の表情だった。
因みに、三雲、空閑、雨取、迅の4人は、見た事ある為特に何とも思ってなかった。
「・・・アンノウンと言われた理由も納得しますね」
「どう言う力してるんだ。アイツは・・・」
木崎と烏丸は、紘太の馬鹿力に呆れていたのだった。
そんなのはつゆ知らず訓練室から出てきた紘太。
「とりあえずこんな感じです」
「やっぱアンタ。人間じゃないわ・・・」
つくづく失礼な先輩だなと感じた紘太だった。
小南が原因で午前が丸々潰れ、昼食を摂ってからにしようと言う話になり皆で木崎さんが作った料理を食べていた。
そして、一通り食事を終え一休みしている所だった。
「それで、その全集中の呼吸か?それって一体何なんだ?」
「まあ、分かりやすく言うと操身術みたいな物ですね」
「つまり、息を吸うことで身体能力を上げているのか?」
「その通りです。木崎さん」
紘太は、具体的な話をしようとした。
「著しく増強させた心肺活動により、一度に大量の酸素を血中に取り込むことで、身体能力を瞬間的かつ大幅に上昇させる。
これが全集中の呼吸です」
「なるほど、それで力が強くなったって訳か・・・」
「でも本当にそれだけで強くなるの?」
「普通は無理ですよ。まずは肺を鍛えてからじゃないと始まりませんから。
そもそも、鍛えないで全集中なんてしたら吐血しますからね」
その言葉を聞いた皆は青ざめた表情をしていた。
「それに、この呼吸法学ぶのにどれだけ死にかけた事か・・・」
紘太は、どこか遠い表情をしていた。
「そ、そんなに大変なのか?」
三雲は、興味本位で聞いてみたがすぐに後悔した。
「爺ちゃんが訓練メニュー作ってたんだけど、その時にやったのが・・・。
罠を掻い潜りながら下山(死んでもおかしくないような罠が大量だった)
素振りを1000回(終わったと思えば500回追加)
滝行(蹴り飛ばされ滝に落とされた)
藁を水平に切る事(刀を折ったら腕を折ると言うおまけ付き)
受け身(ただただ、投げ飛ばされた)
こんな所ですかね」
更に青ざめるどころか引いていた。
「いや、引く事ないでしょ」
「よ、よく生きてたわね・・・」
「いや、実際に三途の川を5回程渡りかけましたよ」
「もういい!聞きたくない!!」
小南の悲鳴じみた叫びで紘太の修行内容は、強制終了となった。
実際にトリオン体で戦うのにあまりそう言うことは遭遇しないだろうと思っていたが、紘太のエグすぎる話にあまりにもドン引きするしか無かった。
こうして、紘太を交えた訓練は、着々と行って行くのだった・・・。
因みに、小南が何度も紘太に挑むも、ただただ負け数が増えて行くだけだった。
そして、ついに入隊日を迎えた。
今回は、ここまでとなります。
今思えば、ワートリのキャラやってる声優さん、鬼滅出演者多いですよね〜。
小南さんとの試合、正直強すぎたかな?
今回は、エピソードメインで書きたかったので戦闘描写を省略させて貰いました。
ご了承下さい。
誤字脱字ございましたら連絡下さい。
では、次回。
月の呼吸は、出しますか? 4/9 0:00まで
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出す
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出さない