ワールドトリガー 〜鬼殺の剣士〜   作:シナプス・フィン

13 / 52
今回は前回の続きで、模擬戦を行います。


では、どうぞ。


第12話 ボーダーでの日常 模擬戦編

太刀川と米屋、紘太の提案の元、ランク戦(バトルロイヤル)をする事になった。

場所は、『市街地C』。

住宅地の中で高低差がある所で、狙撃手(スナイパー)には、かなり有利だ。

紘太は、挨拶していた荒船さんが比較的有利だ。

紘太は、早速バッグワームを起動し、レーダーに映らないようにした。

周囲を確認しながら移動していく。

そして早速、誰かを見つけた。その相手は・・・。

 

「来たな・・・。綾瀬」

「前回のリベンジマッチですか?

 

 

 

 

 

太刀川さん」

 

紘太が早速見つけたのは、太刀川だった。

お互いに軽く言葉を投げかけると早速抜刀し戦闘に入った。

2本の剣と1本の剣での鍔迫り合いで一瞬膠着し距離を取り体勢を整えた。

 

「旋空孤月」

 

孤月による2本の斬撃を紘太は、何なく躱した。

紘太も負けるかと言わんばかりに太刀川に攻撃をする。

そして、この様子を遠目で見ていた人物が・・・。

 

「綾瀬の奴すげぇなあ。太刀川さん相手に押してるよ」

「あれ、俺達も混ざれねぇかな?」

 

出水と米屋だった。この2人は、紘太がアンノウンだと言う事だと知っている。

米屋は、リベンジマッチ。出水は、紘太に対しての興味で戦闘の様子を見ていた。しかし・・・。

 

「2人共。油断してていいの?」

 

そう言い攻撃を仕掛けて来たのは緑川だった。

 

「あらら〜。もう見つかっちゃった」

「まあ、アイツと戦う前の肩慣らしと行こうか!!」

 

米屋は、孤月(槍)を取り出し、出水は、トリオンキューブを生成し戦闘を開始した。

 

 

 

 

 

場所は変わり残りのB級3名、堤、荒船、村上の3人が結託して落とそうと考えていた。

 

「太刀川さんと直接やり合っている新人。マジでヤバいっすね」

「ああ、対策なしで突っ込んでいったら一気に返り討ちに遭うな・・・」

「堤さん。どうします?」

 

腕を組んで頭を回す堤。

 

「じゃあ、俺と村上で引きつけて荒船の狙撃で落とす。

即興のチームだから下手に策を作るよりシンプルに行こう」

 

「「了解」」

 

皆が、了承し移動を開始した。

 

 

 

 

 

場所は変わり再び紘太と太刀川。

先程の状況を見ると紘太に僅かな切り傷があるが太刀川は、胴体をバッサリ斬られかなりのトリオンを漏出している。

紘太は、ここで仕留めようと考え行動に移した。

 

「綾瀬、次の一撃で勝負だ!!」

「望む所!!」

 

2人は、一気に懐に入った。

 

「旋空弧月」

 

弧月から2つの斬撃が飛んできた。しかし、紘太は・・・。

 

 

全集中 水の呼吸

 

 

参ノ型 流流舞い

 

 

旋空弧月を、流れる様に回避しそのまま太刀川を切り裂いた。

そして、彼の体は光に包まれ緊急脱出(ベイルアウト)した。

 

「よし、まずは一人」

 

紘太は、飛んでいくのを確認したら次の敵を探しに移動した。

 

 

 

 

 

「お、誰かが飛んでいったな」

 

米屋がそれを確認するとその隙に緑川が攻撃を仕掛ける。

しかし、それを防ぐ米屋。

一網打尽にするべく、通常弾(アステロイド)で攻撃を仕掛ける。

 

 

 

 

 

紘太が移動している時、突如何かがこちらに攻撃を仕掛けて来たのを感じバックステップで後ろに下がった。

視線を移すと堤が銃を構えていた。

攻撃を仕掛けて来たのは彼だと確信した。

その証拠に、銃の所から煙が出ていた。

 

「新しい人か・・・。それじゃあ、手合わせ願います」

 

そういい紘太は、弧月を構える。

 

「悪いけど、簡単にはやられないよ」

「!!」

 

紘太は、何かを仕掛けてくると感じ慌てて距離を取った。

すると攻撃を仕掛けて来た村上が現れた。

 

「なるほど・・・。手を組んで来たか」

「悪く思うなよ・・・。お前が太刀川さん並にヤバいと思ったから一足先に落とさせて貰う」

「やれるのならやってみなさいな」

 

紘太と村上は、互いに睨み合う。

そして、お互いに仕掛けようとした時、紘太は、サイドステップで左側に動いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間は少し遡り、場所はランク戦ブースに移る。

様々な人達がモニターでランク戦を見ていた。

その中には、バトルロワイヤルに出ている人物のチームメイトも来ていた。

 

「太刀川の奴、レポートをやっているかと思えば何をしている・・・」

「アレは、最早病気ですね」

「それにしてもあの新人。想像以上ですね・・・」

「アンノウンと呼ばれるだけの事はある、と言う事だろう」

 

そして、太刀川が出てくる。

 

「いやはや、想像以上だな」

「俺が離れている間に面白いことをしているな。太刀川」

「ゲェ!?か、風間さん!!」

「綾瀬の模擬戦の結果は、後でログを見ろ。

と言うわけで続きをするぞ。歌川、菊池原。行くぞ」

 

「「了解」」

 

そう言い連れて行こうとした時だった。

 

「「「おおお!!!」」」

 

唐突に聞こえた驚きの声に何事かと視線をモニターに向けると綾瀬が荒船を斬っている姿が映った。

 

 

 

 

 

場面は戻り、『市街地C』。

紘太は、こちらに攻撃を仕掛けてくるのを感じ取りフェイントを狙っている。

そして、荒船が狙撃をしてきた光弾を斬り裂いた。

 

「・・・マジか!?」

「・・・見つけた」

 

紘太は、高速で移動し荒船の背後を取った。

荒船は、イーグレットをしまい弧月を抜刀しようとしたが・・・。

 

 

 

 

 

 

既に荒船の首は斬られていた・・・。

そして、そのまま緊急脱出(ベイルアウト)した。

 

「荒船がやられた・・・!?」

「!村上!後ろだ!!」

「!?」

 

村上は、レイガストで紘太の攻撃を防いだ。

このまま詰めれないと悟った紘太は、一度距離を置いた。

そして、堤が銃撃で村上をフォローする。

 

「エスクード!」

 

紘太は、初めて防御トリガーを使ってみた。

 

「おお。これ使えるな」

 

そう言い何か閃いた用に思い付き、レーダーを確認した。

そして、移動し始めた。

 

「逃げた?」

「追いかけるぞ」

「了解」

 

村上と堤は、紘太を追いかける。

 

 

 

 

 

ある程度逃げ回るとついに行き止まりに辿り着いてしまった。

 

「ここまでだな」

「悪いけど大人しく倒させて貰うよ」

「・・・フッ」

 

すると突如、周囲が爆発した。

 

「「!?」」

 

そして紘太は、左手でサバイバルナイフサイズのスコーピオンを生成し2人に向けて投げた。

それに気づいた2人は、堤は回避、村上は、レイガストで弾いた。

すると、堤の脚に何かが刺さった。脚を見ると・・・。

 

「さっき投げたスコーピオン!?」

 

村上は、後ろを確認するとグラスホッパーを起動しているのを確認した。

 

「(まさか、わざと逃げるように仕向けたのはこの罠を仕掛けるため・・・!?)」

 

そして、紘太は一気に懐に入り込んだ。

 

 

全集中 水の呼吸

 

 

肆ノ型 打ち潮

 

 

淀みない動きで斬撃を繋げ2人を同時に切り裂いた。

 

「次は負けない・・・」

 

村上は、それだけ言ってそのまま緊急脱出(ベイルアウト)した。

さて、後はA級の人達だけだな。

 

 

 

 

 

残りのメンバー、出水、米屋、緑川の3人を遠目で見ていた紘太。

どうしたもんかと頭を掻いていた。

その時、弾丸が飛んできた。

紘太は、それを問題なく叩き斬った。

 

「お前、結構無茶苦茶だな・・・」

「出水さんですか。折角の機会なので実験台になって下さい」

 

それだけ話して紘太は、一気に距離を詰め寄った。

 

通常弾(アステロイド)

 

トリオンキューブが生成され紘太に向けて放たれた。

紘太は、その攻撃が迫って来た時、世界がモノクロになりスローモーションになった。

そして、飛んできた弾丸を全て叩き斬った。

 

「ホント、無茶苦茶だな!?」

 

そして、そのまま一気に勝負を決めようとした時、こちらに迫ってくる何かを感じ急ブレーキをしそのまま体を捻って距離を取った。

その迫って来た何かが緑川だった。

 

「空閑と戦った年下ね・・・」

「遊真先輩の知り合いみたいだけど・・・。俺が勝つよ」

「大した自信だ。でも」

 

しかし、緑川が反応した時点で既に胴体は真っ二つにされていた。

 

「俺の剣技、ナメるなよ」

 

そのまま緑川は、緊急脱出(ベイルアウト)した。

 

「クソっ!!」

 

出水は、もう一度攻撃してきたが今度は弾道が変化した。

 

「誘導弾か・・・。面倒だな」

「今だ槍バカ!!」

 

その時、上に人の影が被ったように見えた。

紘太は、すぐに上を見ると米屋がこちらに攻撃を仕掛けて来た。

 

 

全集中 水の呼吸

 

 

漆ノ型 雫波紋突き

 

 

米屋の槍と紘太の弧月が激突し、そのまま吹き飛んで行った。

紘太は、その隙を逃さず一気に詰め寄り米屋を切り裂き緊急脱出(ベイルアウト)した。

残るは、出水だけになったが・・・。

周辺には、見当たらない。

 

変化弾(バイパー)炸裂弾(メテオラ)

 

変化炸裂弾(トマホーク)

 

飛んできた弾丸が紘太に向けて放たれそれを交わすが数弾ほどこちらに飛んできた。

紘太は、慌ててエスクードで防いだ。

 

「・・・よし」

 

紘太は、息をしっかり吸い、全体に意識を集中する。

出水がどこにいるのかをしっかり聞き見定める。そして・・・。

 

 

 

 

 

「さあて、緑川達には悪いが俺が勝たせて貰うぜ」

 

などと意気込んでいるが・・・。

 

 

 

 

 

「余所見は厳禁ですよ」

「!?」

 

慌てて回避した出水は、致命傷は避けたが右腕が使い物にならなくなってしまった。

 

「マジか・・・」

「と言うわけで勝負と行きましょうか!!」

 

紘太は、勝負に出た。

出水も左手にトリオンキューブを生成し、互いに睨み合う・・・。

瓦礫が崩れ落ちると紘太が出水に向けて走った。

 

通常弾(アステロイド)

 

 

全集中 雷の呼吸 壱ノ型

 

霹靂一閃

 

 

一歩踏み出した瞬間に神速で斬り込んだ。

ランク戦を見ている人達は、息を呑み込んで見ていた。

 

 

 

 

 

ピキッ!!

 

何かがひび割れる音が聞こえると紘太は、弧月を納刀し出水の方を見る。

 

「・・・お前の勝ちだ。綾瀬」

「はい。ありがとうございました」

 

そして出水は、緊急脱出(ベイルアウト)した。

 

 

 




後、もう1、2話投稿したらアフトクラトル戦に入ります。


誤字脱字ございましたら連絡下さい。
では、次回。

月の呼吸は、出しますか? 4/9 0:00まで

  • 出す
  • 出さない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。