ワールドトリガー 〜鬼殺の剣士〜   作:シナプス・フィン

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今回で大規模侵攻編は、終了となります。


では、どうぞ。


第20話 大規模侵攻 終結!

ハイレインは、ミラと共に戦闘エリアからワープで遠征艇に逃げてきた。

 

「隊長!大丈夫ですか?」

「・・・ああ、問題ない」

 

ミラが心配するが、ハイレインは、内心、悔しい感情でいっぱいだった。

 

「(何なんだ奴は・・・!たった一人の小僧に戦況をひっくり返されただけでなく我々を撤退まで追いやったと言うのか・・・!)クソッ!!」

 

ハイレインは、怒りの余りテーブルに拳を叩きつける。

 

「・・・申し訳ございません。私がもっとしっかり足止めしていれば・・・」

「・・・いや、少し、頭に血が上っていた」

 

ハイレインは、幾らか冷静になれた。

 

「エネドラは死に、ヒュースを捨て、帰り道は艇が広いな!」

「俺のやり方は厭わしいか?ランバネイン」

「・・・いや、当主の命令だ。文句は言わんさ」

「・・・作戦は終了だ。本国に着くまでゆっくり休んでくれ。

()()()()が逃げられ()()も仕留め損ねた・・・。

だが、エネドラとヒュースの件も含めて()()()()()()()()()()()

玄界(ミデン)の剣士・・・。今度会った時は、必ず仕留める・・・!)」

 

 

 

 

 

場所は、ボーダー基地。

立方体(キューブ)にされた雨取がゆっくりと目を覚ました。

 

「千佳!」

「・・・ここは?」

「ボーダー基地だ。戦いが終わるまでここに居れば安全だ」

 

三雲、遊真の2人に安全だと言う事を伝えた。

紘太は、その様子を遠目で見ていた。

 

『チカは、私の分身を付けよう』

「なら俺達は、残りのトリオン兵を駆除しに行こう」

「ああ」

「分かった。千佳は、ここにいるんだ。いいな」

 

それだけ話し、3人は、その場を後にした。

 

「そう言えば、()()()は、どうするの?

換装するにもまだ時間が掛かるんでしょ?」

 

三雲は、紘太を下の名前で呼ぶ遊真に対して驚いていた。

 

「遊真。忘れたか?俺が何て呼ばれていたのかを」

「はて?何か呼ばれてたか?」

 

紘太は、不敵な笑みを浮かべてこう答えた。

 

 

 

 

 

「こっからは、アンノウンとして、大暴れしてやろうじゃねぇか」

 

遊真と三雲は、呆気に取られるが、直ぐに笑みの表情を浮かべる。

 

「だな」

「もう一踏ん張りだ。気合入れて行くぞ!」

 

「「了解!!」」

 

戦士達は、再び戦場に向かった。

 

 

 

 

 

紘太、三雲、遊真の3人は、残りのトリオン兵の排除に駆り出ていた。

 

「今だ!やれ!!」

「スラスター・オン!!」

 

三雲は、レイガストのオプショントリガーでスピードを上げてモールモッドを仕留めた。

遊真もブラックトリガーでバムスターなどを倒していた。

残り数十体のトリオン兵も、紘太に集中して迫ってきた。

 

「一撃で終わらせるか」

 

紘太は、構え、炎が燃え上がった。

 

 

全集中

 

炎の呼吸 奥義

 

 

紘太は、構えと同時に一気にトリオン兵の懐に入り込み・・・。

 

 

煉獄

 

 

振り下ろした刀が、数十体のトリオン兵に激突しそのまま吹き飛ばされそのまま撃沈した。

今度は、新たなモールモッドが出現し三雲に攻撃を仕掛けてきた。

すると、光弾がモールモッドに直撃した。

 

「今のは、誘導弾(ハウンド)?」

「貴方のことは、上から聞いていたけど本当に恐ろしい子ね」

 

すると、女性の声が聞こえて振り返るとそこには、加古と黒江の2人がこちらに来ていた。

 

「加古さんと黒江!?」

「久しぶりね、綾瀬君。ここからは私も混ぜて貰うわ」

「コウタ。この人は?」

「A級の加古さんと黒江だ」

「A級隊員・・・!」

「遅れた分、しっかり働かないとね」

 

加古は、再び誘導弾で攻撃する。

すると黒江は、紘太の隣にやってきた。

 

「黒江?」

「今度、剣を教えてくれませんか?綾瀬先輩の戦い方を参考にしたので」

 

紘太は、思わず頭をポリポリ掻く。

 

「色々と落ち着いたらな」

「・・・約束ですよ」

「なら、さっさと終わらせるぞ」

「はい!」

 

それだけ話すとお互い同時に残りのトリオン兵を排除に攻撃を仕掛ける。そして・・・。

 

 

 

 

 

ウィーーーーーーーーーン!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

視点は、迅とヒュースが一騎打ちをしている場面に移る。

ヒュースが出現し、遊真が対処していたが後に迅がその対処することになっていた。

そして戦闘中の最中、通信が入った。

 

『人型近界民(ネイバー)撤退。千佳ちゃんは基地に入ったって・・・。

みんな、もう大丈夫だよね?』

 「くあ〜っ・・・」

 

すると迅が、一仕事終えたかの様に地面に寝転んだ。

ヒュースは、何をしているのか分からなかった。

すると、今度は笑い出した。

 

「もう大丈夫だ。紘太も自害しないし、メガネ君も死なない。

千佳ちゃんも基地に入った。もう心配無いよ」

『・・・よ、よかった〜!』

 

宇佐美は、安心した反動で涙を流していた。

 

「これ以上の戦闘は、意味ないぞ」

「・・・!貴様・・・!(この男、最初から時間稼ぎのつもりで・・・!)」

「何か事情がありそうだな。それに、お前さんは、ここに残って正解だ。

俺のサイドエフェクトがそう言ってる。・・・投降しろ。悪いようにはしない」

 

迅は、これ以上の戦闘は無意味だと伝え、ヒュースに投降する様に示唆した。

 

 

 

 

 

「・・・終わった、のか?」

「ああ、終わったんだ」

 

遊真の言葉に三雲は、緊張が解けたのかその場に座り込んだ。

 

「大丈夫か?オサム」

「・・・ゴメン。何か緊張が解けたら力も抜けちゃった」

 

三雲は、力なく笑った。

すると、紘太は、三雲に手を差し出した。

 

「よく頑張ったな・・・。

 

 

 

 

 

修」

 

そう言われた修は、紘太の手を掴んだ。

 

「お疲れ様。紘太」

 

紘太は、そのまま修を立ち上がらせた。

その後、小南が本部に戻り、先に立方体(キューブ)にされた木虎やC級隊員も無事に解放されたと連絡が入った。

 

 

 

 

 

「こちら太刀川。近界民(ネイバー)の残党排除に成功。

俺の見た限り、C級でも連れ去られている奴はいないな」

「本部、こちら東。こっちも連れ去られたC級はいない。

立方体(キューブ)にされた隊員はいるが、皆、全員無事だ」

 

本部の人達全員は、安心した表情をしていた。

 

「はあ~~・・・。市民の重傷者もほとんど出ず連れ去られた者も0に抑えられました」

「今回の侵攻の死者は、敵以外は出ていないな」

 

すると、本部に迅から通信が入った。

 

『城戸さん。もう敵戦力の追加はないよ。東部と南部に救護班を向かわせても大丈夫だ』

「・・・迅。この結果はおまえの予知の中ではどのあたりの出来だ?」

『・・・一番と言っても良いくらいの()()()()()だ。

A級B級が捕まるパターンも、民間人が死にまくるパターンもあったけど・・・。

紘太が人型の大半を相手してくれたおかげだ。・・・皆も、本当によくやったよ」

「・・・そうか。分かった、御苦労』

 

城戸司令は、それだけ言って席を立ち、その場を後にした。

 

 

民間人 死者 0名 重傷 2名 軽傷 20名

ボーダー 死者 0名 重傷 0名 軽傷 0名

近界民(ネイバー) 死者 1名(近界民(ネイバー)の手による物) 捕虜 1名

 

 

こうして、対近界民(ネイバー)大規模侵攻 三門市防衛戦は終結した。

 

 

 




今回は、ここまでとなります。


誤字脱字ございましたら連絡下さい。
では、次回。

月の呼吸は、出しますか? 4/9 0:00まで

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