では、どうぞ。
翌日。
紘太は、昨日のイレギュラー
透き通る世界で周囲を見渡すと近くの柱の物陰に
紘太は、高速で抜刀しその何かを突き刺した。
すると、緑色の何かを噴出しながらがくりと項垂れた。
紘太は、それを手に取った。
「何だこれ?蠍の割にはデカいな・・・」
「そいつは、
「!?」
紘太は、誰かに声を掛けられ慌てて振り返るとそこには、サングラスを首に掛けた青少年と・・・。
「君達って、確か三門中にいた・・・」
「オレ、空閑遊真。よろしくな、剣士さん」
「ぼ、僕は、三雲修。君、それは・・・」
紘太は、内心見られたかと溜息を吐いた。
「それは追々話す。綾瀬紘太・・・。来週から君達の学校に転校してくる」
「なんと、オレと同じ転校生か。よろしくな、アヤセ」
「ああ、よろしく。それで、アンタは誰だ?」
空閑と修に一言挨拶し真ん中の青少年に視線を向けた。
「オレは、迅悠一。ボーダー隊員だ。ヨロシク!」
「ボーダー?」
「昨日着た人達と同じ組織の人だ」
「昨日?ああ、あの無駄にプライドの高い女と同じ組織の人間か・・・」
「「ブッ!!」」
空閑と迅と呼ぶ人物は、思わず吹き出した。
空閑は、昨日の様子を知っているから何となく分かる。
だが問題は・・・。
「何でアンタが笑うの?」
「い、いや、木虎に対して結構毒吐くなって思ってさ・・・」
「まあ、アンタは信頼していいかもね。胡散臭いけど」
「・・・結構、辛辣だね」
「正直者って言って。それで、ボーダー隊員だっけ?
このサソリにも見えるこいつ何なの?」
紘太は、そう言い背中に隠していたラッドを取り出した。
「それはラッド!?」
「おお〜。アヤセが仕留めたのか。やるな〜」
「え?何が?」
『コウタ。君が捕まえたのは、トリオン兵・ラッドだ』
すると、空閑の指輪らしき物から
「誰!?」
『初めましてだな。コウタ。私は、レプリカ。ユウマのお目付役だ』
「ご、ご丁寧にどうも・・・」
紘太は、礼儀正しく挨拶をしたレプリカに思わず礼儀正しく挨拶する。
『では、改めて説明しよう。コウタが仕留めたのは偵察型のトリオン兵・ラッドだ。
これは、背中に門の発生装置が取り付けられた改良型だ。
付近の人間からトリオンを少しずつ吸収して門を発生させる』
「綾瀬も見たかもしれないがここ最近起きているイレギュラー
修の話でなるほどと納得した。
「それでどうするの?駆除しようにもかなりの数いるみたいだけど」
「・・・気づいてたのか?」
「似たような気配がかなり感じる。千は超えてると見た方がいい・・・」
紘太は、鋭い視線で周囲を見渡す。
「大丈夫だ。ここからは、ボーダーの仕事だ」
迅は、それだけ話すとラッドを持ってボーダー本部に向かった。
こうしてボーダー総出でラッドの駆除を行うことになった。
紘太も乗り掛かった船なので最後まで付き合うことにした。
時刻は、夕方になり修と空閑と共にラッドの駆除を行っていた。
残りの数は、そう多くなく残るは、4匹となった。
そして修と遊真は紘太の指示の元、残りの3匹を挟み撃ちで仕留めようとしていた。
「見つけた!」
2人が追跡しそのまま仕留めようとした時、正面から紘太が出てきた。
「お、いいタイミングでアヤセがいた」
「綾瀬!そのまま動きを止めてくれ!!」
「いや・・・。
俺が仕留める!!」
スゥゥゥゥゥゥ!!!
「うお、すごい息吸ってる」
空閑の驚きを無視し紘太は、刀を構える。
全集中 水の呼吸
捌ノ型 滝壷
紘太は、両手で持っている刀を思いっきり振りおろす。
そして、滝のようなエフェクトが入りラッドはそのまま舞い上がり切り裂かれてた。
そのまま、地面に落ちると紘太は何事もなかったかのように刀を納刀する。
( ゜д゜)←修
「アヤセ凄いな」
『どうやら、以前学校を襲ってきたモールモッドを仕留めたのもコウタと見て間違いないな』
空閑は、口を3の形にして感心していた。
その後、最後の1匹は、木虎が仕留めたと報告が入りラッドの駆除が終了したのだった。
「お疲れ3人共。それにしても紘太、お前人間か?」
「お疲れの挨拶に対しては、辛辣過ぎはしませんか?」
「いや、トリオン兵をその剣で斬れるのは普通じゃないから」
空閑にも指摘されてしまった。解せぬ・・・。
「しっかし、遊真がボーダー隊員じゃないのは残念だ。
これだけのことをすれば表彰もんだぞ?」
「ふむ。それじゃあ、その手柄は、修の物だな。
後で返して貰うから」
「え?」
「ああ〜それ良いかもな!それならクビ取り消しとB級昇格は間違いなしだ!」
「ち、ちょっと待ってください!僕何もしてませんよ!?」
「三雲。それは受け取るべきだ」
ここで話を入ったのが綾瀬だった。
「綾瀬!?急に何を?」
「空閑がボーダー隊員じゃない理由は知らないけど本人たちの好意を無化にするのもアレだし強くなる為に吸収出来るものはちゃんと吸収するべきだ」
「で、でも・・・」
「そうだな。紘太の言う通りパワーアップできる時はしておいた方がいい。
それに、メガネ君は、誰か助けたい子がいるからボーダーに入ったんじゃない?」
修は、それ以上は何も言わなかった。
その日の夜中。場所は、ボーダー会議室。
そこには、上層部の人達が集まっていた議題は・・・。
「では、会議を始める。議題は・・・。
トリオンの反応もなくトリオン兵が斬られた事についてだ」
ボーダーの最高司令官。城戸正宗。
修達が通うモールモッドを仕留めた件と今回のラッド駆除作戦の中にボーダー内のトリガーで仕留められた痕跡がないラッドが確認された。
「しかし、分からぬ。
嵐山隊が回収してきたモールモッドを何度見ても全くトリガー反応も無かったわい」
「三雲君もそれは分からないと話していましたし。
手がかりと言える手がかりはないですからね・・・」
この話をしているのは、鬼怒田開発室長。トリガーの開発責任者。
もう一人は、根津メディア対策室長。ボーダーのイメージやメディア対策を行なっている。
「城戸司令。いかがいたしましょう?」
その話をしてきたのは唐沢外務・営業部長。
主に資金集めの他、県外のスカウト等も行なっている。
「・・・・・・」
忍田本部長。街の防衛を第一と考える人物。
本部長は、何やら思い当たる節があるそうだ。
「忍田本部長。どうかしました?」
「・・・城戸司令。その件、私に一任させて貰えないでしょうか?」
「「「!?」」」
まさかの提案に一同驚きを隠せないでいた。
「・・・理由を聞こう」
「このような荒技をできる人物に心当たりがあります。
少なからず、これは
城戸司令は、顳顬に指を当てて考える。
「・・・よかろう。ただし、報告を怠らないように」
「ありがとうございます」
それだけ話をするとその日の会議は終了した。
「本部長!」
忍田本部長に1人の女性が駆け寄る。
名は、沢村響子。忍田本部長の補佐をしている。
「沢村君か」
「先程の会議ですが・・・」
「沢村君。明日、会議で話した人物にコンタクトを取る。
今日は、早く帰って休みたまえ」
忍田は、それだけ話してその日は解散となった。
紘太の運命の日は近い・・・。
※オマケ
「ところで迅さん。
なんで俺がここにいるの分かったの?」
「俺のサイドエフェクトがここに紘太が来るのが見えたんだ」
「見えた?何を?」
「俺のサイドエフェクトは、未来を見通せるんだ」
「・・・迅さん。一回、精神科に行った方がいい」
「俺どこも悪くないから!!?」
というやりとりがあったとか無かったとか・・・。
次回は、オリストーリー中心になる予定です。
誤字脱字ございましたら連絡ください。
では、次回。
月の呼吸は、出しますか? 4/9 0:00まで
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