ワールドトリガー 〜鬼殺の剣士〜   作:シナプス・フィン

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最新話になります。


では、どうぞ。


第37話 呼吸剣術(紘太)VSブラックトリガー(ギーヴ)

修達は、紘太達がいる砕石場に到着していた。

 

「宇佐美先輩、砕石場に到着しました。これから突入します」

『了解。行く前に話したけどここの砕石場は、かなり古いから地図がないから自分達の足で探す事になるから』

「分かりました」

「敵は、罠を張り巡らせている可能性もある」

「早速、宇佐美先輩が入れてくれたオプショントリガーの出番だ。

みんな、準備はいいな?」

 

皆は、会釈で了承の合図を出した。

 

「「「ステルス、オン!」」」

 

すると皆は、透明化し砕石場に移動した。

中に潜入し、紘太を探している時、ギーヴが仕掛けた罠が反応し修達が通りかかった場所が爆発した。

 

「オサム!大丈夫か!?」

「ああ、僕は大丈夫。千佳も大丈夫か?」

「う、うん。大丈夫」

「やはり、待ち伏せしていたのか・・・」

「あれ?遊真君?」

 

すると雨取が、遊真がいない事に気づきどこにいるか分からない。

遊真も分断された事に納得しつつ紘太を探しながら修達の合流を考えた。

 

 

 

 

 

 

一方、取り残された紘太は、周囲の散策しながら修達と合流を考えていた。

 

「修達が来たか?だとしたら、どうやって合流するか・・・」

 

頭を掻きながら周囲を移動すると開けた場所に出てきた。

すると、誰かがこちらに来る気配を感じ、紘太は、臨戦態勢を取る。

現れたのは、ギーヴだった。

 

『よくもやってくれましたね。いらない手間を増やさなで下さい』

「もう一度、人質になって貰う」

 

紘太は、何も言わず弧月を構える。

 

『飽くまで対抗しますか。だったら一度痛い目に遭ってもらいましょう』

 

ギーヴは、トリオン兵を出現させた。

出現したトリオン兵は、煙で周囲の視界を奪った・・・。

思わず目を瞑った紘太だが、何も起きないと思いゆっくりと目を開いた。

すると中は、真っ黒な空間が出来上がっていた。

 

「閉じ込めたのか?」

 

すると、紘太の目の前にモールモッドが現れた。

 

「モールモッド?」

 

一先ず出現したモールモッドを仕留めて脱出の策を練ろうとした時、モールモッドが紘太の攻撃を躱した。

 

「(・・・躱した?)」

 

だが紘太は、焦りもせずもう一度攻撃をしモールモッドを仕留めた。

すると今度は、バムスターとバンダーが現れた。

 

「(こうして戦うのは、久しぶり・・・でもないか。

  防衛任務で散々倒してるし)」

 

などと考えるとある突っかかりを覚えた。

 

「(向こうは、何故、エルガテスのトリオン兵を使わない・・・?

  その違和感に何か突破口があるはずだ・・・)」

 

すると今度は、ラービットが現れた。

 

「(なるほど、俺の記憶で戦い方を探り苦手な敵を炙り出そうとしているのか・・・)」

 

新たに出現したラービットも仕留めるが流石に面倒と思って来た紘太。

そして、戦闘を繰り返す中、ギーヴとカロンは、高みの見物としていた。

 

『中々、しぶといですね。ギーヴ様』

「なら、これでどうだ」

 

内部でラービットを倒し終えた後、視線を向けるとそこには、江戸時代の着物らしき服を着た老人がいた。

 

『ギーヴ様。アレは?』

「奴の脳波を調べたら特に強い物を調べて再構築した。

どうやら奴にとっては、特別らしい」

 

だがギーヴは、この時、これならどうにかなるだろうと思っていたが紘太の恐ろしさを理解していなかった。

 

 

 

 

 

 

「・・・爺ちゃん」

「久しぶりだな、紘太。元気そうd・・・」

 

紘太の祖父は、それ以上の言葉は言わなかった。

いや、言えなかった。なぜなら・・・

 

 

 

 

 

紘太が、彼を斬ったからだ。

 

『ええ!?斬っちゃいましたよ!』

 

これには、思わず2人は、驚きの表情をした。

 

「爺ちゃんの記憶を利用して俺を仕留めようって訳か・・・。

 

 

 

 

 

 

いい気になるなよ、三下風情が!!

 

紘太は、それだけ言うと息を深く吸い込み・・・。

 

 

全集中 水の呼吸

 

 

捌ノ型 滝壷

 

 

弧月を振り下ろすとその衝撃で周囲にいたトリオン兵が一気に吹き飛ばされドーム状に覆っていた空間が破壊された。

 

「何だと!?」

『一撃で仮想空間を破壊しちゃいましたよ!?』

 

空間から解放されると紘太は、煙を発生させたトリオン兵を一瞬で仕留めた。

 

「・・・ギーヴとか言ったな」

「!!」

 

ギーヴは、思わず紘太に視線を移す。

 

「貴様がリリスを連れ戻すとかそんなの今は、どうでもいい。

 

 

 

 

 

・・・人の記憶を弄んだ貴様だけは絶対に許さない!!

 

 

 

 

 

場面は、変わり修達は、中を見ながら紘太達を探していたそんな時だった。

 

 

ドゴーーーン!!

 

 

「何だ?今の音」

「意外と近いな。誰かが戦闘をしているかもしれない」

「遊真君か紘太さんかな?」

「とにかく急ごう!」

 

修達が衝撃音に気づき、その場所に向かう。

 

「・・・何だ?今の衝撃音は」

『ここから近い。恐らく、オサム達かコウタが戦闘をしている可能性がある』

「なら、急いだほうがいいな」

 

遊真も大きな音に気付き、その場所に向かう。

 

 

 

 

 

ギーヴの策は、紘太の記憶の中にある敵を自身の目の前で戦わせようと策を練ったのだが紘太は、両親と過ごすより祖父との思い出が一番多い。

所謂、おじいちゃん子なのだ。

鍛錬しているときは、厳格の人だがそれでもちゃんと紘太の話をしっかり聞いてくれた。

その思い出に土足で入り込んだ怒りは、凄まじい物だろう。

 

「・・・ならば、こちらも奥の手と行こう」

 

すると、カロンがギーヴの腕に融合すると白かった腕がカロンの角以外全て黒くなった。

 

「・・・ブラックトリガーか」

「私も全力で相手しよう」

 

そう言いギーヴは、黒いトリオン兵を出現させた。

出現した黒いトリオン兵は、両腕をブレード化して攻撃を仕掛けてきた。

紘太は、攻撃を受け流しそのまま斬りかかるが敵は、そのまま下がり攻撃を躱しもう一体が攻撃を仕掛けた。

紘太は、それを繰り返しながら反撃の糸口を探しつつ息を吸い直そうとしたが、敵の目から光線が放たれた。

慌てて回避しスコーピオンをトリオン兵の目に向けて投げたが敵は、光線を放ちスコーピオンを破壊した。

 

「面倒だな・・・(羅刹があれば何とかなると思うが、まだ本部に預けたままだし・・・)」

 

羅刹は、ここに来る前に一度本部で預かっている。

使っている物がかなりシビアな為、調整を間違えると一気に使い物にならなくなる程の物だ。

エンジニアの雷蔵は、紘太にいい物を渡す為に日夜奮闘してくれてるのだ。

だが、敵の攻撃が段々鋭くなっていき、そして、敵の攻撃がクリーンヒットするポジションに当たってしまった。

 

「(やられる・・・!)」

 

だが、その時!

 

 

 

 

 

通常弾(アステロイド)!!」

 

複数の光弾が、紘太の前を横切り敵に命中した。

 

「今のは・・・!」

 

後ろを見ると、修、雨取、ゼノの3人が到着した。

 

「みんな!」

「遅くなった」

 

修達は、紘太の前に来て紘太を立ち上がらせた。

 

「ゼノ、お前・・・」

「・・・お前が死ねばリリスが悲しむ。それだけだ」

 

などとそっぽを向いているが内心は、修は、素直じゃないなと感じていた。

 

『飛んで火にいる何とやらですかね。

ゼノ自らやられに来るとは』

「だが、好都合だ。お前達を仕留めさせて貰う」

 

そう言い、ギーヴは、新たにトリオン兵を生成した。

皆は、臨戦態勢を取ると、無数の光弾が飛んできて新たに生成されたトリオン兵が破壊された。

後ろを振り返るとブラックトリガーに換装していた遊真がこちらに来ていた。

 

「遊真!?」

「悪い。雑魚の相手に手間取った」

『これ以上、時間をかける訳にはいかなかったからな。

全力で行かせて貰った』

 

すると、ゼノが紘太達の前に出た。

 

「ゼノ?」

「コイツとの決着を付けるのはオレの仕事だ。

そもそも、コウタを回収できたのなら長居は、無用だ。お前達は、引き上げろ」

「一人で戦う気か!?」

「言ったはずだ。コイツとの決着を付けるのはオレの仕事だと」

 

紘太は、ゼノの言葉を聞きその決意の瞳を見て問いかける。

 

「・・・アレは、ブラックトリガーだ。手強いぞ」

「お前が凌げたんだ。オレでも凌げるはずだ」

「・・・無茶だけはするな」

「フッ。誰に向かって言っている」

 

紘太は、ゼノの言葉を聞き紘太と修達は、それだけ伝え、逃走を図る。

 

『あ!逃げた!!』

 

ギーヴが、紘太を追いかけようとした時、ゼノのトリオン兵がその行手を挟んだ。

 

 

 

 

 

砕石場の外に出ようとした時、さっきまで無かったはずの壁が現れて行手を阻まれた。

それを繰り返している内に、紘太と遊真は、ある事に気づいた。

 

「遊真。これって・・・」

「ああ、同じ所を繰り返し移動している」

 

紘太は、透き通る世界で周囲を見回す。

そして、壁になっているトリオン兵を確認できそのまま倒した。

 

「ステルスを搭載しているのか・・・」

「俺の透き通る世界と千佳ちゃんの副作用(サイドエフェクト)の出番だな。千佳ちゃん、行けるな」

「はい!」

「よし、急ごう」

 

紘太を先頭に外に出ようとするその時だった。

 

『遊真、聞こえる!?』

「コナミ先輩」

『そっちはどうなってる?』

「コウタは、無事に回収できた。

けど、ゼノ様が一人でギーヴと戦っている」

『何ですって!?』

「こっちも脱出を試みていますけど待ち伏せしていた敵と交戦しています!」

『分かったわ!もう少しだけ持ち堪えて!!』

 

小南は、通信を切り木崎は、車を走らせて急ぐ。

 

 

 

 

 

紘太、遊真が前衛で戦闘を行う中、前後挟み撃ちにされてしまい思うように動けない。

 

「どうにかして突破口を開かないと!!」

「でも、こうも出てくると厄介だぞ」

 

すると、千佳がアイビスを取り出した。

 

「2人共!伏せて!!」

 

紘太と遊真は、同時に伏せた。

そして、千佳のアイビスは、そのまま敵トリオン兵により倒された。

しかし、衝撃のあまり紘太達も爆発に巻き込まれた。

 

 

 

 

 

その後、修、千佳は、紘太と遊真に担がれ砕石場を後に合流した小南達を筆頭に脱出。

ゼノもリリスによって脱出できたがリリスは、トリオンの消費の影響で意識を失ってしまった。

 

 

 




今回は、ここまでとなります。


誤字脱字ございましたら連絡下さい。
では、次回。

月の呼吸は、出しますか? 4/9 0:00まで

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