では、どうぞ。
ギーヴの手に落ちたリリスは、紘太が内部に入り込み羅刹を起動。
リリスを救出する事に成功した。
だが、それでもギーヴが大爆発をしてしまえば、ゼノが乗ってきた船が破壊されるかもしれない。
その為、紘太達は、ギーヴの大爆発を止める為、最後の戦いを挑む。
「宇佐美さんと千佳ちゃんは、リリスをお願いします」
「分かった」
「みんな、気をつけてね」
修達は、会釈をする。
「ゼノ・・・」
「必ず戻ってくるからな」
ゼノは、リリスにそう伝えた。
「作戦開始だ!!」
修の言葉に皆が同時に動いた。
まず、ゼノは、上空でギーヴを引き付けながら攻撃する。
ギーヴは、負けじとトリオンリフレクターで防御をする。
修、遊真、紘太の3人は、森から遠回りで背後に回り込む。
そして、ゼノが引きつけている間に、ギーヴの死角に入り込んだ。
紘太と遊真は、グラスホッパーを起動させトリオン供給機関の位置まで一気に飛び、近くに到着した。
「ここからは、別行動だ。空閑は、自律型を頼む!」
「了解だ。コウタ、オサムを頼んだ」
「了解」
そして、二手に分かれて修と紘太は、供給機関の元に向かい到着した。
「これが、トリオン供給機関・・・!」
すると、ギーヴの触手が紘太達に襲いかかる。
「気付かれた・・・!」
修が振り返るとギーヴの触手からビームが放たれた。
全集中 日の呼吸
参ノ型 烈日紅鏡
広範囲の斬撃でギーヴの攻撃を防ぐ紘太。
「修!俺が防ぐから、供給機関を破壊しろ!急げ!」
「分かった!」
修は、レイガストを展開し供給機関を破壊しようとする。
紘太は、攻撃を止んだのを確認すると触手2つを破壊しにかかった。
全集中 日の呼吸
拾ノ型 火車
上空で回転し2つの触手を同時に切り裂いた。
だが、この状況をただ見ているカロンではなかった。
『全く出来損ないのくせにここまで苦労させるとは。
仕方ありません。無防備になりますがギーヴ様にはしばらく意識を無くしていただくしか・・・」
カロンのブースターの部分から新たな触手が出てきてそれを突き刺した。
そして、痛みが原因かそのまま修が落ちてしまった。
「修!!」
紘太は、救出に向かおうと考えていたが新たな触手のせいで助けに行けない。
だが同時に、トリオンを使っての外壁が消えた。
雨取は、それを好機と見たのか宇佐美にある頼み事をする。
そして遊真は、カロンをスコーピオンで切り裂いたが・・・。
『予備システムに移行。貴方達の攻撃なんて・・・』
すると地面から新たな触手が出てきてカロンを捕まえ取り込んだ。
『な、何をするんですか!?離しなさい!ヒィーーーー!!』
カロンがいなくなったのか攻撃が止まった。
「動きが止まった?だったら・・・!」
紘太は、これを好機と見て一気にケリをつけようとする。
全集中 日の呼吸
拾弐ノ型 炎舞
2回の斬撃をトリオン供給機関に向けて放つ。
そして、その斬撃が決まり供給機関を破壊しギーヴの頭部が落ちた。
紘太は、そのまま修の所に降りた。
「・・・やった、のか?」
紘太は、そのまま崩れ落ちた頭部を見つめた。
場所は、カロンが取り込まれた内部。
『ちょ!離して下さい!!どこに連れて行くんですか!?』
「カロン、Dr.ラミアの為に一緒に消えてもらうぞ・・・」
カロンの先には、ボロボロのギーヴが妖しい表情を浮かべながら見ていた。
「ようこそ・・・。出来損ないの世界へ・・・」
『流石、ギーヴ様。トリオン兵の鏡ですね』
「・・・終わったな」
修がそう呟いたその時、紘太は、透き通る世界で破壊された頭部を見る。
「・・・トリオンの熱量が上がっている!?」
すると、頭部が光が漏れ出した。
「!逃げろ!!」
そう言い紘太、修、遊真は、慌てて距離をとる。
「何か爆発を止める手段は・・・!?」
「だが時間がなさすぎる!」
「みんな〜!」
突如、宇佐美が森の中にいる場所に向けて走るように促し木の影に隠れた紘太は、エスクードを起動させる。
そして、ついに爆発した。
衝撃が収まりエスクードから覗いてみると爆発した場所がシールドでドーム状に包まれていた。
「これは・・・」
周囲を見回すとそこには、現場に駆けつけてくれたA級B級混成部隊の人達がシールドで被害を抑えてくれた。
「間に合った〜・・・。作戦成功だね。千佳ちゃん」
「はい・・・」
どうやら爆発の対策は、雨取のお陰でどうにかなったようだ。
すると、空が少しづつ明るくなって行く。
「朝焼け・・・」
ゼノとリリスは、朝焼けを見入っていた。
その後の話をしよう。四塚市の市民は、無事に解放された。
負傷者・死傷者何でなくてとても安心し何事も無く過ごして行く。
そして、ついに別れの時が来た。
「気を付けてね。リリスちゃん」
「うん・・・みんなも元気で」
「元気で」
「忘れ物ないようにな」
「あ、フフ」
「出発の準備が出来た。急ぐぞ、リリス。惑星国家の再接近時間は、あまり長くない。
逃せばこの
「それでも良いかな・・・。ゼノ以外に初めて出来た友達だから」
「また機会があったら」
「いや、もう二度と会う事はないだろう・・・」
ゼノは、それだけ話し、紘太と修の前に立つ。
「オレはこれまで、このような言葉が何故必要かと思っていたがこんな日のためだったんだな」
紘太と修は、どう言う事だと言う表情をしていた。
「ありがとう、オサム。コウタ」
その言葉を聞いたら2人は、笑みを浮かべた。
「こちらこそ、ありがとう」
「お互い、苦難を乗り越えた仲って事で」
すると修は、手を出した。ゼノはそれが分からなかったが・・・。
「
遊真の説明で納得し修とゼノが握手し、紘太がその手を重ねた。
「必ず守り抜けよ。己の全てと言った大切な物を」
「フッ。お前に言われるまでも無い」
「じゃあ、リリスも大好きなシルシを!」
そう言いリリスは、紘太、修、遊真、雨取の4人の頬にキスをした。
「ああ〜〜〜〜〜!?前言撤回だ〜〜!!誰が感謝などするものか!!」
「ダ〜メだこりゃ」
そんなことを呟いた紘太だった。
そして、不貞腐れた表情を浮かべるゼノと笑顔で手を振るリリスは、旅立った。
「あ!そういえばオレ達、合宿らしい特訓全く出来なかったな」
「・・・それを言うな」
「俺なんて里帰りで休もうと思ったのに全然休めてないんだけど・・・」
と何とも言えない空気が漂った。
その後、玉狛第二は、合宿所に戻り荷物を纏め一足先に四塚市を後にした。
紘太は、懐中電灯を片手にギーヴの監禁場所とされた砕石場に来ていた。
その時は、ちゃんと調べる事はできなかったがようやく改めて中の調査ができると考えていた。
だが、所々崩れており、形として残っているのかどうかが心配である所だが・・・。
そして、家紋を見つけてどこか中に入れる場所を探して1つの窪みを見つけた。
その窪みを引くとドアが開き、中に入った。
中に入ると物が散乱していてさらに畳がボロボロになっているのを確認する。
どうやら家という形状は、全壊手前と言っていい。
「よく家の形状として残ってたな。でもこれは、流石に文献は残ってないかな・・・?」
散策を続ける為、奥に入って行くと書斎らしき場所を見つけた。
中に入ったが、書物の大半は、既にボロボロだった。
比較的状態が綺麗な物は、殆どが似た者だった為、意味がないものと見ていた。
そして、紘太は、一つの書物を見た。
内容を見た紘太は、目を大きく開き、驚愕の表情を浮かべた。
「やっぱり文献に残っていたんだ・・・!
日の呼吸の派生の型・・・。
月の呼吸・・・」
紘太は、この場所にある僅かな手がかりで他の書物を見て行く。
その後、自宅に戻りこの事を両親に報告。
一先ず、トリガーで再現できるのでは?という両親の見解で紘太が文献を預かり本部長にこの事を報告することにした。
今回は、ここまでとなります。
月の呼吸は、しばらく出ませんのでご了承下さい。
誤字脱字ございましたら連絡下さい。
では、次回。
月の呼吸は、出しますか? 4/9 0:00まで
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