ワールドトリガー 〜鬼殺の剣士〜   作:シナプス・フィン

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ガロプラ戦ももう少しで終了します。


では、どうぞ。


第47話 処刑者VS呼吸

ガロプラと交戦をしていたボーダー隊員一同。

その内の1人、ウェン・ソーが那須と熊谷と交戦。

その最中、紘太が戦闘に乱入し蟲の呼吸と那須とのコンビネーションで敵を撃破したのだった。

 

「目標沈黙」

 

紘太は、それを確認すると風間隊の菊池原と歌川が現着した。

 

「遅くなりました・・・って、綾瀬?」

「何でいるの?」

「お疲れ様です。本部長の指示でこちらの応援に来ました」

「そうだったのか。なら俺達の応援は、いらなかったな」

「まあ、熊谷さんが緊急脱出(ベイルアウト)寸前だから敵の連行するのに人手は、欲しかったですから」

「でも、綾瀬が来てくれて助かったよ」

「ありがとう。紘太君」

「気にしなくて大丈夫ですよ」

 

そういい話している時だった。

 

『紘太』

「迅さん?」

 

紘太の無線に迅から通信が入った。

 

「どうしたんですか?」

『地下で太刀川さん達が人型2人と戦っているんだけど、援護に行ってくれない?』

「いいですけど、何か()()()んですか?」

『・・・太刀川さんがぶった斬られる未来が見えた』

「!?」

 

紘太は、思わず目を見開いた。

 

『念の為の保険ってことで頼むわ』

「分かりました。直ぐに向かいます」

 

紘太は、一通り話をすると通信を切った。

 

「迅さんの指示で太刀川さん達の所に向かいます」

「分かった。後のことは、俺達が引き受ける」

「風間さんの足を引っ張らないでね」

「頼んだよ。綾瀬」

「了解」

 

紘太は、司令部に通信し冬島にワープの用意をして貰った。すると、那須が・・・。

 

「・・・気をつけてね」

 

それだけ伝え、紘太は、サムズアップをする。

紘太は、そのまま転送された。

そして、その様子を見る一同は・・・。

 

『熊谷先輩。那須先輩ってまさか・・・』

『そう見たいよ』

『大規模侵攻の時に抱きついていましたからね』

『それと、下手に話さないでね。前に揶揄って鳥籠を喰らったから』

 

2人は、那須を絶対に怒らせない様にしようと心に誓った。

 

 

 

 

 

場所は、遠征艇が置かれている地下。

ガロプラの兵士、ガトリン、ラタリコフが遠征艇を狙いに来ていたが迅の予知で先回りしていた太刀川、風間、小南、村上が迎撃している。

太刀川が旋空弧月で攻撃を仕掛けようとした時、ガトリンの使用トリガー処刑者(バシリッサ)で破壊された橋を持ち上げ太刀川と後ろでラタリコフと戦闘している風間も巻き添えにしようとした。

その時、何者かが風間の間に入り橋を切った。

 

「「!?」」

 

「おお〜。まさかこのタイミングで最高の援軍が来たな」

 

太刀川の呟きに耳を傾けた時、その人物が振り返るその人物は、勿論・・・。

 

 

 

 

 

「遅刻だぞ。綾瀬」

 

紘太が弧月を抜刀している状態だった。

 

『隊長、奴は!』

『奴が来たと言うことは、我々は、かなり苦しい展開になってきた様だ』

 

太刀川達は、体勢を立て直すべく紘太の元に集まった。

 

『助かったぞ。綾瀬』

『アンタ。修行していたんじゃないの?』

『ついさっき戻って来ました』

『なぜこっちに来た?』

『迅さんの指示です。侵入してきた3人のうちの1人は、撃破して歌川さん達に任せました。後は、あの2人を捕らえるだけです』

『なら、さっさと終わらせるか』

 

太刀川は、もう一度剣を構える。

 

『それで、俺は、どうすればいいですか?』

『太刀川達と一緒にデカい方を迎撃してくれ。小南は、村上のカバーを頼む』

『風間さんの方に加勢しなくていいですか?』

『奴は、俺のステルスを警戒しているから俺が相手した方が都合がいい』

『了解。それじゃあ、共闘と行きましょうか。太刀川さん』

『おう、修行の成果を見せてみろ』

 

紘太と太刀川は、互いに剣をガトリンに向ける。

 

『隊長。どうしますか?』

『俺達のやる事は、変わりはないが気を引き締めろよ、ラタ。

相手は、ブラックトリガー使い2人を同時に仕留めた相手だ・・・』

 

お互い作戦会議は、終了し睨み合いをする。

そして、同時に動いた。

紘太と太刀川の弧月がガトリンの処刑者(バシリッサ)と鍔迫り合いになった。

ガトリンは、足を鎌のように攻撃を仕掛けるが紘太は、それを流れる様に受け流しガトリンに攻撃をする。

しかし、ガトリンは、それを躱し紘太に攻撃を仕掛ける。

紘太は、それを避けるとガトリンの伝達脳に攻撃を仕掛けた。

ガトリンも負けじと攻撃を防ぐ。

 

「(思ったより頑丈だな・・・。羅刹で行けるか?)」

「(この太刀筋・・・。さっき戦った4人の中で最も手強い・・・!)」

 

紘太と太刀川の攻撃をしている中、急に2人が下がった。

その後ろに、村上と小南が攻撃を仕掛けた。

 

「スラスター・オン」

炸裂弾(メテオラ)!」

 

2人の攻撃が決まり土煙が舞った。

3人は、やったかと思ったが紘太だけは、警戒していた。

そして、土煙が治るとそこには、無傷のガトリンがいた。

 

『本当に硬いですね・・・』

『自信無くしちゃうぜ』

『ムカつくけど正面からは、崩せなさそうね・・・』

『仕方ない・・・。皆さん、あの硬い足を1つ確実に潰す方法があります』

『お?その考えは、何か策があるみたいだな』

『えぇ・・・。出し惜しみ無しで行きます』

 

そんな中、ガトリンが4人に対して冷静に分析していた。

最初は、小南。

 

「(斧使いは、鋭い動きと大斧の一撃。炸裂弾での射撃もある。

  こっちを掻き回して隙を作る役目か・・・)」

 

次は、村上に対しての分析。

 

「(盾使いは、こちらと標的との間を的確に防御。位置によっては、攻撃も参加する。

  剣の腕もあって標的の破壊には一番邪魔な奴だ)」

 

次に太刀川。

 

「(髭は、2人の隙をカバーをして攻撃を繋ぐバランサー。

  戦況を動かす役割だが伸びる斬撃で獲物を狙ってくる動きもある)」

 

次に風間。

 

「(一番若そうな双剣使いも一人でラタを抑えている。

  透明化のトリガーには、警戒が必要だが他の奴も使ってくる可能性があるな・・・)」

 

そして、紘太・・・。

 

「(アフトから報告が入った危険人物・・・。剣の技量は、この4人の中では、一番と見ていいな。

  攻撃の鋭さもそうだが髭と同じく獲物を狙ってくる動きだ・・・。

  他の4人と比べて前に出て仕留めて来るタイプだ)」

 

ガトリンは、そっと左腕の大砲を撫でた。

 

「(大砲のチャージは完了している。

  この一発をどのタイミングで撃つかだな・・・)」

 

戦況は、膠着状態だが紘太が参戦した事で押され始めた。

 

『とりあえず、重い方に纏わり付いて大砲を撃たせない様にする。

チャンスがあれば作戦通りサクッと一発。そんな感じで』

『適当過ぎない?』

 

小南が太刀川の適当度合いに思わずツッコミを入れる。

 

『適当でいいんだよ。なんせこっちには、予知だけじゃなくアンノウン(紘太)がいるからな』

 

紘太は、苦笑いを浮かべながらやれやれと言う。

 

『『了解』』

 

小南は、ガトリンに攻撃を仕掛けるが処刑者(バシリッサ)で防ぐ。

更に太刀川が懐に入り攻撃を仕掛ける。

紘太も参加し追撃する。

 

『トリオン反応の位置をチェックしろ。

敵は、ポイントからポイントにワープしてくる』

『先回りするって事ですね』

『そうだ。予測すればワープ先に叩ける!』

 

小南が追撃し紘太が連続で攻撃を仕掛ける。

 

「(マズイな・・・。敵の大砲のエネルギーチャージはもう完了している。

  しかも村上さんは、腕を片方失っている。

  それを考えるとカバーに回った方がいいけど・・・!)」

 

するとラタリコフの使用しているトリガー・踊り手(デスピニス)を使い村上に向けて攻撃を仕掛けてきた。

しかし、攻撃を防いだのは、村上ではなく・・・。

 

 

 

 

 

 

変化弾(バイパー)!」

 

紘太が変化弾(バイパー)で村上に向けて仕掛けて来た攻撃を打ち落とした。

 

「何だと!?」

「村上さん!」

「助かった!」

 

村上は、レイガストでドグの攻撃を防ぐ。

紘太がカバーに入り残り2体のドグを仕留める。

一気に畳み掛ける為、紘太は、冬島が用意したトラップに足をふみ消えた。

 

「仕掛けは、既に割れている!!」

 

ガトリンは、紘太が出現するエリアを予測した。

そして、その予測した場所に紘太が現れ処刑者(バシリッサ)で攻撃を仕掛けたその時・・・。

 

 

 

 

 

処刑者(バシリッサ)が斬られ宙に浮いていた。

 

「何!?」

 

すると、ワープの出現場所から炎が現れ更にガトリンに攻撃を仕掛け胴体に切り傷を入れた。

炎が治るとそこには、羅刹を起動した紘太が現れた。

 

「(コイツ・・・。まさか、ブラックトリガー使い!?)」*1

『隊長!!』

 

思わず隙を作ってしまったラタリコフ。

風間は、その隙に両脚を切り裂いた。

 

『ラタ!!』

『分かっています!!』

 

踊り手(デスピニス)を村上に向けて放つがその前に紘太が村上の前に現れ全て切り落とした。

ガトリンは、その隙に大砲を向ける。

それに気づいた小南も村上のカバーに入る。

 

『大砲が来るぞ!村上を援護だ!!』

 

太刀川の掛け声と同時に小南が村上のカバーに入る。

ハンガーの前に来るが太刀川が処刑者(バシリッサ)を抑えている為、攻撃先が見えない。

 

「(太刀川さんごと撃つ気か!?)」

「(マズイ・・・。このタイミング、この位置、敵の射線が読めない・・・!)」

「(万が一、村上が間に合っても太刀川は倒せるか)だが・・・」

「一手遅かったな」

 

小南が脚を止めてそのまま太刀川の方に向かう。

 

「真っ二つだ」

「!?」

 

小南が急遽方向転換し太刀川ごと切り裂いた。

 

「(味方諸共・・・最短で攻撃だと!?)」

 

だがガトリンは、まだ諦めていなかった。

処刑者(バシリッサ)の斬られていない2本の足を地面に突き刺しバランスをとり砲撃を射とうとした。

だが、その時・・・。

 

 

全集中 日の呼吸

 

 

壱ノ型・改 円舞一閃

 

 

紘太がその間合いに入り、そのままガトリンの砲撃と処刑者(バシリッサ)ごと切り裂いた。

 

「(処刑者(バシリッサ)だけでなく大砲までも切り裂くとは・・・)・・・見事!」

「流石」

 

そして、そのまま爆発したかの様に煙に包まれた。

 

 

 

*1
違います




今回は、ここまでとなります。


誤字脱字ございましたら連絡下さい。
では、次回。

月の呼吸は、出しますか? 4/9 0:00まで

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