ワールドトリガー 〜鬼殺の剣士〜   作:シナプス・フィン

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活動報告にてヒロイン募集をしていますので気軽にコメントを下さい。
では、最新話です。どうぞ。


第4話 ブラックトリガー

現在、紘太達は、かなり面倒な状況に陥っていた。

 

「(現場を抑えた・・・。恐らく三雲と一緒にいることで何かあると探っていると見ている。

  一体何を探っていた・・・?)」

「恐らく、近界民(ネイバー)はあの女だ」

「マジ?気がひけるんだけど」

 

紘太は、2人の会話を聞いて確信した。

 

「(コイツら。千佳ちゃんを近界民(ネイバー)って勘違いしてるのか!?)」

 

紘太は、いつでも抜刀出来る様に構える。その時だった。

 

「オレだよ。あんた達が探している近界民(ネイバー)ってのは」

 

「「「!?」」」

 

「・・・遊真君が近界民(ネイバー)?」

「(ちょいちょい三雲の言葉が言い淀んでいたのはこれか・・・。

  普通だったら言えないだろうな)」

 

と思っていた時、拳銃を携えている少年が空閑に目掛けて発砲した。

 

「・・・!?」

「・・・な、何を考えているんですか!?」

近界民(ネイバー)の排除が我々の任務だ」

「・・・コイツら正気か!?」

 

紘太は、発砲した少年に対し信じられない表情を浮かべた。

 

「ふぅ〜。危ない危ない」

 

「「!?」」

 

「オレじゃなかったらやられてた」

 

空閑は、盾と書かれた光の障壁で先程の攻撃を防いだ。

紘太は、その光景を見て安心したが、彼らの警戒心は更に強くなった。

空閑は、服の埃を取りながら立ち上がった。

 

「あのさ、ボーダーに迅さんって人いるだろ?

その人に掛け合ってくれない?」

「迅・・・?やっぱり一枚噛んでいたか。裏切り者の玉狛支部が・・・!」

「裏切り者?」

「(どうやら、組織も一枚岩では無いみたいだな・・・)」

 

紘太は、この戦闘に乱入するかどうか悩んでいた。

下手に介入すれば忍田さんに迷惑をかけてしまうだけでなく三雲に何か処罰もあるかもしれない。

紘太は、この場で自分が何もできないことに歯痒さを覚えた。

 

「(どうすればいい・・・!?どうすれば・・・)」

「オサム、アヤセ。2人は、チカを頼む。コイツらはオレに用があるみたいだし」

「・・・分かった」

 

そういい空閑は、2人の前に立ちはだかった。

 

「トリガー・起動(オン)

 

すると、空閑の格好が私服姿から黒い格好になった。

 

「悪いな。チカ、アヤセ。巻き込んじまって」

「え?」

「空閑。お前・・・」

 

紘太は、対峙している2人以外に視線を見晴らしのいいビルの方に向けた。

 

「(恐らく、目の前の2人以外に後2人。

  あの距離から見ると狙撃手と見た方がいいだろうけど・・・)」

 

康太が思考を巡らせている間に空閑と戦闘を開始したボーダー隊員。

槍使いの攻撃を交わした後、突如、空閑の首に切り傷が入った。

 

「「「!?」」」

 

「・・・何だ?今の。確実に避けたと思ったのに」

「(空閑が手傷を負った?!)」

「(あの槍。先端部から枝分かれになるのか?

  だとしたら空閑のやつかなり苦戦するかもな)」

「迅さん!助けて下さい!!」

「(三雲。・・・なるほど。なら!)三雲、ちょっとかせ!」

「綾瀬!?」

 

紘太は、三雲の携帯を強引に借りて迅と話をする。

 

「迅さん!」

『おお、紘太。一緒にいるとはな』

「教えてくれ。オレが乱入したら未来はどうなる?」

「!?綾瀬!一体何を!?」

『大丈夫だ。遊真は、負けねぇよ。アイツは特別だから』

「・・・なら、配置している狙撃手も無視していいと?」

『あらら〜やっぱ気付いてた?それでも遊真は負けないよ。

でも、念の為、手は打っておいた方がいいな。ビルの方に狙撃手がいるから無力化してくれる?』

「・・・分かりました」

 

紘太は、それだけ言うと携帯を三雲に返した。

 

「すまないがここは任せた」

「綾瀬?」

 

紘太はそれだけいうとその場から()()()

 

「え!?」

「消えた!?」

「何!?」

「マジか!?」

「え?近界民(ネイバー)の白チビも驚いてる?」

 

上から、千佳、三雲、空閑を射った人、空閑、槍使いの順番に驚いていた。

 

「奈良坂!古寺!」

 

慌てて連絡を取る少年。

すると・・・。

 

 

 

 

 

ズガァアーーーーーン!!!!

 

「「「!?」」」

 

全員の視線は反対側のビルの方に向けた。

突如、不思議な土煙が舞い上がっていた。

 

「オイオイ・・・。まさかあっちも近界民(ネイバー)とか言わないよな?」

「いや、あっちはオレの友達。この世界で知り合った」

「マジか!?」

 

何故唐突な土煙が上がったのかその状況を見てみよう。

 

 

 

 

 

「動きませんね。人型」

「だが、気を抜くな。いざと言う時に撃てるように構えておけ」

「了解」

 

といつでも攻撃を仕掛けるように構えていた時だった・・・。

 

 

 

 

 

「やれるものならやって見ろ」

 

「「!?」」

 

 

ズガァアーーーーーン!!!!

 

 

突如、狙撃手2人が慌てて回避すると何かに斬られた後が見られた。

 

「斬撃?」

「へぇ。少しはやるみたいだね」

 

狙撃手2人は、銃を構えた。

構えたその先には、紘太が抜刀していていつでも攻撃できる体制でいた。

 

「・・・近界民(ネイバー)か?」

「でも、彼は報告には来ていませんでしたよ!?」

「・・・それかもしや、アンノウン?」

「まさか!トリオン兵を斬った未知の存在!?」

 

紘太は、狙撃手の反撃を警戒する中、2人は秘匿通信で話をしていた。

 

『奈良坂先輩。どうしますか?』

『迂闊に手を出さない方がいい。

迅さんみたいな()()()()()()()()だったらマズイしな・・・』

 

そんな話をしている時だった。

 

「よお、奈良坂。古寺。揚げ煎食うか?」

「迅さん?」

「オレに脅しだけさせて高みの見物ですか?迅さん」

「迅さん・・・!まさか、アンノウンと!?」

「あのさ、さっきから言ってるアンノウンって何?」

「ああ。トリオンもなくトリオン兵を倒した存在が未知の存在だからそう名付けたんだ」

「ちょっと待て!忍田さんは何も言ってないの!?」

「本部長?」

 

古寺は視線を奈良坂に向けて視線を移した。

視線を向けられた奈良坂は首を振った。

 

「いや、僕達は特に言われていないよ」

「俺たちは、城戸司令の特命で動いている」

「特命?・・・なるほど。それが今回の理由か・・・」

 

紘太は、その話を聞いて思案する。

 

「ああ、奈良坂と古寺。下手に攻撃しない方がいいぞ。

出ないと首をバッサリ斬られるからな。オレのサイドエフェクトがそう言ってる」

 

「「・・・・・・・」」

 

狙撃手の2人は、迅さんの警告を素直に聞いたのかそのまま銃をしまった。

 

「お、遊真の方も終わったみたいだ」

 

迅さんの方を見るとそこには戦っていた3人が体のあちこちに重石がついていた。

戦闘は終了し、そのまま遊真達の元に向かった。

 

 

 

 

 

「してやられたな。秀次」

「迅さん・・・。やっぱりお前が関わってたのか・・・!」

 

秀次と呼ばれる人物は、憎しみを込めた瞳で迅を見ていた。

 

「まあ、お前達じゃあ、遊真を倒せないよ。

何せこいつのトリガーは・・・。

 

 

 

 

 

ブラックトリガーなんだから」

「ブラックトリガー!?」

「マジかよ!?」

 

秀次と呼ばれる人物達は、驚愕の表情をしていた。

しかし、同じボーダー隊員の三雲は、何のことだか分かっていなかった。

 

『優れたトリオン使いが命と全トリオンを注いで作ったトリガーだ。

通常のトリガーを遥かに凌ぐ性能を持つが、作った人物の人格が反映されるため使用者を選ぶ性質も持つと言われている』

 

紘太は、そんな凄いものを持っていたのかと納得した。

 

「城戸さんにコイツを狙っても得なんて無いよって伝えといて」

「損得の問題じゃない。近界民(ネイバー)は全て敵だ!!緊急脱出(ベイルアウト)!」

 

すると、秀次は、光となって飛んでいった。

 

「何だ?アレ」

緊急脱出(ベイルアウト)。トリオン体が破壊されたとき、トリガーホルダーを自動的に基地に送還することでホルダー内に収納されていた本体を守るシステムだ。

トリオン体が完全に破壊されていなくとも任意で発動できる。さっきみたいにな」

「ふむ。負けても逃げれるって事か」

 

その後、迅と三雲は、報告が偏ると大変なので本部に行くことになった。

紘太は、その後は特に用事はないので後は解散となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜。紘太の携帯がなった。

相手は、忍田さんだった。

 

「・・・もしもし」

『紘太君か。今いいかい?』

「はい。大丈夫です」

 

叱られると思っていたが次に投げかけてくれたのは意外な言葉だった。

 

『ありがとう。有吾さんの息子さんを助けてくれて』

「・・・え?」

『私自身、本部長という立場もある。

露骨に彼を守ることはできないからな』

「・・・難儀なものですね」

『そこで、迅からの提案もあるのだが明日、ボーダー本部でスカウトという形で君にはトリガーの使い方を学んでもらいたい』

 

思いがけない提案だった。

用事はないから問題はない。しかし・・・。

 

「随分と急ですね。何かあったんですか?」

『迅の予知だと3日後に、精鋭部隊が戻ってくる。

君にはそれを(の)撃退するのを手伝って欲しい』

 

紘太は、その言葉を聞いた時、思わず目を見開いた。

 

「何考えてるんですか!?それ下手したらアンタの首が・・・!」

『命の次に大切な物を守れない力であるのなら、そんな力は必要ない』

「(この人、思いっきり良すぎだろ・・・)」

 

紘太は、溜息を吐いた。

 

「明日行くのは問題ありません。けど、本部の人達にバレますよ?」

『沢村君を迎えに行かせる。それなら問題あるまい』

 

と言うわけで具体的な待ち合わせや時間を決めて翌日にまで待つのだった。

 

 

 




今回は、ここまでとなります。
次回からオリジナルストーリーとなります。


誤字脱字ございましたら連絡下さい。
では、次回。


それと、活動報告にてヒロインについて募集していましたが人が多くなりそうだったので急遽アンケート形式にしました。ご理解の方宜しくお願いします。

月の呼吸は、出しますか? 4/9 0:00まで

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