では、どうぞ。
とある住宅街。
そこには10人前後の人の群れが高速で移動していた。
ボーダー遠征部隊に選ばれたトップチームだ。
ボーダー最高司令官城戸司令の命令により空閑のブラックトリガーを奪取しに奪い取りに来た。
しかし、トップチームにも
アンノウンも警戒しつつ事に当たれと命令が入った。
玉狛支部に向けて移動中、一人の青年が突如止まるように堰き止めた。
「!止まれ!!」
全員の足が止まり目の前には、腰にボーダーのトリガーとは一回り大きいトリガーを掛けていた迅がいた。
「久しぶり太刀川さん。みんな揃って何のよう?」
場面は変わり、玉狛支部で空閑の監視をしていた三輪隊の米屋と古寺。
トップチームと合流して空閑のブラックトリガーを奪取する手筈だったのだが・・・。
「古寺!」
米屋が何かに気づき移動している足を止めた。
誰もいない住宅街の暗い陰から一人の少年が出てきた。その人物は・・・。
日輪刀を腰に引っ提げ変装をしていた紘太だった。
と言ってもかなり不審者丸出しの格好だった。
サバイバルネックウォーマー フルフェイスマスクをしてサングラス。
更に、黒尽くめの戦闘服を着ている。
『・・・不審者丸出しですね』
『・・・ああ。でも、纏っている雰囲気はただもんじゃねえな』
『と言うことは、アンノウンの可能性が・・・』
『だろうな・・・』
などと内部通信をしている。
紘太は、向こうが話し合いをしていることなどお見通しな訳で居合いの構えをする。
「やる気満々だな」
「仕方ないですね・・・」
米屋と古寺も武器を取り出し戦闘態勢に入った。
そして、一瞬で勝負は決まった。
突如、2人の胴体が真っ二つに割れた。
「「!?」」
そして、肝心の2人は何をされたのか分からないまま
では、そのプロセスを見ていこう。
紘太は、既に
2人が構え僅かに油断している時に、紘太は一気に畳み掛ける。
全集中 雷の呼吸 壱ノ型
霹靂一閃 六連
神速の踏み込みからの居合い斬りをする。
そのまま刀を納刀し、彼らが光となりて飛んでいった。
紘太は、それを確認したらそのまま迅の居るところまで移動した。
場所は変わり、迅とトップチームが対峙し、後に嵐山隊が現着し迅の戦闘に介入したのだ。
しかし、いざ戦闘に入ろうとした時、三輪隊のオペレーター、月見から通信が入った。
『三輪君!米屋君と古寺君がアンノウンに落とされた!!』
「何!?アンノウンだと!?」
「「「!?」」」
『トリガーの反応がないからどこにいるか分からないから気をつけて!!』
三輪は、苦虫を噛み潰したような表情をしていた。
「あらら〜。これは、本格的に撤退をしたほうがいいんじゃない?」
「だが、それでも俺達は任務を遂行するだけだ」
迅に忠告されたがそれでも引こうとしないトップチーム。
「なら仕方がない。それと、風間さん」
「何だ?」
「今すぐその位置を離れたほうがいい。
首が吹っ飛ぶよ」
「!?」
その時、頭上から何かが降りてきて風間は、バックステップで距離を取った。
ギリギリの所で急所は外したが左腕が僅かに斬られ僅かだがトリオンが漏れた。
頭上から現れた人物は、そのまま迅のいる所に距離を詰めた。
「・・・アンノウン!」
「ほぉ・・・。奴が」
「風間さん。大丈夫ですか?」
「問題ない。擦り傷だ。行動に支障はない。だが問題は・・・」
風間の視線は、アンノウンに向けた。
「アンノウンと繋がっていたのか?迅」
「いや、繋がっていたのは俺じゃない。
忍田本部長だ」
「「「!?」」」
驚いたのは、トップチームだけでなく嵐山隊も同じだった。
そして、アンノウンは、そのままサングラスとフェイスマスクを取り素顔を晒した。
「嘘!?」
「!?」
「き、君は・・・。
綾瀬君!?」
アンノウンの正体を晒した紘太は、凍りついた視線をトップチームに向けていた。
「友達の大切な物を奪おうとしてるんだ・・・。
大人しく渡す訳には行かない・・・!」
紘太の纏う絶対零度の空気に思わず呑み込まれそうになる一同。
しかし、一人だけ違った。
「面白い。なら、お前を本部に連れて行く。一応、捕獲命令も受けているからな」
「・・・やれる物ならな」
太刀川と紘太が睨み合い、2人は、一気に間合いに入り鍔迫り合いに持ち込む。
「迅さん!この人は俺が受け持つ!!」
「風間さん!こいつは俺がやる!邪魔すんなよ!!」
そう言いながら2人は、戦いにくい為、エリアを移動していた。
「・・・迅。説明してくれるんだよな?」
「・・・ああ。後でな」
その言葉を皮切りに戦闘を開始した。
場面は変わり、紘太と太刀川の一騎打ち。
お互い斬り合いながら漬け込む隙を探している。
斬り合いの後、お互い距離を取る。
「年下なのに結構やるじゃねぇか。しかもトリガーなしで。
怪我しても責任は取らねぇぞ」
「ご心配なく。自分の行動には責任を持って動くので」
紘太は、それだけ言って再び構える。
もう一度、懐に入ろうとした時、透き通る世界で身体の動きに違いが現れた。
「旋空弧月」
それに気づいた紘太は、慌ててストップし回避行動を取った。
×上に飛んできた斬撃を下の隙間を利用して避けた。
「・・・斬撃か。随分、便利だな!!」
もう一度、懐に入り込み剣で攻撃を仕掛ける。
しかし、実力が均衡している所為か付け入る隙がない。
そんな時、上空に光が飛んでいった。
「お、誰か落ちたな」
「・・・」
紘太は、空をチラ見したがそのまま太刀川の方に視線を向けた。
「動揺しないんだな」
「今やるべき事は、アンタを倒すことだけだ」
「全く、お前がボーダー隊員でないのが残念だ」
そう言い太刀川も構える。
再び斬り合いになるが紘太が動くのを止めた。
光弾がこちらに飛んできたのを確認すると紘太はその光弾を斬った。
「・・・何だと!?」
「狙撃手か」
紘太は、それだけ呟くとその場から消えた。
「消えた!?」
狙撃手・奈良坂は、慌てて周囲を見回した。
そして、背後に何かいると感じとり慌てて振り返ると既に刀を振り下ろす態勢になっていた紘太を確認しそのまま切り裂かれ緊急脱出した。
「様子見で観察していたみたいだけどあれで隠れ切れると思ったら大間違いだ」
紘太は、それだけ呟くとその場から離れ太刀川の下に向かった。
ここまでの戦況を整理しよう。
現在、迅vs風間隊、嵐山隊vs三輪、出水、狙撃手の混合チーム、そして紘太と太刀川がそれぞれ3エリアで戦闘を行なっていた。
紘太の戦闘で倒したのは、米屋と古寺、今新たに倒されたのが三輪隊の奈良坂だ。
迅は、トリオン切れで部隊を撤退させ本部との衝突を起こさないよう考えた。
しかし、それは不可能だった為、プランを変更し敵を倒すことに専念。
その最初の脱落者が菊池原だった。
嵐山隊が劣勢に追い込まれているときにオペレーターの綾辻から連絡が入った。
『嵐山さん。奈良坂君が落ちました』
「落としたのは?」
『多分、紘太君です。トリオン反応がありませんでしたから』
「「「!?」」」
『綾瀬って何者なんすか?』
「賢の疑問もごもっともだが今はこの戦いに勝つぞ!」
「「「『了解!!』」」」
再び、戦闘を再開する嵐山隊だった。
場面は、紘太がいる場所に移り変わる。
そこには、何もせず突っ立っていた太刀川がいた。
「待ってたんですか?」
「奈良坂が済まなかったな」
「・・・普通だったらそのまま斬りかかるはずでしょ?」
「俺は、強い奴と闘いたい。それだけだ」
そう言い、紘太と太刀川が構えた時、3つの光が飛んで行ったのを確認した。
すると無線から迅の声が聞こえた。
『紘太、もう大丈夫だ。太刀川さんを倒していいよ』
「・・・了解」
そう言い不敵な笑みを浮かべた紘太。
すると今度は、炎のようなエフェクトが紘太の体を包み込んだ。
「俺を倒すか・・・。なら、やってみろ!!」
そう言い太刀川は、こちらに攻撃を仕掛けてきた。
全集中 炎の呼吸
壱ノ型 不知火
そう言い剣を大きく振り下ろし太刀川を切り裂いた。
「・・・またやろうぜ」
『戦闘体活動限界
そして太刀川は、光となって飛んでいった。
今回は、ここまでとなります。
それと、一つ言い忘れていたことがあります。
ヒロインは、1人だけになります。
ハーレム物はしませんのでご了承下さい。
誤字脱字ございましたら連絡ください。
では、次回。
月の呼吸は、出しますか? 4/9 0:00まで
-
出す
-
出さない