ワールドトリガー 〜鬼殺の剣士〜   作:シナプス・フィン

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最新話になります。
ヒロインアンケートは、後書に記載しますので最後までお付き合い下さい。


では、どうぞ。


第8話 玉狛支部

ボーダー正式入隊まで残り2週間を切ったある日。

この日は、終業式前最後の授業がある学校で三雲と空閑、そして綾瀬の3人で昼食を取っていた。

因みに、3人共クラスメイトになったので休み時間もよく3人で過ごしている。

 

「じゃあ、空閑もボーダーに入るんだ」

「も?と言うのは?」

「実は、俺もボーダーに入るんだ」

「えっ!?」

「そうなのか!」

 

2人は、驚きの表情を浮かべていた。

 

「時期は、空閑と一緒になると思うから同期になるね」

「おお、なるほど。その時は、よろしくな。アヤセ」

「よろしくな、空閑。三雲もよろしくな」

「あ、うん。よろしく頼む」

 

そんな風に話をする一同だった。

 

 

 

 

 

終業式が終わった翌日。

この日は、迅さんと共にある場所に向かっていた。それは・・・。

 

「ここが俺や遊真、メガネ君がいる玉狛支部だ」

 

目の前には、川の上に建物がある場所だった。

 

「本部と大違いですね」

「ここは元々河川調査のための施設で、それをボーダーが買い取って改修して今の支部になったって訳だ」

「へぇ〜・・・」

 

そう言われながら迅に連れられて中に入る紘太。

すると、小さな子供とカピバラがいた。

 

「ちーっす。今戻った」

「新入りか?」

 

すると迅さんは、コツンと子供にチョップした。

 

「新入りか?じゃないだろ。陽太郎」

「あ、迅さんおかえりってお客さん!?

ごめん今お茶出すね!どら焼き残ってたかな?」

 

そう言いながら眼鏡をかけた女子は、慌てて部屋を出た。

 

「今の人は?」

「ウチのオペレーターの宇佐美栞。

さっきの子供は、林藤陽太郎。ウチの支部長の息子だ。

さて、そろそろみんなが来る頃だろうけど・・・」

 

すると外のドアからガチャリとドアが開いた音が聞こえた。

 

「おはようございます・・・え!?」

「おお〜おはよう。メガネ君」

 

入って来たのは三雲だった。

 

「どうしたオサム?お、アヤセだ!」

「綾瀬さん!?」

「空閑に千佳ちゃん!?」

 

後から入ってきた空閑と以前出会った雨取千佳ちゃんだった。

 

「空閑は、入隊したのは知ってたけど千佳ちゃんも入隊したの?」

「うん。そうなんだ」

「・・・何か、俺が知らない所で話がポンポン進んでる」

 

そんなやりとりをして居るときに宇佐美がやって来た。

 

「どら焼き持って来たけどこのどら焼きいいとこのだから美味しいよってどうしたの?」

 

紘太は、千佳がボーダーに入隊した事に困惑し頭を悩ませていた。

 

 

 

 

 

「一応迅さんに聞いたと思うけど改めて自己紹介するね。

私は、宇佐美栞。玉狛支部のオペレーターやってます」

「綾瀬紘太です。一応、スカウトと言う形でボーダーに入ります」

「スカウト!?」

「ほぇ〜。それは凄いね」

「とは言ったものの具体的な事は聞いてないんですよね。

スカウトの場合だとどうなるんです?」

「スカウトだと試験とかは全部免除されるんだ。

かなり即戦力として期待されてるって事だね」

 

真史さんェ・・・。無茶振りすんなや・・・。

ただでさえトリオン体での戦闘慣れてないのに・・・。

 

「それで、嵐山さんに一通り教えて貰ったって話してたけどポジションに関しては説明は聞いたんだよね?」

「ええ。攻撃手(アタッカー)をやるつもりです」

「それじゃあ、本格的にトリオン兵と戦うのに慣れておいた方がいいね。

それじゃあ修君達と混ざって一緒にやろうか」

「はい。お願いします」

 

そう言いながら訓練室に向かう紘太と宇佐美。

そんな時だった。

 

「私のどら焼きが、な〜い!!

 

などと叫びながら入って来た。

 

「誰が食べたの!?」

 

紘太は、頭を?に浮かべながら荒れた人を見ていた。

一方、三雲達は、なんか見たことある光景だと思っていた。

 

「手付けてない奴のならそこにありますよ。

俺、甘いもの食べないので」

「・・・うぅ、ありがとう」

 

そう言いながら2人の男性が入ってきた。

 

「何だ?また小南が騒いでいるのか?」

「いつものことじゃないですか」

「おお〜。レイジさん。京介」

「迅さんっと、そっちは?」

「ってそうよ、迅!誰なのコイツ?」

 

などと言いながら小南と言われた人は、紘太について言及した。

 

「実は言ってなかったんだが・・・。

 

 

 

 

 

コイツ、遊真のお兄さんなんだ」

「?」

 

紘太は思わず頭を?にし何言ってんだと言う表情をしていた。

普通だったら嘘だと気づくはずなのだが・・・。

 

「え?そうなの?」

 

それをすんなり受け入れた小南という少女。

え?どう言うこと?

 

「遊真、アンタ兄さんなんていたの?」

「いたよ。詳しく聞かれなかったから話さなかっただけだよ」

「とりまる。そんな話聞いてた?」

「聞いてましたよ。小南先輩、忘れてたんですか?」

「わ、忘れてないわよ!レイジさんも聞いてたわよね?」

「聞いたぞ。遊真が一人っ子と言うのは」

「一人っ子。え?どう言うこと?」

「コナミ先輩。それ、嘘だから」

「・・・」

 

数秒黙り込んだ小南は・・・。

 

(;゚Д゚)

 

「このすぐ騙されちゃうのが、小南桐絵17歳」

「騙したのー!?」

「いや〜相変わらずブレないな。小南」

「大丈夫なんすか?色々と」

 

紘太は、何やら心配な表情を浮かべてしまった。

 

「それで其方の2人はどちら様?」

「ああ、紹介するね。こっちのもさもさした男前が烏丸京介。16歳」 

「もさもさした男前です。よろしく」

「こっちの落ち着いた筋肉が木崎レイジ。21歳」

「落ち着いた筋肉?それ人間か?」

「それで、今日お客さんで来ているのが綾瀬紘太君。

スカウトされて本部所属のボーダー隊員になるんだって」

「よろしくお願いします」

 

などと全員の挨拶を済ませた。

 

「所で迅さん。何で俺を連れて来たんです?」

「その前に京介達に話しておかないとだな。

紘太は、この前、噂になっていた()()()()()だよ」

 

「「「「!?」」」」

 

玉狛第一の人間は、驚きの表情をしていたが三雲達は、訳がわからない表情だった。

紘太に至っては何故話した?と言う表情を浮かべていた。

 

「こいつが!?」

「・・・マジっすか?」

「これは、驚いたな・・・」

「あの、アンノウンってどう言うことですか?」

 

三雲は、おずおずと手を上げながら皆に聞いてきた。

 

「以前、ラッドの一斉駆除の作戦の時のは覚えてる?」

「はい、僕もそれに加わっていました」

「その時に、トリガーを使わずに倒したのが上層部で結構問題視されててね。

その正体が分からないからアンノウンって言われてた」

「綾瀬、何をしたんだ?」

 

三雲はジト目でこちらを見てきた。

 

「トリオン兵を倒したからじゃない?刀で」

 

「「アレか〜・・・」」

 

三雲と空閑が思い出したかのようにしみじみに感傷していた。

 

「・・・本当にコイツがアンノウンなの?」

 

小南は、未だに信じていなかった。

 

「結構疑り深いんですね。すぐ騙されるのに」

 

「「「ブッ!!」」」

 

迅、空閑、京介と呼ばれる人物が思わず吹き出した。

肝心の小南は、プルプル震えていた。

 

「あんたね〜!!」

 

ウガー!!っと紘太に掴みかかるが単純な動き故に簡単に避ける。

それをしばらくやって数分後。

 

「ゼェ、ゼェ、ゼェ・・・」

 

息切れし息を整えていた。

迅は、それをスルーして話を進める。

 

「今日来てもらったのはトリガーを慣らすようにすると言うのが理由だな」

「それなら本部で出来るでしょ?」

「紘太は、遊真とメガネ君と同じクラスメイトなんだ。

知っている人がいるのが幾らか気楽かなって思ったんだよ」

「そうなの?」

「それは、本当です」

 

これは、遊真の代わりに修が答えた。

なるほどと小南は納得した。

 

「なら、私と戦いなさい」

「随分急ですね」

「弱い奴は、玉狛に入らないの。そもそも、アンタがアンノウンなんて信じてないし」

「俺、本部所属予定なのに?つか、俺、アンノウンなんて言われたの殆どないんですけど」

 

と言いつつ紘太の首根っこを掴み訓練室に連れて行く小南であった。

すると、迅の未来予知が発動した。

 

「うわぁ〜・・・」

 

思わず引き攣った顔をしていた。

 

「迅?どうかしたか?」

「いや〜・・・。これは見てからの方がいいでしょ」

 

皆は、迅の言い分に頭を?にしていた。

 

 

 




本編は、ここまでとなります。
では、ヒロインの結果発表です。
結果はこうなりました。


綾辻 遥   119 / 24%

加古 望   78 / 16%

国近 柚宇  96 / 20%

那須 玲   131 / 27%

三上 歌歩  63 / 13%


以上の結果になります。
結果、「那須 玲」が今作品のヒロインとなります。
たくさんの投票ありがとうございます。
次回から少しずつですがおり混ぜて行くつもりです。
今しばらくお待ち下さい。


誤字脱字ございましたら連絡ください。
では、次回。


月の呼吸は、出しますか? 4/9 0:00まで

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