銀色の悪魔…2nd.Stage   作:SilviaSilvermoon

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高橋涼介とのバトルも終わり…一度神奈川に戻る事にしたさつきだったが…
時間軸がずれてる影響が牙を剝くことに…


神奈川に戻ってきたけれど…

 

 

高橋 涼介とバトルを終え…群馬から神奈川に戻る車中、大きな不安を抱えていた。

 

それはトリップによって時間軸がずれてしまっている事でもう1人の自分が居たり、家そのものが無かったり。

 

不安を口にしたらきりがない。元の世界に居た時と顔や年齢が変わってしまっている事で

 

周りが認識してくれない可能性だってある。

 

気になっていることが山盛り過ぎて頭痛と吐き気がしだしたさつき…。(バトルより緊張して吐きそうな気分だよ…まったく。←完全にorz状態)

 

 

 

さつき『やっぱりこの世界には圏央道が整備されてないか^^;;;う~ん、じゃあ中央高速で八王子に出てR129経由で厚木を目指しますか…』

 

 

 

独り言をつぶやいて…車は八王子で高速を降りて八王子バイパスへ。そのあとR129に乗り換えて年中忙しそうな橋本五差路を越えて一路、厚木市の金田陸橋を目指して絶賛爆走中…

 

行きの時の様に風景がグニャりと歪んだりは一切無かった。

 

金田陸橋を右折して坂を上ってR246に合流…その先の小田原厚木道路の側道に向かって進み、自宅のある平塚市を目指していた…。

 

途中で気が付いた。夢主は2008年に引っ越ししてるから新しい方と古い方…どちらも探さなくてはいけないと。

 

近づくにつれてどんどん気分は重くなっていく。

 

平塚市の景色はほぼ同じ…まず引っ越した後の家の方に行ってみたが開発もかかっていない元々あったと思われる畑が広がっていた。

 

頼みの綱…引っ越し前に住んでいた場所に向かう…。

 

家はあった…けど、親の名前の表札はあるが…俺という存在は居ないようである。

 

覚悟はしてたけど…結構厳しい。念のため職場にも行ってみて確認したが、”そんな人はいませんねぇ”…と言う返答が返って来た。働いてる人たちの顔ぶれも違ってたから

前に働いてた人たちなのだと思うけど…。

 

実年齢46のおっさんが泣きそうだもの。ただ…この現実を知って吹っ切れた気がした。

 

 

 

 

 

帰るあても無くなってしまいこれからどうするかを考えたときに…唯一この世界でつながりのあるところ…群馬で再出発しかないと思った。

 

俺は再び群馬に向けて車を走らせていた。余計なお金は生活が安定するまでかけられない…高速代をケチって一般道で群馬を目指す。平塚を出たのが昼の2時。伊香保に戻ってきたのは夕方の7時半を回っていた。

 

 

 

まだスタンドは営業していた。でも…帰ったのにまたすぐのこのこ帰ってきて…

 

合わせる顔が無くてちょっと離れた所に車を止めて寝転がっていた。

 

 

 

しばらくして閉店の準備をしようとのぼりや看板をルブ室に片付けるため…事務所から出てきた店長と池谷君。それと樹。今日は拓海が休みな為3人で片づけを始めた。

 

 

 

池谷「あれ?あの車…って、店長!さつきさん…さつきさんの車じゃないですか?あれ…だって日付が変わる頃、神奈川に帰っていったはずなのに…どうしたんだろ?」

 

 

 

店長「ええっ!ありゃ、ホントにさつき君の…おい、池谷!何か理由があって帰ってきちゃったのかもしれないぞ?様子を見てきてくれ!」

 

 

 

池谷「あ、はいっ!」

 

 

 

樹「池谷先輩っ!俺も行きます!!」

 

 

 

池谷の後を追いかけるように樹も走り出す。

 

 

 

 

 

S15に近づき…運転席を倒して上着をかぶるようにして寝ているドアの窓をノックする。

 

コンコンコン…

 

 

 

池谷「さつきさん!さつきさん!どうしちゃったんですか?さつきさん!」

 

 

 

樹「さつきさ~ん!いったいどうしちゃったんですかぁ?」

 

 

 

ノックされたことに気が付いたさつきはドアのロックを外し…起きてきた。

 

 

 

さつき『神奈川に…もう俺の居所はなかったから…帰ってきちゃった…ハハハ。』

 

 

 

力なく笑ってるさつき。ただ事じゃないと感じたので、とりあえず池谷はさつきを連れて店長の元へ。

 

 

 

店長「おいおい、さつき君、どうしたんだ?まさかホントに神奈川でリストラされたんか?」

 

 

 

さつき『店長…俺の話…聞いてもらってもいいですか?どう考えても解らなくなっちゃって…』

 

 

 

憔悴しきった昨日の夜とは雲泥の差の彼の姿があった。

 

 

 

取り敢えずみんなで事務所の椅子に座る…その後樹は片づけを再開…天井灯を消し、若干早いけど閉店した。

 

 

 

店長「まあ…コーヒーでも飲みながらゆっくり話してくれればいいさ。」

 

 

 

店長はそう言うとみんなに缶コーヒーをご馳走してる。

 

 

 

さつき『すみません。店長…明日からバイト…出ても良いですか?』

 

 

 

店長「ああ、そりゃ構わんけど…神奈川で何があったんだ?」

 

 

 

さつき『信じられないことが起きてたんですよ。12,3年前に引っ越ししてたんですけど、家に帰ったら…あるはずの家が無くて土地が造成される前の畑で…

訳が分からないんで引っ越す前の家に行ってみたんですね。そしたら家はあったんです。それに親の名前の表札はかかってたけど…俺の存在自体が全くないんです。

姉と妹の名前はあるのに俺の名前がない。職場に行ってみてもそんな人は居ないですね…って。

全然別世界にトリップしちゃった気分…SFかオカルトみたいなもんですよ。

神奈川に自分の居場所が無いなら…俺の存在をわかってくれてるここにしか…

戻るところが無くて…でも、こんな話しても信じてくれるとは到底思えないし…

俺自体が衝撃が強すぎて…言葉にちゃんとまとまってなくて。』

 

 

 

池谷「じゃあ…泊まるところもないんですか?うわお…でも、そんなことが起きるんですねぇ…俺だったら気が狂っちゃいそうですよ。」

 

 

 

樹「店長…さつきさん、店の2階のロッカー横の休憩室で寝泊まりしてもらって給料が入ってから住むところを探してもらったらどうですかねえ?明日からここで仕事でしょ…?車の中でなんて可哀想過ぎますよ!」

 

 

 

店長「そうだな…さつき君、とりあえずそれでいいなら俺はOKだよ。ゆっくり探せばいいさ。」

 

 

 

さつき『すみません、ありがとうございます…ありがとうございます!!(土下座して泣き崩れた)』

 

 

 

店長「大丈夫だから…な?明日から店明けとか覚えてもらうからな^^よろしく頼むよ?」

 

 

 

さつき『よろしくお願いします。』

 

 

 

店長「取り敢えず車…ここの敷地に入れて荷物を部屋に入れちゃいなよ。池谷!手伝ってあげてくれ。」

 

 

 

※こうして…何とかみんなの手助けがあってスタンドに住み込みで働くことになった。

 

 

 

群馬での生活がこうして幕を開けた…

 

 

 

解っちゃいたけど…信じてくれるかどうか疑問だった分…安堵したのと…良い人達で良かったというのが半分半分で…その夜は休憩室でお世話になり、翌朝からスタンドでの

バイト生活に突入した。

元々俺自身、高校と専門学校時代にスタンドでバイト経験があったから基本的な給油と

窓拭き、トイレや事務室の掃除に古新聞をまとめたりゴミ出し…窓拭き用タオルの洗濯等の雑用や洗車とかオイル交換などの作業ができるので、

給油機のセットの仕方と釣銭機に慣れれば問題なくて、半日あれば、開店作業、閉店作業までできるようになった。

 

 

 

店長「いやぁ~半日で全部覚えてくれたから助かったさ^^」

 

 

 

池谷「すっげぇ~俺、楽になりましたよぉ。今度、配達一緒に行って覚えましょうね(^^♪

 

 

 

店長!これで春になって高校生組が卒業して、もし離れるような事があっても…大丈夫っすね。」

 

 

 

さつき『またまたぁ~池谷君の圧がすごいんですけど><;;;胃に穴が開きそ…』

 

 

 

冗談っぽく返してると2人が大笑いしてる…これはこれで良い職場だと思う。

正直な話、この3人がしっかり午前と午後で見てれば、後は高校生と大学生を2人ずつで

充分回る。

 

最悪バイトが見つからなかったとしても、3人が朝から通しで出てれば、どうにか回せてしまうといった具合。

半年も居ると…違和感なんて全然無く…むしろ最初からこうだったんじゃないかって

思えると店長と池谷君は言っていた。

その間に、バイトで入って2か月でバイト主任になり…高校生組が卒業するこの3月で

正社員になる事が決まったので収入も安定し、スタンドの近くにお客さんが持ってる

平屋に引っ越した。(6畳2間でバス、トイレ別で…納屋と野菜を洗うための洗い場的な

プレハブもあり車止められるし、工具も置ける。水道もあるから洗車もできる。)

 

 

 

家賃も大家さんとなるお客さんに気に入られている事もあってか…

 

ものすごく安くしてくれて、この内容でなんと月3万!S15の他に車検2年付きのS13のQ'sの黒を30万で買い、こっちにスピードスターズのステッカーを貼って

 

通勤の足兼、遊べる車を目指して足回り(ブッシュ類の交換やストラットタワーバーをを含めて)とステアリング、タイヤ&ホイールの2インチアップ(14インチの鉄チンホイール→16インチのアルミに変更)とブレーキを強化し…

 

最近ではネットでマフラーとエアロ類を探してる状況。ま、そのうちにシートとLSDを入れて

 

CPUの交換とハイカム、ハイコンプピストンに交換…やる事は目白押しだ。

 

 

 

ん~ここの生活って前より充実してる…トリップした事を逆に感謝していた。

 

一方、原作のストーリー的な接点の話をすると…

 

 

 

(---※ここからはさつきsideで進行します---)

 

 

俺がスタンドのバイト主任になった頃…残暑が厳しい夏の終わりに拓海と高橋 涼介がバトルして、拓海の勝利。やっぱり主人公…負ける訳が無いもの。

あ、そうそう。高校卒業後の4月から、拓海は卒業後運送屋で働きながら高橋 涼介とプロジェクトDを立ち上げて関東全域のコースレコードを塗り替えるべく…これから活躍していくことになる。あ、原作通りじゃないのが1つ…サポートと称して拓海と高橋 啓介の体調が悪いとかの時の影武者として…一応スタンバイしといてくれって高橋 涼介が。急遽呼ばれた時には日当が支払われるとの事。(俺得だけど良いのか!?って問うたら問題ないと高橋 涼介に言われましたとさ^^;;;)

 

あ、それと…すっかり忘れてた。樹は高校卒業後同じスタンドで就職し正社員となったのでバイトの人数が減ってしまった分、4月以降は俺、池谷君、樹の3人でローテーションを組んで早番、遅番、公休を回して、(何かよく解らんが、ガソリンや軽油に灯油などの燃料油や商品の発注と棚卸を池谷君が、俺はシフトを組むのをやらされる羽目に…あれ?

シフトを組むって確かサブマネージャー(=副店長)扱いじゃん><;;;

あ、それとバイトなどの教育は樹が行っているけどね。)

 

店長は常に出勤日は昼から閉店までで公休は火曜、水曜となった。(土、日…と言っても金曜の夜または土曜の深夜なんだけど…交流戦が来るのがほとんどなので月曜にドライバーをした人を休ませるために店長と話し合って決めた。)

これでプロジェクトDも応援しつつ、秋名スピードスターズのメンバー(※特に主要メンバーである池谷君に健二君、もちろん樹も)の底上げを狙った目論見が少しづつ形になってきた。ちゃんとブレーキングドリフトと事故る前にスピンでかわす事もできるようになってきた。レベルが1ランクアップしたと思う。非常に良い事です。一応スピードスターズの顧問に就任したので鍛えることはしてますよぉ~。

 

そして…池谷君と真子ちゃんの恋は原作ではレーシングドライバーになる真子ちゃんの

重荷になりたくないと池谷は諦めてるけど…ムフフ。これは追々書きます。(←メタいなあ。)

樹と埼玉の和美ちゃんの方も…まだゆっくり前進と言ったところか。

うらやましいなぁ。人生やり直してる元・おっさんはやっぱりぼっちっす!

(※だってこの世界じゃ所詮は俺、モブだもん…^^;;;)

 

群馬で再出発してからもうそろそろ1年楽しい生活は続いている…。

もう夏はすぐそこ…容赦なく照り付ける日差しに耐えかねた店長が集金の帰りに皆にアイスを買ってきてくれた。マジで嬉しい…。

そんな時1本の電話が鳴った。近くにいた樹が電話を受けた。

 

樹「…はい。…はい。解りました。レギュラーガソリンを取り敢えず10リッターですね?はい、渋川伊香保ICの出口の近く…あ、すみません、車種を伺っても宜しいですか?

はい…グレーのNOTE…はい。ナンバーは…湘南ナンバーの5837ですね?はいっ!じゃあ

用意してなるべく早くお持ちしますんで…はい、ありがとうございまぁ~す。」

 

池谷君は今、もやし農家に灯油を配達中…俺は電話の内容を聞いてジープ缶にレギュラーガソリンを10リッター入れて伝票とお釣を用意してS13の助手席に入れた。

 

さつき『じゃあ…救援行って来るよ。しかし…湘南ナンバーね…(従妹の美奈子のNOTEもグレーで5837だったな…もう会えないけど…元気にしてるといいな。)』

 

樹「さつきさん、おねがいしますね!」

 

さつき『おう、行って来るぜぃ。』

 

最近ハイカム、ハイコンプ仕様にしてCPUもいじったS13のエンジンをかけ…救援に向かった。

 

インターのETC出口から200m位のところで左に寄せて止まっている純正のフルエアロが付いたグレーのNOTEを見つけた。見るからに美奈子のによく似てる…まさかとは思うけど…ねえ。UターンしてNOTEの前にS13を横付けして缶と伝票等を入れたカバンを持ってNOTEの運転席の窓を軽くノックし…頭を下げた。

 

さつき『すみません、お待たせしました。レギュラーガソリンを10リットルお持ちしました。』

 

?「あっ、すみません、ありがとうございます。今、ガソリンコック開けますね…」

 

何か聞いた事のあるような声が…

 

さつき『あ、すみません。ありがとうございます。じゃあ蓋を開けて給油させていただいちゃいますね。』

 

蓋を開けてジープ缶のノズルを差し込み、ゴポゴポっと給油する。カリカリッパタンッ…(内側の蓋を閉めてコックの蓋を閉じる音)

 

さつき『えっと、じゃあ給油終わりましたのでお会計…よろしいですか?1080円頂きます。』

 

?「えっ?ん?…あ、はい。1100円からでも良いですか?」

 

さつき『はいっ、それでは20円のお返しになりますね…お確かめください。あ…それと…スタンドで残り給油されますか?給油されるならご案内しますけど…?』

 

?「あ、そう…ですね。お願いします。」

 

スタンドへ2台で向かう事に。

 

え?まさか…でも顔が違うし…って顔をしてる女性。

 

 

(――――――※ここからは謎の女性(?)sideで進行します。―――――)

 

 

1台…結構なスピードでこっちに向かってくる黒のS13が。

Uターンしてあたしの車の前に停めて缶と伝票等を入れたカバンを持って運転席の窓を軽くノックし…頭を下げてきた。

 

店員さん『すみません、お待たせしました。レギュラーガソリンお持ちしました。』

 

あたし「あっ、すみません、ありがとうございます。今、ガソリンコック開けますね…」

(あれ?何か聞いた事のあるような声が…気のせい?)

 

店員さん『あ、すみません。ありがとうございます。じゃあ蓋を開けて給油させていただいちゃいますね。』

 

蓋を開けてジープ缶のノズルを差し込んでゴポゴポっと給油し、カリカリッパタンッ…(内側の蓋を閉めてコックの蓋を閉じる音がした。)

 

店員さん『えっと、じゃあ給油終わりましたのでお会計…よろしいでしょうか?1080円頂きます。』

 

あたし「えっ?ん?…あ、はい。1100円からでも良いですか?」

(声だけ聞いてると従兄のさつきっぽいんだけど…顔も年齢も違いそうだし…)

 

店員さん『はいっ、それでは20円のお返しになりますね…お確かめください。あ…それと…スタンドで残り給油されますか?給油されるならご案内いたしますけど…?』

 

あたし「あ、そう…ですね。お願いします。」

 

<店員さんのS13の後をついていく。不慣れなあたしのために時折後ろを確認してついてきてるか見てくれている。4,5分走るとスタンドが見えてきた。へえ…意外と近くだ。車を給油機の横に停める。>

 

あたし「すみませんでした。じゃあ…レギュラー満タンでお願いします。」

 

樹「いらっしゃいませぇ~。えっと現金でよろしかったですか?ありがと~ございまぁ~す。」

<この声…さっき電話を受けたのはこの子だろう…それにしてもさっきのS13の店員さんの声…さつきに驚くほどそっくりな声だった…あ、さっきの店員さん窓を拭いてくれてる…ん?な、名前…小長井って…まさか>

 

気が付けばさっきの店員さんに声をかけていた。

 

あたし「す、すみませんおトイレってお借りできますか?」

 

店員さん『ああ…その横にある掃除機を越えた所の右側の扉がトイレになってますよ。どうぞお使いください^^』

<あたしはトイレに駆け込み…不意に鏡を見た。顔が…20代のころに戻ってる…若作りはしてるけどここまで戻ると怖さがある。トイレの壁にかかったカレンダーを見て絶句…199Y年!?まさか…時間軸ずれてる!?もしそうなら元の2020年にはもう戻れない…?>

 

頭の整理が全然できないあたし…トイレから出てきたあたしの顔は若干青かったのかもしれない。

さっきの店員さんが心配してくれた。

 

店員さん『大丈夫ですか?顔色が優れないみたいですけど…?』

 

あたし「え、ええ…だ、大丈夫です…た、多分。」

 

店員さん『もしかして…お客さん時間軸…ずれてる事に気がついてどうしようかって思ってます?』

 

おもむろに近づいて耳打ちしてきた店員さんに意外なことを言われ…目を見開き…顔を見てしまう。

 

店員さん『当たってました?小長井 美奈子さん。』

 

核心を突かれ…その場に立ち尽くしてしまい…動揺してお財布をポロっと落としてしまう。

 

さつき『俺だよ、俺。さつきだよ。時間軸が狂って若返りトリップしたらしくてな。今の顔はこんなんだ。』

 

拾い上げた財布を美奈子に渡しながら話しかける。

 

美奈子「声はそうかなって思ってたけど…まさか本当に…急に居なくなって皆で一生懸命探しても車も人も見てないって…で、最後に向かってた伊香保に向かえば何かわかるかもって…生きててよかった。でもこれって…」

 

安堵の気持ちと一緒になり泣きそうな顔をしてる美奈子…。

 

さつき『俺も伊香保に向かってる途中で1回風景がグニャっと歪んで戻ってさ…それから立ち寄ったトイレで顔も年齢も変わっててびっくりさ。神奈川に戻ったら今の家の所が造成前の畑の状態になってて、昔の家に行けば表札はあったけど…俺の名前だけ綺麗に無くなってるし、職場に行けばそんな人居ませんねえ…って言われちまうしな。で、群馬に戻ってきて最初にガソリン入れて良くして貰ったから今はこのスタンドで働き始めてもうすぐ1年くらいになるかな。多分、今帰っても美奈子も同じ目に遭うと思う。』

 

美奈子「じゃあ…あたしもこのまま…」

 

さつき『帰り方がわからない以上こっちで暮らすしかないと思う。まあ…俺の家…借家だけど部屋余ってるからな…そこに住んでもいいし。職だって見つけなきゃいけないだろう?』

 

美奈子「あ、あぁ…それは確かに。とりあえず今、満タンにしたんだからさつきの家に車止めてできるだけ使わないようにしてしていくしかないって事ね。」

 

さつき『俺は湘南ナンバーで走ると目立つし、車検証を見せたらとんでもない事になるような気がしてるからめったにS15は動かしてない。で、移動の足も兼ねてあのS13を買った訳さ。』

 

今のあたしのは衝撃的な出来事がいっぱい起こりすぎて…放心状態になってしまった。

 

ガソリン代は何とか支払ったものの…事務所の椅子に腰かけ、さつきの仕事が終わるまでずっと考え事をしていた。

 

―――――――――

 

新キャラ解説…(入れるの忘れてて慌てて追加^^;;;)

 

 

<設定>

・小長井美奈子 元の世界では1973年6月12日生まれ。血液型はB型。

出身地 神奈川県

実世界(2020年1月現在)では46歳の元・走り屋。今…ただのドリフトのできる車ヲタで若作りに余念のない自称・美魔女な独身のおばちゃん(←ここポイント)

 

昔、Team SILVER-MOONをさつきに誘われて一緒に立ち上げてサブリーダーをしていた。

性格面では普段から結構な面倒臭がりで、1人でぼんやりしてるのが好き。

どっちかと言うと単独行動の方が多い。(他人に合わせてるとイライラしてくるのもあるが。)

その癖に面倒なことに巻き込まれることが多い^^;;;

S:M=50:50のニュートラルなはず…なのにいきなりドSスイッチが入ることがある…

(B型特有の気質と言ってもいいだろうけど。)

そのスイッチが入る典型的な例としては運転。えげつないほどドS。

→さつきとそっくりと言う人多数あり^^;;;

 

現役で走ってた時に”漆黒の闇に浮かぶ銀色の幽霊(ゴースト)”と呼ばれていた。

※さつき曰く、『俺より勘が鋭いし、確実に俺より腕があるから…半端な奴じゃ歯が立たないだろうな…』だそうです。

2020年でも若作りに余念がなく20代後半と言われることを目指していた→トリップ時22歳に若返って顔が年齢相応に変化。化粧してないと高校生でも通用しそうな見た目(※要は原作と年齢に合わせて若返り)

・2020年(トリップ前)所有車…2011年式の初代NOTE最終型16x(※湘南ナンバーでは群馬で目立ってしまうのと、車検証を見られたらエラい事になるってさつきが言うので納屋に隠すことにした。)バイトにNOTEを使えないので足になる車を物色することになりそう…車探しにはなぜか沙雪が乗り気で若干引くくらい…(※この話は後で出てきます。…作者注^^;;;)

 

 

 

―――――――

 

 

 

 

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