銀色の悪魔…2nd.Stage   作:SilviaSilvermoon

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天才肌の美奈子…さつき運転の先ほどの下りのデモ走行1本、しかも横に乗っていただけで秋名の下りの最速ラインを覚えた様子…
沙雪の前でその下りの最速ラインに乗せられるのか?


天才肌と秀才肌…?

・一方そのころシルエイティの車内では…

 

 

美奈子「えっと、確か…2コーナーはグリップで3コーナーは流す…っと。」

 

 

教わったことを復唱するように運転してる美奈子と横で観察してる沙雪。

まるで教習所の卒業検定みたいな感じの雰囲気の車内の緊張感。

スケートリンク前のストレートを抜けて原作で拓海が高橋 涼介とバトルした時に突っ込みでアンダーを出したコーナーもきっちりクリップに寄せてクリア。

5連続ヘアピンではさつきに教わった通り、溝落としで直線的なラインでタイムを削る。

 

 

沙雪「へぇ~小長井さんてここ初めてなのよねえ?何でここで溝落としの技使えてるの?あたしにゃ不思議でならないんだけど?」

 

美奈子「さっきの…さつきあ、S13のオーナーの従兄が下りの走り方レクチャーしてくれながら下ってったので…ラインはその受け売りですよ。」

 

沙雪「だからっていきなり教えられてできるもんじゃないでしょう?」

 

美奈子「ん~地元の神奈川にもヤビツ峠って所でこういう溝落としを使うポイントがあって…そこで走ってた経験が生きてるんでしょうね。」

 

沙雪「あ、地元って神奈川なんだ…じゃあ、神奈川の有名な走り屋2人知ってる?通り名で”銀色の悪魔”と”漆黒の闇に浮かぶ銀色の幽霊(ゴースト)”って言われてるんだけどさぁ。

この前、”銀色の悪魔”の方は高橋 涼介とここで対戦したらしいんだけど、詳細が流れてこなくて結果とか全然解んないんだけどさ。」

 

美奈子「(ドキッとしつつも顔に出さないようにしながら)ん~あたしはその名前はもちろん聞いたことはあるし、走ってるのを見た事はありますけど、どんな人なのかまでは良く知らないですねえ…」

(咄嗟に自分とさつきの事だとは言えず…濁しておくしかなかった。)

さつきのS13も追いついてスピンターンをかまして…そして下り切って上っていく。

 

【※実はこの時…すでに沙雪はさつきや美奈子が”銀色の悪魔”と”漆黒の闇に浮かぶ銀色の幽霊(ゴースト)”だとははっきりは分かっていなかったが、かなり怪しんでいた…らしい。←後々になって沙雪がぶっちゃけた。】

 

ボォオオオオオオッ!ブォオオオオオオオ!ギュキャキャキャキャャアアアアア!!

2台で戻ってきた。

 

池谷は今回タイムの計測と携帯で動画を撮っていたのと、さつきが解説しながらだったので失神することなく起きていたという…。

 

 

(※――――ここからNo side(作者ナレーション)で進行していきます―――――)

 

 

 

”漆黒の闇に浮かぶ銀色のゴースト降臨”…降りて来た池谷君の頭の中では

この文字が浮かび上がっていたと言う…。

 

 

 

健二「おっ…帰って来た、帰って来たぁ。」

 

樹「健二先輩、どうなんでしょう…ちゃんと動画撮れてると思います?」

 

健二「まあ…さすがに今回は起きてるかもしれないけど、手振れと絶叫で何にも解らないって事もあるかもしれないな^^;;;だって”漆黒の闇に浮かぶ銀色のゴースト”を追いかける”銀色の悪魔”だぞ?小手調べにしたってさぁ…通常の全開走行よりかなりペースが速いんだから…」

 

樹「かなりやべぇって事だけは解りますね…。」

 

健二「お~い!池谷!どうだったんだ美奈子ちゃんの走りは?タイム計測と動画…撮れたのか?」

 

池谷「おおよ。これが…まず美奈子ちゃんの人生初の秋名の下りのタイムだ…」

 

健二、樹「「どれどれ…ゲッ!ま、マジでぇ!!初回からこんなタイムが…?」」

 

池谷「出せちゃうんだな…さつきさんの出したコースレコードのラインを寸分たがわず

再現できてしまう…だからいきなりさつきさんが拓海の出した記録を17秒短縮してその後のバトルとタイムアタックで更に7秒縮めたって言ってたけど変則バトルの記録の7秒落ち…つまり、拓海より14秒早く走った事になる。それに…こっちがちゃんと撮れてるかだけど…」

 

(スマホを操作して動画を再生し始める。)

 

池谷「お、ちゃんと撮れてるみたいだ。見てみろよすっげぇから。」

 

再生された動画は…前に池谷が健二と樹を連れてさつきを追いかけて高橋 涼介との決戦に向かった…あれを思い出させる。

 

健二、樹「「おお!この前は消えて見えたけど…同じ様にさつきさんが走ってるから…全容がしっかり見えてる!!うはっ!すげぇ…こんな走りをいきなり!?こりゃ恐怖を通り越して楽しいかも。」」

 

池谷「それにな…さつきさんの解説が解りやすいから…安心して乗ってられたんだ。」

 

さつき『そんな大層な事解説してる訳じゃないって。^^;;;だから理解できるんじゃない?俺の言おうとしてる事を…さ。』

 

 

その時背後から美奈子の声が…

 

 

 

美奈子「みんなぁ!もう1周してくるから待ってて!」

 

 

と言い残し…再びシルエイティは秋名の山に消えていった。

 

 

さつき『もしかしたら…碓氷のエンジェルは幽霊に今頃隣で猛アタックかけてるかもな。ひょっとしたら…2代目ImpactBlue結成するかもしれないぞ。』

 

池谷、健二、樹「「「うわぁお…^^;;;マジであり得るから怖ぇえええ~」」」←あははは…草生えるわ(←ヲイヲイ^^;;;)

 

 

一方その頃シルエイティの車内では…

 

 

沙雪「ねえ…白状しなさいよ。ここ初めてじゃないんでしょう?いきなり最速ラインで走るなんて…」

 

美奈子「イヤイヤ、ホントに初めてですよ…ただしあの最速ラインを走れるのにはちょっとしたタネも仕掛けもありまして…」

 

沙雪「へぇ~じゃあ、そのタネと仕掛け…教えて欲しいわね。(メッチャ美奈子の顔の近くに寄せて見つめてる)」

 

美奈子「うわっ!ちょ、沙雪さん、近い!近いってぇ!もう…解りましたってばぁ!」

 

 

ギュッ(ブレーキに右足が乗っかる)ギュキャキャッ!キキィイイ…

車をスケートリンク前のストレートの真ん中位で止める。

 

 

美奈子「さっきの走行ライン…あれってさつきが高橋 涼介とバトルした時のもの…って言ったら解りますかねえ?つまり…」

 

 

言いかけた時に食い気味に沙雪が口を開く。

 

 

沙雪「ちょ、ちょっと待って!じゃああの黒のS13…従兄の人だっけ?”銀色の悪魔”って事に…あ”ぁっ!それじゃ…”漆黒の闇に浮かぶ銀色の幽霊(ゴースト)”って…えっ?えっ?」

 

美奈子「その呼び方って…何か長いし、こそばゆいですね。(ポリポリ)前に、

銀/黒のAE86の2ドアトレノに乗ってた時に言われた通り名…ですね^^;;;

さすがに自分とさつきの事だとは言えずに濁しておくしかなかったんですけど…」

 

沙雪「あぁ…従兄さんは小長井さんの運転の仕方を知ってるから安心して車を貸したのね。納得できたわ。普通親戚でも自分のいじって愛着を持ってる車を…貸してくれないもの。だからあたし、S13は小長井さんの車だけど、嘘ついてると思ってたのよ。」

 

美奈子「また…随分ぶっちゃけましたね^^;;;まあ…従兄はあのS13は通勤&遊び用って言ってましたけど。銀色の悪魔って呼ばれるきっかけになったS15は車検通して無いかも知れませんけどまだ持ってるはず。でもあたし、今、車持ってなくて^^;;;だからバスで通う事にしたんですよ。

(NOTEの事は秘密にしておこうと決めた)でも時間が合わなかったのでS13を借りていく事にしたんです。」

 

沙雪「そっか、納得したわ。なら…あたしが車選び手伝ってあげる。それに…小長井さんじゃ固っ苦しいし、”美奈子ちゃん”って呼ぶわ。

年齢もほとんど変わらないみたいだし。

あ、それと…ImpactBlueって呼ばれてた相方の真子がプロドライバーになっちゃってね…あたし、暇してたのよ。一緒に走らない?」

 

美奈子「もしかしてさっき質問に答えなかったのって…まさか図星?でもまさか…ねぇ?」

 

沙雪「もし…図星だって言ったら…美奈子は受ける?」

 

 

メッチャ真顔で美奈子をさりげなく呼び捨てにして迫っている沙雪…まるで煮え切らない彼氏に結婚を迫る彼女の様…殴)

 

 

美奈子「そ、そんな重大な事急に言われても…少し時間くれませんか?」

 

沙雪「フフフ。そう言うと思ったわ。まあ…同じ職場だし、いつでも返事がもらえるからねぇ。

良い返事期待してるわ。」

 

美奈子「うはっ!沙雪さん圧がすごいですって^^;;;もしかして好きな男の子にもグイグイ行っちゃう派ですか?何かねえ…何年か付き合ってるのに、煮え切らない彼氏に結婚を迫る彼女を見てるみたいな気がするんですけどぉおおお…」

 

沙雪「あたしは…狙った獲物は逃がしたくないの。そのために駆け引きも、必要と思えば実力行使も何だってアリだと思ってるわ。」

 

美奈子「うわぉ肉食系女子がここに居たぁああ!…何か某探偵マンガ(コ〇ン)の真っ黒な組織の幹部(ベル〇ット)みたいな発言しますね…^^;;;」

 

沙雪「あたしはそれだけマジって事よ…(スーッと両手を美奈子の頬に当てて、真っ直ぐ向かせて目を合わせていく。)いい?あたしはこの件はホ・ン・キだから。逃がさないわよ美奈子…フフフ。」

 

(イヤイヤイヤ、背筋が凍るってぇええええ!やっべぇわ…魔性の女ここに現るぅうううう!

メッチャこの場から逃げたい←美奈子の心の声【切実】)

 

 

その後、戻ってきた2人。美奈子は魂抜けかけて白目剥いてるし(←お目当てのキャバ嬢にトドメの殺し文句を言われてメロメロになって溶けちゃいそうになってるリーマンみたいな顔って言えば解るかな?あ、メタいっすか?失礼しましたぁ^^;;;By作者。)

沙雪は黒い笑みを残してその場を去っていった…。

 

何か物凄い事に美奈子は巻き込まれてる…っと

4人(さつき、池谷、健二、樹)は同時に直感したそうな^^;;;

 

 

さつき心の声『たぶん…こいつはどう転んでも2代目ImpactBlueに引っ張られるだろうな…

沙雪って娘…俺が思うに真性のドSだぞぉ。美奈子、ご愁傷様。多分お前さんの逃げ場は残されてないと思った方が良いぞぉ。(チーン)』

 

 

 

(※―――――ここから美奈子sideで進行します―――)

 

 

 

一夜明けてバイト2日目…ただ今絶賛、バイトに向かってる最中ですけど…

 

 

…今日はさすがにS13を借りてくる訳にもいかず…大家さんに借りたチャリンコでケーキ屋を目指して絶賛爆走中。だらだらと続く上りに差し掛かり…必死に立ち漕ぎしてると、後ろからスキール音と共に派手なエンジン音が…並びかけるようにして助手席側の窓が開く…程なく

 

沙雪「美奈子!えっ?チャリで通勤してんの?言ってくれれば迎えに行ったのにぃ~!!」

 

と言う声が…

 

だ・か・ら~あたしは車持ってないって言ったじゃん!(NOTE動かしたらまずいから)と言うあたしの心の声を表に出す事無く…必死で漕いでるから声が出せずにコクコクッと首を縦に振るしかできない…

そしたら一気に前に行ったと思ったら、ハザードを付けて左に寄せて止まった。

と思ったらハッチを開けて…ん?なんかゴソゴソと…もしかしてリアシート倒してる?

え?ええっ?まさかチャリ積んで行く気じゃ…

 

美奈子「ちょ、沙雪さん?何して…」

 

沙雪「早く~ここ乗せちゃいなさいって!」

 

手際よくトランクルームに作業したときに手を拭いたりするであろうタオルまで敷き詰めて載せる気満々のお嬢…そりゃ、ありがたいよ?ありがたいけどもだぁああ!こんなのを店舗の他の人が見た時にどう思うんだろうか…あたしはそっちの方が気になるわ^^;;;

 

でも、お嬢の優しさを無下にする訳にも行かず…チャリを積み込んであたしは助手席へ…

 

美奈子「お、お邪魔します…」

 

沙雪「な~に言っちゃってんの!他人行儀な…あんたとあたしの仲でしょう?」

 

ってヲイヲイ…1晩ですっかりマブダチじゃん^^;;;何これ。コミュ力高っけぇ~わ。

ってか、あたしの外堀を…確実に埋められてってる感じがビシバシ伝わって来るんですけどぉ><。

 

その時に思い出す…昨晩の言葉…

 

(回想シーン…)

「あたしは…狙った獲物は逃がしたくないの。そのためには…駆け引きも必要と思えば実力行使も何だってアリだと思ってるわ。」

「あたしはそれだけマジって事よ…(スーッと両手を美奈子の頬に当てて、真っ直ぐ向かせて目を合わせていく。)いい?あたしはこの件はホ・ン・キだから。逃がさないわよ美奈子…フフフ。」

 

 

うわぁ…お嬢の本気って怖っぇえええええ!!!!(お嬢の愛が重すぎて泣きそうです…あたし。)

取り敢えず店舗の真ん前で降ろされましたけど…

 

 

沙雪「帰り何時だっけ?あたしが迎えに来るんだから…良い?勝手に帰っちゃダメよ?」

 

 

って…お嬢はあたしの母親か?ってツッコミたいけどあたしにゃできない…。

 

店舗に着いて仕事が始まり、今は棚替えの真っ最中ですけども…

お店の中に入れば当然の事ながら…パートのおばさん達に集中口撃を浴びせられる訳で…

 

 

パートA「え?えっ?昨日の今日でもうあんなに仲良くなったの?」やら、

 

パートB「どうやってあの気難しいお嬢に取り入ったの?あたしたちの時給も上げるように言ってくれない?」だの、

 

パートC「あなた…お嬢と仲良くなったからっていい気にならないでよね!仕事とプライベートは別物なんだから!」と敵意を剥き出しにしてくる人もあったりして…

 

 

めっちゃ厄介なことになってきたじゃん…^^;;;

 

「はぁあああ…憂鬱だわぁ。」思わず独り言も大きくなりますって。

 

昔…西川きよしさんだったかな…”大きな声では言えませんが小さな声では聞こえません”ってね。その通りだと思います。

居心地の悪さを感じつつあたしは昨日言われた商品陳列棚の整理を始めた。

 

昨日の原案のコピー用紙を片手に右往左往…並べ替えにPOPの貼り付け(昨日家に帰ってから真夜中までこのPOPを作ってた^^;;;)そして価格のシールを商品の真下、しかもセンターに来る様に貼って…とりあえず完成…後ろに季節感のありそうなモノを(昨日の帰りに100均で買い漁った。)両面テープで張り付けた。

これで少しは殺風景な感じは解消できたと思う。

で、100均で買ったレシートを店長に出してお金を貰い、あたしはまた外の歩道の掃除に戻っていった。お昼休憩を挟んで午後になり…お客さんの数がまばらになった頃…来ましたよ^^;;;お嬢と社長が。すぐ取り掛かっといて良かったぁ。セーフ。

 

 

社長「えっと、店長は居るかい?」と開口一番。出ました”鶴の一声”

 

 

何を言われるんだろう?とドキドキ顔の冷や汗掻きまくってる店長。

 

 

店長「な、何かお気になる様な所がございましたでしょうか…?」

 

 

 

ビビッて若干逃げ腰&声上ずってるし…大丈夫かな?…この人は。

社長にあれこれとツッコミを受けてるようだったので、確認するのを後回しにして…と思いながらあたしはさり気無くその場を立ち去ろうとしていた。

するとその時タイミングバッチリな感じで近寄ってくるお嬢…

 

 

 

沙雪「後で終わったらメールして。アドレス渡しとくから。絶対だからね!」

あたしの手にアドレスと携帯の番号を書いたメモをあたしに握らせて何度も念を押して帰っていった。何か、非常に疲れた1日だった。

 

 

言われた通り…メールしたらモノの5分とかからずにお嬢が車でやって来て…見事にチャリごとかっさらわれる様にして家まで送られましたとさ^^;;;トホホ…

ん~、お嬢のアプローチが激しいよぉ…(泣)

 

 

お嬢に送られて帰宅するまでの間…ものすご~く気を使われてる気が…ス〇バでコーヒー飲んだり

服装や化粧が地味だから今度コーディネートしてくれるだとか…。

いや、そりゃ、ありがたいよ?ありがたいけどさ…中身46のおばさんだし…なんてとてもじゃないけど言えないし。それにまあ…言っても信じない…だろうな。

(滝汗が…ドット出てくる)

(しかもこれで家まで送られるってしっかり家も突き止められちゃったし。)

 

あれからすぐに…家についてチャリンコを下ろした時、沙雪がまた爆弾を投下してきた。

 

沙雪「ねえ…美奈子~ちなみにここ…銀色の悪魔のお兄さんの家だよねえ?え?同居?」

 

美奈子「あ、うん…まだ神奈川からこっちに来て間が無いし…お金も無いけど、部屋余ってるって言うから取り敢えずここに居れば良いかなって…」

 

沙雪「へえ~あたしも住もうかな…」

 

はい?ちょ、ちょっと待ちなさいよ?聞き違いじゃないと思うけど…今一緒に住もうかなって言った?部屋が無いじゃん…まさか一緒の部屋で…あたしの部屋に2つ布団敷くってか?それか家主のさつき追い出すってか?ヲイヲイヲイ…いくらお嬢でもそれはさすがに無謀ってもんでしょう…っと美奈子は心の中で盛大に突っ込み入れてる…でも声に出てない。

(※実際はものすごい怪訝そうな顔をして固まってるだけΣ(・ω・ノ)ノ→こんな状態。)

 

美奈子「さ、さすがにさつきが何て言うか…部屋2つしかないしさぁ。」とやっとの思いで口を開くと…

 

沙雪「じゃあ…美奈子があたしの家に住む?あのひたすら上り坂をチャリで通らずともシルエイティで送り迎え位してあげるけど?」

 

美奈子「魅力は感じるんだけどさぁ…。今日載せてもらっただけでパートのおばちゃん達が騒がしかったのにこれ以上言われたら収拾付かなくなって、あたしが店舗で居心地悪くなるってばぁ。」

 

沙雪「ええ~っ!そんなに酷いの?美奈子とあたしが仲良くしてそんなに拗れるなんて…小学生みたいな事が起きてる訳?…信じらんない。」

 

 

唖然としてる沙雪…驚かれても事実は事実なんだけどなぁ…

 

 

美奈子「女性の多い職場特有な感じだとは思うんだけどね。でも、モノには限度って言うのは多分、どこの職場でもあると思うからさ…。

沙雪さんもその辺りはONとOFF線引きしないとね。貴女は社長の娘なんだからね?

プライベートで仲良くするのは全然構わないんだけど、職場内では上に立った時に下の者に示しがつかないと舐められちゃう。纏め様としてもみんな行動がバラバラで纏らなくなるから。

”実力は見せつけるもの”だと思うからさ。」

 

あたし…今、結構…良い話ししてると思うんだけどなぁ。

 

 

沙雪は考えてるような難しい顔をしてる。少なくとも沙雪はあたしの見る限り、人の話が解らないようなおバカさんではない。だからあたしの言おうとしてる事をきちんと理解してくれる事に期待している。

 

沙雪が考えてる間にあたしは夕食のあんかけ焼きそばを3人分…作り始めた。

シャーッ!ザッ!シャアア!(肉と野菜を炒めて塩コショウにゴマ油で味を調えて水溶き片栗粉を入れてあんかけを作ってる。)

 

美奈子「はいっ!こんなもんしかないけど…沙雪の分もあるから食べて食べて。考えるのは後でもできるんだから。あったかいうちに食べないとおいしくなくなるよ?」

 

沙雪「へっ?もう作っちゃったの?あたしなにも手伝ってないし…うっそぉおお…(早速食べてみる…)うんっ、おいしい…何?何?美奈子の料理ってウチのママより上手いんだけど…

やっばあああ…あたし料理あんまできない人だからね^^;;;羨ましいわ。」

 

美奈子「イヤイヤ、時間もないし簡単にできるもの…って事でこれなんだし。じゃ、あたしは沙雪の花嫁修業をコーチしますかぁ^^;;;料理できると女子力高い=男ウケ良いって聞くし。」

 

沙雪「もぉ~!美奈子大好きぃいいい!あたしの嫁に来て!今すぐ結婚しよっ!」

 

美奈子「ヲイヲイ、お嬢…それって百合の花咲きそうだから怖いって!!両手を握りしめるんじゃないっ!コラコラ…しかも実力行使されても困るぅう!!(T-T)

あ、唐突だけど、良い考えが浮かんだけど…聞いてみたくなぁい?(悪~い顔をして沙雪を見るあたし)」

 

沙雪「何、何ぃ?良い考えって…それにしてもあんたそんな黒い笑い方するのね?悪魔が乗り移ってる様な気がするわ^^;;;」

 

美奈子「いや…単なる思い付きだから実行するかどうかは沙雪にかかってるんだけどねぇ?

あたしが花嫁修業を沙雪にコーチして…さつきを墜とす!で、さつきの嫁になっちゃえば、

あたしと居ても、もちろん車で出歩いてようが何の違和感はない。って事は、裏を返せば

”銀色の悪魔”も”漆黒の闇に浮かぶ銀色の幽霊(ゴースト)”

も一気に手に入れることができる…

って事にならない?」

 

 

あたしも意識的に沙雪が使った敢えて呼び捨てにして前傾姿勢で話し、心理的な間合いを詰める作戦に出てみた。それに…さつきって恋愛に関しては全然草食系だからこれ位肉食系女子がアプローチしないと動かないしね^^;;;

さつき!悪いっ!あたしが対象から外れるために身代わりって言うか、

生贄になってください!

 

(↑ひでぇ扱い…もうどうにでもして^^;;;Byさつき)

 

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