銀色の悪魔…2nd.Stage   作:SilviaSilvermoon

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お嬢(=沙雪)の強引すぎるアプローチを何とかかわす美奈子…。起死回生の1打は…
さつきを生贄に差し出すって…ヲイヲイ^^;;;


何だ?…ぅううう寒気が…イヤな予感がする え)

(※――――ここからさつきsideで進行します――――)

 

 

沙雪と美奈子が真っ黒い笑みを浮かべ話がまとまりました!的な感じになってる頃…スタンドでは終わる30分位前から急激に暇になってきたので

(店長も樹も休み、池谷君は早番なので帰っちゃったし…)

バイトの大学生に早めに片づけを始めるように指示して俺もタンク残量の記載とメーターカウントの記録を取り始めて…明かりも通常の半分にして終わりのムードを醸し出していた。15分前に大学生を帰らせて

(定時に俺が責任をもってタイムカードを打つことにして→前に店長や池谷君には確認済みなので問題無し)

洗車機でS13を洗車機に通し、拭き上げながら時間を過ぎたので消灯、タイムカードを打って掃除機をかけてから電源をすべて落とし、売り上げを翌日のおつりと封筒を別にして手提げ金庫に入れて決められて場所に入れて施錠して入り口も閉めたし…店長には一報入れておけば良しっと。

最後に1か所残ってたロープをポールに巻き付けて帰宅の途についた。

その頃からやけに背筋がゾクゾクしだして…風邪でも引いたかと思って熱いお風呂に入って体を冷やさないように…と思いながら家に向かっていた。

 

家に着いたら見たことのあるブルーメタリックのシルエイティが…

(マジかよ^^;;;昨日の今日で家に押しかけて来るんかい…相当この娘…気合の入り方が並じゃない。2代目ImpactBlueだけじゃないかもしれないな…寒気の元って案外ここかも知れないな…)

根拠のない理由を思い浮かべながら何食わぬ顔で玄関を開けた。

 

さつき『ただいまぁ!何?今日沙雪ちゃん来てるん?美奈子!晩飯作ったか?沙雪ちゃんにひもじい思いさせてないだろうな?お嬢様には庶民の味は厳しいかもしれないけど、何も食べないよりはましだからな?(ガラッとキッチンと廊下を仕切ってる扉をスライドさせると…あんかけ焼きそばを無心に頬張ってる沙雪の姿が…)ってもう食べてたのね^^;;;それなら良いんだけど。』

 

沙雪「あ”っ、おじゃばじでばす(あ、お邪魔してます)」って頬張ったまま言ってた^^;;;

 

さつき「沙雪ちゃん良い感じに食べてるねぇ(^^♪それ位気取らないでおいしそうに食べてるの見ると楽しくなるね♪」

 

実際、美人さんなのに…外見を気にすることなく無心にあんかけ焼きそばを頬張ってる沙雪は…

子供か?ってツッコミたくなるほど。かわいらしくておかしかった。

 

でもこの寒気はどこから…?(謎の寒気は”警報”と言う感じでまだ続いていた…)

 

 

帰宅した時にあんかけ焼きそばを豪快に頬張ってた沙雪。それだけでもなかなかの爆弾投下だとは思うが…更に爆弾投下は続く。

 

沙雪「銀色の悪魔のお兄さんさぁ…S15まだ持ってるの?あたし本物が見たいんだけど?って言うか何であんまり乗らないの?乗ればいいのに。」とか、そうかと思えば

 

沙雪「お兄さんって22か3位よねえ?イケメンなのに彼女居ないの?何だったらあたしとお付き合いしてみる?ムッフッフ♪」とか…

 

あぁ…寒気の警報はこれの事だったのか…ホント、容赦ない”爆撃”に右往左往しながらなんとかはぐらかしてる…実年齢の半分だもんね…親子ほどの年齢差で付き合うって…オヤジ狩りされてんじゃないんだから^^;;;トドメにゃ

 

沙雪「あたしもここに住んじゃおうかなぁ~?」だと?

 

ヲイヲイ、この家2つしか部屋無いんだぞ?美奈子の部屋に居候するのか?それとも俺が追い出されるのか?やっぱこの娘…結構危ない^^;;;って言うか、ここまで来るとテロリストだって。

 

取り敢えずS15が見たいってお嬢が駄々を捏ねだしたから…

 

さつき『見せるのは良いけど…埃被ってるだろうから洗車してくるよ。それからでも良いだろう?』

 

と言ってカギを持って外に出てきた。少なくとも美奈子のNOTEを見せる訳にもいかないし…って事でシャッターを開けてS15を洗い場に持って行き、すぐ、シャッターを閉めて前にS13をピッタリ寄せて止める。S15を久しぶりに洗った。元々コーティングとかもかけてる車なので水洗いで十分落ちる。高圧洗浄機で一気に埃を流して拭き上げる。暖気させながら玄関の前に移動してきた。

ちょっと車検証を取り出すと満了日が199Z年に変わっていた(この世界に合わせたって事か…こっちでいろいろな人と関わってきちゃったからなぁ。いよいよ帰るって方向は無くなって来たって事か。)

乾いた笑いが出てくるが見なかった事にしてグローブボックスに戻す。

そして玄関を開けて…言葉をかけた。

 

さつき『はいよ~取り敢えず埃は落したから見るならどうぞ。』

 

そしたらウキウキしながら出てきた。

しげしげと沙雪はS15を見つめている。ほぼ鑑定してるかのような勢いで色んな角度から^^;;;

S15でこういうノーマルっぽいけどちょっと違うって仕様がなかなか居ないからかも知れないけど…何か言われそうで怖い。

S15を品定めするように観察していた沙雪が…

 

沙雪「銀色の悪魔のお兄さんさぁ…これって…」

 

(ほぅ~ら何か探り入れて来る気だわ…^^;;;)

 

さつき『ん?何か気になるものでもあった?』

 

沙雪「あ、いやいや。今のこの仕様って高橋 涼介とバトルした時のままなんでしょう?」

 

さつき『あ?うん、そのままだよ?ちなみに今はブースト圧1.1㎏/cm2で320PSって所だよ。』

 

沙雪「あたしが思うにピークパワーを振り絞ってる感じに見えないし…エンジンの中身の方もいじってます?」

 

さつき『あはは…鋭いな…でもSRエンジンの定番メニューだよP10プリメーラのオーテック用のカムにパルサーGTI-R用のピストンとコンロッドは重量を合わせてあるし…あとはヘッドの面研とポートの段付き修正、タービンはポン付けタービンでCPUとマフラーはNISMOで2WayのLSDに足廻りと強化ブッシュの類とエア・クリーナーはNISMO製。でインタークーラーはARCだね。パワー的には1.3㎏/cm2まで掛けちゃえば350PS位までは出せるんだけどね。耐久性と乗りやすさと自分のウデとのバランスでこの辺りかなってね。 』

 

沙雪「あ、その仕様なら…ウチのシルエイティにも応用できそう…」

 

さつき『ん~180SXとかシルエイティでやるならパワーを300PS位まで落とすか、リアのボディー剛性を上げないと特にねじれ方向に補強を入れないとすぐボディーがゆがんじゃうからね。スポット溶接の間隔をを細かく(=スポット増し)とタワーバーと発泡ウレタンとかを入れるようかもね。俺も180SX乗ってた時はその辺りの対策を一生懸命やったよ。』

 

沙雪「うんうん、参考になるわぁ。結構あたしがセッティングとか決めてたから真子がくれる情報を具現化するのに一生懸命だったから…」

 

さつき「そういった意味じゃ、美奈子はインフォメーションだけじゃなくてセッティングについても詳しいはずだから2人で相談してみると良いよ。2代目ImpactBlue結成する気なんでしょう?より一層飛躍するためには同じ事を繰り返すだけじゃなく、新しい事も初めて行かないとね。俺も応援するし、こういう話なら相談にも乗れるしね。」

 

沙雪「…お兄さんにはお見通しなんですね。あたしが美奈子に猛アプローチ掛けてる事とか。」

 

さつき『あはは^^ImpactBlueとしての活動も車のセッティングも1人で考えるには限界に来てたから誰かに助けを求めたい…でも適当な人材が…で見渡したらここに居るじゃん!って事でしょ?』

 

沙雪はさつきにそこまで読まれてると思ってなかったらしく…動揺を隠しきれない顔をしている。

 

さつき『ま、美奈子のヤツは俺が思うに、80%位は2代目を引き継ぐ覚悟ができてるんじゃないかな?ただあんまり強引すぎると反発するかも知れないからね。そこの駆け引きは慎重に…な。あと…美奈子を取り込むためには手段を選ばないって言う感じがビンビン出てるけど…俺に色仕掛けしなくても充分美奈子は沙雪ちゃんを信用してると思うよ。末永く付き合ってやってよ。』

 

ここは一つ大人な感じで…ビジネスマン張りに固い握手でもしておけば美奈子の方は丸く収まるでしょう。なんてさつきは思ってた。

でもさつきは1つ誤算をしていた…どうせ美奈子を口説き落とすための手段の1つだと思ってたお嬢の言葉…

 

沙雪「お兄さんって22か3位よねえ?イケメンなのに彼女居ないの?何だったらあたしとお付き合いしてみる?ムッフッフ♪」とか言ってた…

 

忘れかけてたあの背筋がゾクゾクする様な警報。アレがいきなり不意打ちの様に沸き上がって来るなんて…握手したらそのまま抱き着かれて…若い女の子とそんな事になる免疫を持ち合わせてなかったもんで…

(※それに原作では拓海が気になってるって感じだったしね。)

沙雪が…腕から背中に密着しちゃったもんで意識が飛びそうになってるさつき…

彼は純情なんです。(←By作者。メタいとか言わないでネ^^;;;)

 

 

頭がショートしてるさつきに畳みかけるように沙雪は頬っぺにKissして美奈子にも言い放った言葉をさつきにも耳元で囁いた。

 

 

沙雪「あたしはそれだけマジって事よ…(スーッと両手をさつきの右耳に当てて、1番聞き取りやすい状態で…)良い?あたしは貴方の事もホ・ン・キだから。逃がさないわよ、お・に・い・さ・ん…フフフ。」耳から手を放し…いたずらっ子のように笑う。

 

さつき『え?えええ?俺の事なんて美奈子を取り込むための手段の1つだとしか思ってなかったんじゃないの…?イヤイヤいやぁ…今までそんなおいしい展開になったことないもん…またぁ。担ごうとしちゃってぇ~』

 

 

 

持ち上げておいて地面に叩き落されるような思いを何度も踏んできてるので沙雪が自分に本気なんて…とても思えなかった。だが…この発言が沙雪の心の炎を大きくさせた。

締まった…逆効果だったみたい^^;;;

 

 

 

沙雪「絶対に…絶対にお兄さんの事振り向かせて見せるんだから!」

 

 

っと宣言したそうな。お嬢の本気ってすごい…

 

さつきはスタンドのツナギの背中がぐっちょりする位、大量の冷や汗をかいたそうな^^;;;

 

 




続編のお知らせ…的なやつ。

えっと…作者でございます。ここまで読んでいただいてありがとうございます。
うれしいですねえ…で、次の”銀色の悪魔3rd Stage”では恋愛事情を取り上げます。




――――――――――――――――――――――
(補足)沙雪のシルエイティーの画像はこちら


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