ONE PIECE ~海賊王への運び屋~   作:リン君

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かなりの久しぶりの投稿です。


第三話

祖父クロードからの、初依頼を受けて手紙をとある海賊に届に行ったブロードは、無事に目的の海賊に渡した。何とその海賊が、あの「白ひげ」と知り後悔していた所に手紙の内容が果たし状と知り後悔のどん底に居る中で、ブロードと白ひげの戦いが始まろうとしていた。

 

『ジジィのせいで、偉いことになった・・・普通11歳のガキに戦わせる相手かよ!相手はあの白ひげだぞ!俺だって知ってるは、世界最強って言われてる事くらい!』

 

右手にメスを数本握りながら、そんな事を考えてると笑い声が聞こえてきた。

 

「グラララララ!どうしたブロード!突っ立ってるだけじゃ、俺には勝てねぇぞ!やっぱり鼻垂れ坊主なのか!」

 

白ひげの挑発が聞こえて来た為に、心の中で愚痴を止めて腹を括るブロードだった。だが、やはり子供なのか挑発に乗ってしまい言い返していた。

 

「うるせぇ!此方にも気持ちの切り替えが必用なんだよ!でも・・・腹を括ったよ・・・俺の平穏の為に・・・!行くぞ!」

 

明らかにブロードの纏う雰囲気が変わった。それを、白ひげやマルコ達隊長クラスは気が付いた。

 

『ガキにしては、大した覇気だよい!これから成長したら楽しみだよい』

 

マルコは評価していた。ジョズやビスタも同じく評価していた。

 

「ガキの割には大した覇気じゃあねぇか!少しは楽しめ『喋ってられるのも今の内だからなぁ!』・・・!」

 

突っ込んで来たブロードの攻撃を、薙刀の柄で受けていた。

 

「大したスピードじゃあねぇか!だが攻撃が直線的で見え見えだぁ!」

 

その言葉と共に薙刀を持たない手から、パンチが飛んできた。ブロードは不意を突いたつもりが直線的と指摘され、ムカッとしたが白ひげの攻撃をマトモに腹に受けてしまい、飛ばされ砂浜を転がるが、何とか立ち上がる事が出来た。

 

『グハァ・・・!何てパンチだよ!ジジィ以上じゃあねぇか・・・。って事はあのジジィ!毎日、手加減してやがるのか!ったく、最近のジジィは化け物かよ!』

 

心の中で悪態を付きながらも、体制を建て直し次の手段を考えていた。

 

「さすが白ひげだな!パンチが重い・・・だが、こっちは昔からジジィのパンチどころかそれ以上の攻撃を受けて来たんだ!まだまだ此れからだ!行くぞ!」

 

ブロードは、さっきと同じ攻撃を繰り出したが、白ひげに受け止められ反撃を喰らうが白ひげのパンチはブロードの体を透き抜けた。

 

「!!!」

 

白ひげは目を見開くが、背後からの気配を感じブロードの攻撃を交わし、砂浜に叩き付けて、パンチを叩き付けるがブロードは何とか転がりながら交わした。

 

『危ねぇ!何とか転がりながら交わしたが、かなりダメージを受けた。でも、やはりな・・・俺の動きが読まれてる。』

 

今の攻撃でダメージを受けながらも確信していた。

 

「白ひげ、俺の動きが読めてやがるなぁ!ジジィといいなんなんだ!」

 

文句を白ひげに叩き着けたが、一撃も当てられないでいる、自分が腹立たしかった。次は必ず一発は喰らわせてやると思っていた。何故か戦いを楽しんでる自分が居ることに気が付くと前に祖父であるクロードの言葉を思い出していた。『ブロード!仕事はな達成するまでの過程が楽しいんじゃよ』って言葉が頭を過っていた。

 

『過程が楽しいってこう言う事ね。』と心の中で思いながら次で自分のダメージから最後の攻撃になると里っていたブロードは行動にでた。

 

「白ひげ次の攻撃で勝てなくても、一撃は当ててやるからなぁ!」

 

「グラララララ!良いだろ、俺に一撃でも当てたらお前の勝ちにしてやる!来いブロード!」

 

ブロードは、右手を空に掲げて左手に三本のメスを握っていた。そして・・・

 

「行くぞ、白ひげ・・・」

 

掲げた右手から数十本のメスが空に飛んでいった。そして、左手のメス三本を白ひげに向けて投げていた。白ひげはそれを左に避けた時に自分の真上から何か気配を感じていた。

「・・・ん!」

 

白ひげの頭上から数十本のメスが落ちてきていた。

 

「浴びたな、血の雨を・・・ブラッディレイン!」

 

だが白ひげは笑いながら薙刀を頭上で回しながら『血の雨』を防いでいた。ブロードは予想していたのか直ぐに走り出していた。その右手に何かを持って。

 

「グラララララ!こんな物か!ブロード・・・ん!」

 

白ひげは何かに脇腹を斬られたのに気が付き追撃をして来た所を振り向き様に、最強の悪魔の実である『グラグラの実』の能力を使った。バリン!大気が割れたのに気が付くブロードだったが、それを最後に意識を手放した。

 

『まさか、血の雨も最後に切りつける為の陽動だったとはな!つい能力を使っちまった。加減したから、死にはしねぇだろ』

 

白ひげは、最後の一撃に賞賛していた。そしてブロードの可能性にも期待しながら加減しながらも能力を使っていた。マルコ達も同じく賞賛していた。

 

『まさか本当に親父に一撃浴びせやがったよい!』

 

他の隊長達も、一撃浴びせた他に能力を使わせた事にも驚いていた。そんな中に白ひげはふと茂みに向かって話し出した。

 

「これで良いんだろ!クロード!出てこい居るんだろ!」

 

誰もが茂みをみると、笑いながら一人の老人が笑いながら出てきた。

 

「カッカッカッカ!ありがとよ!ニューゲート!感謝する!それと、久しぶりだな!」

 

握手するクロードと白ひげだった。そして白ひげはマルコに言った。

 

「マルコ!ブロードを手当てしてやれ!野郎ども!船に戻るぞ!宴会だ!クロードお前も飲んでけ!グラララララ!」

 

「カッカッカッカ!そうするかの!邪魔してくかの!」

 

白ひげに着いて行きながら、後ろを向き森の方を見て気配を感じていた。戦いを傍観していた何者かの気配を。

 


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