レアキャラ男子オペレーターの望む日常   作:紅葉064

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16話 対面

香取隊、柿崎隊とのB級ランク戦ROUND5を終えた後日、スカウトチームが帰ってきた林道さんの姪であるゆりさんとは久しぶりだが、エンジニアのミカエル・クローニンとは初対面だ。そんな日の午後に緑川から連絡が来た。会わせたい人がいると。

 

 

 

~~

「あ、拓真せんぱーい!」

 

「よっす緑川。相変わらず元気だな」

 

本部に行けば個人ランク戦ルームで緑川が待っていた。

 

「隊長達が帰って来たからね」

 

「あーそうか」

 

ゆりさんたちが帰ってきたということはスカウトに行っていた他の隊も帰ってくるということ。

 

「で、会わせたい人ってのはもしかして···」

 

「うん。うちの隊の先輩たち」

 

「遊真や修は良かったのか?」

 

「うーん。拓真先輩だけでいいって。多分男子オペレーターっていうのに興味引かれたんじゃない?」

 

「そんなもんか」

 

「そうだよ。ほらほら行こうよー」

 

「はいはい」

 

 

 

~~

「ただいまー!」

 

「おー駿。おかえり」

 

「お邪魔します」

 

「お、君か。玉狛の男子オペレーターっていうのは」

 

「そう!戦うオペレーター拓真先輩!!」

 

「玉狛第二の岸辺拓真です···ちょっと待て。緑川なにそれ」

 

「みんな言ってるよ」

 

「言い出したの誰だよ」

 

「たしか太刀川さん」

 

「よし、あとで殴りに行くか」

 

「まあまあ落ち着きなって。まずは自己紹介から。俺は草壁隊ガンナーの里見 一馬。よろしく!」

 

「オールラウンダーの佐伯 竜司だ」

 

「スナイパーの宇野 隼人」

 

「あれ?隊長の草壁さんは···」

 

「早紀ちゃーん。拓真先輩連れてきたよー!」

 

「駿ご苦労さま」

 

「草壁隊隊長の草壁 早紀よ。よろしく」

 

うーんこれは···俺の苦手なタイプだ。性格キツめの美人。

 

「ああそうだこれ。お土産」

 

「ご丁寧にありがとう。佐伯、お茶入れて」

 

「なんでだよ」

 

そう言いつつもやるんだ···

 

「そうだ。岸辺くんは何歳なの?」

 

「15です。来年から高校生」

 

「あ、早紀ちゃんと同じだ」

 

「そうなの?」

 

「ええ」

 

「ところでさっき駿が戦うオペレーターって言ってたけどどういうこと?」

 

「一馬先輩。文字通りだよ。戦うオペレーター」

 

「ネイバーと?」

 

「うん。拓真先輩は強いよー」

 

「駿やったことはある?」

 

「あるよー。最後にやったのだと9-1で負けた」

 

「駿が···9-1!?」

 

「やってみたいな」

 

「いいっすよ別に」

 

こうして、拓真と佐伯のポイント移動なしの10本勝負が決まった。

 

 

 

~~

『10本勝負、1本目開始』

 

その合図と同時に、佐伯先輩へと突っ込んでいく。当然のごとく、孤月を振り下ろして来る。

 

『トリオン供給機関破損。ベイルアウト』

 

「は?」

 

ベイルアウトしたのは佐伯だった。やられた本人も、里見も、宇野も草壁も何が起きたのかわからなかった。ただ緑川だけがそれを見てニヤニヤしていた。

 

『カウント1-0。岸辺、リード。2本目開始』

 

次は佐伯先輩が仕掛けてくる。振り下ろされる孤月を受け、すぐに反撃に転じる。横薙ぎを屈んで交わし、手を突き出す···フリをして足を払った。対応しきれずに綺麗に転んだ。顔面にバイパーが命中してベイルアウト。

 

『カウント2-0。岸辺、リード。3本目開始』

 

「もう近ずかせねぇ。閃空孤月」

 

だが俺はこれをスライディングで躱し、佐伯先輩へと向かっていく。

 

「しまっ!」ギシッ

 

だが体が動かない。いや、動かせない。

 

「!? ワイヤー!?」

 

そしてあっさりとその首を切り落とす。

 

『伝達経切断。ベイルアウト』

 

「うっそー···」

 

「竜司先輩、どう?」

 

「もう既に自信無くしそう」

 

「せめて1本くらい取りなさい。駿ですら取ったんだから。出なきゃ恥よ」

 

「そこまで言わなくてもいいだろ!」

 

「あー佐伯先輩?続けます?」

 

「当然だ」

 

「カウント3-0。岸辺、リード。4本目開始」

 

1本目同様突っ込んでいき、爪を突き出す。それを弾き、打ち合いを始める。どれくらいか分からないが、感覚では結構な間打ち合ったころ、佐伯先輩の横薙ぎを体を横ににして躱す。これを逃すものかと瞬時に剣を切り替えす。しかしその行動によってできた隙を見逃さず、その横っ腹に蹴りを叩き込んで吹とばす。そこにバイパーを追撃させる。防がれるが俺は既に佐伯先輩の目の前。だがこれも孤月で防がれるが、残しておいた1/3のバイパーを叩き込んだ。

 

「強いにも程があるだろ」

 

その後も5本。計9本連取。そして10本目が始まる。

それは再び打ち合いとなる。だんだんとスピードを上げているのだが、慣れたのか対応してきている。自分でも楽しんでいることがわかる。だが、俺はこの時気づいていなかった。

 

「なかなかな決まらないな」

 

一旦下がる。しかしこれが行けなかった。弾トリガーが飛んできた。

 

「!? あぶね!」

 

避けた直後ひとつの剣が胸に突き立てられた。弾に気を取られた一瞬に近ずいてきたのだ。

 

「これはやられたわ」

 

『トリオン供給機関破損。ベイルアウト』

 

「1本とったぁぁぁ」

 

 

 

~~

「うあーダメだったー」

 

「残念だったね拓真先輩」

 

「なー」

 

「岸辺くん」

 

「ん?何」

 

「ずっと疑問なんだけど1本目は何をしたの?」

 

「流してそのまま貫いた」

 

「道理で手応えがないわけだ」

 

「なるほどね。武術とかも取り入れてるわけだ」

 

「そういえば孤月振りにくそうにしてたな」

 

この後は俺も混ざって反省会をして玉狛に帰った。

 

「じゃあ緑川またなー」

 

「ばいばーい!」

 

 

 

~~

翌日。学校で朝から友達とだべっていると少し騒がしくなった。久しぶりや元気だった?などと聞こえる。するとその人物が現れた。

 

「あそっか。岸辺は初めて会うのか。こっちはボーダーの仕事でいなかった岸辺の隣の···」

 

「岸辺くんおはよう」

 

「おはよう草壁」

 

こうして、2人の恋が今始ま

 

「らねーよ!誰だ勝手にナレーションしてる奴は!」




草壁の通ってる中学がまだ分からないから岸辺たちと同じにしました。
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